2019年5月31日金曜日

ヤクルト11回戦(神宮)。


 ◇スタメン

【ヤクルト】
① 5 宮本
② 8 青木
③ 4 山田哲
④ 3 村上
⑤ 7 バレンティン
⑥ 9 坂口
⑦ 6 奥村
⑧ 2 中村
⑨ 1 小川

【広島】
① 8 野間
② 4 菊池
③ 3 バティスタ
④ 9 鈴木
⑤ 7 西川
⑥ 2 磯村
⑦ 6 田中
⑧ 5 安部
⑨ 1 山口


☆先発は、ヤクルトが小川、カープが山口。プロ初先発の山口くん、どんなピッチングを見せてくれるか。打線が早めに援護してあげてほしいですね。3連勝して、気分よく阪神戦に臨みましょう!


(C)1回表
①野間ショートゴロ、②菊池センターフライ…野間くんは1ー2から外角チェンジアップ、菊池は1ー0から外角つり球。
 2死
③バティスタ ライトスタンドへ先制ホームラン カープ先制、ヤ0-1広。…初球外角高めストレート。初球から行きましたね。
 2死
④鈴木 センター前ヒット…1ー0から真ん中高めストレート。
 2死1塁
⑤西川 ライト前ヒット、1塁ランナー3塁へ。…2ー1から真ん中高めチェンジアップ、エンドラン。チャンス。
 2死1・3塁
⑥磯村 左中間へ2点タイムリーツーベース ヤ0-3広。…初球外角高めカットボール。この2点は大きい。
 2死2塁
⑦田中 三振、この回3点。…1ー2から真ん中低めボール球フォーク。いきなりの3点先制ですね。


(S)1回裏
①宮本三振、②青木センターフライ、③山田哲センターフライ、この回三者凡退、無失点。…宮本は1ー2から真ん中つり球、青木は0ー1から真ん中低めストレート、山田は1ー2からど真ん中ストレート(^^;


(C)2回表
先頭⑧安部 センター前ヒット…1ー2から5球目ど真ん中フォーク(^^;
 無死1塁
⑨山口 スリーバント失敗
 1死1塁
①野間 四球
 1死1・2塁
②菊池ハーフスイングを取られ三振、③バティスタ三振、この回無得点。…菊池は1ー2から7球目外角低めボール球カットボール、バティスタは1ー2から内角低めボール球フォーク。


(S)2回裏
④村上セカンドゴロ、⑤バレンティン見逃し三振、⑥坂口セカンドゴロ、この回三者凡退、無失点。…村上くんは1ー2から6球目外角つり球、バレンティンは1ー2から真ん中低めストレート、坂口は2ー1から真ん中低めストレート。この主審はかなり低めを取ってくれます(^^;


(C)3回表
先頭④鈴木 四球…誠也くんが出ました。
 無死1塁
⑤西川 ライトフライ…0ー1から真ん中高めカットボール、フェンスギリギリ。
 1死1塁
⑥磯村の時、鈴木盗塁…チャンス。
 1死2塁
⑥磯村 四球
 1死1・2塁
⑦田中 ショートゴロゲッツー、この回無得点。…0ー1から外角高めストレート。


(S)3回裏
⑦奥村 三振…0ー2から真ん中低めボール球フォーク。
 1死
⑧中村 四球
 1死1塁
⑨小川送りバントはキャッチャーゴロ、①宮本三振、この回無失点。…宮本は2ー2から内角低めボール球フォーク。


(C)4回表
⑧安部センターフライ、⑨山口三振…安部は3ー1から真ん中高めカットボール。
 2死
①野間 レフトへツーベース…0ー1から真ん中高めカーブ。チャンス。
 2死2塁
②菊池 レフト前タイムリーヒット ヤ0-4広。…2ー0から外角カットボール、泳ぎながら三遊間へ。
 2死1塁
③バティスタ ショートゴロ、この回1点。…1ー1から外角ボール球カットボール。


(S)4回裏
②青木センターフライ、③山田哲三振、④村上三振、この回三者凡退、無失点。…青木は1ー0から外角ストレート、山田はフルカウントから内角つり球、村上くんは2ー2から外角つり球。


(C)5回表
先頭④鈴木 四球
 無死1塁
⑤西川 レフト前ヒット、1塁ランナー3塁へ。…1ー1から真ん中低めボール球チェンジアップ、ランエンドヒット。出ました西川くんの変態打ち(笑)。チャンス。
 無死1・3塁
⑥磯村 ショートフライ…2ー1から内角高めシュート、ランエンドヒット。
 1死1・3塁
⑦田中 ライト前タイムリーヒット ヤ0-5広、1塁ランナー3塁へ。…2ー1から外角チェンジアップを一二塁間へ。田中くんに出ましたね~。
 1死1・3塁、投手久保(S)。⑧安部に代打小窪。
⑧小窪 三塁線を破るタイムリーツーベース ヤ0-6広。…1ー0からど真ん中ストレート(^^;
 1死2・3塁
⑨山口 ワイルドピッチによる振り逃げの間に3塁ランナーホームイン ヤ0-7広。…(^^;
 1死1・3塁
①野間 サードフライ…初球外角高めスライダー。
 2死1・3塁
②菊池 四球
 2死満塁
③バティスタ ハーフスイングを取られ三振、この回3点。…2ー2から内角低めボール球スライダー。


(S)5回裏、⑧安部の代打小窪そのままサード。
⑤バレンティンライトフライ、⑥坂口三振、⑦奥村サードゴロ、この回三者凡退、無失点。…バレンティンは1ー2から外角低めボール球カーブ、坂口は0ー2から内角つり球、奥村は1ー2から真ん中つり球。山口くん、5回までノーヒットピッチング。


