2015年12月27日日曜日

QVCマリンがお菓子の家になる?球団社長が発言


球団社長が仕事納めで驚きの発言です。

ロッテが仕事納め 「来場者まだ最下位」と山室球団社長  (スポニチ)

ロッテが25日、千葉市の球団事務所で今季の対外業務を終了した。山室晋也球団社長は社員を前に「今年は来場者(約132万人)が一番増えたが、まだ(12球団)最下位というのを重く受け止めなければいけない。観客を増やして、その結果チームが強くなり、チームが勝つことを目指して頑張っていきたい」とあいさつした。

 今季は3位でCSに進出したが、ファイナルSでソフトバンクに敗れた。



ロッテ 球場を“お菓子の家”に 外野ポールはトッポ色!?新規ファンを (スポニチ)

 夢いっぱいの「お菓子の球場」だ。ロッテの山室晋也球団社長は仕事納めの訓示の中で「童話の世界のような遊び心のある球場にして女性や子供に喜んでもらいたい」と構想をぶち上げた。QVCマリンの大幅リニューアルと新しいサービスの導入で、新規ファン層を掘り起こす。

 今季の観客動員数は約132万人で、3年連続の12球団ワースト。来季こそ最下位から抜け出すため、山室社長は「球場内でのお菓子作り体験や、チョコレートフォンデュができるコーナーがあってもいい」とプランの一端を明かした。さらに、外野ポールをロッテの主力商品「トッポ」やチョコレート色に塗装する案も披露。野球協約にポールの色を規制する項目はなく、審判員が判定を下す際に支障がなければ問題ないという。広島のマツダスタジアムのような「バーベキューシート」の設置には年明けから本格的に着手する。

 親会社とコラボした球場限定の商品も販売される予定で、選手の似顔絵がプリントされた「コアラのマーチ」の発売などの案も浮上している。実現すれば、QVCマリンが魅力あふれるボールパークへと生まれ変わる。


社長にやる気があり、アイディアをどんどん出してくれるのは良いことです。
ただ、どうも本末転倒と言うか、やる気を出す方向が間違っているのではないかと思います。

マスコミへのネタを提供するという点ではいいですが、果たしてそれで来場者が増えるのでしょうか。
球場をお菓子の家にして、それでファンが喜ぶのですか?
リピーターになってくれるのですか?
バーベキューシートにしても、あれは開放的なマツダスタジアムだからできることで、高い壁と屋根に囲まれたマリンではにおいがこもってしまいます。
これではむしろ他のエリアのファンから苦情が殺到するでしょう。

そもそもQVCマリンはあくまでも野球場なのですから、観戦環境の改善をまず考えるべきです。野球と関係が無いイベントは枝葉にすぎません。
座席を良くし、ネットを見やすいものに変え、邪魔なセンターバックスクリーンを改善し、鳩のフン害を無くし・・・、やるべきことは沢山あります。
そして何よりも球場へのアクセスの改善です。試合終了後の京葉線の増発をきちんとお願いしているのでしょうか。西船橋行きでもいいですから、増発をお願いできないものでしょうか。

そして帰りの球場を出るまでの渋滞をなんとかしなければなりません。
何度も言っていますが、バスと自家用車の出口を分け、ミュージアム脇から浜田川方向に出られる路線バス専用の出口を作ればよいのです。渋滞無く球場を出られれば幕張本郷への所要時間が10分は短縮できるでしょう。
満員のバスで10分も渋滞に巻き込まれる精神的苦痛は計り知れません。リピーター獲得への大きな障害ですね。千葉市側に実現を訴えてほしいです。
ついでに京成バスに津田沼駅行きのシャトルバス運行も。


結局メインは野球なのですよ。
面白い野球をしていれば、客は来ます。
それには有望な選手を獲得し、スター選手として地道に育てていく環境が必要です。
打撃投手がスコアラーを兼任しているようではいけません。貧弱な育成環境では育つものも育ちませんよ。
現に今江と西岡と成瀬以降高卒の選手がほとんど育っていないではありませんか。
唐川は今となっては微妙ですし、大嶺兄もアレを「育った」と言っていいのかどうかは・・・。
3軍を作れとは言いませんが、選手のレベルを高めていくにはそれなりの投資が必要です。
マスコミ受けする部分だけでなく、チーム強化のための地道な努力も忘れないでほしいです。


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source : マリンブルーの風