2015年6月30日火曜日

孤軍奮闘

これで6連敗。苦行のようであるが、明日の勝利を信じて応援を続けるよりない。

今日は監督がスタメンということで、苦しい状況において自らの手で活路を見出そうとしたのだろうか。その心意気たるや爽やかであり、痺れる展開の中でも堂々たる態度でプレーする様は役者が違うと改めて感服せざるを得ない。

しかし今日は久保が良すぎたのかもしれない。監督以外は安打なしという惨状であり、孤軍奮闘も虚しく響くばかりである。松井がスタメンだったらノーヒットノーランをやられていたかといえばそう簡単な話でもないだろうが、なんとか監督の孤軍奮闘で勝ってもらいたいところであった。しかしチーム初ヒットを打った後に、若松がバント失敗、大島が併殺打ではがっくりもしたであろう。


余談ながら今日は森コーチが采配をふるったのかもしれないが、少し変わった采配であった。又吉を早めの7回に出したのもいつもと異なる選択であり、藤井とナニータを入れ替えたのでまたイニング跨ぎかと思いきや高橋にスイッチで、又吉に代打藤井ではダメだったのか。監督が二塁打など打てば他の代打を出す手もあり、選択肢を狭めてまで先に藤井を出したのは、守備固めだろうが、負けていて結果的に最後の打者として打席も回ってきたのに、クリンアップの打者を下げたのは勿体無い気もする。

最終回も森野に替えて代走荒木、また代打和田と贅沢な起用であった。我慢して後ろにカードを残す谷繁采配らしくないが、過疎日程を見据えて多くの選手を起用したかったということだろうか。


今日は若松がよく頑張ったというのが収穫だろうか。いくら完敗でも何かしら収穫を探さなければなるまい。監督相手に度胸のある投球を見せており、まだ二十歳で先行き楽しみな投手である。1点取られたのが惜しかったが、しかし全体的に見れば上出来だろう。

又吉も凱旋登板を三者凡退と華を添えた。下位にあてたのは森コーチの優しさだろうか。力のある球に見えた。あまり重圧をかけ過ぎず、今季はほどほどに気楽な使い方をして貰いたい。


明日は大野ということで、打てないと誰が先発でも話にならないが、総力戦のつもりで目先の1勝を取りに行って貰いたい。最後に勝ったのはあの巨人戦、明日負けると負け続けてまた巨人戦となってしまう。


二軍では小熊が抑え、一軍では若松が抑えた。又吉、高橋、田島も抑えた。悪いことばかりではない。上昇気流を捉えるため、連敗は今日で終わりにして貰いたいものである。




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source : シリコンバレーからドラゴンズを語る~GM編~