2018年10月26日金曜日

2018 ドラフト会議。

◇根尾は中日、小園は広島、藤原はロッテ、吉田はハム 2018年10月25日17時46分 日刊スポーツ

<プロ野球ドラフト会議>◇25日

 プロ野球のドラフト会議が25日、都内のホテルで行われ、今年の甲子園で春夏連覇を成し遂げた大阪桐蔭・根尾昂内野手(3年)は1位指名で巨人、ヤクルト、中日、日本ハムの4球団が競合し、抽選で中日が交渉権を獲得した。

 また、高校生NO・1遊撃手の報徳学園・小園海斗内野手(3年)はオリックス、ソフトバンク、DeNA、広島の4球団が競合し、広島が交渉権を獲得。

 ロッテが1位指名を公表していた大阪桐蔭・藤原恭大外野手(3年)は楽天、阪神、ロッテの3球団が競合し、抽選でロッテが交渉権を獲得した。

 最速155キロ右腕の日体大・松本航投手は、西武が単独指名となった。

 また、今夏の甲子園で準優勝に輝いた最速152キロを誇る金足農・吉田輝星投手(3年)は1位の1巡目で入札はなかったが、外れ1位で日本ハムが単独指名し、交渉権を獲得。オリックスも天理・太田椋内野手(3年)を外れ1位で単独指名した。

 立命大・辰巳涼介外野手は外れ1位で楽天、巨人、阪神、ソフトバンクの4球団が競合し、楽天が交渉権を獲得した。

 東洋大・上茶谷大河投手は外れ1位でヤクルトとDeNAが競合し、抽選でDeNAが交渉権を獲得。

 ソフトバンクは東洋大・甲斐野央投手、ヤクルトは国学院大・清水昇投手、巨人は八戸学院大・高橋優貴投手、阪神は大阪ガス・近本光司外野手をそれぞれ外れ1位で指名し交渉権を獲得した。


<12球団の1位指名選手>

【パ・リーグ】

西武 松本航(日体大)
ソフトバンク 甲斐野央(東洋大)
日本ハム 吉田輝星(金足農)
オリックス 太田椋(天理)
ロッテ 藤原恭大(大阪桐蔭)
楽天 辰巳涼介(立命大)

【セ・リーグ】

広島 小園海斗(報徳学園)
ヤクルト 清水昇(国学院大)
巨人 高橋優貴(八戸学院大)
DeNA 上茶谷大河(東洋大)
中日 根尾昂(大阪桐蔭)
阪神 近本光司(大阪ガス)


☆いやいや、4球団競合で、当てちゃいましたね(笑)。ま、カープのことは後程ということで、指名選手の紹介を。


【ドラフト1位指名】(○は抽選の上交渉権獲得、◎は単独指名)

◇1巡目

広島   小園○
ヤクルト    根尾×
巨人      根尾×
DeNA 小園×
中日      根尾○
阪神         藤原×
西武            松本◎
ソフバン 小園×
日本ハム    根尾×
オリクス 小園×
ロッテ        藤原○
楽天         藤原×

◇2巡目

ヤクルト 上茶谷×
巨人       辰巳×
DeNA 上茶谷○
阪神       辰巳×
ソフバン     辰巳×
日本ハム        吉田◎
オリクス        太田◎
楽天       辰巳○

