2018年11月3日土曜日
日本一に向けて。
◇両チーム、投手陣のみ練習=3日、広島で第6戦―プロ野球日本シリーズ 11/2(金) 16:51配信 時事通信
プロ野球の日本シリーズ(7試合制)第6戦は3日、広島市のマツダスタジアムに場所を戻して行われる。第5戦でサヨナラ勝ちし、3勝1敗1分けとしたソフトバンクは勝てば2年連続9度目の日本一が決まる。後がなくなった広島は地元で巻き返しを狙う。2日はソフトバンクがヤフオクドームで、広島はマツダでいずれも投手陣が練習を行った。
ソフトバンクは第6戦先発のバンデンハークや第5戦で投げた千賀らが参加し、軽めの調整を行った後に敵地へ移動。広島は3日に先発するジョンソンらがキャッチボールなどで汗を流した。
第6戦は午後6時30分開始。セ・リーグの本拠地のため指名打者制は採用しない。
☆第6戦はジョンソンとバンデンハーク、第7戦は九里くんとミランダ、第8戦は野村くんと東浜、ということになりますかね。
◇背水の広島、ジョンソンに期待 エース大瀬良待機も 11/2(金) 21:07配信 産経新聞
プロ野球のSMBC日本シリーズ2018は3日に舞台をマツダスタジアムに戻して第6戦が行われる。第6戦の先発は、広島はジョンソン、ソフトバンクはバンデンハークで、第2戦と同じ顔合わせ。試合のない2日、両チームは主力を休養させた。
対戦成績1勝3敗1分けで34年ぶりの日本一へ向けて後がなくなった広島は、投手陣が本拠地マツダスタジアムで調整した。第6戦の先発は、第2戦で7回1失点と好投し勝ち投手となったジョンソン。畝投手コーチは「やってくれるでしょう。前回同様、自分の投球をしてくれれば問題ない」と期待を込めた。
「短期決戦でもシーズン一試合一試合と変わらない気持ちで投げている」と語る34歳の左腕は、2試合に先発しわずか失点1だった2016年の日本シリーズに続いて勝負強さを発揮。大一番を翌日に控えたこの日はキャッチボールやランニングなど、軽めのメニューをこなした。
第5戦で柳田にサヨナラ本塁打を喫した守護神の中崎も、第6戦に備えて軽く体を動かした。ただ、背水の陣となるだけに、投手陣はスクランブル態勢。。畝投手コーチは「大瀬良のブルペン待機? あるかもしれない」と、第5戦で先発したエース大瀬良をリリーフ要員とする可能性も示唆した。
その上で勝敗の鍵を握るのは、不振に陥っていた3番丸の打撃だ。第5戦で今シリーズ初本塁打を含む2安打を放ち「いいスイングができた」と復調に手応えを感じた様子。相手に王手をかけられたが、丸は「もう後がないので開き直ってやるしかない」と全力プレーに集中する。(上阪正人)
☆大瀬良くんは、第5戦で79球ですか。リリーフの経験もありますから、その辺が生きてくるかも知れませんね。
☆さて、崖っぷちだの背水だのと言ってても仕方がない、何度も言うように、日本一になるためにはどの道第6戦・第7戦は勝たなきゃいけなかったんですから、騒ぐほどのことではありません。第5戦に勝っていれば、1つは負けられた、というだけのこと。1つも負けられないのは確かにしんどいですが、どの道勝たなければ、日本一はない。
☆第8戦のことは第8戦を迎えた時に考えるとして、3連勝ではなく、まず2つ勝つこと。その条件は変わってない、と考えればいい。2つ勝てるだけの力があれば、日本一になる資格がある、ということ。第8戦を迎えて初めて、日本一に挑戦する資格を得る、と考えればいい。ヤフオクドームで3連敗したカープには、まだ日本一になる資格がない。2つ勝って初めて、日本一になる資格を得る。第6戦、第7戦に負けるようなことがあれば、そもそも日本一になるだけの力がなかった、ということ。
◇フランスア早期投入の勝負手 本拠総動員/黒田博樹 11/2(金) 7:54配信 日刊スポーツ
<SMBC日本シリーズ2018:ソフトバンク5-4広島>◇第5戦◇1日◇ヤフオクドーム
広島とソフトバンクの頂上決戦は第1戦に続き、2度目の延長戦となった。激闘の最後はソフトバンクの主砲・柳田の1発で決まった。広島は1勝3敗1分けと王手をかけられた。「フランスアの早期投入」を前日から提言していた広島OB、日米203勝のレジェンド・黒田博樹氏(43)は「丸の復調は好材料。総動員で戦ってほしい」とエールを送った。
広島、ソフトバンク両チームの監督、選手たちの執念が伝わってくる試合だった。ソフトバンクのサヨナラ勝ちで対戦成績は広島の1勝3敗1分けになった。だが、シリーズを通じて、どちらに転んでもおかしくない試合ばかり。見ているこちらまで熱くなってしまった。