(C)6回表、⑦奥村に代わり投手風張(S)。⑨久保に代わりショート廣岡。
④鈴木 三振…0ー2から4球目外角低めボール球スライダー。
 1死
⑤西川 右中間を破るツーベース…1ー1から外角低めスライダー。チャンス。
 無死2塁
⑥磯村 センター前ヒット…1ー2から内角低めフォーク。
 無死1・3塁
⑦田中 バックスクリーンへ3ランホームラン ヤ0-10広。…2ー1からど真ん中カーブ。田中くんに出ましたね~。
 無死
⑧小窪センターフライ、⑨山口見逃し三振、この回3点。…小窪は初球ど真ん中ストレート(-_-;)


(S)6回裏
⑧中村サードゴロ、⑨廣岡サードゴロ、①宮本ピッチャーゴロ、この回三者凡退、無失点。…中村は3ー1からど真ん中ストレート、廣岡は0ー1からど真ん中スライダー、宮本は1ー1から外角カーブ。山口くん、まだノーヒットピッチング。


(C)7回表
①野間 ファーストゴロ…1ー2から5球目真ん中低めボール球フォーク。
 1死
②菊池 四球
 1死1塁
③バティスタ ライト前ヒット、1塁ランナー3塁へ。…2ー2から外角スライダー。
 1死1・3塁
④鈴木 四球
 1死満塁、1塁ランナー鈴木に代走曽根。
⑤西川 ファーストゴロの間に3塁ランナーホームイン ヤ0-11広、ランナーそれぞれ進塁。…初球外角低めシュート。
 2死2・3塁
⑥磯村 サードゴロ、この回1点。…フルカウントから8球目真ん中低めボール球フォーク。


(S)7回裏、④鈴木の代走曽根そのままライト。
②青木ライトフライ、③山田哲ファーストゴロ…青木は2ー1から外角スライダー、山田は2ー2から7球目内角フォーク、止めたバット。
 2死
④村上 詰りながらもレフト前ヒット…2ー2から内角つり球。う~ん、打ち取ってるんですけどね~。
 2死1塁
⑤バレンティン 三振、この回無失点。…フルカウントから真ん中つり球。


(C)8回表、②青木に代わり投手山中(S)。⑦風張に代わりライト雄平、キャッチャー西田、ライト坂口がセンター。
⑦田中ファーストゴロ、⑧小窪セカンドフライ…田中くんは0ー1から外角高めストレート、小窪は1ー1から外角高めストレート。
 2死、⑨山口に代打松山。
⑨松山 ライトフライ、この回三者凡退、無得点。…2ー0からど真ん中ストレート(-_-;)


(S)8回裏、②菊池に代わり投手菊池保(C)。⑨山口の代打松山に代わりセカンド上本。
先頭⑥坂口 四球
 無死1塁
⑦雄平センターフライ、⑧西田ライトフライ、⑨廣岡ファーストファウルフライ、この回無失点。…雄平は1ー1から外角フォーク、西田は初球ど真ん中ストレート、右中間フェンスギリギリ、ライト曽根くん背走しながらナイスキャッチ、廣岡は0ー1から内角高めストレート。


(C)9回表
①野間 レフトフライ…1ー2から内角つり球。
 1死、②菊池保に代打坂倉。
②坂倉 ショート内野安打…1ー1から外角低めボール球シンカー、二遊間の当たりショート廣岡追いつくも捕れず。
 1死1塁
③バティスタ レフトスタンドへ2ランホームラン ヤ0-13広。…2ー0から真ん中高めストレート。
 1死
④曽根見逃し三振、⑤西川レフトフライ、この回2点。…曽根くんは2ー2から内角低めスライダー、西川くんは1ー2から7球目外角低めスライダー。


(S)9回裏、①野間に代わり投手中村恭(C)。②菊池保の代打坂倉そのままレフト、レフト西川がセンター。①宮本に代打大引。
①大引 ライトファウルフライ…2ー0から真ん中つり球、ライト曽根くんフェンス際軽くジャンプしてナイスキャッチ。
 1死、②山中に代打荒木。
②荒木 レフト前ヒット…2ー1からど真ん中ストレート(-_-;)
 1死1塁
③山田哲2ー0から内角ストレートにファーストフライ、④村上0ー2から真ん中つり球に三振、この回無失点、ゲームセット(/--)/


ヤクルト 対 広島 (ヤ5勝6敗0分
18時00分 神宮 30239人)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
C 3 0 0 1 3 3 1 0 2 13
S 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
勝 山口 4試合1勝0敗
敗 小川 10試合1勝7敗
ホームラン バティスタ13号(小川) 田中2号③(風張) バティスタ14号②(山中)

【広島】
      打 安 点 打率 本
① 8 野間  5 1 0 .284 1 遊ゴ 四球 …… 左2 三飛 …… 一ゴ …… 左飛
  1 中村恭 0 0 0 ---- 0
② 4 菊池  3 1 1 .291 4 中飛 三振 …… 左安 四球 …… 四球 ……
  1 菊池保 0 0 0 ---- 0
打 7 坂倉  1 1 0 .333 0 …… …… …… …… …… …… …… …… 遊安
③ 3 バティスタ
      6 3 3 .293 14 右本 三振 …… 遊ゴ 三振 …… 右安 …… 左本
④ 9 鈴木  2 1 0 .360 15 中安 …… 四球 …… 四球 三振 四球 ……
走 9 曽根  1 0 0 .111 0 …… …… …… …… …… …… …… …… 三振
⑤78西川  6 3 1 .311 2 右安 …… 右飛 …… 左安 右2 一ゴ …… 左飛
⑥ 2 磯村  4 2 2 .394 2 左2 …… 四球 …… 遊飛 中安 三ゴ ……
⑦ 6 田中  5 2 4 .184 2 三振 …… 遊併 …… 右安 中本 …… 一ゴ
⑧ 5 安部  2 1 0 .243 3 …… 中安 …… 中飛 …… …… …… ……
打 5 小窪  3 1 1 .254 0 …… …… …… …… 左2 中飛 …… 二飛
⑨ 1 山口  4 0 0 .000 0 …… 三振 …… 三振 振逃 三振 …… ……
打 松山  1 0 0 .156 2 …… …… …… …… …… …… …… 右飛
  4 上本  0 0 0 .167 0
計     43 16 12 .258 53
残塁10、併殺0