◇3巡目
ヤクルト 清水◎
巨人   高橋◎
阪神   近本◎
ソフバン 甲斐野◎

広島
1位 小園 海斗 報徳学園高 内

ヤクルト
x1位 根尾 昂 大阪桐蔭高 内
x1位 上茶谷 大河 東洋大 投
1位 清水 昇 国学院大 投

巨人
x1位 根尾 昂 大阪桐蔭高 内
x1位 辰己 涼介 立命館大 外
1位 高橋 優貴 八戸学院大 投

DeNA
x1位 小園 海斗 報徳学園高 内
1位 上茶谷 大河 東洋大 投

中日
1位 根尾 昂 大阪桐蔭高 内

阪神
x1位 藤原 恭大 大阪桐蔭高 外
x1位 辰己 涼介 立命館大 外
1位 近本 光司 大阪ガス 外

西武
1位 松本 航 日本体育大 投

ソフトバンク
x1位 小園 海斗 報徳学園高 内
x1位 辰己 涼介 立命館大 外
1位 甲斐野 央 東洋大 投

日本ハム
x1位 根尾 昂 大阪桐蔭高 内
1位 吉田 輝星 金足農高 投

オリックス
x1位 小園 海斗 報徳学園高 内
1位 太田 椋 天理高 内

ロッテ
1位 藤原 恭大 大阪桐蔭高 外

楽天
x1位 藤原 恭大 大阪桐蔭高 外
1位 辰己 涼介 立命館大 外


【セ・リーグ】

◇広島東洋カープ

▽1位 小園 海斗(こぞの・かいと)
 18歳 178cm/83kg 内野手 右左
 報徳学園高
 寸評 確かな守備力を誇る高校世代ナンバーワン遊撃手
▽2位 島内 颯太郎(しまうち・そうたろう)
 22歳 180cm/78kg 投手 右右
 光陵高-九州共立大
 寸評 最速152キロの速球とフォークが武器の本格派
▽3位 林 晃汰(はやし・こうた)
 17歳 182cm/88kg 内野手 右左
 智弁和歌山高
 寸評 紀州の大砲はパワーと技術を兼ね備え高校通算49発
▽4位 中神 拓都(なかがみ・たくと)
 18歳 175cm/85kg 内野手 右右
 市岐阜商高
 寸評 強肩強打の遊撃手。投手もこなす二刀流
▽5位 田中 法彦(たなか・のりひこ)
 18歳 173cm/81kg 投手 右右
 菰野高
 寸評 投球の幅を広げた剛腕。自慢は最速150キロの直球
▽6位 正随 優弥(しょうずい・ゆうや)
 22歳 180cm/93kg 外野手 右右
 大阪桐蔭高-亜大
 寸評 高校時代からクリーンアップを張る野球エリート
▽7位 羽月 隆太郎(はつき・りゅうたろう)
 18歳 167cm/70kg 内野手 右左
 神村学園高
 寸評 強肩巧守の内野手。打撃ではミート率がよく力強い

▽育成1位 大盛 穂
 22歳 外野手 静岡産大 179㎝/70㎏ 右左

☆投手2・内野手4・外野手1、高校生5・大学生2。4球団競合の末、小園くんを指名。島内くんは大瀬良くんの後輩、田中くんは岡林くんの後輩。詳しくは、後程。


◇東京ヤクルトスワローズ

▽1位 清水 昇(しみず・のぼる)
 22歳 180cm/84kg 投手 右左
 帝京高-国学院大
 寸評 帝京高で甲子園出場なしも大学で活躍。最速151キロ
▽2位 中山 翔太(なかやま・しょうた)
 22歳 185cm/95kg 内野手 右右
 履正社高-法大
 寸評 今年のドラフトで数少ない右の長距離砲
▽3位 市川 悠太(いちかわ・ゆうた)
 17歳 184cm/76kg 投手 右右
 明徳義塾高
 寸評 独特な軌道のスライダーはプロ絶賛の一級品
▽4位 浜田 太貴(はまだ・たいき)
 18歳 178cm/80kg 内野手 右右
 明豊高
 寸評 状況判断能力に優れる九州屈指のスラッガー
▽5位 坂本 光士郎(さかもと・こうしろう)
 24歳 180cm/74kg 投手 左左
 如水館高-日本文理大-新日鉄住金広畑
 寸評 落差の大きいフォークを持つ試合を作る力に秀でた左腕
▽6位 鈴木 裕太(すずき・ゆうた)
 18歳 182cm/87kg 投手 右右
 日本文理高
 寸評 最速150キロの直球を投げ込む発展途上の剛腕
▽7位 久保 拓真(くぼ・たくま)
 22歳 175cm/75kg 投手 左左
 自由ケ丘高-九州共立大
 寸評 小柄だが、切れのある直球と制球力の高い変化球を駆使
▽8位 吉田 大成(よしだ・たいせい)
 23歳 174cm/78kg 内野手 右左
 佼成学園高-明大-明治安田生命
 寸評 強打の遊撃手。今年はセガサミーの補強選手で都市対抗4強

▽育成1位 内山 太嗣
 22歳 捕手 BCリーグ・栃木 172㎝/77㎏ 右右
▽育成2位 松本 友
 23歳 内野手 BCリーグ・福井 180㎝/82㎏ 右左

