2020年1月31日金曜日

最近のカープ、あれこれ~'20.1.30、セリーグ弱点ランキング・飛躍への助言・やっぱり捕手で出たい。


☆まずは昨日の続き、ピレラの話。


◇広島・ピレラ つかみはOK!合流初日からノック参加 すっかり“赤ヘルファミリー”だ 1/30(木) 5:30配信 スポニチアネックス

 広島のホセ・ピレラ外野手(30=フィリーズ)が29日、本拠地に隣接する屋内練習場で来日初練習に汗を流し、才能の一端を披露した。野手陣のノックにいきなり志願参加すると、フリー打撃でも独自のルーティンから快音を連発。新助っ人が合流初日から輪の中に入るのは異例中の異例だけに、打撃センスと等しく高い適応能力が光った。

 非常に珍しい光景だった。マツダスタジアムに隣接する屋内練習場。自己紹介を済ませたピレラは、石原や野間ら初めて顔を合わせた野手陣のノックに志願参加し、白い歯をのぞかせながら打球を追った。来日したばかりとは思えない打ち解けよう。当の本人が充実した表情で振り返る。

 「彼ら(野手陣)のことを知る、良い1日になったと思うよ」

 新外国人選手が合流初日からナインと一緒に汗を流すのは前代未聞だ。13年目の松山は「初日からノックに入る外国人は初めて。人当たりがよさそう」と歓迎。ベネズエラ出身の30歳はメジャーリーグでも外国人選手であるため「打ち解ける術を知っている」(西村通訳)というわけだ。

 フリー打撃でもセンスの一端を披露した。打撃投手を務めた石原を相手に、最初は両足を動かさずコンタクトに徹し、徐々に体を動かして打球の感触を確かめるようにスイングすると、最後は力強く振って放物線を描いてみせた。ピレラ独自のルーティンだった。

 「スプリングキャンプが始まるので、そこに向けた準備をしている。しっかり体を動かすことを心掛けた」

 入団会見から2日後の来日初練習。ナインの輪に自ら加わることで垣間見えた高い適応能力と同様に、その力強いスイングにも熱視線が集まっていた。ティーやフリーを目の当たりにした選手、スタッフの複数が「打撃はよさそう」と証言。それでも本人は冷静だ。

 「大きな打球は、それを打てる打者に期待すればいい。私が重要だと思うのはしっかりコンタクトすること。自分の役割を逸脱しないように集中したい」

 14年に在籍したヤンキースでは、リーグ3連覇の土台を築いたOBの黒田博樹氏とともにプレー。「クロダさんは人柄がよく、素晴らしい方だった。彼がプレーしたチームに契約してもらって光栄」と心を奮い立たせる。その打撃力、その適応能力がチームにどんなプラス効果をもたらすのか、期待が膨らむ。(江尾 卓也)


☆ふむ。最初からチームに溶け込む姿勢、またバッティングにしろ、役割を考えているところにしろ、自分の考えというのをしっかり持っていそう。


☆いやいや、これはまた「いい外国人」を獲ったかも知れませんよ。


☆で、その新外国人に関して。


◇広島 新助っ人トリオは放任主義で日本に適応 1/29(水) 16:30配信 東スポWeb

 広島が“放任主義”で新助っ人の適応を促している。今年の新加入はホセ・ピレラ外野手(30=前フィリーズ)、DJ・ジョンソン投手(30=前ロッキーズ)、テイラー・スコット投手(27=前オリオールズ)の3選手。広島といえば外国人選手とその家族に対する手厚いケアで活躍をサポートすることで知られるが、最近では球団側に「過保護にしない」との方針があるという。

 背景にあるのが2018年まで7年間にわたって広島でプレーし、14年には本塁打王に輝いたブラッド・エルドレッド氏(39=現駐米スカウト)の成功例だ。「ブラッドは何でも自分でやろうと努力して日本に適応していった。(職員に)頼り過ぎる外国人選手は成功しない」と球団関係者。実際にピレラ、DJ・ジョンソン、スコットの3選手は27日に入団会見を終えると、3人で広島市内のお好み焼き屋に入り決起集会を開催。スコットによれば「すし屋を探してホテルを出たが、おいしそうなお好み焼き屋があったので変更したんだ。注文も指をさしながらできたし、箸も使えたよ」と楽しい時間を過ごせたようだ。