連敗中の広島が「勝負手」を打った。フランスアの早い段階での投入だ。ブルペン陣では唯一の左腕。福岡で連敗を喫しており、流れを変えるために「守りから攻める」ということを考えても、あり得る作戦だと思ってた。広島ベンチはそれを実行した。
1点リードしていた6回裏2死二塁、代打・長谷川勇の場面で投入した。ツーシームで追い込んだ後、内角に鋭いストレートを投げ、バットを折る一ゴロに切った。1点リードでの逃げ切りへ7回も登板したが、1死から明石に痛い同点本塁打を浴びた。それでも8回はもちろん、9回途中まで登板した。明石に打たれたスライダーは甘く、失投ではあった。それで1発を食らったのは確かに誤算だったが責められる内容ではない。仕事はしたと思う。
ソフトバンクも先発千賀を5回途中で降ろし、森を8回に投入するなど激しく継投した。両チームともシーズン中とはまったく違う短期決戦ならではの継投策を取って戦ったのは見ていて力が入った。
ソフトバンクにすれば完璧な勝ち方だ。延長に入ったあの場面、あそこで相手の抑えを務める投手を1球で仕留めるのはさすが柳田だ。この日のデスパイネなど、離脱者を出しながらもそれをカバーしていくのがソフトバンクの底力といえる。この1勝は完全に波に乗れる勝利だ。
広島は追い込まれる形になった。マツダスタジアムで1勝1分けと有利な形で福岡に乗り込んだが、日本シリーズのヤフオクドームでは無類の強さを誇るソフトバンクの前に3連敗を喫してしまった。
それでも、3日からは広島も得意とする地元マツダスタジアムでの戦いになる。広島OBの一員として言わせてもらえば、ここは選手一丸となって、総動員で向かっていってほしい。
好材料を言えば、このシリーズ、不調だった3番丸の状態が上がってきたのは大きいと思う。1点を追う5回に一時は逆転とするシリーズ初本塁打が出た。9回2死二塁の勝ち越しチャンスで放った右飛も好捕されたが、当たりそのものはよかった。
長いイニングを投げたフランスアも、ここは正念場、出番が来ればいくだろう。とにかく、ここまで来たら1試合でも長く激闘を見たい。(元広島投手)
☆ソフトバンクの5戦での得点は21、カープは20。チーム打率はソフトバンクが.234、カープが.263、ホームランはソフトバンクが6、カープが8。どこで差がついているかというと、甘い球を確実に捉えているソフトバンクと、捉えられないカープの差。第5戦、フランスアのスライダー、中崎くんのスライダーと、唯一の失投を平常心でホームランにしたソフトバンクと、例えば第3戦、あと1点となってから点が取れない、第5戦、同点になってからあと1点が取れないカープ。第3戦、1点ビハインドの9回1死1塁、カウント0ー1から外角シュートを打ちに行って凡退した松山、2死1・3塁とチャンスが拡大して、初球内角低めカットボールを打ってファーストゴロに終わった、野間くん。第5戦 同点の9回、2死2塁でカウント0ー1からの外角シュートを打って出てライトフライに終わった、丸。同じく10回1死2塁のチャンスに、低めフォークに三振したバティスタ、2ー1のバッティングカウントで内角低めストレートを打ってセカンドゴロに終わった、安部。いずれもそんなに難しい球ではありません。
☆内容的には、全く悲観することはない。ソフトバンクは内野ゴロや内野安打でうまく点を取ってますが、逆に言えば、連打や芯で捉えられたタイムリーで点を取っている訳ではない、ということ。マツダではデスパイネ・柳田・上林・グラシアルあたりに仕事をさせてませんでしたし、打たれたホームランも、そりゃ打たれるだろ、という失投がほとんど。
☆つまり、防ごうと思えば防げる失点、ということ。猛打爆発、こりゃどうしようもないわい、という訳ではありません。
☆さて、で、勝つためには、という話。
◇里崎氏が語る広島が勝利するために必要なこととは? 11/2(金) 10:00配信 ベースボールキング
広島がソフトバンクとの日本シリーズ第5戦、延長10回にサヨナラ負けを喫し、1勝3敗1分ともう1敗も許されない状況となった。
1日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル 日本シリーズ第5戦 ソフトバンク-広島戦』で解説を務めた里崎智也氏は、広島が勝利するために必要なことに「先発投手がもう少し長いイニングを投げて投げ切らないといけない」と先発陣の奮起を挙げた。