☆投手5・内野手3、高校生3・大学生3・社会人2。根尾を外し、上茶谷を外し、清水を指名。投手、即戦力を中心に8人指名。


◇読売ジャイアンツ

▽1位 高橋 優貴(たかはし・ゆうき)
 21歳 178cm/82kg 投手 左左
 東海大菅生高-八戸学院大
 寸評 北東北大学リーグ記録の通算301奪三振。同20勝の最速152キロ左腕
▽2位 増田 陸(ますだ・りく)
 18歳 178cm/80kg 内野手 右右
 明秀学園日立高
 寸評 リストが強くフルスイングが持ち味の1番打者
▽3位 直江 大輔(なおえ・だいすけ)
 18歳 184cm/77kg 投手 右右
 松商学園高
 寸評 チェンジアップなどの変化球で打者を崩す軟投派
▽4位 横川 凱(よこがわ・かい)
 18歳 190cm/90kg 投手 左左
 大阪桐蔭高
 寸評 直球とスライダーが魅力の高身長サウスポー
▽5位 松井 義弥(まつい・よしや)
 18歳 191cm/90kg 内野手 右左
 折尾愛真高
 寸評 恵まれた体格と規格外のパワーを持つ“九州のゴジラ”
▽6位 戸郷 翔征(とごう・しょうせい)
 18歳 186cm/72kg 投手 右右
 聖心ウルスラ学園高
 寸評 今年の高校日本代表を相手に9個の三振を奪う快投

▽育成1位 山下 航汰
 17歳 外野手 高崎健康福祉大高崎 176㎝/80㎏ 右左
▽育成2位 平井 快青
 18歳 投手 岐阜第一 184㎝/73㎏ 右右
▽育成3位 沼田 翔平
 18歳 投手 旭川大高 175㎝/64㎏ 右右
▽育成4位 黒田 響生
 18歳 内野手 敦賀気比 184㎝/75㎏ 右右

☆投手4・内野手2、高校生5・大学生1。根尾を外し、辰巳を外し、大学生左腕高橋を指名。高校生5人に、育成4人も高校生。育てられますかね(笑)。


◇横浜DeNAベイスターズ

▽1位 上茶谷 大河(かみちゃたに・たいが)
 22歳 181cm/83kg 投手 右右
 京都学園高-東洋大
 寸評 4年春に東都記録の1試合20奪三振をマーク
▽2位 伊藤 裕季也(いとう・ゆきや)
 22歳 182cm/95kg 内野手 右右
 日大三高-立正大
 寸評 力強いフルスイングが持ち味。チームを引っ張る主将
▽3位 大貫 晋一(おおぬき・しんいち)
 24歳 181cm/75kg 投手 右右
 桐陽高-日体大-新日鉄住金鹿島
 寸評 細身だが伸びのある直球を投げ込む最速148キロ右腕
▽4位 勝又 温史(かつまた・あつし)
 18歳 180cm/80kg 投手 右左
 日大鶴ケ丘高
 寸評 東京の世代ナンバーワン投手は最速152キロの剛腕
▽5位 益子 京右(ましこ・きょうすけ)
 17歳 176cm/90kg 捕手 右右
 青藍泰斗高
 寸評 技術を磨き二塁送球1秒72とプロ並みのタイムを誇る
▽6位 知野 直人(ちの・なおと)
 19歳 181cm/81kg 内野手 右右
 第一学院高-BCL新潟
 寸評 走攻守三拍子そろった高い運動能力を誇る遊撃手

▽育成1位 宮城 滝太
 18歳 投手 滋賀学園 181㎝/73㎏ 右右

☆投手3・捕手1・内野手2、高校生2・大学生2・社会人1・独立リーグ1。小園を外し、上茶谷を指名。右の内野を2人取りました。


◇中日ドラゴンズ

▽1位 根尾 昂(ねお・あきら)
 18歳 177cm/80kg 内野手 右左
 大阪桐蔭高
 寸評 高次元で投攻守そろった“三刀流”プレーヤー
▽2位 梅津 晃大(うめつ・こうだい)
 22歳 187cm/90kg 投手 右右
 仙台育英高-東洋大
 寸評 豊かな将来性を感じさせるMAX153キロ右腕
▽3位 勝野 昌慶(かつの・あきよし)
 21歳 183cm/89kg 投手 右右
 土岐商高-三菱重工名古屋
 寸評 2年前にU-23日本代表に選出。最速151キロの力投派
▽4位 石橋 康太(いしばし・こうた)
 17歳 180cm/87kg 捕手 右右
 関東第一高
 寸評 高校通算57本塁打をマークした世代屈指の捕手
▽5位 垣越 建伸(かきこし・けんしん)
 18歳 184cm/96kg 投手 左左
 山梨学院高
 寸評 左で最速146キロをマークする“ドクターK”
▽6位 滝野 要(たきの・かなめ)
 22歳 185cm/76kg 外野手 右左
 大垣日大高-大商大
 寸評 左打席から広角に安打を放つ。盗塁できる走力もあり