 チーム関係者は「あれこれと手を焼き過ぎないようにしている。最初からやり過ぎると選手が頼り過ぎて自分で何もできなくなる。できることはやってもらうというスタンスです」と説明する。宿泊先に移動する際のタクシーにも球団職員はあえて同乗せず、料金の支払いなども自分たちでしてもらう。何事も自力でチャレンジし、早く日本文化に慣れてもらおうというわけだ。3選手がストレスを感じることなく日常生活を送れるようになれば、グラウンドでもいい仕事をしてくれるに違いない。


☆自分だけではできないことはしっかりフォローし、できることはやってもらう。確かに新しい環境、しかも外国の環境や文化に適応しようと思ったら、自分から積極的に関わっていかないと溶け込めないかも知れませんね。


☆続いて、床田くん。


◇広島床田、目標設定も黒田氏から「正直レベル低い」 1/30(木) 6:00配信 日刊スポーツ

 エースのエキスをたっぷり吸収してきました! 広島床田寛樹投手(24)が29日、宮崎・日南で行うキャンプ先乗りの合同自主トレでブルペン入り。

 今オフにOBで元エースの黒田博樹氏(44)から金言を授かったことを明かした。自主トレは大瀬良大地投手(28)に弟子入りし、地獄の鍛錬を実施。目標の2桁勝利&規定投球回到達へ、手応え十分のキャンプインだ。

  ◇    ◇    ◇

 「まずは開幕先発ローテ入りして、2桁勝利、規定投球回に到達したい」。床田が掲げた目標は、あっさり否定された。1月に黒田氏、大瀬良、戸田、床田の4人で食事する機会があり、黒田氏に目標を伝えたところ「正直レベルが低い」と指摘を受けたという。

黒田氏 先発ローテに入るのは誰でもできる。最初から2桁、規定投球回に乗るつもりでやらないと、結果は変わってくる。ローテに入ったことない若手がライバルになってしまう。

 黒田氏は25年ぶりにリーグ優勝した16年に現役を引退。床田が17年入団のため、入れ違いで接点は少なかった。左腕は「めっちゃ緊張しました」と当時を振り返り、決意を新たにした。「黒田さんに『2桁勝てる力はある』と言ってもらえた。先発ローテに入れたらいいとかじゃなくて、絶対入る気持ちでやります」。

 目標達成へ、1月は下半身を徹底的に鍛え上げた。大瀬良から誘われ、合同自主トレを敢行。1年間戦い抜くための体力強化がメインだった。100メートルを20秒以内で走り、20秒休憩するメニューを10本×5セット、1日合計50本を毎日行ったという。「めちゃくちゃ走りました。大瀬良さんは昭和タイプ。根性論的な感じの人で、妥協は一切なかった。すごく勉強できた」。他にもウエートトレーニングや水泳などで、エースの鍛錬を積んできた。

 17年に受けた左肘のトミー・ジョン手術から再起し、昨季は7勝を挙げた。ただ24試合に先発し、7回以上投げたのは7試合。「最低でも7回まではいきたい。7回まで投げれば勝ち星も増える」と力を込めた。この日は昨シーズン以来となる、捕手を座らせた状態でのブルペン投球を行い、51球投げ込んだ。オフに鯉の先輩エースから刺激をたっぷり受けた左腕。恩返しの大活躍を期す。【古財稜明】


☆落合さんも、「目標の低い選手は、その目標より低い結果しか出せない」と言ってますが、確かに低い目標ってのは、結局モチベーションにはならないんですよね。


☆で、黒田さんの厳しいお言葉は(笑)、期待の裏返し、ってことでしょうからね。どうせやるなら、「オレが左のエースだ」くらいの心意気でやってほしい。よーし、やってやるぞ、ってなもんで(笑)。




☆さて、いよいよ2月からは、春季キャンプ。


◇2月1日一斉にキャンプイン プロ野球、宮崎と沖縄で 1/30(木) 17:34配信 共同通信

 プロ野球は2月1日に宮崎と沖縄でキャンプインする。12球団が国内で一斉にキャンプインするのは5年ぶり。夏に東京五輪開催を控えるシーズンに向けて、各球団が本格的なスタートを切る。30日、沖縄県には高津新監督のヤクルトが浦添市、三木新監督の楽天が久米島町、ロッテが石垣市に移動し、宮崎市にはオリックスが入った。

