2015年12月28日月曜日
スターウォーズ・フォースの覚醒を観てきたぞ
とうとうスターウォーズを観てしまった。
映画を観ること自体が9年ぶりで
最後に観た映画はあの「硫黄島からの手紙」である。
ゆえに3Dの映画(最近の3D映画)を観るのも初体験だった。
(ちなみに3D映画は数十年前からスポット的に上映されていて
私の記憶では中学生の頃に見たランボーと同時上映の中国映画が3Dで、
他にも20歳頃に観た「ジョーズ3」も3Dだった。)
この9年間の間というもの
特に映画館で観たいと思うような映画とは出会わず、
どうせいつかはCSで放送するだろうとも思ったし、
行きたい衝動にはかられなかった。
ただ唯一、昨年か一昨年に上映していた「ゼログラビティ」だけは観たいとは思ったが、
結局はそのまま忘れてしまい見ずじまい。
しかしこの映画は数ヶ月後にレンタルで観たが全然面白くなく、
行かなくて良かったと後で思ったことだった。
さてスターウォーズを土曜日に観に行こうと決めたのは良いが
どこの映画館で観ようかと探していると
なんと偶然なのかなんなのか地元の船堀にある
タワーホール船堀にある映画館で上映しているではないか!
あんな小学生相手の映画と大したことのない封切り映画しか上映しない映画館が
スターウォーズを上映しているとは!
ここならバスで10分で到着する、
決めた!と思って詳細をよく見てみるとだ、
上映されているのは通常の2Dなのだ。
しかもスクリーンもそれほど大きくないのであっさり却下。
他の候補としては錦糸町のシネコンと
新木場にあるシネコンである。
しかし乗り換え等を入れると結局は1時間くらいはかかるので
最終的に新宿3丁目まで一直線で行き
同住所にあるバルト9で観ることに決定。
前夜からバルト9のサイトを確かめて席を確保、
予約した席は最後列のど真ん中、
私の一番好みの位置である。
その晩は金曜日にしては早目に寝ることとなったのである。
翌朝は5時に目が覚めてゆったり目に用意をする。
映画は11時15分からの上映で
30分前までに入場券を購入しなければ予約は破棄される。
9時半に自宅を出発し10時20分頃には新宿3丁目に到着、
そこから徒歩で5分ほど行くと
待望の映画館が私を待っていた。
そして無事に入場券を購入し
上映開始までの間をコーヒーショップで時間を潰し時を待つ。
その間、今日の映画はどんなもんかと想像する、
私の予想ではエピソード1〜3までが
SFXは素晴らしいものがあったが
ストーリー的には暗くて感動するようなものではなかった。
多分、その流れで今回も続くのだろう、
ただ脚本はあのJ.J.エイブラムスなので
ひょっとしたらひょっとするかもと少しばかりは希望を持ち
時間が近づいてきたので映画館に向かった。
館内に入ろうとすると3Dのメガネを渡され気合が入る、
人をかき分けて最後尾に到着し自分の席に座る。
座って5分後に男ばかりの4人組が隣に座ってきた、
一人だけペチャクチャ喋りっぱなしでうるさい。
通常であれば張り手をお見舞いした後に
天龍源一郎仕込みの必殺コブラツイストで締め上げてタップを奪うところだが
何せここは映画館、
大五郎のようにじっと我慢の子であった。
すると数分後にその4人がコソコソ喋っている、
なんでこんなところでコソコソ話などと
少々イラつきながら座っていると
隣の兄ちゃんが一言私に
すみません、席を間違えてますよ。
アフォかオノレらは、
私がそんなミスなどするわけがないじゃないかと、
ほらみろ番号もしっかり合ってるじゃないかと、
若造が何をヌカしているのかと、
目をかっぽじってよく見てみろと、
耳を大きく見開いてよく聞けと、
鼻息荒く余裕の笑みを浮かべながら
その若造に一言言おうとしたら
「ここ15って書いてますが、三角の向きが僕の方を向いているので一つ横ですね。」
ガーン……
丁稚奉公のクソガキのようにヘイヘイと素直に従い横にずれた。
さあ映画が始まった。
3Dではあるが昔観た3Dとそんなに変わらない、
ちっ、この程度かと少々不満。
しかし始まった映画はなんとも素晴らしい、
観る前に考えていたネガティブなことは一掃され、
観るもの、観るものが新鮮で面白い。
それに公約通りあの3人もしっかり出演していたし、
内容もダラダラしておらずテンポ良く進行していく。
あの新キャラクターであるロボットのBB8がたまらなく可愛いし、
主人公の女性レイと黒人男性のフィンもなかなかよろし。
SFXはもちろん最高なのは言うまでもない。
なんだかんだ感じながら2時間15分は
あっという間に過ぎてしまいエンドロールが流れ始めた。
良かった、非常に良かった。
これでこそがスターウォーズであり
世界のあらゆる映画の最高峰なのである。
私はすぐさま駅に向かい電車に飛び乗り自宅に向かった。
頭の中は映画の内容でぐちゃぐちゃになっている、
この9年間は一度も映画館には行かなかったが
テレビでは話題になった映画は必ず観ていた。
話題先行や人気先行の数々のくだらない映画をたくさん観てきたが、
今回の映画は久々に金を取られても全く文句のつけどころのない映画であった。
しかし一点だけ気に食わない出来事が。
上映室から出て階段を降りている最中に
私の前にいるカップルの姉ちゃんの方がこんなことを言っていた。
「シリーズもんだから、あまり期待してなかったけど結構おもしろかったよ。」と……
「シリーズもん」だと?
その程度のレベルでこの映画を観に来たのかよ?
無知さ加減も甚だしい。
それにこの程度の知識しかないのに
映画解説者ぶるな、ヴォケ。
そもそもスターウォーズを知らなかったこと自体が低脳極まりない、
それにこの世界最高峰の映画を「シリーズもん」だ?
「ドラえもんムービー」とか「釣りバカ日誌」と一緒にすんな、クソヴォケが。
スターウォーズは38年前に上映されて世界的な大ヒットをして以来、
神と崇められる映画と言っても華厳の滝廉太郎ではない。
ファン層も広く老若男女問わず人気が高い。
毎回そうではあるが今回の上映も10年ぶりのお祭りと言っても良い。
調べもせず、興味も湧かなかったこの無知さ加減著しいカス女、
もう二度とスターウォーズを観たり語ったりするな。
後ろから髪をむんずと掴んで振り回してやろうかという衝動に駆られて
自分を抑えることにかなり苦労を強いられた。
最低もう一回は観に行くことを決めている。
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次は船堀でいいかとも思ったが、やはり大きな劇場で観ようと思っている。
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source : 梅造イズム(東京ヤクルトスワローズブログ)