2017年1月20日金曜日
最近のカープ、あれこれ~'17.1.19、歯王(笑)・ジョンソン・休日返上。
☆さて、19日は合同自主トレもお休みだった訳ですが。
◇広島・石原、合同自主トレ休日も新井らと汗流す デイリースポーツ 1/19(木) 14:51配信
広島・石原慶幸捕手(37)が19日、マツダスタジアムの室内練習場で、新井、下水流と汗を流した。
昨季はリーグ優勝に貢献し、ゴールデングラブ賞と、ベストナインを獲得。この日は合同自主トレ休日だったが、「休日でも自分たちがやろうと思えば、関係なくやろうと思っている」と意欲的だった。
☆石原があの打撃成績でベストナインを受賞したということは、他球団のキャッチャーが今ひとつだった、ということもありますが、守備での貢献がいかに大きかったか、ということ。キャッチャーというポジションの重要性を、改めて再認識させられました。
☆以前の石原のリードは、一言で言うと、「セオリー通りのリード」。セオリーにはちゃんと意味があるので、それはそれで間違いではないのですが、逆に言えば読みやすい、ということ。ここ数年の石原のリードは、「おお、ここでそう来るか」という、バッターの読みを外す配球が多い。恐らく、相手を見ながら、その都度配球を変えているんだと思います。
☆また石原に限らず、よく「外一辺倒」のリードは批判されがちですが、あれは「打たれないリード」であって、間違いではないんですよね。安易に内へ突っ込んでいって大ケガをすれば、それこそ批判の的(笑)。内へ突っ込むにはそれだけの技術が必要だし、外というのはやはり、一番危険のない球な訳です。
☆ところが今年のカープ投手陣は、黒田さんの影響もあって、「ストライクを取ること」「内角を攻めること」ができていました。右ピッチャーなら左バッターへのカットボール、右バッターへのシュートやツーシーム。黒田さんはもちろん、岡田くんの左バッターへのカットボール、中崎くんや薮田くんの右バッターへのツーシーム、野村くんのシュートなど、内を攻めてファールなどで「カウントを稼げる球」が投げられるようになった。これで投球の幅が、グッと広がる訳です。
☆で、カットボール・ツーシームと言えば、この人の影響も大きいのかも。
◇ジョンソンに弟子入り志願「英語なので話せるか分からないけど…」 デイリースポーツ 2017.1.19
広島ドラフト3位・床田寛樹投手(21)=中部学院大=が18日、ジョンソンへの弟子入りを志願した。
昨年日本シリーズでの投球を目にして、巧みな投球術に心を奪われた。大野練習場で初めて捕手を座らせて投球を行った後、「内角のカットボールと外のツーシームの使い方ですね。英語なので話せるか分からないけど…」と課題を口にしていた。
☆いやいや、通訳さんいますから(笑)。
☆ジョンソンは今年、右バッターに対しては、外のツーシームやチェンジアップが昨年より減ったんですよね。その辺の詳しい事情はよくは分からないのですが、チェンジアップの被打率が高く(それでも.258)、内をどんどん攻めていった方がいい、という判断だったのかも知れません。野口寿浩さんのお話。
投球を見た感じでは、別に右打者の外角半分に投げるのが苦手という感じではない。去年も内角半分が通用したから、そこにどんどん投げていった感じですよね。今年はどんどん思い通りの投球ができるような流れにあります」(「3000球以上で制球ミス極少、広島“最強助っ人左腕”ジョンソンの絶品投球術」full-count 2016/01/13)
☆下手に外に抜いて打たれるくらいだったら、徹底的に内を攻めようよ、ということだったのかも知れません。ま、徹底的に内に投げられるところがすごいんですけどね(笑)。
☆てな訳で、ジョンソンの制球力は実は異常(笑)。四球が多いので、「制球がいい」というイメージはあまりないかも知れませんが、これは実は、ボールかストライクかの、際どいところへ投げられる制球力の賜物。真ん中への失投はまずなく、右バッターなら内角低めの際どいところへ徹底してカットボールが投げられる。カウントが悪くなっても、安易にストライクを取りに行ったりはしません。また一昨年の対左バッターの被打率の低さは、セ・リーグNo.1。左ピッチャーですから、左バッターはしっかり抑えておくというのは、大事なことです。
☆そんな訳で、ジョンソンの技術あっての石原のリードだし、そのジョンソンの技術を最大限に生かしたのが、石原のリード。3年契約を早々と決めたのも、一番はカープ愛、特に石原への愛でしょうが(笑)、自分の投球スタイルが日本に合っている、というのもあったのかも知れません。