☆投手3・捕手1・内野手1・外野手1、高校生3・大学生2・社会人1。4球団競合の末、根尾を指名。2位に東洋大梅津、石橋くんは高校屈指のキャッチャー。


◇阪神タイガース

▽1位 近本 光司(ちかもと・こうじ)
 23歳 170cm/72kg 外野手 左左
 社高→関学大-大阪ガス
 寸評 一塁到達タイム3秒9前後の俊足が武器
▽2位 小幡 竜平(おばた・りゅうへい)
 18歳 181cm/73kg 内野手 右左
 延岡学園高
 寸評 俊足の巧打者だが一発もある長打力を持ち合わせる
▽3位 木浪 聖也(きなみ・せいや)
 24歳 178cm/80kg 内野手 右左
 青森山田高-亜大-ホンダ
 寸評 社会人屈指の内野手。二遊間をこなす好打者
▽4位 斎藤 友貴哉(さいとう・ゆきや)
 23歳 184cm/90kg 投手 右左
 山形中央高-桐蔭横浜大-ホンダ
 寸評 縦横2種類のスライダーを持つ最速153キロ右腕
▽5位 川原 陸(かわはら・りく)
 17歳 184cm/80kg 投手 左左
 創成館高
 寸評 伸びのある直球と制球されたスライダーが武器
▽6位 湯浅 京己(ゆあさ・あつき)
 19歳 183cm/88kg 投手 右右
 聖光学院高-BCL富山
 寸評 大化けの可能性を秘める剛腕。“修正力”も強み

▽育成1位 片山 雄哉
 24歳 捕手 BCリーグ・福井 177㎝/83㎏ 右左

☆投手3・内野手2・外野手1、高校生2・社会人3・独立リーグ1。藤原を外し、辰巳を外し、近本を指名。ホンダの内野手木浪が3位、ピッチャーの斎藤が4位。湯浅はDeNAが注目してたんですけどね。


【パ・リーグ】

◇埼玉西武ライオンズ

▽1位 松本 航(まつもと・わたる)
 21歳 176cm/84kg 投手 右右
 明石商高-日体大
 寸評 先発完投型の最速154キロ右腕。昨秋の明治神宮大会Vに貢献
▽2位 渡辺 勇太朗(わたなべ・ゆうたろう)
 18歳 190cm/90kg 投手 右右
 浦和学院高
 寸評 大谷翔平をほうふつとさせる最速149キロの大型右腕
▽3位 山野辺 翔(やまのべ・かける)
 24歳 170cm/74kg 内野手 右右
 桐蔭学園高-桜美林大-三菱自動車岡崎
 寸評 走攻守の総合力の高さがセールスポイント
▽4位 粟津 凱士(あわつ・かいと)
 21歳 180cm/80kg 投手 右右
 山本学園高-東日本国際大
 寸評 最速145キロの速球と大学で習得したシンカーが武器
▽5位 牧野 翔矢(まきの・しょうや)
 17歳 178cm/77kg 捕手 右左
 遊学館高
 寸評 高校通算15本塁打。将来性豊かな強肩強打の捕手
▽6位 森脇 亮介(もりわき・りょうすけ)
 26歳 175cm/70kg 投手 右右
 塔南高-日大-セガサミー
 寸評 即戦力と期待されるフォークが武器の本格派右腕
▽7位 佐藤 龍世(さとう・りゅうせい)
 21歳 174cm/80kg 内野手 右右
 北海高-富士大
 寸評 高いミート力と長打力が魅力の強打者

▽育成1位 東野 葵
 21歳 投手 日本経大 183㎝/75㎏ 左左
▽育成2位 大窪 士夢
 18歳 投手 北海 198㎝/88㎏ 右右
▽育成3位 中熊 大智
 22歳 捕手 徳山大 176㎝/84㎏ 右左

