われらがマリーンズのオーナー代行にして韓国ロッテの会長である重光昭夫こと辛東彬さんが逮捕されそうです。
韓国ロッテ会長の逮捕状発布 28日に決定 (聯合ニュース)
ロッテグループの不正疑惑を捜査しているソウル中央地検は26日、500億ウォン(45億4200万円)台の横領と1250億ウォン台の背任の容疑で、グループ創業者の辛格浩(シン・ギョクホ、日本名:重光武雄)氏の次男で韓国ロッテグループ会長の辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)氏に対する逮捕状を裁判所に請求した。
容疑の内容や罪質などから、身柄を拘束して取り調べるしかないと判断したもようだ。
検察は辛東彬氏が創業者一族を韓国または日本のグループ会社の役員にして、何の仕事もしていないにもかかわらず、巨額の給与を支給したことが特定経済犯罪加重処罰法上の横領にあたると判断した。
検察は辛東彬氏が兄の辛東主(シン・ドンジュ、日本名:重光宏之)氏に400億ウォン台、辛格浩氏の内縁の妻、徐美敬(ソ・ミギョン)氏とその娘に100億ウォン台、計500億ウォン台の給与を不当に支給したことを確認した。
また、辛東彬氏は徐氏が運営するロッテシネマ内の店舗などへの発注をめぐり、グループ企業に770億ウォン台の損失を負わせた疑いもある。
ただ、ロッテ建設の300億ウォン台の裏金づくりなどに関する疑惑をめぐっては辛東彬氏の関与を示す手がかりを確保できなかった。
検察関係者によると、創業者一族の背任・横領に関わる金額は約1300億ウォンに上り、これまでに財閥の不正で摘発された金額としては最高額になるという。
裁判所は28日午前10時半に行われる被疑者審問(勾留質問)を経て辛東彬氏への逮捕状の発布を決定する。
辛東彬氏は20日に被疑者として地検に出頭し、18時間にわたり聴取を受けたが、これらの疑いのほとんどを否認したため裁判所では攻防が予想される。
検察はまた、数千億ウォン台の贈与税脱税が疑われている辛格浩氏と徐氏、辛東主氏について在宅起訴する方針を固めた。
韓国財界5位のロッテグループは創業者一族4人が一度に裁判にかけられるという不名誉な事態になりそうだ。
徐氏は現在、日本に滞在中で検察の出頭要請に応じていない。このため検察は徐氏のパスポートを無効にするための手続きを始めた。 パスポートが無効になった状態で日本に滞在すれば不法滞在となり国外退去を命じられるため、事実上、強制入国のための事前措置となる。
検察は徐氏に対する聴取が難しい場合、すぐに裁判を行う方向で検討している。
ロッテ側は辛東彬氏に対する逮捕状が請求されたことについて「残念だ。被疑者審問に誠実に臨み、裁判所の賢明な判断を待ちたい」とするコメントを発表した。
韓国ロッテ正念場 昭夫会長の逮捕状請求、拘束なら経営打撃 (日経)
韓国検察は26日、背任や横領の疑いで韓国ロッテグループの辛東彬(シン・ドンビン、重光昭夫)会長の逮捕状を裁判所に請求した。28日の令状審査を経て逮捕の是非が決まる見通し。逮捕できなくても在宅起訴の公算は大きいとみられるが、拘束の有無によって経営への打撃は異なる。ロッテは正念場を迎えている。
「財閥オーナー家による利益の不当享受の金額としては最も大きいのではないか」。ソウル中央地検の関係者は同日、ロッテ創業家の不正をこう評した。逮捕状を請求した理由について「事件の重大性に加え(昭夫氏が)日本に縁があるため逃走や証拠隠滅の可能性が考えられる」と述べた。
韓国検察によると、昭夫氏にかけられた横領や背任による不正金額は約1750億ウォン(約160億円)。内訳は横領が約500億ウォン、背任が約1250億ウォンだ。横領は兄の辛東主(シン・ドンジュ、重光宏之)氏ら創業家3人が不当に得た報酬が該当。背任はグループ会社をATMメーカーに資本参加させて生じた損失などを含む。昭夫氏にはロッテ建設の裏金づくりに関与した横領の疑いもあったが、その分は不正金額に含んでいない。
裁判所の令状審査は昭夫氏が出席し28日午前に始まる。韓国ロッテは「逮捕状の請求は残念。審査では誠実に説明し、裁判所の賢明な判断を期待する」とコメントした。
韓国ロッテは流通や化学、食品など事業分野が多岐にわたり、グループ売上高は90兆ウォンに迫る。創業家の求心力でグループ関係が維持されており、トップが逮捕されれば経営に大きな打撃だ。
韓国の財閥オーナーは身柄を拘束されてもトップの地位を維持するケースが多い。横領罪で2013年に懲役4年の実刑判決を受けて収監されたSKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長が刑務所の短い面談時間を利用して経営の指示を与えた例もあるが、それにも限界がある。
ロッテは創業者の辛格浩(シン・ギョクホ、重光武雄)氏の長男・宏之氏と次男の昭夫氏が経営権を争う「お家騒動」の過程で内部情報が流出し、今回の検察捜査を招いたとの見方が出ている。
昭夫氏だけでなく、武雄氏は内縁関係の女性や娘に株式を不法に贈与した脱税の疑い、宏之氏には韓国のグループ会社から不法に報酬を得た横領の疑いがある。検察関係者は26日、2人については昭夫氏の逮捕の是非が決まり次第、在宅起訴する意向を明らかにした。
経営のトップが逮捕となればマリーンズへの影響も避けられません。経緯を見守りたいと思います。
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source : マリンブルーの風