【ヤクルト】
      打 安 点 打率 本
① 5 宮本  3 0 0 .217 0 三振 …… 三振 …… …… 投ゴ …… ……
打 大引  1 0 0 .200 0 …… …… …… …… …… …… …… …… 右邪
② 8 青木  3 0 0 .316 8 中飛 …… …… 中飛 …… …… 右飛 ……
  1 山中  0 0 0 ---- 0
打 荒木  1 1 0 .239 2 …… …… …… …… …… …… …… …… 左安
③ 4 山田哲 4 0 0 .287 12 中飛 …… …… 三振 …… …… 一ゴ …… 一飛
④ 3 村上  4 1 0 .244 14 …… 二ゴ …… 三振 …… …… 左安 …… 三振
⑤ 7 バレンティン
      3 0 0 .275 12 …… 三振 …… …… 右飛 …… 三振 ……
⑥98坂口  2 0 0 .152 0 …… 二ゴ …… …… 三振 …… …… 四球
⑦ 6 奥村  2 0 0 .214 0 …… …… 三振 …… 三ゴ …… …… ……
  1 風張  0 0 0 ---- 0
  9 雄平  1 0 0 .265 4 …… …… …… …… …… …… …… 中飛
⑧ 2 中村  1 0 0 .248 3 …… …… 四球 …… …… 三ゴ …… ……
  2 西田  1 0 0 .238 0 …… …… …… …… …… …… …… 右飛
⑨ 1 小川  1 0 0 .105 0 …… …… 捕ゴ …… …… …… …… ……
  1 久保  0 0 0 ---- 0
  6 広岡  2 0 0 .000 0 …… …… …… …… …… 三ゴ …… 一邪
計     29 2 0 .240 62
残塁4、併殺1

【広島】
    試 勝 敗 S 回 球 安 三 四 自 防御
山口  4 1 0 0 7 95 1 8 1 0 0.00
菊池保 16 1 0 0 1 13 0 0 1 0 2.84
中村恭 11 0 0 0 1 13 1 1 0 0 1.35

【ヤクルト】
    試 勝 敗 S 回 球 安 三 四 自 防御
小川 10 1 7 0 41/3 94 9 5 4 7 5.37
久保  3 0 0 0 2/3 18 1 2 1 0 0.00
風張  11 0 0 0 2 51 4 2 2 4 8.36
山中  1 0 0 0 2 30 2 1 0 2 9.00

◇盗塁 鈴木(3回)
◇暴投 久保(5回)
◇試合時間 3時間24分


◇広島、球団新記録の月間19勝 快投の高卒2年目・山口がプロ初勝利! 5/30(木) 21:26配信 ベースボールキング

● ヤクルト 0 - 13 広島 ○
<11回戦・神宮>

 広島は球団新記録となる月間19勝目(4敗1分け)をマーク。プロ初先発の高卒2年目・山口翔投手が、7回1安打無失点の快投でプロ初勝利を手にした。

 広島は初回、簡単に二死を奪われるも、3番・バティスタが右翼席へ飛び込む13号ソロを放ち先制。なおも4番・鈴木、5番・西川の連打で好機を作ると、6番・磯村が左中間突破の2点適時二塁打を放ち3-0とリードを広げた。

 4回も二死から1番・野間が二塁打でチャンスメイクし、続く菊池涼の左前適時打で4点目。5回は7番・田中広、続く代打・小窪の連続適時で7-0とし、6回以降も田中広の2号2ラン、バティスタの14号2ランなどで計14得点とした。

 山口は球威のある直球を軸にヤクルト打線を翻弄。初回から5回まで毎回奪三振をマークし、6回までノーヒットノーラン投球を続けた。7回二死からヤクルト・村上に初安打となる左前打を許したが、7回95球、1安打8奪三振無失点の快投。プロ初先発で圧巻のピッチングを披露した。

 投打が噛み合った広島は5月だけで19勝目をマーク。1994年8月に記録した18勝(8敗)を上回る、月間最多勝利数の球団新記録を打ち立てた。

 対するヤクルトは、シーズン96敗を喫した2017年以来の14連敗。長いトンネルを抜け出すことができず、5回途中7失点の先発・小川は7敗目(1勝)を喫した。


☆いやいやいや、山口くん、いいですわ。緒方監督、佐々岡コーチも、ご満悦(笑)。


◇広島・山口の快投に緒方監督「大あっぱれ」佐々岡コーチも「ここまでやるとは」 5/30(木) 22:52配信 デイリースポーツ

 「ヤクルト0-13広島」(30日、神宮球場)

 プロ初先発の広島・山口が7回1安打無失点の快投でプロ初勝利を手にした。首脳陣も右腕を絶賛だ。緒方監督は「ナイスピッチング、大あっぱれだよ」とたたえ「秋のキャンプから期待していた投手の1人。こうしてワンチャンスをモノにしてくれた。2、3試合しっかり任せてみようと思う」と先発ローテ入りを決めた。

 佐々岡投手コーチも「すばらしい。ここまでやるとは」と驚き、「ブルペンでもストレートが良かった。腕を振って変化球でストライクを取れていたし、緩急もうまく使えていた」とうなずいた。

 交代の場面については「1本(安打が)出たからね。違う張りも出るから」と説明し、「次も行ってもらう」と期待を寄せていた。


☆打線が手厚い援護、連敗中のヤクルト相手ということを差し引いても、もう100点満点の200点ですわ(笑)。


◇広島・山口がプロ初先発初勝利 七回途中までノーノー「本当にとてもうれしいです」 5/30(木) 23:06配信 デイリースポーツ

 「ヤクルト0-13広島」(30日、神宮球場)

