2018年8月4日土曜日

二木好投。リクエストの応酬を制し、イーグルスに延長1点差勝利

マリーンズ 2 - 1 イーグルス
ニッカン式スコア
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唐川、4年ぶり中継ぎに転向「どんな形でもチームの力になるのが大前提」(報知)
 ロッテ・唐川の4年ぶりの中継ぎ転向が決まった。

 井口監督が清水投手コーチとともにロッテ浦和で約30分間、懇談し、打診を受け入れた。右腕は「どんな形でもチームの力になるのが大前提」と意欲。指揮官は「(救援陣は)連投の疲れがある。残り2か月あるので休ませながら回せたら」と説明した。6、7回の僅差の場面を託したい意向で、最速で7日からのソフトバンク戦(ZOZO)で昇格する。直近5戦47失点の投手陣の救世主になるか。


唐川が中継ぎに転向とのこと。他にピッチャーはいないのでしょうか。若手で結果を出しているピッチャーがいると思うんですよね。高野とか永野とか。
また、田中靖を抹消して阿部を登録したのですから、もっと阿部を使ってみてはどうかと思います。

ロッテから移籍の日本ハム藤岡、2軍でほろ苦初勝利(ニッカン)
ロッテから交換トレードで加入した日本ハム藤岡貴裕投手(29)が移籍後初登板で、ほろ苦い初勝利を挙げた。

 3点リードの8回に2番手でマウンドに上がった。最初の打者は空振り三振も安打、四球、安打で1死満塁とされDeNA狩野の2点適時二塁打を浴びた。

 9回も続投。2死満塁のピンチで代打白根を追い込みながら暴投。同点とされた。試合は、その裏に谷口のサヨナラ二塁打で日本ハムが勝利し、藤岡に白星が舞い込んだ。「もっと大胆にいければ良かった。チームメートが打ってくれて、9回で勝てたのは良かった」と、振り返った。

マリーンズからファイターズにトレードされた藤岡は2軍調整中。1軍での活躍を期待したいです。

さて、今日から仙台で楽天との3連戦です。監督交代後勢いに乗るイーグルス。
マリーンズは仙台での楽天戦を苦手としており、ここで踏ん張れないとずるずる落ちて行ってしまいます。
先発はマリーンズが二木、イーグルスが塩見。
そしてなんとマリーンズは1番指名打者に伊志嶺を起用してきました。
確かに伊志嶺の肩はプロ失格なので守らせないのは当然です。
しかし指名打者は打てるバッターのためにあるのであって、伊志嶺のような選手に用意されたものではありません。
なぜ伊志嶺の起用にこだわるのでしょうか。
伊志嶺のバックにとてつもない権力者がいるわけでもないし、
影のボスがヒーローインタビューに立った選手に「伊志嶺さんのおかげで勝てました」と必ず言わせているわけでもないし、
賭けマージャンの最中にずっと平沢にマッサージさせているわけでもないし、ちょっとよくわかりません。

そして試合は両チームが審判の判定にひたすら異議を唱える展開になりました。
「千葉判定だ!」
「いやいや、仙台判定だ!」
両チームによるリクエスト合戦。終盤は勝負の分かれ目となるのでした。

1回表。
渦中の伊志嶺がショートゴロを放ち、1塁セーフとなりましたが、楽天がリクエストを要求。アウトとなりました。
後続も倒れて三者凡退です。

1回裏。
二木が田中をショートゴロ、茂木と島内を連続三振。
上々の立ち上がりを見せました。

2回表
井上がレフト前ヒットで出塁も、角中ショートライナーでランナー戻れずゲッツー。
鈴木も倒れてチェンジとなりました。

塩見、二木の好投で0-0のまま試合が進み、5回裏。
1アウトでウィーラーへの投球がバットのグリップエンドに当たってファール。と思いきやウィーラーが死球をアピールし、楽天2度目のリクエストとなりました。
判定は死球、楽天がリクエスト成功で出塁しますが、藤田、ペゲーロが倒れてチェンジ。二木が動じず、落ち着いたピッチングを見せました。

7回表。
伊志嶺がツーベースヒットで出塁し、藤岡送りバントで1死3塁。
ここで中村のファーストゴロの間に伊志嶺が生還し1-0。
終盤になってようやく先制点を奪いました。

7回裏。
島内が四球、今江がレフトへのツーベースヒットで出塁し、銀次がライトにタイムリーヒットを放ち1-1の同点。
続いて今江もホームに突入しますが判定はアウト。
仙台の至宝ネイマエールことマリーシア今江はさも「完全にセーフだ!」とアピールしリクエストとなりますが、ベースに触っておらず判定通りアウト。
マリーシア今江って海沿いのショッピングモールのような名前ですね。
これで勢いをそがれた楽天はウィーラーをゲッツーに仕留めてチェンジ。
なんとか同点でしのぎました。

8回裏。
藤田が粘って四球を選び、ペゲーロ三振で1死1塁。
続く嶋はレフトへのヒットを放ち、1塁ランナーの藤田が3塁へ。
ここで井口監督がリクエストを要求。判定が覆りアウトとなりました。
リクエストの鬼井口監督がやられっぱなしで黙っているわけがありません。
そして田中も三振。二木がすばらしいピッチングを続けています。

9回表。
田村内野安打、平沢送りバント、伊志嶺ライトフライ、藤岡レフト前ヒットで2死1,3塁。
ここでイーグルスはピッチャーを塩見から青山に代えます。
中村が死球を食らって満塁となり、勝ち越しの大チャンス。
しかし井上はピッチャーゴロでチェンジ。力んでしまいました。

9回裏。
マリーンズも8回1失点の二木を降ろして松永を投入。
2アウトから今江に四球を与えますが、銀次をセカンドゴロに仕留めてチェンジ。
松永がしっかりと抑え、試合は1-1のまま延長に入りました。

10回表。
イーグルスのピッチャーは高梨。
角中は三振に倒れますが、鈴木がライトへのヒットを放ちます。代走は加藤。
続く岡はショートゴロもなんと茂木が後逸。1死1,3塁となります。
ここでイーグルスはピッチャーを高梨から久保に交代。
高梨の方が打ちにくかったのでありがたい交代です。
田村がきっちりとライトに犠牲フライを打ちあげ2-1と勝ち越しに成功しました。
さらに岡が盗塁をしますが余裕のタッチアウト。チェンジとなりました。
と、ここで井口監督がリクエストを要求。
判定覆らずアウト。なぜ完全アウトなのにリクエストしたのでしょうか。
無駄撃ち?
いいえ、井口監督には別の意図があったのです。
 「向こうが“よし”となったところをわざと止めた。ワンテンポ遅らせ、流れを渡さない。リクエストの使い方もいろいろある」
まさに井口孔明。
相手を勢いを止めるためのリクエスト。面白い使い方です。

10回裏。

マリーンズのピッチャーは益田。
内がいない以上、益田が頑張るしかありません。
ウィーラーにヒットを打たれますが、代走の島井が牽制タッチアウト。
益田が執拗に牽制球を投げ続けた甲斐がありました。
これで勢いはマリーンズ。
枡田ライトフライ、ペゲーロ三振で試合終了。
両チーム合わせて6回のリクエスト合戦はマリーンズの勝利です。

痛すぎる負けが続いていただけに、今日の勝ちは大きいです。
明日はボルシンガー。好投を期待しましょう。


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source : マリンブルーの風