☆投手4・捕手1・内野手2、高校生2・大学生3・社会人2。松本を1本釣り、浦和の渡辺が2位。


◇福岡ソフトバンクホークス

▽1位 甲斐野 央(かいの・ひろし)
 21歳 185cm/75kg 投手 右左
 東洋大姫路高-東洋大
 寸評 最速159キロを誇る本格派右腕。大学では抑え
▽2位 杉山 一樹(すぎやま・かずき)
 20歳 193cm/92kg 投手 右右
 駿河総合高-三菱重工広島
 寸評 真っすぐが自慢の潜在能力を秘める大型右腕
▽3位 野村 大樹(のむら・だいじゅ)
 18歳 172cm/82kg 内野手 右右
 早実高
 寸評 高校通算68発の長打力が魅力の和製大砲
▽4位 板東 湧梧(ばんどう・ゆうご)
 22歳 181cm/76kg 投手 右右
 鳴門高-JR東日本
 寸評 ストライクゾーンを広く使って打者と駆け引き
▽5位 水谷 瞬(みずたに・しゅん)
 17歳 192cm/94kg 外野手 右右
 石見智翠館高
 寸評 1メートル92の大型スラッガー。長打力が持ち味
▽6位 泉 圭輔(いずみ・けいすけ)
 21歳 188cm/83kg 投手 右右
 金沢西高-金沢星稜大
 寸評 高身長を生かして投げる角度のあるストレートが魅力
▽7位 奥村 政稔(おくむら・まさと)
 26歳 178cm/80kg 投手 右右
 中津商高-九州国際大-三菱日立パワーシステムズ
 寸評 最速154キロの即戦力。カットボール、フォークを交えたマウンドさばきも魅力

▽育成1位 渡辺 陸
 18歳 捕手 神村学園 184㎝/80㎏ 右左
▽育成2位 岡本 直也
 21歳 投手 東農大北海道オホーツク 181㎝/75㎏ 左左
▽育成3位 重田 倫明
 22歳 投手 国士舘大 185㎝/85㎏ 右右
▽育成4位 中村 宜聖
 18歳 外野手 西日本短大付 183㎝/88㎏ 右右

☆投手5・内野手1・外野手1、高校生2・大学生2・社会人3。小園を外し、辰巳を外し、甲斐野を指名。2位に三菱重工広島の杉山、3位に早実の野村。意外に即戦力が多いですね。


◇北海道日本ハムファイターズ

▽1位 吉田 輝星(よしだ・こうせい)
 17歳 175cm/84kg 投手 右右
 金足農高
 寸評 今夏の甲子園で躍動した“平成最後の怪物”
▽2位 野村 佑希(のむら・ゆうき)
 18歳 185cm/90kg 内野手 右右
 花咲徳栄高
 寸評 恵まれた体格で高校通算58発を誇る右の長距離砲
▽3位 生田目 翼(なばため・つばさ)
 23歳 176cm/86kg 投手 右右
 水戸工高-流通経大-日本通運
 寸評 大学3年時に全国大会準Vの最速155キロの本格派
▽4位 万波 中正(まんなみ・ちゅうせい)
 18歳 190cm/90kg 外野手 右右
 横浜高
 寸評 コンゴ人の父を持つ抜群の飛距離を誇るスラッガー
▽5位 柿木 蓮(かきぎ・れん)
 18歳 181cm/85kg 投手 右右
 大阪桐蔭高
 寸評 今年の甲子園春夏連覇のエース右腕。最速は151キロ
▽6位 田宮 裕涼(たみや・ゆあ)
 18歳 174cm/77kg 捕手 右左
 成田高
 寸評 今夏の東千葉大会準優勝。左打席から快打連発の強肩捕手
▽7位 福田 俊(ふくだ・すぐる)
 21歳 170cm/74kg 投手 左左
 横浜創学館高-星槎道都大
 寸評 3年秋に神宮大会準優勝。小気味よい左腕

▽育成1位 海老原一佳
 23歳 外野手 BCリーグ・富山 188㎝/92㎏ 右左

☆投手4・捕手1・内野手1・外野手1、高校生5・大学生1・社会人1。根尾を外し、吉田を指名。花咲徳栄の野村、横浜の万波、大阪桐蔭の柿木に、社会人の生田目と、有力選手を指名。


