2018年7月31日火曜日

先週のカープ、今週のカープ~'18.7.30。


▽7/24(火)(12回戦 T3-9 甲子園)
○広島 3 - 1 阪神
 広島が4連勝。広島は初回、菊池の2ランで幸先良く先制する。そのまま迎えた6回表には、鈴木のソロが飛び出しリードを広げた。投げては、先発・ジョンソンが7回途中1失点で今季7勝目。敗れた阪神は、先発・岩田が試合をつくるも、打線が援護できなかった。
勝 ジョンソン 7勝2敗0S
敗 岩田 0勝2敗0S
セーブ 中崎 0勝0敗24S
本塁打 [広島] 菊池9号(1回表2ラン) 鈴木14号(6回表ソロ)

【C】ジョンソン、フランスア、中崎
【T】岩田、望月、岩崎、岡本

◆1回表 菊池 左中間スタンドへ先制2ランホームラン 神0-2広
◆6回表 鈴木 左中間スタンドへホームラン 神0-3広


▽7/25(水)(13回戦 T4-9 甲子園)
●広島 3 - 6 阪神
 阪神は1点を追う3回裏、北條と伊藤隼の連続適時打などで4点を奪い、逆転に成功する。続く4回には、2死一塁から北條が適時二塁打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・才木が今季3勝目。敗れた広島は、初回に松山の適時打で先制するも、先発・九里が誤算だった。
勝 才木 3勝3敗0S
敗 九里 4勝3敗0S
セーブ ドリス 1勝3敗21S
本塁打 [広島] バティスタ15号(6回表ソロ)

【C】九里、アドゥワ、飯田、中田
【T】才木、能見、藤川、桑原、ドリス

◆1回表 松山 センター前先制タイムリーヒット 神0-1広
◆5回表 鈴木 レフト前タイムリーヒット 神5-2広
◆6回表 バティスタ 左中間スタンドへホームラン 神5-3広


▽7/26(木)(14回戦 T4-10 甲子園)
○広島 9 - 3 阪神
 広島は初回、西川と磯村の適時打などで一挙5点を先制する。その後は、4点差で迎えた4回表に鈴木の犠飛で1点を加えると、6回には鈴木の適時打でリードを広げた。投げては、2番手・アドゥワが今季3勝目。敗れた阪神は、先発・藤浪が誤算で、救援陣も振るわなかった。
勝 アドゥワ 3勝1敗0S
敗 藤浪 2勝3敗0S
本塁打 [広島] 丸21号(8回表2ラン)

【C】岡田、アドゥワ、一岡、中田、永川
【T】藤浪、岡本、高橋聡、岩崎、望月

◆1回表 鈴木 ショートゴロの間に3塁ランナー先制のホームイン 神0-1広
     西川 レフトへ2点タイムリーツーベース 神0-3広
     磯村 ライト前2点タイムリーヒット 神0-5広
◆4回表 鈴木 ライトへ犠牲フライ 神1-6広
◆6回表 鈴木 レフト前タイムリーヒット 神1-7広
◆8回表 丸 ライトスタンドへ2ランホームラン 神1-9広


▽7/27(金)(11回戦 C6-4-1 マツダ)
○広島 10 - 1 DeNA
 投打のかみ合った広島が快勝。広島は1点を先制して迎えた3回裏、バティスタのグランドスラムで加点する。7回には、田中のグランドスラムなどで一挙5点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・野村が今季5勝目。敗れたDeNAは、打線がつながりを欠いた。
勝 野村 5勝2敗0S
敗 ウィーランド 4勝6敗0S
本塁打 [広島] バティスタ16号(3回裏満塁) 田中6号(7回裏満塁)

【De】ウィーランド、田中健、武藤、中後
【C】野村、一岡、永川、フランスア、飯田、佐藤

◆1回裏 安部 センター前タイムリーヒット 広1-0De
◆3回裏 バティスタ ライトスタンドへ満塁ホームラン 広5-0De
◆7回裏 フランスア 押し出し四球 広6-1De
     田中 ライトスタンドへ満塁ホームラン 広10-1De


