2017年12月30日土曜日
2017ヤクルト総括最終回
●一昨年優勝したために優勝意識が薄い選手達
2001年以来優勝から遠ざかっていたヤクルトだったが、
幸運にも2015年は他球団の脱落により優勝を得ることができた。
実力ではなく運良く手に入れた優勝だった、
ただCSでしっかりと2球団に勝利し
日本シリーズへの切符を手に入れたのは評価できる。
……が日本シリーズは神宮に戻ってきた第3戦目に
山田の1試合3本のホームランで勝利するものの
他の試合では還付なきままに叩きのめされ実力の違いをまざまざと見せつけられ、
第5戦で4敗を喫し惨めな敗北となった。
思えば1992年の日本シリーズで
圧倒的不利でチャレンジャーとして常勝西武に挑んだヤクルトだったが
野村監督の采配で7戦目にまでこぎつけたが敗れた。
この日本シリーズで敗戦した古田は
あまりにも悔しすぎて1年後には必ず日本シリーズで西武を敗ろうと誓う。
まさに臥薪嘗胆、1993年もセリーグを制して、
日本シリーズでは西武との因縁の対決、
この年も7戦目での決着となりはしたが雪辱を果たして日本一となった。
しかしそれから22年後にソフトバンクに負け
1993年の日本シリーズの再来なるかと思った人もいただろうが、
残念ながら雪辱どころかとてもセリーグでも勝つのがやっと、
結局5位でシーズンを終了。
いくら他球団がコケたとは言えども2015年はセリーグを制覇、
これでチームは満腹になったようで
古田のように燃える選手は皆無、
しかも残念なことに2015年の打撃陣は絶好調で
バレンティンはケガで1年を棒に振ったものの
川端は首位打者と最多安打、畠山は打点王、
そして山田は本塁打王と盗塁王と最多出塁率のタイトルを獲得、
その山田は557打数183安打38本塁打100打点34盗塁で
打率は.329の記録を残し日本プロ野球史上9人目のトリプルスリーを達成。
これで満足したのか打撃陣には大きな補強はなく
ヤクルトは衰退の一途をたどることになる。
2016年からは打撃陣においても新しいヒーローの出現はなく
今年に限っては全てを手に入れた山田は向上心もモチベーションも低下、
川端と畠山はケガで試合に出場できず引退間近、
バレンティンも60本を打った後は精彩に欠け、
新しい若い芽は一切生えずにまた来年を迎える。
確かに山崎、奥村、藤井、渡邊のように伸びてきている選手はいる、
ただヤクルトを背負って立ちはするが、
まだまだ時間がかかるし小粒である。
あと山田2世と勝手にメディアが騒ぐ廣岡も成長しつつはあるし、
今年のドラ1の村上も高校時代は長距離砲として名を馳せた、
しかし選手としてはまだまだ未知数で
今後どう成長してくれるのか見当もつかない。
それ以前にも大きな選手になるだろうと獲得した
西浦はまだまだ伸び悩んでいるし、
谷内は最初から期待などしていないのでどうでもよい、
捕手の山川だってあれほど期待されたのに普通の人になってしまったし
期待はするが期待ができない選手ばかりなのだ。
雄平だ? 川端だ? 畠山だ?
もう2人は死んでいるし短足も十分な年俸をもらい始めて
以前のような恐さはまるでない。
しかもほぼレギュラーが確約されているゴミはそもそも
「打率に関しては2割5分を目指したい」とヌカす超低レベル、
外国人選手もバレンティンだけで今年は残念ながら
打者の補強はなく小粒な選手ばかりとなった。
ただ小粒であろうとしっかりとミスなく自らの仕事をまっとうしてくれるのを期待、
派手なプレーやホームラン量産なんて現在では無理なので
当たり前のことを当たり前にこなしてくれればそれでよい。
そうしたって野球は投手、
投手が抑えない限り勝てるわけがない。
来季への準備をしっかりとして
私の予想に反してヤクルトの快進撃が続くことを祈る。
まあかなり苦戦するとは思うのだが。
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source : 梅造イズム(東京ヤクルトスワローズブログ)