 広島の高卒2年目右腕・山口翔投手が7回1安打無失点でプロ初先発初勝利を飾った。

 初回、宮本、青木、山田哲を三者凡退に斬ると、テンポ良く無安打投球を続けた。七回2死から村上にこの日初被安打となる左前打を浴びたが、直後のバレンティンを直球で空振り三振。この回まででお役御免となった。

 ヒーローインタビューでは「全力でやった結果が勝ちに結びついて、本当にとてもうれしいです」とニッコリ。チームも球団新記録となる月間19勝を刻んだ一戦。「野手の皆さんがたくさん打ってくれたので、投げやすかったです」と感謝の言葉も口にしていた。


☆手厚い援護に、「カープに来てよかった」(笑)。


◇王者・広島にニューヒーロー誕生 20歳山口、強力援護の打線に感謝「カープに来て良かった」 5/30(木) 21:58配信 スポニチアネックス

 ◇セ・リーグ 広島13―0ヤクルト(2019年5月30日 神宮)

 プロ初先発で7回2死までノーヒット投球。7回1安打無失点快投で文句なしの初勝利を挙げた広島・山口翔投手(20)は敵地でのヒーローインタビューに終始笑みが絶えなかった。

 祝福の声に満面笑みで「ありがとうございます!」と元気よく応じた山口は「全力でやった結果が勝ちに結びついたので、本当にとてもうれしいです」と第一声。「意識したら崩れるかなと思ったんで絶対に意識しないように心がけて頑張りました」と7回2死まで続いたノーヒット投球を振り返った。

 試合前には元エースの佐々岡投手コーチから「1人1人を集中して全力で投げて来い」と声をかけられ送り出されたそうで「その通りに全力でいった結果がこうなったので、また次もこうやって頑張りたいです」と若鯉らしい初々しさをにじませた。

 熊本工から2017年ドラフト2位で入団したプロ2年目。5月7日の中日戦(ナゴヤD)でデビューしてから3試合にいずれもリリーフ登板し、計4回を無失点。4度目の登板で初めて巡ってきた先発も7回無失点とこれで11回連続無失点だ。

 初回から140キロ台後半の速球とスライダーを駆使して快調に飛ばした。「まっすぐが自分の武器なので、そのまっすぐを見せることができたので本当に良かったです」。握りしめたウイニングボールは「もちろん自分を生んでくれたお母さんとお父さんにあげたいです」とし、どんな言葉をかけながら渡すか問われると「生んでくれてありがとう。俺やったよ!って言います」と最高のスマイルを浮かべた。

 山口の快投もあり、チームは球団新記録となる月間19勝目を挙げた。ともに今季最多の16安打13得点という打線の援護に「野手の皆さんがたくさん打ってくれたので自分は本当に投げやすかったのでカープに来て良かったなと思いました」と山口。

 故郷・熊本の人たちへメッセージを、と促されると「うわ~」と声を挙げた後で「とりあえず、やったよ!って皆に言って、また次も頑張るよみたいな感じで…。頑張ります!」と最後まで初々しさ全開のニューヒーローだった。


☆ウイニングボールは、実家の両親へ。


◇広島山口「産んでくれて…」プロ1勝の勝利球実家へ 5/30(木) 23:48配信 日刊スポーツ

<ヤクルト0-13広島>◇30日◇神宮

 広島の2年目右腕・山口翔投手(20)が、プロ初先発で初勝利を挙げた。ヤクルト打線を相手に7回2死までノーヒットを続けるなど、7回1安打8奪三振、無失点の好投。

   ◇   ◇   ◇

 山口はヒーローインタビューで両親への感謝を口にした。ウイニングボールについて「もちろん、産んでくれたお父さん、お母さんにあげたいです」と宣言。

 「産んでくれてありがとう。俺やったよ、と言います」と続けた。神宮に招待しようとしたが、実現しなかったという。「本当は自分で(ボールを)持ってたいんですけど、熊本に送ります」。自分用のボールは、次回先発で手にする。


☆はいはい、自分が活躍することが最大の親孝行ですから、その記念に、ボールは実家に送ってあげて下さい。


☆普段ベンチにいても、味方が点を取るとほんとにうれしそうな笑顔で喜ぶ、山口くん。ま、スター選手の並ぶ1軍での試合は、半分お客さんとして観てるようなものですからね(笑)。若い選手がいると、ベンチも活気づいて、いいですわ。


☆もちろん、戦力としても、これは大きな戦力の1人となります。


◇ヤクルトが狙って打てない…広島山口のキレある直球 5/30(木) 23:19配信 日刊スポーツ

<ザ・ピンポイント>

<ヤクルト0-13広島>◇30日◇神宮

 ヤクルトが高卒2年目でプロ入り初先発の広島・山口に対し、7回でわずか1安打に抑え込まれた。連敗中でチーム状態が悪いとはいえ、目を覆いたくなるような“やられっぷり”。序盤から得点差もあり、出塁したのは3回の四球と7回の安打のみ。クイックモーションや投球術、フィールディング技術がどうなのかが分からず、総合的な判断はできない。しかし、直球の質がよく、将来が楽しみな投手なのは、初先発した内容だけでも判断できる。

 どうして打てなかったかが、はっきりしている。140キロ台後半の直球にキレがある。7回で降板するまで打者23人に対し、直球で13個のアウトを奪った。さらに圧巻なのが、8奪三振のうち、直球で奪った三振が6個。しかもそのうちの5個が、ボールゾーンで空振りさせた三振だった(見逃し三振が1個)。

 山口と初対戦する打者の心理を考えてみる。まずはどんな「持ち球」があって、球威や制球力がどうなのかを考える。当然、スコアラーからの報告もあるだろう。それでも変則モーションでもなく、極めてオーソドックスな本格派で、特別な対策はないだろう。打者の興味は「どんな直球なんだろう」に尽きるのではないか。