▽7/28(土)(12回戦 C6-5-1 マツダ)
●広島 1 - 9 DeNA
 DeNAは1点を追う3回表、2死一塁からソトの2ランが飛び出し、逆転に成功する。そのまま迎えた6回には、筒香の適時打と倉本の犠飛でリードを広げた。投げては、先発・京山が6回途中を1安打1失点で今季5勝目。敗れた広島は、投打ともに精彩を欠いた。
勝 京山 5勝2敗0S
敗 大瀬良 11勝5敗0S
本塁打 [DeNA] ソト16号(3回表2ラン)

【De】京山、砂田、三嶋、三上
【C】大瀬良、飯田、中田、佐藤

◆2回裏 西川 セカンドゴロの間に3塁ランナー先制のホームイン 広1-0De


▽7/29(日)(マツダ)
広島 試合前中止 DeNA


□5試合3勝2敗 勝率.600 (先々週6試合5勝1敗 勝率.833)
 得点26(5.2 先々週5.8) 失点20(4.0 先々週4.5)
 本塁打6(1.2 先々週1.7)
※( )内は1試合平均


【投手】
◇先発
    試 勝 敗 S 回 自 防御
ジョンソン
    1 1 0 0 61/3 1 1.42 (1.29)
九里  1 0 1 0 4 5 11.25(1.42)
岡田  1 0 0 0 3 1 3.00 (5.68)
野村  1 1 0 0 5 0 0.00 (10.80)
大瀬良 1 0 1 0 6 2 3.00 (1.59)
計   5 2 2 0 241/3 9 3.33 (4.81)

◇中継ぎ
    試 勝 敗 S 回 自 防御
フランスア
    2 0 0 0 21/3 0 0.00 (0.00)
中崎  1 0 0 1 1 0 0.00 (0.00)
アドゥワ
    2 1 0 0 4 1 2.25 (2.45)
飯田  3 0 0 0 3 0 0.00 (0.00)
中田  3 0 0 0 3 3 9.00 (----)
一岡  2 0 0 0 3 0 0.00 (0.00)
永川  2 0 0 0 11/3 0 0.00 (0.00)
佐藤  2 0 0 0 2 2 9.00 (----)
計   5 1 0 1 192/3 6 2.75 (0.89)

投手計 5 3 2 1 44 15 3.07 (3.33)

※( )内は先々週の防御率


【打撃】
    打 安 点 打率 本
田中  20 6 4 .300 1 (.280)
菊池  20 2 2 .100 1 (.167)
丸   17 3 2 .176 1 (.350)
鈴木  16 6 5 .375 1 (.200)
バティスタ
    12 2 5 .167 2 (.182)
松山  7 1 1 .143 0 (.176)
安部  16 7 1 .438 0 (.250)
西川  13 4 3 .308 0 (.381)
石原  5 1 0 .200 0 (.250)
新井  5 1 0 .200 0 (.000)
下水流 5 1 0 .200 0 (.222)
会沢  8 1 0 .125 0 (.294)
堂林  2 1 0 .500 0 (.000)
岩本  4 1 0 .250 0 (----)
磯村  5 3 2 .600 0 (.000)
計  155 40 25 .258 6 (.267)

◇打率(10打数以上)
①安部.438(.250)(ー)
②鈴木.375(.200)(ー)
③西川.308(.381)(②)

◇打点
①鈴木 5(2)(⑦)
 バティスタ5(2)(⑦)
③田中 4(4)(③)
④西川 3(2)(⑦)
⑤丸  2(7)(①)
 菊池 2(0)(ー)
 磯村 2(0)(ー)
⑧松山 1(4)(③)
 安部 1(3)(⑤)
 フランスア1(0)(ー)


☆投手陣の防御率は3.07ですからまずまずなのですが、九里くん、岡田くん、大瀬良くんと、試合を作ることができませんでした。中継ぎは防御率が悪化したものの、失点したのはビハインド要員の中田くん、佐藤くん。中継ぎ陣は頑張ったと思います。


☆打線は、菊池・丸・バティスタ・松山・会沢と、軒並み1割台。菊池・バティスタ・松山は先々週も1割台で、微妙な感じが続いています。好調だったのは、安部、誠也くんあたりで、磯村も5打数3安打2打点。この人は当たってる時はベテラン顔負けのいぶし銀のバッティングを見せますし、忘れた頃にガツンと一発打ったり(笑)。