 宮崎県では昨季3年連続で日本一に輝いたソフトバンクと5年ぶりにセ・リーグ優勝を果たした巨人、松坂が復帰してパ・リーグ3連覇を狙う西武や佐々岡新監督を迎えた広島など5球団が始動。沖縄県では5年ぶりに国内で動きだす日本ハムや阪神など7球団がスタートする。


☆宮崎と沖縄に集中してるんですね。


☆その、キャンプに向けて。


◇広島ドラ2宇草「いよいよ始まる」キャンプ先乗り自主トレ打ち上げ 1/30(木) 16:38配信 デイリースポーツ

 広島の若手選手が中心となって行われた先乗り自主トレが30日、打ち上げられた。28日から3日間、チーム本隊より早く若手たちが精力的に汗を流した。

 この日は遠藤淳志投手(20)がブルペン入りして80球を投げ込んだ。開幕ローテ入りを目指している期待の右腕は「今まで取り組んできたことを発揮できれば。気負わず、一日一日を大切に」とうなずいた。

 また、野手ではドラフト2位・宇草孔基外野手(22)=法大=や同5位の石原貴規捕手(21)が打ち上げ。宇草は「いよいよ始まるなという気持ち。(先乗り自主トレの期間は)充実したと思います」と話し、2月1日のキャンプインを見据えていた。


☆いやいや、森下くんはもちろん、宇草くんや石原貴くんも、どんどん積極的にアピールしてほしい。


☆その、石原貴くん。


◇広島5位石原貴規、プロ仕様の肉体改造でアピール 1/30(木) 20:52配信 日刊スポーツ

 広島ドラフト5位石原貴規捕手(21=天理大)は“プロ仕様”の体で1軍春季キャンプに臨む。

 プロ入り決定後から食事でタンパク質の摂取を意識し、ウエートトレーニングの強度も増やした。体重9キロ増の82キロまで増量に成功した。持ち味は強肩。「一番僕がわかりやすくアピールできるところ。そこは負けないようにしたい」と実戦での盗塁阻止へ意欲を示した。


☆9㎏も増えたんですか。身長が173㎝ですから、73㎏はちょっとプロ野球の選手としては線が細いかも。誠也くんなんて、181㎝で100㎏ですからね(笑)。


☆その、誠也くん。


◇ミスして悔し涙を流しても…打撃時の誠也に“殺気”を感じた【名伯楽 作る・育てる・生かす】 1/30(木) 9:26配信 日刊ゲンダイDIGITAL

【名伯楽「作る・育てる・生かす」】#17

 球界一といわれる鉄砲肩は鈴木誠也の魅力である。

 打撃に影響しては困るため新人の時に挑戦した遊撃は断念。2年目には外野が主になった。そんな頃、誠也の右翼からのバックホームの送球を見て、私は度肝を抜かれた。

 低い球が一、二塁間から少し本塁寄りのところでワンバウンド。それがそのまま捕手のミットに吸い込まれた。普通、その辺りでバウンドすれば、肩が強い選手でも2バウンドか3バウンド。並の選手の送球ならゴロになってしまう。それが、誠也の球は回転数が多いため、バウンドしてから伸びるのだ。内野手の頭の高さのまま、ダイレクトで到達することもある。まさに「レーザービーム」。誠也は外野の守備でもファンを魅了できる。その代わり、とんでもない暴投も多かった。

 試合に出始めた頃は、ミスが多く、悔し涙を流す姿をよく見た。そんな負けん気の強さが武器でもある。コーチにアドバイスをされると、にらみ返すような強い目力で話を聞いている。

 人の話を「はい、はい」と聞く選手や、コーチにあれこれ言われてしまう“スキのある”選手より、伸びる選手、一流になる選手は、こちらが何かを言いにくい雰囲気を出していることが多い。巨人なら清原和博、松井秀喜、高橋由伸、阿部慎之助、坂本勇人らがそう。打撃練習中は横から声をかけにくかった。誠也も同様だ。