 追い込まれたカウントで打者の多くは、とりあえず直球にバットが出るように備え、変化球に対応しようとする。データの少ない初対戦の投手となればなおさら、その傾向は強くなる。そんな構図の中、ボールゾーンへの直球で5個の空振り三振を奪っているのだから、キレのいい直球を投げる証拠だろう。

 身長は181センチ。現代のプロ野球界ではそれほど長身の部類には属さないが、手足が長いオーバーハンドで、打者は角度を感じそう。95球で降板し、最後は球のキレも落ちていたが、初先発という状況を考慮すればスタミナも備えていそう。次回の登板が楽しみになった。【小島信行】


☆高校時代の映像を観たことがありますが、力任せに投げている印象で、高めに抜ける球がかなりありました。で、それと比べると現在の山口くんは、多少セーブ気味に投げながら、低めの思うところへ投げられているように見えます。スライダーも独特のキレで、フォークもある。


☆で、上の記事では「角度がある」とありますが、K.Oの印象はちょっと違って、オーバーハンドながら腕がしなり、肘が先に出てくるので、リリースする位置は、随分低い(と感じる)。「地を這うような」という形容がぴったりだと思います。また腕が長いので、今日のように球持ちのいい時は、バッターにはリリースのポイントが分かりづらく、なおかつストレートに伸びがあるので、バッターはどうしても遅れてしまう。


☆山口くんの腕のしなりは、現楽天の投手コーチ、あの伝説の大投手、ヤクルト伊藤智仁投手を彷彿とさせます。スライダーの曲がり方も、似ている。伊藤さんのように、山口くんも大活躍してほしいですね。




☆試合は、初回に3点先制。


◇広島バティスタが13号先制ソロ「いいポイントで」 5/30(木) 18:23配信 日刊スポーツ

<ヤクルト0-13広島>◇30日◇神宮

 広島サビエル・バティスタ外野手(27)が1回に13号先制ソロを放った。

 ヤクルト小川の初球、外角真っすぐをたたくとライナーで右翼席に突き刺さった。「いいポイントでコンパクトに打つことができました。先制点になって良かったです」。13連敗中のヤクルトに手痛い先制パンチを見舞った。


☆ライアン小川くんも、まさか初球外角ストレートをライトスタンドまで持っていかれるとは思わなかったでしょうね。


◇首位・広島 13連敗中のヤクルト相手に容赦なし…初回にバティ弾&磯村2ベースで3点先取 5/30(木) 18:22配信 スポニチアネックス

 ◇セ・リーグ 広島―ヤクルト(2019年5月30日 神宮)

 広島は初回、3番・バティスタ外野手(27)がヤクルト先発・小川から右翼スタンドへ13号ソロ本塁打を放ってあっさり先制に成功した。

 野間、菊池涼が倒れ、2死走者なしの場面。小川が投じた初球の外寄り高めの直球を右翼スタンドへ叩き込んだ。

 バティスタの本塁打は25日の巨人戦(東京D)以来4試合ぶり。打撃好調なバティスタの先制ソロで火がついた広島打線はさらに磯村の左中間二塁打で2点を加え、初回に3点先取となった。


☆いやいや、容赦する必要はナニもないんですが(笑)。ただ、今日の攻めは、まさに「容赦なし」(笑)。初回もバティスタの一発の後の、磯村くんの2点タイムリーツーベースが効きました。


☆で、それを演出したのが、誠也くんと西川くん。


◇広島西川が22戦連続安打、ホプキンス超え球団4位 5/30(木) 18:35配信 日刊スポーツ

<ヤクルト0-13広島>◇30日◇神宮

 ホプキンス超えだ。広島西川龍馬内野手(24)が1回2死一塁から一二塁間を破る右前打を放ち、連続試合安打を22試合に伸ばした。

 広島では76年ホプキンス、14年菊池涼(5月31日~7月2日)の21試合連続を抜き、97年ロペス、14年菊池涼(7月26~8月21日)の22試合に並ぶ球団4位の記録となった。

 自らの記録を伸ばす一打でランエンドヒットを成功させてチャンスを広げると、6番磯村の2点二塁打でリードを広げた。磯村は「ひと振りでしっかり捉えることが出来ました」と振り返った。


☆4番誠也くんは、ランナーも返せてつなぎのバッティングもでき、足もある。で、5番西川くんは、エンドランなど、細かいこともできる。4番誠也くんのおかげで3番バティスタが楽にバッティングできるとすれば、バティスタの活躍によって誠也くんにもいい影響が生まれる。バティスタが一発、誠也くんがつないで、西川くんとエンドランでチャンスメーク、6番以降が、返す。


☆4回は、1・2番で、追加点。


◇広島・菊池涼が適時打「良い追加点になりましたね」リード4点に広げる 5/30(木) 19:51配信 デイリースポーツ

 「ヤクルト-広島」(30日、神宮球場)

 広島が3-0の四回に菊池涼介内野手の適時打で1点を追加した。

 2死走者なしから野間が左翼への二塁打を放った直後。小川の3球目、外角139キロを左前へはじき返した。好機で役割を果たし、「打ったのはカットボール。良い追加点になりましたね」と振り返った。


☆小川くんは、エースらしからぬピッチング。初回はバティスタに打たれても後続を抑えるべきだったし、初回に失点しても2回以降は踏ん張ってほしかったところ。


☆何より、連敗中、なおかつ中継ぎに負担がかかっている現状を考えれば、2回以降のピッチングは勝ち負けに関わらず、大事だったんですよね。


◇広島5回で先発野手全員安打 ライアン小川をKO 5/30(木) 19:59配信 日刊スポーツ

<ヤクルト0-13広島>◇30日◇神宮

 広島田中広輔内野手(29)が5回1死一、三塁から右前適時打を放ち、ヤクルト先発小川をKOした。

 田中広は「チャンスだったので、積極的に打ちにいきました」と振り返った。

 広島は5回で早くもスタメン野手全員安打。さらに代打小窪の適時二塁打でチーム安打数は2桁10本となった。


◇広島、ヤクルトに容赦ない猛攻 6回まで13安打10得点 5/30(木) 20:19配信 Full-Count


◆プロ初先発の山口は6回まで無安打無失点

■ヤクルト – 広島(30日・神宮)