☆才木くん、京山くんと、若い生きのいいピッチャーに抑えられた訳ですが、ストレートが捉え切れないから、変化球も捉えられない、といった感じ。丸はちょっとポイントが前気味になってて、ちょっとホームランを意識しすぎなのかも知れません。京山くんはまた当たるでしょうから、対策が必要ですね。




☆てな訳で、今週のカープ。


▽7/31(火)ヤクルト (神宮 18:00)
【S】小川⑥ 10試合5勝3敗 防御率2.31
 vs.C 1試合0勝1敗 防御率2.25
【C】ジョンソン⑥ 14試合7勝2敗 防御率3.05
 vs.S 2試合1勝1敗 防御率3.38

▽8/1(水)ヤクルト (神宮 18:00)
【S】ブキャナン⑥ 18試合8勝6敗 防御率3.33
 vs.C 4試合1勝2敗 防御率3.55
【C】九里⑥ 15試合4勝3敗 防御率4.33
 vs.S 4試合1勝1敗 防御率2.66

▽8/2(木)ヤクルト (神宮 18:00)
【S】原⑥ 22試合1勝6敗 防御率4.13
 vs.C 2試合0勝2敗 防御率6.75
【C】岡田⑥ 16試合6勝4敗 防御率4.32
 vs.S 2試合1勝0敗 防御率5.40

▽8/3(金)DeNA (横浜 18:00)
【De】ウィーランド⑥ 11試合4勝6敗 防御率4.16
 vs.C 1試合0勝1敗 防御率7.20
【C】野村⑥ 10試合5勝2敗 防御率4.06
 vs.De 4試合2勝1敗 防御率2.74

▽8/4(土)DeNA (横浜 18:00)
【De】京山④ 8試合5勝2敗 防御率5.30
 vs.C 3試合2勝1敗 防御率5.54
【C】大瀬良⑥ 17試合11勝5敗 防御率2.53
 vs.De 3試合0勝2敗 防御率2.55

▽8/5(日)DeNA (横浜 18:00)
【De】今永 9試合2勝6敗 防御率6.80
 vs.C 1試合0勝1敗 防御率5.40
【C】薮田 8試合2勝1敗 防御率4.74
 vs.De 登板なし


☆火曜からは神宮で2位ヤクルトとの3連戦、ヤクルトの先発は、小川・ブキャナン・原。原くんも前回巨人戦で好投しており、先発を崩せないと、厄介な試合になりそう。ただ、勝ちパターン以外のリリーフには難があるので、やはり先発を崩して、カープのペースで試合を進めたいところ。


☆直近の、ヤクルト打線。


【ヤクルト】
順 位 選手名 打 打率 最近の打率
① 3 坂口  左 .306 .150
② 8 青木  左 .314 .429
③ 4 山田哲 右 .310 .444
④7バレンティン 右 .277 .526
⑤ 9 雄平  左 .308 .417
⑥ 6 西浦  右 .266 .368
⑦ 5 藤井  左 .289 .250
⑧ 2 中村  右 .193 .214
⑨ 1
※「最近」は、直近を除く最近5試合の打率


☆まあ当たってますわ。青木・山田・雄平は4割台、バレンティンは5割超。何としても1・2番は抑えたいところ。


☆一方カープの先発は、ジョンソン・九里くん・岡田くん。ポイントは九里くん、岡田くん。彼らが試合を作れないようだと、苦しくなります。


◇広島・九里「同じ失敗は繰り返さないように」8月1日・ヤクルト戦に先発見込み 7/30(月) 17:15配信 デイリースポーツ

 広島の投手指名練習が30日、マツダスタジアムで行われた。31日からのヤクルト3連戦(神宮)はジョンソン、九里、岡田の順番で先発する見込みだ。

 九里は前回の阪神戦(甲子園)で4回8安打5失点と打ち込まれ3敗目を喫した。「先頭バッターだったり、2アウトから四球を出したりしたのが失点した原因。それを反省して、同じ失敗は繰り返さないようにしたい」と意気込んだ。