 それどころか、打撃中の誠也には「殺気」すら感じた。他の選手にも言ってはいけないが、誠也には特に「中途半端なことは言えないな」と感じたものだ。 

 巨人に坂本が入団した頃、原辰徳監督が内角球をさばくため、「自分の体の前でグリップが『Vの字』を描くイメージ」と指導した。これと理論は同じだが、私は誠也に「グリップをヘソの前に出せ」とアドバイスしたのを思い出す。

■新人の頃から自然とやっていた「量が質を作る」

 伸びたのはいくつか理由がある。情報を自分で取捨選択できること。練習熱心で貪欲。自分から行動を起こして理解を深められるタイプだった。

 私の持論に「量が質を作る」というものがある。新人の頃、アウトサイドインのスイングを矯正するための練習を黙々とやり、それをクリア。質が高まってきたら、さらに質を高めるため、また努力をする。そんな姿が坂本と重なる。2人とも3番打者タイプだが、振り切ることで最近は本塁打数も増えている。

 誠也は昨年のプレミア12で侍ジャパンの4番を任された。データが少ない国際大会でも自分のパフォーマンスが出せていて頼もしく感じた。直球を待って変化球に対応できる。基本だが、実はこれが難しいのだ。

 2016年からリーグ3連覇を達成した広島で、誠也を4番に定着させ、昨季限りで退任した緒方孝市監督の若い頃を思い出している。

(内田順三/前巨人巡回打撃コーチ)


☆「緒方選手」は、故障して走れなくなってから、本塁打を量産しました。と、口で言うのは簡単ですが、自分のプレースタイルに合わせ、必死に練習したんでしょうね。


☆で、誠也くんも、日本シリーズで負けたその試合後にバッティング練習をしていた、というのは有名な話ですが、とにかくできないことが悔しくて、練習しちゃうんでしょうね。そういう選手は、そりゃ伸びます。


☆で、「情報を自分で取捨選択できる」ってのがポイントで、要は自分の野球観がしっかりしてるんですよね。だから人から言われて迷うようなことはないし、言われて良いと思ったことを生かすこともできる。


☆さて、小園くんに関して、こんな人が、こんなことを言ってます。


◇門田博光が特徴や弱点をズバリ指摘。 小園、根尾、藤原に飛躍への助言 1/30(木) 6:30配信 WebSportiva

 小園海斗(広島)、根尾昂(中日)、藤原恭大(ロッテ)のルーキーイヤーは、まさにプロの洗礼を浴びた1年となった。それでも随所に素材のよさを見せつけ、2年目のレギュラー獲りへの期待がかかる。いずれにしても、一軍で生き残るにはバッティングで結果を出すしかない。彼らのバッティングは、NPB歴代3位の567本塁打を放った門田博光氏の目にどう映ったのか。はたして、2年目の飛躍に必要なものとは何なのだろうか。

小園海斗(広島)

 足があって、ショートを守れて、しかも一軍でホームラン4本。たいしたもんや。足が速いと、当て逃げみたいなバッティングをする選手がいるけど、小園のスイングは体から腕が離れず回転していて、しっかりしている。この巻きつくような形のスイングが常時できてくると、疲れが出てくる夏場でも打てるはず。

 体からバットが離れてスイングするタイプは、体力がある時はいいけど、体が疲れてくるとスイングが鈍くなって、確率も悪くなる。僕が現役時代の時に疲れて調子が落ちてきたなと思ったら、鏡の前で素振りをして、体からバットが離れていないかよくチェックしていました。

 小園はライナーでいい打球を飛ばしますし、右中間をきれいに抜けたと思った打球がそのままスタンドに入ったり、打球が失速しない。さすが高卒1年目からカープの一軍で試合に出るだけのことはあります。

 ひとつ気になったのが足元。構えた時に、ややオープンスタンスに見えました。我々の現役の頃はスクエアスタンスかクローズドスタンスが主流で、オープンスタンスで構える打者はほとんどいなかった。僕からすれば、なんで足を開いているところから閉じて打ちにいくのかと。0コンマ何秒の戦いをしているのに、なぜ無駄な動きをするのか......。

おそらく、オープンスタンスで構える理由は、変化球全盛時代にボールがよく見えるということやろうけど、見えすぎることで狙ってもいないボールに手が出てしまう弊害もあると思う。ボールを両目で見るということなら、首の柔軟性を高めることでクリアできるはず。