 広島打線が13連敗中のヤクルトに容赦ない猛攻だ。6回までに13安打10得点を挙げ、試合の主導権を握った。

 初回。2死からバティスタの右越え13号ソロで先制すると、鈴木、西川の連打で作った一、二塁から磯村の2点二塁打で3点を先取した。4回は2死二塁から菊池の左前適時打で加点。5回には小窪の適時二塁打などで3点を追加すると、6回には1死一、三塁から田中広がバックスクリーンへ消える2号3ランを放った。

 プロ初先発の2年目右腕、山口は6回まで無安打無失点と好投を続けている。


☆田中くんは、3ランなんてのは試合が決まった後、あれだけ制球の定まらない投手から打ったんですからどうでもよくて、2打席目はゲッツーになったもののセンター返しを狙ったもの、また次のライト前は一二塁間と、徐々に自分の思うところへ打てるようになってたんですよね。そういう意味では2・3打席目は、内容のある打席だったと思います。特に一二塁間へ引っ張れた3打席目は、意味のある打席でした。


☆締めは、バティスタ。


◇広島バティスタ1戦2発、本塁打王争い3位の14本 5/30(木) 22:45配信 日刊スポーツ

<ヤクルト0-13広島>◇30日◇神宮

 広島バティスタ外野手が先制弾とダメ押し弾の1試合2発を放った。1回2死からヤクルト先発小川の外角真っすぐをたたいて右翼席へ突き刺した。

 「本当に完璧なスイングができた」。9回には右下手投げの山中から豪快に左翼へ。5月24日以来の1試合2発で5月は10本塁打の量産態勢。単独リーグ3位の14本塁打で本塁打王争いに顔を出した。


☆バティスタはきっちり攻めれば抑えられるんですが、状態のいい時はヒットも打てるし、もちろん一発もある。制球に自信のないピッチャーにとっては、本当に嫌な相手。


☆で、やはり、5番西川くんが効いてるんですよね。


◇広島最多13得点“つなぎの5番”西川で攻撃多彩に 5/30(木) 22:45配信 日刊スポーツ

<ヤクルト0-13広島>◇30日◇神宮

 広島打線の勢いが止まらない。1回からプロ初先発の高卒2年目山口を強力に援護。1発あり、機動力あり、連打ありの多彩な攻撃で、今季最多タイ16安打、同最多13得点を挙げた。猛攻でプロ初勝利をお膳立てし、球団新記録となる月間19勝目に花を添えた。

 “つなぎの5番”が猛攻を呼んだ。1点を先制した1回、2死一塁から5番西川はたたきつけるような右前打でランエンドヒットを成功させた。一、三塁とし、磯村の二塁打で一塁から生還した。5回も無死一塁からランエンドヒットで打球を左前に落として一、三塁。ヤクルト先発小川を5回途中KОにつなげた。6回には二塁打で田中の3ランの呼び水となった。固定されつつある新クリーンアップが下位打線とかみ合い、大量得点につなげた。

 3人で10出塁で7得点の中軸に、東出打撃コーチは「あれだけ出塁率の高い誠也の後が大事。西川はつなぎの役割」と上位打線と下位打線を連結させた西川の働きをたたえた。猛打賞で球団4位タイの22試合連続安打に伸ばしても「(5番では)いいプレッシャーで立てている。つなぐ意識しかない」と平常心を貫く。

 “つなぎの5番”の存在で得点力も上がった。4月は24試合で6度しかなかった2桁安打が今月は同じ24試合で15度。1試合平均の得点は、4月は3・4点から5月は5・4点に跳ね上がった。開幕から安定する投手陣と調子を上げた打線ががっちりとかみ合い、広島は快進撃を続ける。【前原淳】


☆チーム全体のことを考えたら、誠也くんがランナーを返すことより、出塁率が高いことの方が価値は高い。1・2番、バティスタがつなげば誠也くんが返す。誠也くんがつなげば、西川くんもつなぐ。誠也くんの後にバティスタを置いてランナーを返すことを期待するより、3番に置くことである意味バティスタにはフリーに打ってもらい、誠也くんの出塁率を生かすため西川くんにつないでもらう。会沢・磯村も6番でいい働きをしているので、得点力はそりゃ上がる訳です。


☆オープン戦で3番に座ったバッター、西川くんや安部、坂倉くんあたりは、これも「丸の幻影」で、ランナーを返さなきゃいけない、という意識が、無意識のうちに働いてたと思うんですよね。3番にバティスタを置くことで、3番に誰も座らなくて済む訳で、なおかつ5番に置いた西川くんにもランナーを返すことを期待してプレッシャーをかけるのではなく、誠也くんを生かすためのつなぎ、という役割を求める。バティスタはフリーでとにかく打ってくれればオーケー、西川くんはつないでくれればオーケー。


☆で、もう1つのポイントは、4番の誠也くんがそういうチームの戦略をきちんと理解しているところ。つなぐべき時はつないで、盗塁もすれば、西川くんとの間でエンドランもかける。誠也くんの本当にすごいところは、あれだけホームランを打って打点も稼いでいるのに、打率が高く、今年は盗塁もしているところ。全ては勝つために、プレーしている訳です。


☆誠也くんはね、ほんとに、勝ちたいからやってるんですよ。勝たなきゃうれしくない。だから自分の成績、数字、結果なんて、どうでもいい。勝つことの喜びを、知ってる選手なんですね。