 岡田の前回登板(26日阪神・甲子園)は、雨の影響で開始時間が約1時間、遅れる中でのマウンドだった。「今までになかった経験」。気持ちや体を準備するのには難しい時間となり、結果的に自己最短となる3回4安打1失点でマウンドを降りた。

 7月1日のDeNA戦(横浜)以来、白星から遠ざかっている。約1カ月ぶりの勝利へ向け「バッターをしっかりと打ち取っていきたい」と力を込めた。


☆カウントを取りに行く球が、真ん中に集まらないようにしなきゃいけませんね。


☆で、打線ではこの人がポイントになりそうです。


◇カープ・田中“2位たたき”任せろ 小川&ブキャナン好相性 ツバメ斬りへ決意 7/30(月) 6:00配信 デイリースポーツ

 29日のDeNA戦は台風接近で中止となった。広島・田中広輔内野手(29)は、31日から始まるヤクルトとの3連戦に向けて“2位たたき”の決意を示した。相手先発は好投手の小川とブキャナンらが予定されるが田中は今季、2投手に相性がよく、首位独走態勢固めに大きな力となるはずだ。

 試合は早々に中止となった。ならば鯉のリードオフマンのやるべきことは一つ。“次”を見据えて、うだるような蒸し暑さの中、田中は室内練習場で小気味よくバットを振り続けた。

 31日からは2位・ヤクルトと敵地で3連戦。ゲーム差こそ離れているものの、好調な相手はたたいておきたい。しかも好投手の小川とブキャナンがそろって先発予定だ。

 ここで、田中がクローズアップされる。「相性が、いいところで出てくれればいいんですけどね」と話す通り、両右腕に今季好成績を残しているのだ。

 小川との今季対戦は5月20日(マツダ)の1度のみだが、1打数1安打1四球。そのヒットも唯一の得点だった先制V打と価値あるものだった。それでいて「フォームが独特なんでね。球速以上に差されるなってのがある」と慢心はない。

 チームトップの8勝を挙げているブキャナンも苦にしない。4度対戦し13打数5安打で打率・385。前回対戦の今月4日には先頭打者本塁打を放つなど、長打も際立つ。

 「いい投手なので好球必打じゃないですけど、甘い球を一発で仕留められるように。打つだけが攻撃じゃないので、走塁とかでもしっかり崩したい」。表情を引き締め、攻略へのポイントを口にした。

 言葉通り、ここまで今季打率・262ながら出塁率は・380。「僕が(塁に)出ることが大事」と、しっかり得点につながる仕事を果たしていく。

 20日からの相手だった巨人は当時2位だったが、同一カード3連勝で粉砕。今回のヤクルトも一気に突き放すために「(2位との)直接対決が多いのでね。相性も今年いいので、早いうちに点を取って試合を優位に進めたい」と闘志をみなぎらせた。

 後半戦が始まって4カード連続で負け越しなし。台風に水を差されても、この勢いを止めるつもりはない。背番号2から始まる攻撃で、燕も圧倒していく。


☆2位に対して今年は異常に強いそうですが、先日の巨人に対しては、やはり本腰を入れてきましたからね。今回もポイントになる3連戦、しっかりした戦いをしてくるでしょう。


☆…となると、ジョンソンではまず取っておきたいんですけどね。ジョンソンで取れないと、九里くん、岡田くんにプレッシャーがかかります。


☆金曜からは横浜でDeNA3連戦、DeNAの先発は、ウィーランド・京山・今永。これも楽な相手じゃありません。京山くんは早いカウントで打ちに行くなら、しっかり仕留める必要があります。基本はストレート待ち、後は変化球にどうタイミングを合わせるか。


☆直近の、DeNA打線。


【DeNA】
順 位 選手名 打 打率 最近の打率
① 8 梶谷  左 .271 .235
② 9 ソト  右 .306 .263
③ 3 ロペス 右 .321 .300
④ 7 筒香  左 .294 .105
⑤ 5 宮﨑  右 .312 .350
⑥ 4 倉本  左 .228 .100
⑦ 2 伊藤  右 .310 .250
⑧ 1
⑨ 6 柴田  左 .197 .200
※「最近」は、直近を除く最近5試合の打率


