勝ちが積み重なるのもたまたまであり、どうせそのうちまた負けるのだろうと殻に閉じこもっていればこれほどの悲しみを味わうこともなかったが、そのようにして仮に勝った場合にはその分喜びも薄いものになってしまう。最大限にレバレッジを利かせるつもりで覚悟を決めた途端に３タテとは我ながら情けないが、これも野球であり、またこれこそが人生であると言っても過言ではあるまい。
勝ちを重ねたことで楽しめたことは間違いなく、チームに感謝したい。今日は最後のチャンスと言うぐらいの試合であり、ヒット2本で5点を取った直後に若松が殆どアウトを取れない状態で、あそこまで引っ張る意味があったのかとは思ったが、エースへのこだわりということで理解したい。昨日濱田を引っ張ったことで中継ぎは温存出来ており、若松も今日早く下げれば8月の防御率への影響も限定的で、また次回に引きずらずに投げさせることが出来たということを考えると、せっかく5点先制した試合にもう少し総力戦で勝ちに行くことはできなかったのかとは思ったが、シーズンの中で見れば小さなことであったように思う。
来週はナゴヤドームで6連戦となる。5位を目指して戦うのも盛り上がらないが、とりあえずささやかに応援を続けていきたい。今日は辛い敗戦だったが、幸い時間には余裕があるため、これからのんびりと深酒でもして気持ちを切り替えたいものである。
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source : シリコンバレーからドラゴンズを語る～GM編～