☆そのジョンソンに学びたいという人が、もう1人。
◇広島岡田、ジョンソンの“間”学び2年目の進化誓う 日刊スポーツ 2017年1月19日11時14分
沢村賞投法だ! 広島岡田明丈投手(23)が18日、マツダスタジアム隣接の屋内練習場で合同自主トレに参加した。昨秋から取り組む新フォームに、チームメートのクリス・ジョンソン投手(32)の動きを取り入れた。間(ま)を取り、相手打者を詰まらせる技術に学び、2年目の進化を誓う。
新しい感覚を確かめるように1球1球、投じた。力を入れた球の力強さ、時折笑みがこぼれる表情からも、2年目を迎える岡田の順調な調整具合がうかがえる。肩の仕上がり以上に、新フォームの手応えが自信を与えている。昨秋から意識してきた「間」が、キャッチボールからも生まれていることを実感している。
「間ができるように考えながらオフも継続してやってきた。平地で投げていても感覚はいい」
昨季は左足を速く下ろして着地と同時にリリース。肩のラインが上下して制球にも影響していた。だが、昨秋キャンプでフォーム矯正に着手。軸足に重心を残し、左足を下ろす時間、踏み込んでリリースまでにも「間」を求めた。
「高めに抜けないように。(踏み込んだ)足がついてからも間があれば、打者を差し込ませることができると思う」。秋季キャンプは手探り状態だったが今オフに方向性が明確になった。
最高の見本は身近にいた。沢村賞左腕のジョンソンだ。「打者を詰まらせることができるのは球威だけではなく、間合いもあると思う。なかなか体が開かないあの動きもできないと」。イメージを重ねながら、自分に合った体の使い方を模索。徐々に近づいている実感があるようだ。
肉体面ではオフの間も食事管理を徹底し、体脂肪率13~15%をキープした。肩の仕上がりも早い。16日の合同自主トレ初日、力強い伸びのあるノックの返球に先輩選手からは「まだ1月だぞ」という驚きの声が上がったほど。
キャンプ地へ先乗りする24日までにブルペン投球を行い、日南の地でギアを上げる。「昨年は慣れていないところがあった。今年はシーズンと変わらない気持ちでやりたい。結果を残したい」。フォームだけでなく、成績でもジョンソンに近づく。連覇へ、キーマンの1人が上々のスタートを切った。【前原淳】
☆ジョンソンのもうひとついいところは、腕が遅れて出てくるところ。腕が長いのもあって、右バッターへのクロスファイア、また左バッターへの外に逃げる球が、さらに有効になります。
☆よく「球持ちがいい」という表現をしますが、こういうのって、感覚的なもので、素人にはなかなか分かりづらい。ギリギリまで体を開かずに、左足が地面についてから、「間」を持って、そこからピュッと腕を振る、といった感じでしょうか。
☆2年目の岡田くん、今年はルーキーだった昨年とは違い、勝手も分かることでしょう。期待していいと思います。
☆さて、そのルーキーたち。
◇広島ドラ1加藤「歯王」じゃ!歯学博士もホレた10年に1人奇跡の歯 デイリースポーツ 1/19(木) 6:03配信
歯もドラ1だ!広島・加藤拓也投手(22)=慶大=が18日、広島市の広島口腔保健センターで新人恒例の歯科検診を受診し、過去のルーキーを上回る最高の結果を叩きだした。歯並びが良ければ投球フォームも安定するだけに、本人も手応えを得た様子。午前中の新人合同自主トレでは3度目のブルペン入り。順調な仕上がりを示した。
この先の明るい未来を照らすように、加藤の歯は輝いていた。虫歯ゼロはもちろん、治療した歯もなし!広島の新人歯科検診が始まって以来、最高の結果をはじき出した。
「特に問題ないと言われました。問題ないので野球に打ち込めます。噛(か)み合わせも問題ないと言われました。噛む力はちょっと強いという感じでした」
10年に1人の奇跡の歯だ。新人合同自主トレ第3クール最終日の午後。恒例の歯科検診が行われ、口腔(こうくう)内やパノラマエックス線写真撮影、噛み合わせのバランスなどをチェックした。過去に高い数値を記録した堂林、今井らを上回る好結果で、担当の荒谷歯学博士をほれぼれとさせた。
「歯並びも素晴らしい。文句の付けようがない。ここ10年で一番いい。22歳まで歯の治療をしたことがない人は5%以下しかいないはず。レベルが違う。生活のリズム、姿勢がきちんとしていたからではないか」
加藤の良質の歯は、生まれ持った才能だ。当然、日頃の歯磨きは欠かさないが「特に何もしていない。普通のことしかしていないです。体質じゃないですか」とサラリ。牛乳でカルシウムを多く取ったり、過去にマウスピースを使用したりした経験もないという。