◇オリックス・バファローズ

▽1位 太田 椋(おおた・りょう)
 17歳 181cm/76kg 内野手 右右
 天理高
 寸評 巨人・坂本勇をほうふつとさせる三拍子そろった遊撃手
▽2位 頓宮 裕真(とんぐう・ゆうま)
 21歳 181cm/97kg 内野手 右右
 岡山理大付-亜大
 寸評 大学日本代表で主軸を担った強打が魅力
▽3位 荒西 祐大(あらにし・ゆうだい)
 26歳 177cm/75kg 投手 右右
 玉名工高-ホンダ熊本
 寸評 社会人野球8年目。最速148キロの横手右腕
▽4位 富山 凌雅(とみやま・りょうが)
 21歳 178cm/82kg 投手 左左
 九州国際大付高-トヨタ自動車
 寸評 クレバーさも備える最速147キロを誇る左の剛腕
▽5位 宜保 翔(ぎぼ・しょう)
 17歳 174cm/67kg 内野手 右左
 未来沖縄高
 寸評 直球は140キロ台。身体能力に優れ巧打も光る
▽6位 左沢 優(ひだりさわ・ゆう)
 23歳 171cm/76kg 投手 左左
 横浜隼人高-横浜商大-JX-ENEOS
 寸評 救援を務めるスリークオーター左腕。粘り強さが持ち味
▽7位 中川 圭太(なかがわ・けいた)
 22歳 180cm/76kg 内野手 右右
 PL学園高-東洋大
 寸評 二塁手を務め勝負強さに定評がある今岡2世

▽育成1位 漆原 大晟
 22歳 投手 新潟医療福祉大 182㎝/83㎏ 右左

☆投手3・内野手4、高校生2・大学生2・社会人3。小園を外し、太田を指名。頓宮は本来捕手ですが、彼を含め内野手4人。また投手は3人とも社会人。


◇千葉ロッテマリーンズ

▽1位 藤原 恭大(ふじわら・きょうた)
 18歳 181cm/78kg 外野手 左左
 大阪桐蔭高
 寸評 2年時から日の丸を背負い戦ってきた超高校級
▽2位 東妻 勇輔(あづま・ゆうすけ)
 22歳 172cm/80kg 投手 右右
 智弁和歌山高-日体大
 寸評 小柄ながら最速155キロ。大きく曲がるスライダーも武器
▽3位 小島 和哉(おじま・かずや)
 22歳 177cm/81kg 投手 左左
 浦和学院高-早大
 寸評 柔らかいフォームから切れのある速球を投げる即戦力
▽4位 山口 航輝(やまぐち・こうき)
 18歳 182cm/85kg 外野手 右右
 明桜高
 寸評 今夏は登板なしも、パンチ力のある打撃も売り
▽5位 中村 稔弥(なかむら・としや)
 22歳 178cm/84kg 投手 左左
 清峰高-亜大
 寸評 4年春に3試合連続で先発登板したタフで貴重な左腕
▽6位 古谷 拓郎(ふるや・たくろう)
 18歳 182cm/76kg 投手 右右
 習志野高
 寸評 無駄のないフォームから最速146キロを投げ込む
▽7位 松田 進(まつだ・しん)
 24歳 188cm/95kg 内野手 右右
 国学院久我山高-中大-ホンダ
 寸評 学生時代からスケールの大きさを感じさせる長距離砲
▽8位 土居 豪人(どい・ひでと)
 18歳 191cm/84kg 投手 右右
 松山聖陵高
 寸評 角度のついた最速148キロの直球が魅力の逸材