 ただ小園の場合、両ひざの位置は同じラインにある。つまり、右足のつま先を少し開いているだけで、ひざまでは開いていない。これは許容範囲でオープンスタンスではありません。

 この構えからゆっくり足を上げて、そして下ろすまでちゃんと間(ま)がある。この足の上げ方、下ろし方で打てるかどうかの感じがある程度わかります。

 かつてオリックスで一緒になった松永(浩美)から「門田さんはゆっくり足を上げた時が怖い。そこをいつも見ていました」と言われたことがありましたが、実際、間の取り方はすごく大事にしていました。

 小園の場合も、いろんな投手、球種に合わせられる間を持っている。1年目から限られた試合数のなかでホームランを4本打ったということですから、いろんなタイプの打者になれる可能性がある。あとは本人がどこを目指すのか。

 スピードがあって、長打力もあり、ヒットも打てる......今の時代、活躍次第ではどんどん給料も上がるので、そのうち広島城でも買えますよ(笑)。

(以下略)


☆いやいや、広島城は買えません(笑)。


☆西川くんなんかもそうですが、打てるバッターってのは、ついついボール球も打ちに行っちゃうんですよね。小園くんの場合、積極的に打とう、というのもあって、難しい球につい手を出してしまう、という場面は多かったように思います。


☆で、小園くん、右足を上げた時の動きの少ないシンプルなフォームに変えた、という記事が以前ありましたが、この辺は門田さんの言う「間の取り方」に関係しそうですね。




☆で、小園くんの話も出てくる、「セ・リーグ弱点ランキング」。


◇セ・リーグ“弱点ランキング”。オフに効果的な対処を行ったのはどの球団?【データで解く野球の真実】 1/30(木) 11:04配信 ベースボールチャンネル

 プロ野球は2月1日にいよいよキャンプインを迎える。開幕が近づくのにあわせ、各球団の陣容もほぼ固まってきたように見える。今回は各球団が昨季抱えていた弱点に対し、このオフにどのような対処を行ったかをおさらいし、評価していく。今回はセ・リーグ編だ。

◆弱点ポジションワースト6をチェック。ヤクルトは高津新監督のもと投手を積極補強

(写真)

ポジション別成績得点。【DELTA】

 イラストは各ポジションのリーグ平均を0とした場合、それに比べ打撃・守備(投手の場合は投球)のはたらきでどれだけ差をつくったかを球団ごとに示したものだ。セイバーメトリクスの手法を使い、各ポジションの成績を試合における得点の単位に換算している。-10であれば同ポジションのリーグ平均の選手に比べ、10点ほどチームの得失点差をマイナスにしてしまうはたらきだったと考えることができる。

 今回はこの得失点で最も大きなマイナスを生んでいた6つのポジションを対象に各球団の動きを見ていく。


○ワースト6位 ヤクルトの先発 -22.1

 ヤクルトの先発はセ・リーグ平均に比べ22.1点多く失点を増やしていた。救援も-20.9点と同程度のマイナスを計上しており、投手陣全体としてはより大きな弱点と考えられる。打者有利な神宮球場を本拠地としているとはいえ、もう少し改善を図りたいところだ。

 チームはこの課題に対し、まずドラフトで4位まですべて投手を指名。高校生の目玉投手・奥川恭伸のほかに3名の大学生投手を指名するなど、即戦力投手を次々に獲得した。またソフトバンク、楽天からそれぞれ自由契約となっていた長谷川宙輝、今野龍太を獲得。外国人投手は退団した2名分を補充しただけに終わったが、計8投手を入れ替えた。現在起こっている問題に対し、かなり積極的に解決を試みた印象だ。


○ワースト5位 阪神の二塁 -23.1

 ワースト5位は阪神の二塁。昨季は主に糸原健斗が守ったポジションだ。意外に思われるかもしれないが、打撃で-11.8点、守備で-11.3点と攻守ともに大きなマイナスを生んでいた。ただ打撃のマイナスがこれほど大きくなったのは、糸原欠場時にほかの二塁手の成績が非常に低かったこと、また他球団に極めて優れた二塁手がおり平均が上がっていることが原因である。糸原は守備面に課題はあるが、総合的に問題のある選手と捉える必要はない。