☆いやいや、ここもソトがホームランを量産、梶谷・宮崎あたりも厄介だし、これで倉本あたりに当たりが戻ってくれば、相当抑えるのはしんどい打線。眠っている筒香をよく起こすカープですが、ぐっすり休んでもらいましょう(笑)。


☆一方カープの先発は、野村くん・大瀬良くんと来て、第3戦が誰か。


◇広島・緒方監督 台風接近で被災地思う「広島のことが心配」 7/30(月) 6:00配信 スポニチアネックス

 広島は台風12号の接近により今季11度目の試合中止が決まった。すでに9月に11連戦が決まっており、今後の過密日程が懸念されるが、緒方監督は「カープのことよりも広島のことの方が心配。(台風で)どれくらい雨が降るのか」と、西日本豪雨の被災地を思いやった。

 この日は薮田が先発で5月31日以来の登板に臨む予定だったが「天候はコントロールできない。いい準備はできていたので、また次のチャンスに向けて状態を維持したい」と気持ちを切り替えた。31日からのヤクルト3連戦(神宮)では中継ぎ待機となる見込みだ。


☆幸い今回の台風で、直接の大きな被害はなかったみたいですが、豪雨に酷暑に台風と、ほんとに勘弁してほしい。早く夏が終わりませんかね。


☆で、スポニチさんによると薮田くんは中継ぎ待機、となると第3戦が誰か。下で先発しているのは、中村祐くん、高橋樹くん、福井くんあたり、この中で一番好投しているのは、5回2安打1失点だった、福井くん。そろそろ福井くん、チームを救って下さいな。


☆で、ピッチャーでポイントになるのは、この人。


◇連投上等!広島 フランスアがフル回転意欲「6連投はできる」 7/30(月) 9:40配信 スポニチアネックス

 広島は、29日のDeNA戦が台風接近のため中止。“休養日”となったヘロニモ・フランスア投手(24)は不安定な救援陣を支えるべく、連投上等とばかりにフル回転する意欲をみせた。7月中盤から“勝利の方程式”入りした助っ人左腕は、今後も7回か8回を任される予定。夏バテ知らずで、救援陣の救世主となる。

 救世主は、フル回転も厭(いと)わない。7月中旬から“勝利の方程式”入りして不安定なブルペン陣を支えるフランスア。7月は全て救援として9試合に登板し、防御率1・64、6ホールドと、まさに覚醒した。

 「最近は登板も多くなってきたけど(中止で)休養できたのはよかった。今のところは疲れも感じていない」

 首脳陣からの信頼も急上昇だ。畝投手コーチは「今後も同じような起用になる」と、主に勝ち試合の終盤での起用を明言。以前、緒方監督も「結果、内容ともに投げるたびに成長している。使わない手はない」と口にしたように期待は大きい。

 そして、これからの季節が、助っ人左腕の価値をさらに高めそうだ。今季はチーム方針として、救援陣の4日連続での登板を避けてきた。フランスアは今季、休日を挟んでの4連投が最大。それでも、連投上等とばかりに“制限超え”に自信をみせた。

 「4試合連続で投げたときも、もう少しいけると思った。6連投はできるんじゃないかな」

 さらに、災害レベルとまで言われる今年の酷暑も苦にしない。出身は、亜熱帯に位置するドミニカ共和国とあって、「ドミニカの暑さと違って日本は蒸し暑いけど、体が動くし、夏は好き」と夏バテとは無縁だ。最近3試合中2度、イニングまたぎもこなし、「体を鍛えてきたから大丈夫」と“鉄腕化”に拍車がかかる。

 チームは首位を独走しながら、救援陣の不安はぬぐえない。開幕から7、8回を担っていた今村、ジャクソンは状態が上がらず2軍調整中。21日に再昇格した中田も29日に登録抹消されるなど、ブルペン陣が固定できていない。

 不測の事態の中、5月まで練習生だった、しかも先発候補だったドミニカンが突然の救世主となった。この安定感のまま、フル回転も可能となれば、赤ヘルが強い理由がまた一つ増える。 (河合 洋介)