▽育成1位 鎌田 光津希
 23歳 投手 四国IL・徳島 180㎝/91㎏ 右右

☆投手5・内野手1・外野手2、高校生4・大学生3・社会人1。3球団競合の末、藤原を指名。2位に日体大の東妻、3位に早稲田の小島。


◇東北楽天ゴールデンイーグルス

▽1位 辰己 涼介(たつみ・りょうすけ)
 21歳 180cm/72kg 外野手 右左
 社高-立命大
 寸評 2年時から大学日本代表入りのスピードスター
▽2位 太田 光(おおた・ひかる)
 22歳 177cm/75kg 捕手 右右
 広陵高-大商大
 寸評 広陵高で3年夏に甲子園出場。捕手として抜群の安定感
▽3位 引地 秀一郎 (ひきじ・しゅういちろう)
 18歳 188cm/84kg 投手 右右
 倉敷商高
 寸評 力強いフォームから最速151キロを投げ込む剛腕
▽4位 弓削 隼人(ゆげ・はやと)
 24歳 193cm/105kg 投手 左左
 佐野日大高-日大-SUBARU
 寸評 角度のついた140キロ台の速球で攻める大型左腕
▽5位 佐藤 智輝(さとう・ともき)
 18歳 184cm/82kg 投手 左左
 山形中央高
 寸評 リリースの強さが持ち味の左腕。将来の先発ローテ候補
▽6位 渡辺 佳明(わたなべ・よしあき)
 21歳 180cm/78kg 内野手 右左
 横浜高-明大
 寸評 渡辺元智・横浜高前監督の孫。柔らかいバットコントロール
▽7位 小郷 裕哉(おごう・ゆうや)
 22歳 178cm/85kg 外野手 右左
 関西高-立正大
 寸評 50メートル走5秒8の脚力とリストの強さを併せ持つ
▽8位 鈴木 翔天(すずき・そら)
 22歳 184cm/77kg 投手 左左
 向上高-富士大
 寸評 3年秋の八戸工大戦で北東北大学リーグ初の完全試合。最速149キロ左腕

▽育成1位 清宮 虎多朗
 18歳 投手 八千代松陰 190㎝/85㎏ 右左
▽育成2位 則本 佳樹
 24歳 投手 山岸ロジスターズ 174㎝/76㎏ 右左

☆投手4・捕手1・内野手1・外野手2、高校生2・大学生5・社会人1。藤原を外し、辰巳を指名。大学生が多く、即戦力中心。


☆さて、今年のドラフト診断。


◇12球団ドラフト診断 高評価はロッテ&中日、西武も上々 かたや阪神は… 10/26(金) 8:10配信 Full-Count

◆松本を一本釣りの西武、小園指名の広島は方向性が見える

 2018年の「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」は25日、都内のホテルで行われ、支配下83選手、育成21人の計104人が指名を受けた。ドラフト1位では4球団競合の根尾昂は中日、同じく4球団競合の小園海斗は広島、3球団競合の藤原恭大はロッテが抽選の末に交渉権を獲得した。

 1位指名でまず重複したのは上記の3人。12球団のうち11球団がこの3人のいずれかに入札し、“一本釣り”の単独指名に成功したのは、松本航を指名した西武のみ。“外れ1位”でも辰己涼介にソフトバンク、巨人、阪神、楽天の4球団が競合。各球団2度目の抽選では、楽天が“当たりクジ”を引き当てて、交渉権を確定させた。

 支配下の指名で最も少なかったのは巨人、DeNA、中日、阪神の6選手、最多でもヤクルト、ロッテ、楽天の8選手。5球団は7選手の指名だった。ここでは12球団の補強ポイントに照らし合わせ、今ドラフトの指名を検証してみよう。

 まず真っ先に高く評価できるのは、それぞれ抽選で根尾、藤原を引き当てた中日とロッテだ。

 ロッテは公表していた通りに藤原を1位で指名し、井口資仁監督が見事、交渉権を引き当てた。熱望していたスピードとパワーを兼ね備えた高校ナンバーワン外野手を指名しただけでなく、2位で東妻勇輔、3位で小島和哉と即戦力の左右両腕を指名。4位と6位で山口航輝、古谷拓郎と高校生投手2人、5位で中村稔弥の大学生左腕と指名した。

 中日は準地元の岐阜出身の根尾昂を1位で指名。今ドラフト最多タイの4球団競合となったが、与田剛新監督が抽選を引き当てて“意中の恋人”を射止めた。さらに、2位で梅津晃大、3位で地元・三菱重工名古屋の勝野昌慶と即戦力の右腕2人を指名し、課題だった投手陣を補強した。この2球団は上々のドラフトとなったのではないか。


◆日本ハムは吉田、野村佑、万波、柿木と“甲子園のスター”を指名

 今季、それぞれリーグを制した西武と広島も方向性が見えるドラフトだった。

 西武は一本釣りで松本航を指名。補強ポイントとされていた即戦力投手の単独指名に成功した。4位で粟津凱士、6位で森脇亮介とこちらも即戦力として期待する投手も指名。浅村のFA移籍の可能性がある内野手には3位で山野辺翔を指名し、7位には山川や外崎、多和田を輩出した“得意”の富士大から内野手の佐藤龍世も指名した。