芸能人だけでなく、野球選手も歯が命だ。歯並びが良ければ、体全体のバランスも良くなり、ワインドアップ、セットポジションの投球フォームが安定。野球と密接に結び付く部分だけに、クレバーな右腕は納得顔。「投げるときに歯に力が入っている感覚はないので、現状で戦おうと思います」とすっかり自信を得たようだ。
コンディションも日増しに上がっている。午前中は大野練習場で汗を流した。新人合同自主トレ中3度目のブルペンに入り、ドスン、ドスン。重そうな球質のボールを47球投げ、「良かったまで言わないけど、いい球もありました」と白い歯をこぼした。
最速153キロ披露へ着実に前進。キャンプまで歯を食いしばり、シーズンでは白星街道を突き進む。
☆いやいや、「芸能人は歯が命」も、かなり古い(笑)。
☆野球選手の話を聞くといつも思うのですが、丈夫で立派な体に育て、産んでくれたご両親に感謝、ですな。こればっかりは、自分ではどうしようもない。
☆ま、堂林や今井がイマイチなんで(笑)、加藤くんには頑張ってほしいですね。
☆お次は、ドラ2、高橋昂くん。
◇広島ドラ2高橋昂 「高校BIG4」の片りん 球速以上の伸び スポニチアネックス 1/19(木) 7:00配信
さすが「高校BIG4」だ。最速152キロを誇る広島のドラフト2位・高橋昂也投手(18=花咲徳栄)が18日、広島県廿日市市の大野練習場で2度目のブルペン入り。
コンビを組んだ同4位・坂倉(日大三)に「途中からボールが加速してきてスピンが利いた軌道。140キロくらいはもう出ていたと思いますし、球速以上の伸びを感じました」と言わせるほど、状態の良さをアピールした。
初ブルペンとなった前回15日に続く同期タッグ。「きょうは力を入れて投げました。(現状における)10割の力で投げた球もありました」とスライダーなど変化球も交え38球。制球を重視したノーワインドアップと、球威重視のワインドアップを披露したが「昔から試合の中で使い分けています」と涼しい顔。現時点では心配する要素はなく、キャンプインが待ち遠しいようすだ。 (柳澤 元紀)
☆力の抜けたフォームから、伸びのあるストレートが行くんですよ、高橋昂くん。間違いなくドラ1級の素材。体力さえしっかりつけば、大活躍してくれると思います。
☆いやいや楽しみ。早く実戦が見てみたいですね。
☆さらにその高橋昂くんの球を受けた、ドラ4坂倉くん。
◇広島ドラ4坂倉、休日返上で打撃練習「休まず続けるのが大事」 デイリースポーツ 1/19(木) 14:27配信
広島のドラフト4位・坂倉将吾捕手(18)が19日、広島県廿日市市の大野練習場で休日を返上し打撃練習を行った。
「バットを振っていないと不安になる。入寮したときから毎日振っています。休まずに続けることが大事なので」。約1時間、ティー打撃とマシン打撃を行い汗を流した。
20日からは合同自主トレ第2クールが始まる。「筋肉が張っているとかはありますけど、大丈夫です。キャンプでしっかりアピールできるように練習したい」と気を引き締めた。
☆ケガだけは気をつけてね、ほんとに。
☆この人は、センスを感じさせるバッティング。打率もいいと思います。昨年は船越くん、そして坂倉くんと、楽しみなキャッチャーが入ってきました。多田くんもバッティングは面白いし、いやいや、石原が現役の内にたくさん吸収して、いい伝統を作ってほしいですね。
☆おまけ。
◇広島が歓迎祝賀パレード 2・5日南の商店街で開催 日刊スポーツ 1/19(木) 18:50配信
広島が春季キャンプを行う日南市の観光協会が19日、広島の25年ぶり優勝の歓迎祝賀パレードの概要を発表した。
昨年のリーグ優勝を祝い、今春キャンプで55回目となる日南市が歓迎セレモニーや歓迎パレードを行う。日時は第1クール最終日の2月5日午前9時から。チーム宿舎前に特設ステージを設けてセレモニーを行い、練習を行う天福球場まで監督を始め首脳陣、選手が徒歩でパレードする。
球場周辺では、伊勢海老みそ汁をふるまうほか、マグロ解体ショーなども予定される。
☆伊勢海老みそ汁!! (笑)
☆伊勢海老もマグロも、日南の名産品だそうで。「ふるまう」ってことは、ごちそうして頂けるってことですかね。
☆…行こうかな(笑)。
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source : K.Oのカープ・ブログ。