☆これまでのカープ打線は、田中くんや安部ちゃんもそこそこ打点を稼いでいて、まさに「どこからでも点の取れる打線」だった訳ですが、今年はちょっと違います。誠也くんが41打点でリーグ1位、バティスタが34打点でリーグ4位、会沢が26打点、菊池が25打点、西川くんが23打点。ランナーを返すのは、2~6番の5人に特化していて、もちろん田中くんや安部ちゃんの不振、また野間のあほんだらが極端にチャンスに弱い、ということもありますが(笑)、それよりも何よりもやはり、丸の抜けた打線で、どれだけ点を取っていくか、首脳陣が知恵を絞りに絞った結果なんですね。菊池や会沢は、チーム構成がどうであろうが、常にきちんと仕事をしてくれる。今の並びは誠也くんを生かしているのはもちろん、バティスタも生かしてるし、3番で結果の出なかった西川くんも生かしてる。もちろん野間くんや田中くんや安部ちゃんもランナーを返してくれれば言うことはないのですが、この5人がこれだけしっかり働いてくれれば、それだけで十分勝てる。事実、5月は快進撃を続けてる訳です。


☆批判する人の批判が意味がないのは、こういうところなんですね。これだけ快進撃を続けて勝ち続けているのに、やれ野間くんがチャンスに弱いだの、田中くんが打てないだのと、欠点を探そうとする。そんなことどうでもいいんだってば。勝ってるじゃないですか、それでも。


☆何で勝ち始めたか、そういう人たちは、分かってない。なぜリーグ3連覇ができたのかも。監督がどうだのオーナーがどうだのと言ってる人は、現実のカープの野球を見ていない。だから勝っても批判できるところを探し、批判できるところがなければ「良かった良かった」で済ます。結果を見てしかものが言えず、結果についてしか話せない。打たれりゃダメだ、打てなきゃダメだなんて、野球を知らないガキンチョでも言えますわ。


☆K.Oは実はね、今日はこういう感じで勝つと思ってたんですよ、あんまり明け透けに言うと野暮ったいんで言いませんでしたけど(笑)。「ヤクルトはこの試合を落としたらほんとにヤバい」と昨日言いましたが、ほんとにヤバい結果になった。やってる野球の質がまるで違うんですよ、今のヤクルトと、カープは。


☆ヤクルトももちろん強力打線で、シーズン序盤はそりゃもう打ち込まれましたわ。ところが、どれだけ戦力を揃えても、チームがチームとして機能しなければ、こうなる。打線は連敗中もしばらくは元気でしたが、さすがにこれだけ投手陣が打ち込まれると、気力も続きません。


☆で、投手陣が頑張った阪神3連戦を、いずれも1点差で負けたのがやはり堪えたんですね。特に第3戦はマクガフが打たれ0ー1で負け。投手陣が頑張れば、打線が打てなくなる。で、ピッチャーが踏ん張れずまた打ち込まれ、それでも中日第3戦には打線が3連発などで奮起、カープ第1戦も打線が頑張りますが、やっぱり投手陣が打ち込まれ、勝てない。第2戦は初回こそ反撃しますが、気力もそこまで。負けて、第3戦は最早初回から覇気はありませんでした。


☆こういう時は、監督は動かない方がいい。カープ戦に強いライアン小川くんを中5日で持ってきます。もちろん、何とか現状を打開しようということだったと思うのですが、小川くんは初回から微妙な感じで、結局ずっと微妙なままでした。


☆結果、打線は高卒2年目のピッチャーに抑えられ、投手陣は崩壊、0ー13で、完敗。勝ちパターンのピッチャーを休ませられたのが、唯一の救いでしょうか。


☆戦力は、揃えりゃいいってもんじゃない。戦力で言えば、ヤクルトとカープに、差なんてありませんよ。で、首脳陣が悪い訳でもない。昨年は2位だし、今年も連敗前は2位にいたんですから。


☆今年は顕著に傾向が出てると思うのですが、どのチームも浮き沈みが激しい。巨人・ヤクルトは落ち始めてるし、一時不調だったDeNA・阪神は好調。カープもシーズン序盤は散々でした。


☆で、以前もお話しましたが、カープがなぜ復活できたかというと、負けが込んでも、戦い方・起用・采配を変えなかったからなんですね。カープは戦術のチームではなく、戦略のチーム。時間をかけてチームの骨格を作って、キャンプで仕上げて、シーズンに臨む。戦い方や起用を変えるのはある意味自殺行為で、自分で自らチームを壊すようなもの。


☆で、丸が抜けるというのは、チームの骨格の一部が抜けるようなもので、そりゃ一大事な訳です。影響は打線のみにとどまらず、チームの全てに影響した。打てない、守れない、抑えられない。そりゃそうです、カープは、全てが絡み合って勝ってきたチームなんですから。


☆で、その原点に、選手が回帰したんでしょうね。「丸ロス」でクチャクチャになってしまった訳ですが(笑)、各部門が絡み合って勝ってきたチーム、という、基本に戻ったんだと思います。勝つためには、自分が与えられた場所で、自分の役割を果たすしかない。丸ロスだろうが何だろうが、それは変わらない。打線が打とうが打つまいがピッチャーは抑えなきゃいけないことに変わりはない。


☆それぞれがそれぞれの役割をきちんと果たした時、チームは機能します。緒方監督はバントのサインを出したら、2ストライクになってもヒッティングに変えるようなことはまずしませんが、あれは「自分の役割をしっかり果たせ」というメッセージなんだと思います。


☆で、勝つことで、勝ちゲームで役割を果たすことで、選手はやりがいを感じる。選手が役割を果たしてくれることで、首脳陣が思い描いたような試合運びができる。ピッチャーが抑え、抑えられない時は打線が奮起する。連勝中の勝ち方がそういう勝ち方だったのは、昨日ご紹介した通り。