第1戦の大瀬良大地、第2戦のジョンソンは5回以上投げたが、第3戦の九里亜蓮、第4戦の野村祐輔、第5戦の大瀬良はいずれも5回を持たずに降板。里崎氏は「今日もフランスアにイニングを跨がせましたし、全体的にリリーフ陣に負担がかかっている」と救援陣を心配した。
「先発陣にはもう少し長いイニングを投げて、最少失点に抑えることによって、カープの勝機が見えると思います」。第6戦以降、広島が勝利するためにも先発陣が長いイニングを投げることが重要になってくる。
【広島の日本シリーズ先発投手成績】
第1戦 大瀬良大地 5回 2失点
第2戦 ジョンソン 7回 1失点
第3戦 九里 亜蓮 4回1/3 4失点
第4戦 野村 祐輔 4回1/3 3失点
第5戦 大瀬良大地 4回1/3 3失点
(ニッポン放送ショウアップナイター)
◇まさかの3連敗で広島は崖っぷち。カープOBが語る逆転日本一の条件 11/2(金) 18:10配信 webスポルティーバ
日本シリーズは福岡ソフトバンクが本拠地で3連勝を飾り、対戦成績を3勝1敗1分として日本一連覇へ王手をかけた。ヤフオクドームで行なわれた3連戦は、広島OBでもある西山秀二氏の目にどのように映ったのか。6戦目以降の展望も踏まえ、解説してもらった。
ヤフオクドームでの3連戦はどっちに転ぶかわからない展開が多く、結果的にソフトバンクが3連勝しましたが、広島が勝っていても不思議ではなかったと思います。ただ、最後まで広島にペースを握らせなかったソフトバンクの戦いは“さすが”と言うしかありません。
たとえば第4戦の初回、一死一塁から丸佳浩がセンターオーバーの二塁打を放ち、菊池涼介が本塁を狙うもタッチアウトになった場面がありました。「本塁を狙わず一死二、三塁にすべきだった」という意見もありましたが、いつもなら間違いなくセーフになっていたと思います。
あの場面をあらためて振り返ると、センターの柳田悠岐からセカンドの明石健志へわたり、最後はキャッチャーの甲斐拓也のミットへと収まりました。少しでもボールが逸れたり、タイミングがずれたりすると、絶対にアウトにはなっていないと思います。それだけ完璧なプレーだったということです。おそらく何百回に1回、何千回に1回のプレーですが、それがこの大舞台で出るのですから、普段から高い意識を持ってプレーしている証拠だと思います。
正直、あの打球でランナーを刺せるチームは、少なくともセ・リーグにはいません。あれで先制していたら試合展開は変わっていたでしょうし、なにより丸に打点がつかなかったことが大きかった。
それに、甲斐を筆頭に、ソフトバンクバッテリーが広島の足を完全に封じました。甲斐の捕ってから投げるまでの素早さ、コントロールの正確性は特筆すべきものがあります。でも、それだけではランナーを刺せません。ピッチャーがしっかりけん制し、クイックで投げられているからこそ、アウトにできるのです。ソフトバンクはそうした基礎的なことをしっかりできています。
あと、ヤフオクドームでの3連戦に限って言えば、要所で丸を抑えたことが大きかったと思います。第5戦でようやく本塁打が出ましたが、それまで彼に本来の仕事をさせなかった。結果としてそのことが勝利につながったと思います。
丸のあとを打つ4番の鈴木誠也は第3戦、第4戦の2試合で3本塁打を放ちましたが、すべてソロ。ソフトバンクにしてみればホームランは打たれましたが、致命傷にはならなかった。
それに丸というバッターは、調子が悪くても、粘ってフォアボールを取ることができる。でも、このシリーズに限ればそれができていません。そればかりかボール球に手を出して空振り、というシーンもよく見かけます。
今シーズンの広島は、1、2番が出塁して、中軸で還すというのがひとつの得点パターンでしたが、シリーズでは丸で分断されてしまい、なかなかビッグイニングをつくれずにいます。
得点が入らないとピッチャーにかかる負担も大きくなり、体力的にも精神的にも追い詰められていく。その状況が続けば、ボールの威力もなくなり、失投も増える。そうした悪循環にはまった3連戦でしたね。
王手をかけられたとはいえ、悲観することはありません。まず、第6戦は調子のいいジョンソンが先発します。この試合に勝つことができれば、また広島に流れがくるのではないかと思っています。
それにソフトバンクは石川柊太がヒジの違和感により離脱して、デスパイネも第5戦を欠場するなど、万全ではない。内川聖一、松田宣浩も本来の調子にはほど遠い。さらに、リリーフ陣も疲労がピークに達しているのではないかと感じています。