 阪神はこのオフ、このポジションの補強を行わなかった。長打力が不足する一塁や高齢化が進む外野の補強を優先したようだ。前述したように糸原自体に大きな問題はないこと、また球団内での補強の優先度を考えると、こうした選択は理にかなっているのではないだろうか。


◆先発に大きな弱点もやや慎重な中日。広島の遊撃は現有戦力の復調・成長に賭ける

○ワースト4位 中日の先発 -23.4

 中日は非常に得点が入りにくいナゴヤドームを本拠地としている。投手陣の成績は他球団に比べ良くなりやすいはずだが、先発は-23.4点とマイナスが膨らんでいた。救援は14.9と平均以上の値となっているが、セットアッパーとして素晴らしい働きを見せたジョエリー・ロドリゲスは退団。投手陣全体の状況は深刻と考えるべきだ。

 そんな状況に対しチームは積極的な対策を打ったとは言い難い。ドラフトでは4名の投手を指名したが(育成選手除く)、そのうち2名は高校生。新外国人もロドリゲスにかわりルイス・ゴンサレスを獲得しただけにとどまった(育成選手除く)。現有戦力の成長に自信をもっているか、あるいはもう少し長期的な視点で編成を行ったのかもしれないが、投手陣再建に向けて積極的に対処したとはいえない。


○ワースト3位 広島の遊撃 -27.5

 昨季は2015年から連続フルイニング出場を続けていた田中広輔が大きく成績を落としたことで、代わりに高卒ルーキーの小園海斗らが試合に出場。3連覇の原動力となった遊撃は大きな弱点に変わってしまった。

 ただ田中は昨季右膝の故障を抱えながら出場を続けていたという報道もあった。広島がこのオフ遊撃手の補強を行っていないのは、コンディションが回復すれば田中はまだまだ活躍できると見込んでいるからかもしれない。また若い小園にも成長が期待できる。さらに遊撃は補強しようにも、選択肢が少ないという事情もある。このオフに弱点の穴埋めに動かないのは妥当な選択といえるのではないだろうか。


◆最下位ヤクルトは課題が山積。すべてに対処するのは難しかった

○ワースト2位 ヤクルトの三塁 -29.8

 ヤクルトの三塁が-29.8でワースト2位となった。この問題は同じく-17.4点のマイナスになっている遊撃とあわせて考える必要がある。昨季のヤクルトはシーズンを通して、三塁・遊撃ともにレギュラーが定まらず、複数人の若手内野手を日替わりで起用するような状況が続いた。だがシーズン終盤に廣岡大志が遊撃手として台頭。レギュラー獲得に向け明るい材料を見せた。

 しかし廣岡は守備面に不安があるため、できれば三塁で起用したい選手だ。この状況でチームはMLBで遊撃手としてゴールドグラブ賞の受賞経験もあるアルシデス・エスコバーを獲得。遊撃を補強することで廣岡を三塁にまわし、間接的に三塁の補強も行ったような形になった。ただエスコバーはすでに33歳と遊撃手としては高齢だ。昨季はMLBに一度も昇格できていない中での獲得は、ややリスキーにも思える。もしエスコバーが定着できなければ、廣岡を遊撃に戻すことになり、三塁が再び弱点になることも考えられる。
 

○ワースト1位 ヤクルトの右翼 -39.0

 セ・リーグで最も大きな弱点はヤクルトの右翼だった。昨季は雄平が多く守ったポジションだが、リーグ平均に比べ-32.0点と大きなマイナスを計上した。雄平の打撃成績を見るとそれほど悪いようには見えないが、守備面で-14.2点と失点を大きく増やしてしまった。また他球団の外野手が軒並み打撃面で好成績を残し、平均が上がったこともマイナスが膨らむ要因となっている。

 補強に動きたいところだが、チームはすでに挙げた投手陣や遊撃手の補強にリソースを割いたせいもあってか、右翼手にまで手をつけられていない。しかもこのタイミングで左翼手のウラディミール・バレンティンが退団。ファームで圧倒的な成績を収める塩見泰隆ら若手を据え右翼の弱点を塞ぎたいところだったが、バレンティンが抜けた外野の一枠を埋めるので精一杯だろう。手は打てておらず、今季も同じように弱点になる可能性がある。