☆いやいや、まさに「救世主」なんですが、フランスアの連投を心配しなければならない場合というのは勝ってる時ですから、是非とも心配したいんですが(笑)、まあ休みなしの4連投は、避けた方がいいでしょうね。疲れて打たれたら「神通力」が消える可能性もありますし、若くて経験も浅いですから、過度の期待は禁物。結果を残してますから期待したくもなるのですが、起用法は、よく考えた方がいいと思います。


☆で、今のところ勝ちパターンは、一岡くん・フランスア・中崎くんですが、場合によっては一岡くんは僅差のビハインドなど、違う場面でも投げる可能性がある。この辺もポイントで、フランスアがあまりにいいからと回跨ぎ連発、なんてことにならないようにしなきゃいけません。


☆となると、一岡くんがしっかりすると同時に、中田くんが抹消されましたから、頼りになる中継ぎが、もう1枚ほしい。となると外国人なんですが、ヘルウェグはどうも制球難のまま、カンポスも微妙、ジャクソンも失点と、これまたどうも困った状態。今村くんも先日の登板は1回無失点でしたが、最速は140㎞。う~ん。


☆ベテランの永川さんに無理はさせられないし、やはり中継ぎがもう1枚、ほしい。適任はやはり、今村くんなんですけどね。




☆さて、「4番」の話。


◇広島 2003年に初めて4番をまかされた新井貴浩 当時は『4番になったとしても、できるだろう』と甘い考えを持っていた 7/30(月) 6:04配信 広島アスリートマガジン

 若手時代、一度は4番を任されながらも結果を残すことが出来なかった。しかし、不屈の闘志で定位置を奪い取り、広島不動の4番へと成長した。球界を代表するスラッガーとなり、移籍した阪神でも4番として活躍。
 さらに、覚悟を持って復帰した古巣で再び4番に返り咲き、優勝に貢献。4番として幾度も修羅場を乗り越えてきた、背番号25の考えに迫った。

*  *  *  *  *  *

 僕は入団後4年間、完全なレギュラーではなかったのですが、毎年成績も少しずつ良くなっていました。そして金本(知憲)さんが移籍した翌年の03年に当時監督だった(山本)浩二さんに「4番でいくぞ」と言われて、初めて4番を打つことになりました。

 それまで数字的な面を見れば右肩上がりだったので自分の中で『4番になったとしても、できるだろう』と甘い考えを持っていました。周囲の反応を見ても、それまでは打てば『若手の新井、いいぞ!』と言われましたし、打てなくてもあまり厳しい言葉を言われることはありませんでした。ですが、いざ4番になって、打てなくるとメディアの反応はこれまでとは全く違うものになりました。自分自身も感じたことがない状況になり、4番の僕が打てないで負けるケースが出てきたときに『まずいぞ』と少しずつ焦る気持ちが出てきました。もちろん当時は技術的なものもついていってなかったと思いますし、4番としての実力がなかったということです。結果的に初めて4番を打たせてもらった03年はダメで、04年も4番を打ったのは数試合でしたし、2年間は結果を残せませんでした。

 再び05年に4番を任されましたが、05年は、『今年ダメなら、この先自分のポジションが決まってしまうぞ』と思いシーズンに入りました。開幕戦ではベンチスタートで、当時サードのレギュラーはラロッカ(元広島、ヤクルトなど)でした。ですが、開幕2戦目でラロッカがケガで離脱したんです。そこで僕に出番が回ってきて3戦目でホームランを2本打つことができて、そこから使ってもらえるようになりました。夏場以降に4番として試合に出る機会は増えましたが、あの当時は『自分が4番だ』という意識は強くなくて、『一選手として、もう失敗できない、絶対結果を出さなければ』と思って必死でした。それでなんとか結果を残すことができました。今思えば、あの年は僕の野球人生で転機となるシーズンにだったと思います。

 06年にマーティー(ブラウン)が監督になってから、本格的に4番を任されるようになりましたが、2年連続で100打点をマークすることができました。それが達成できたのも、当時マーティーから「野球はホームランが醍醐味のひとつではあるけど、あくまでも点を奪い合うスポーツ。だからこそ4番として100打点を目標にしてやってくれ」と言われたことがきっかけでした。今もそう思っていますし、このように考えられるのもマーティーのおかげです。