 広島は小園海斗を競合の末に獲得。将来的な菊池、田中の後継者候補の指名に成功した。2位では島内颯太郎という即戦力投手を加えた。3位以下は林晃汰、中神拓都、田中法彦と高校生を次々に指名し、将来性を重視した指名に。今季3連覇しているように現有戦力はリーグナンバー1で、数年先もしっかりと見据えたドラフトだったといえる。

 大きな注目を集めていた吉田輝星投手を指名したのは日本ハム。根尾を外したものの、“外れ1位”で単独指名に成功。2位では右の大砲候補である野村佑希、4位で万波中正、5位で柿木蓮と、昨年の清宮幸太郎に続く“甲子園のスター”を続々と指名。3位では即戦力投手の生田目翼も指名できており“らしい”ドラフトだった。

 DeNAは小園を抽選で外し、“外れ1位”で上茶谷大河を指名。ヤクルトとの競合となったが、抽選で引き当てた。近年、即戦力投手が入団し活躍しているだけに上茶谷にも期待だ。2位では強打の二塁手である伊藤裕季也を指名。チームの補強ポイントの二遊間を補強した。同じく小園を外したオリックスは、小園と同じ遊撃手の太田椋を指名。“ポスト安達”の候補をチームに加え、2位では長打力のある頓宮裕真、そして3位、4位で荒西祐大、富山凌雅と即戦力投手を補った。

 楽天は藤原を外したものの、同じ外野手の辰己を“外れ1位”の4球団競合の末に引き当てた。辰己をはじめ、2位の太田光、4位の弓削隼人、6位以下の渡辺佳明、小郷裕哉、鈴木翔天と大学、社会人を中心に指名した。根尾、上茶谷を連続で外したヤクルトは即戦力の清水昇を“外れ外れ1位”で指名。大学生3人、高校生3人、社会人2人と満遍ない指名だった。


◆ソフトバンクは抽選2連敗も最速159キロの甲斐野を指名

 ソフトバンクは昨年に続きクジ運に恵まれず。昨年は清宮、安田、馬場と“3連敗”、今年も小園、辰己で“2連敗”した。最も課題とされる野手を逃したものの、“外れ外れ1位”で159キロ右腕の甲斐野央を指名できたのは、まずまず。3位で指名した王貞治球団会長の後輩にあたる野村大樹に、松田、内川の後継者として期待したいところ。

 巨人も根尾、辰己の抽選を相次いで外し、こちらは最速151キロ左腕の高橋優貴が1位に。どちらかといえば、高齢化の進む野手にテコ入れしたいところだが、高校生の増田陸、松井義弥の2人を指名したのみ。来季に向けては、FA補強に乗り出すか、現有戦力でなんとかするしかない。支配下6人中5人が高校生という指名になった。

 12球団で最も苦しいドラフトとなったのは阪神か。藤原、辰己と外野手に相次いで入札したものの、抽選で“2連敗”し、侍ジャパン社会人代表の近本光司を指名した。福留、糸井と高齢化の進む外野手を補いたかったのは頷けるが、果たして、1位で指名するほどだったか。

 さらに、2位ではそれほど下馬評の高くなかった高校生内野手の小幡竜平を指名。東妻や梅津といった1位候補がまだ指名されておらず、しかも、2位指名のウエーバー順が楽天に続く2番目であることを考えると、この1位、2位にはいくばくかの疑問が残る。近本、3位の木浪聖也、4位の齋藤友貴哉の社会人3人と独立リーグの6位・湯浅京己と即戦力4人の指名となったが、果たして……。

 ドラフトの成果は、この後、指名された選手がどのような結果を残したかによって計られるもの。1年ではなく、5年、10年後に、このドラフトがいかなる結果となっているか……。数多くの選手が、プロ野球界を沸かせる活躍を見せてくれることを願いたい。


☆いやいや分かりませんよ、調べてみたら、スカウトによっては阪神2位指名の木幡くんは小園くんに優るとも劣らない逸材、と言う人もいます。プロに入って通用するか、またプロに入ってどれだけ成長するかは、これからが勝負ですから。


☆この後、カープのドラフト。



にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ
にほんブログ村


source : K.Oのカープ・ブログ。