クローザーの森唯斗は相変わらずいいピッチングを見せていますが、そこにつなぐまでが厳しい。武田翔太がジョーカー的な存在で頑張っていますが、もともとは先発投手でリリーフの経験が浅い。ややボールに力がなくなってきたように映りますし、変化球のキレも絶好調の時に比べると物足りない。
ソフトバンクの優位は変わりませんが、つけ入る隙はあります。いずれにしても、逆転日本一のためには打線のつながりは欠かせません。常にリードしている展開に持ち込み、森につなげない状況をつくっていきたい。
ここに来て、ようやく丸にも本来の当たりが戻り、ここからはホームの大声援を味方に試合ができる。ペナントレース同様、3点以上のビッグイニングをつくることができれば、逆転する可能性は十分にあると思います。
☆先発が試合を作って、打線がまとまった点を取る。つまりは要するに、「勝ちの形を作る」ということ。第2戦のような展開が理想的で、バンデンハークの不安定さを考えれば、普通にカープの野球をすれば、点は取れるはず。
☆先手を取れば圧倒的に強いソフトバンクですが、実はこのシリーズ、序盤の1回~3回までは、1点も取れていません。点を取っているのは、3回~7回の、中盤。8回以降の終盤も点を取ったのは、柳田のサヨナラホームランのみ。つまり、中盤に点を取って逃げ切る、という形。
☆その形にさせないためには、先発が最低5回までは頑張ってくれることと、序盤に打線が点を取ること。相手の先発を早めに降ろすことができれば、ソフトバンクリリーフ陣にもここまででも相当負担がかかってますから、カープペースの試合運びに持って行けます。
☆幸い、ジョンソンはもちろん、九里くんも野村くんも序盤はしっかり試合は作れてましたし、状態は決して悪くない。打線が点を取っていれば、先発も自分のピッチングができる、というもの。
☆さてその打線なんですが、まずポイントは、キクマル。菊池はちょっと自信喪失気味で、ああ見えて気が小さいので(笑)、決して諦めないこと。具体的には、極端なボール球には決して手を出さないこと、四球でも何でもいいから、とにかく塁に出ること。菊池お得意の右打ちも影を潜めてますから、もう一度自分の野球の自信を取り戻して、チームに貢献してほしい。
☆丸はですね、極端な言い方をすると、「ホームランはいらんから四球で出てくれ」ってところですかね。ソフトバンク投手陣が誠也くんを歩かせられるのはキクマルが機能してないからで、例えば田中くんが出て菊池が送り丸が四球、となれば、1死1・2塁で、誠也くん。丸は出塁率が高いからこそ価値がある訳で、一発狙いの低打率なら、3番じゃなくていい。
☆もう1つのポイントは、松山・野間くん・安部。この辺が働かないと、まとまった点にはなりません。松山・安部は技術はあるんですから、プレッシャーのかかる場面でも、その技術をきちんと生かせるように、打席を作っていくこと。基本的には、センター返しでいいと思います。
☆その次にポイントになるのが、バティスタ・メヒア。バティスタは外のボールにも食らいついており、打席の内容は悪くありません。またメヒアも元々はバティスタより率の残せる選手、大振りせず、しっかり捉えるバッティングをすれば、チームに貢献できます。
☆フランスアを後ろに持っていくのもいいでしょう。中崎くんも、今回は納得すると思います。但し、抑えにするなら、1イニング限定。3連投となった場合、球威が落ちたら捉えられますから、それは避けたい。あとはリリーフのポイントは、今村くん。彼が働いてくれなければ、日本一はありません。
☆さて。日本シリーズが苦しいのは、最初から分かっていたこと。ソフトバンクは2位からの勝ち上がりですが、カープはリーグ優勝しての日本一ですから、これは価値あるもの。苦しい状況になっても、気持ちが沈みそうな時でも、チームみんなでみんなを鼓舞して、気持ちの見えるプレーを見せて下さい。
☆まずは第6戦に勝たなければ、話は始まりません。この1戦に集中して、まず1つ、取りましょう!
◇11月3日(土)の予告先発投手
○広島東洋カープ
K.ジョンソン
24試合11勝5敗 防御率3.11 WHIP1.28
対H 1試合0勝0敗 防御率1.50 WHIP1.00
VS (18:30 マツダ)
○福岡ソフトバンクホークス
R.バンデンハーク
23試合10勝7敗 防御率4.30 WHIP1.26
対C 1試合1勝0敗 防御率1.29 WHIP0.71
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source : K.Oのカープ・ブログ。