(広島アスリートマガジン2018年8月号から一部抜粋・続きは本誌にて掲載)


▼ 新井貴浩(あらいたかひろ)
 1977年1月30日生、広島県出身。
 98年ドラフト6位で広島に入団。金本知憲が阪神へFA移籍した03年に4番に抜擢されるも、重圧から不調に終わる。05年に43本塁打で本塁打王に輝き復活すると、06年から不動の4番に定着した。08年に阪神へFA移籍すると10年からは阪神の4番も務めた。15年に広島に復帰し、16年には4番として打率3割、101打点を記録するなど25年ぶりの優勝に大きく貢献した。今季は主に代打、精神的支柱として球団初の3連覇を目指すチームを支えている。


☆ひがさんが「若手の『育成』」というお題で大変興味深い記事を書かれてましたが、例えば誠也くんも、まだまだ「真の4番」じゃない。丸も頼りになるバッターになりましたが、困った時に必ず打ってくれる、というほど勝負強い訳じゃない。やはり新井さんは、カープに戻ってきてからも、打線が停滞していても大量リードされていても、もちろん決めてほしい場面でも、これまで何度もチームを救うバッティングをしてきました。


☆ただ、新井さんも、年齢との戦いがある。新井さんやエルさんに頼るのではなく、また「真の主力」がいないからこそ、みんなで戦っていかなきゃならないんですよね。だからこそ主力以外の選手の働きも重要だし、ファームの選手だって、上で力になることを想定してファームの試合でプレーするべきなんです。水本監督はジュニアオールスターでもその事を強調しておられましたが、その1人1人の選手のモチベーションの高さが、カープというチームの強さを作るんです。


☆土曜のDeNA戦、大量リードの中、代打で出てきた磯村・堂林がヒットを打ちました。ああいうの、大事ね。「どうでもいいところで打ったってしょうがない」なんて声が聞こえてきそうですが、いえいえ、どうでもいいところで打てない人間が、チャンスでなんて打てませんって。まずは起用されたところで結果を出すこと、これが大事。


☆そういうのの積み重ねが、大事なんです。




◇【30日のプロ野球公示】前日に初登板した巨人・高田、楽天・西宮、日本ハム・矢野を抹消 7/30(月) 15:48配信 ベースボールチャンネル

 日本野球機構(NPB)は30日付の出場選手登録、登録抹消を公示した。

<セ・リーグ>
【登録】
なし

【抹消】
巨人   投手   高田 萌生

※8月9日以後でなければ出場選手の再登録はできない。

<パ・リーグ>
【登録】
なし

【抹消】
楽天   投手   西宮 悠介
日本ハム 外野手  矢野 謙次

※8月9日以後でなければ出場選手の再登録はできない。


◇7月31日(火)の予告先発投手

○東京ヤクルトスワローズ
小川 泰弘
10試合5勝3敗 防御率2.31 WHIP1.23
対C 1試合0勝1敗 防御率2.25 WHIP1.50
 VS (神宮 18:00)
○広島東洋カープ
K.ジョンソン
14試合7勝2敗 防御率3.05 WHIP1.16
対S 2試合1勝1敗 防御率3.38 WHIP1.22

○横浜DeNAベイスターズ
井納 翔一
19試合3勝1敗 防御率4.61 WHIP1.50
対G 6試合1勝0敗 防御率6.75 WHIP1.77
 VS (横浜 17:45)
○読売ジャイアンツ
内海 哲也
8試合3勝2敗 防御率2.53 WHIP1.14
対DB 0試合0勝0敗 防御率 - WHIP -

○中日ドラゴンズ
O.ガルシア
17試合10勝5敗 防御率2.47 WHIP1.25
対T 3試合1勝1敗 防御率3.38 WHIP1.68
 VS (ナゴヤドーム 18:00)
○阪神タイガース
岩貞 祐太
12試合4勝4敗 防御率1.98 WHIP1.19
対D 1試合1勝0敗 防御率1.50 WHIP1.67


P.S. 今日はほんとにたくさんのアクセス・クリックを頂きました。本当にありがとうございます。

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source : K.Oのカープ・ブログ。