☆そう、ヤクルトとは、全く逆なんですよね。投打が噛み合わない。野手も投手も、勝てないことで、徒労感だけが残る。


☆勝てるチームを作ってきたからこそ、選手は活躍できるんですよ。技術や素質がいくら優れていても、チームがまとまっていなければ、宝の持ち腐れ。ヤクルトは昨年2位になって、今年は実質2年目のチームと言えると思いますが、チームが「勝てるチーム」になるまで、もう少し時間がかかる、といったところでしょうか。


◇5月無双の広島2つの球団新、月間19勝&貯金15 5/30(木) 21:24配信 日刊スポーツ

<ヤクルト0-13広島>◇30日◇神宮

 首位広島が13連敗中のヤクルトを下し、月間勝利と月間貯金の2つの球団記録を更新した。初回にバティスタの13号ソロでなど一挙3点を挙げ、先発20歳山口は7回2死まで無安打投球する好投だった。5月の勝敗を19勝4敗1分けとした。

 月間19勝は、94年8月の「18」を上回る球団新記録。また月間最多貯金も「15」とし、過去4度あった「12」の球団記録を上回ることが確定した。

▽広島山口の話(プロ初先発で7回無失点)「全力でやった結果が勝ちに結びついたのでうれしかったです。(ノーヒットノーランは)意識したらまた崩れるかなと思ったので絶対に意識しないように心掛けて投げました」


☆ある意味、シーズン序盤の躓きがなかったら、5月の快進撃はなかったかも知れませんね。いやいや、丸に感謝(笑)。




◇セ・リーグ

▽中日 1 - 8 DeNA (9回戦 D4-5 ナゴヤドーム)
 DeNAは初回、ロペスのグランドスラムで先制する。5-0で迎えた4回表には、神里と宮崎の連続適時打で2点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・東が7回1失点10奪三振の力投で今季3勝目。敗れた中日は、先発・勝野が誤算で、打線も1得点と振るわなかった。
勝 [ DeNA ] 東(3勝1敗0S)
敗 [ 中日 ] 勝野(1勝2敗0S)
本塁打 [DeNA] ロペス 10号(1回表満塁)

▽阪神 5 - 2 巨人 (10回戦 T4-6 甲子園)
 阪神が3連勝。阪神は初回、大山の3ランで幸先良く先制する。その後1点差とされて迎えた5回裏には、大山が適時打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・高橋遥が7回2失点の力投で今季初勝利。敗れた巨人は、先発・ヤングマンが試合をつくれなかった。
勝 [ 阪神 ] 高橋遥(1勝0敗0S)
敗 [ 巨人 ] ヤングマン(3勝2敗0S)
セーブ [ 阪神 ] ドリス(2勝1敗12S)
本塁打 [巨人] 大城 2号(2回表2ラン) [阪神] 大山 9号(1回裏3ラン)


☆巨人は、普通に負けましたな(笑)。中日はちょっとピッチャーが踏ん張れなくなってるかな~。


順 チーム  試 勝 負 分 勝率 差
① 広島   51 31 19 1 .620 -
② 阪神   52 28 22 2 .560 3.0
③ 巨人   48 25 22 1 .532 1.5
④ 中日   49 22 27 0 .449 4.0
⑤ DeNA 49 21 28 0 .429 1.0
⑥ ヤクルト 53 21 30 2 .412 1.0


☆3強3弱の感じになってきましたね。阪神が思ったより早くいい感じになってきました。矢野監督の「ま、結果は結果なんで気にしてもしょうがない」という姿勢は、選手はやりやすいと思いますよ。


◇5月31日(金)の予告先発投手

○読売ジャイアンツ
髙橋 優貴
7試合3勝2敗 防御率2.45 WHIP1.19
対D 1試合0勝1敗 防御率3.86 WHIP1.29
 VS (東京ドーム 18:00)
○中日ドラゴンズ
柳 裕也
9試合4勝2敗 防御率3.77 WHIP1.29
対G 1試合0勝1敗 防御率7.50 WHIP1.67

○横浜DeNAベイスターズ
今永 昇太
9試合5勝2敗 防御率1.63 WHIP0.98
対S 2試合2勝0敗 防御率1.26 WHIP1.28
 VS (横浜 18:00)
○東京ヤクルトスワローズ
D.ブキャナン
5試合1勝1敗 防御率3.14 WHIP1.19
対DB 0試合0勝0敗 防御率 - WHIP -

○広島東洋カープ
床田 寛樹
9試合5勝2敗 防御率2.73 WHIP1.30
対T 2試合1勝0敗 防御率2.38 WHIP1.62
 VS (マツダスタジアム 18:00)
○阪神タイガース
西 勇輝
9試合3勝4敗 防御率2.67 WHIP0.98
対C 2試合1勝1敗 防御率1.59 WHIP0.94


☆その、阪神との3連戦。勝ち越して、交流戦を迎えたいですね。


◇【30日のプロ野球公示】ヤクルトが山中浩史を登録、中尾輝と高橋奎二を抹消 オリックスは頓宮裕真らを抹消 5/30(木) 16:05配信 ベースボールチャンネル

 日本野球機構は30日付の出場選手登録、登録抹消を公示した。

<セ・リーグ>
【登録】
ヤクルト      投手  山中 浩史

【抹消】
ヤクルト      投手  中尾 輝
ヤクルト      投手  高橋 奎二

※6月9日以後でなければ出場選手の再登録はできない。

<パ・リーグ>
【登録】
ソフトバンク    投手  泉 圭輔
オリックス     内野手 鈴木 昂平
オリックス     外野手 西浦 颯大
ロッテ       投手  種市 篤暉

【抹消】
ソフトバンク    内野手 美間 優槻
日本ハム      投手  吉田 侑樹
オリックス     投手  松葉 貴大
オリックス     内野手 頓宮 裕真
ロッテ       投手  松永 昂大

※6月9日以後でなければ出場選手の再登録はできない。


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source : K.Oのカープ・ブログ。