 こうして見ると、ヤクルトは右翼手の補強こそできなかったが、先発、三遊間という大きな弱点に対し、着実に手を打ってきた。ただ的確な補強を行ったからといって弱点が埋まるとは限らない。手を打たなかったにもかかわらず若手の成長で弱点が埋まることもある。シーズンでどうなるかは現時点では読めない部分も多い。これらのポジションがどのような成果を残すか、新シーズンでぜひ注目したいポイントだ。


☆ヤクルトはまあ課題満載ですが(笑)、昨年はチームとしての戦いになってませんでしたね。先発は数が揃わず、リリーフも勝ちパターンを固定できず。で、レフトバレンティン、ライト雄平、ショート廣岡くんの守備は危なっかしく(笑)、サード太田もうまいとは言えない。ただ、バレンティンに代わりエスコバーを獲得、レフトとショートの守備は安定すると思います。また先発さえ揃えば、リリーフは梅野・マクガフ・石山と揃ってますし、十分戦えるはず。


☆阪神は、糸原・木浪の二遊間は、ちょっと心もとない。センターに近本くんを固定できたので、二遊間はこのキャンプでしっかり固めるべき。K.O的には、上本や北條をもっと使うべきだと思いますけどね。


☆中日は、小笠原・笠原と、左のいいピッチャーの離脱が痛かった。この2人が戻ってくれば、大野・柳・ロメロ・梅津と、数は揃います。


☆で、カープなんですが、田中くんも昨年のようなことはないでしょうし、小園くんも成長するでしょう。「-27.5」は、大きく改善されると思います。


☆それよりも、他のポジションのマイナスをどうするか。リリーフ陣の整備、後は、サード、レフト、センター。センターは主に西川くんが守りましたが、そんなにマイナスでしたかね。


☆サードは、まずは安部ちゃんが攻守に頑張ること。後は、左ピッチャーが先発の時にどうするか。昨年はメヒアや小窪が出てましたが、今年はピレラですかね。レフトはピレラ、野間くん、長野。サード安部ならレフトピレラ、ピレラがサードなら、レフト野間くんでしょうか。


☆守備はねぇ、結構勝敗に直結するんですよ。表に出ないんで目立ちませんが、守備範囲が狭ければ簡単に間を抜けてしまうし、状況判断が悪いのも然り。それは数字上はピッチャーのせいになってしまう。レフトバレンティン、ライト雄平なんて、K.Oがピッチャーだったらほんと、嫌ですわ(笑)。


☆佐々岡監督は投手陣と守備には特に力を入れるでしょうから、その辺は心配ないと思います。後は、どうやって点を取るか。




☆てな訳で、守備も頑張ってほしい。


◇カープ、春の注目はポスト会沢争い。坂倉将吾「やっぱり捕手で出たい」 1/30(木) 11:41配信 NumberWeb

 新年の幕開けから1カ月が過ぎようとしている。プロ野球選手の正月ともいえる2月1日キャンプインまで、もうすぐ。球春がいよいよ幕を開ける。

 王座奪還を目指す広島の春季キャンプメンバーが発表された。チーム作りが本格化していく前に、選手個々の競争が繰り広げられる。広島の注目は、異例ともいえる5人体制でスタートさせる捕手争い。正捕手・会沢翼に次ぐ2番手確立がテーマに掲げられる。

 首脳陣に打力を高く評価されている磯村嘉孝は二軍スタートとなり、ドラフト5位の石原貴規(天理大)に、高卒3年目の中村奨成が初めて一軍スタートとなった。今春の広島キャンプでは「ポスト会沢争い」がひとつの注目点となりそうだ。

 新顔そろう捕手陣の中で、2番手最有力候補は、高卒4年目の坂倉将吾だろう。昨年51試合に出場した。

 1年目の2017年に広島では鈴木誠也以来となる高卒新人野手として一軍出場を果たし、同年9月30日DeNA戦ではプロ初安打を記録した。広島の高卒新人捕手としては1965年の衣笠祥雄氏以来2人目の記録だった。

◆「やっぱり捕手として出たい」

 昨年は出場試合数を前年の9試合から一気に51試合に伸ばし、飛躍のシーズンとなったと捉えることもできる。ただ、本人にとっては悔しさが募ったシーズンだった。

 仕事場は主にバッターボックス。持ち前の打力を生かして左の代打の1番手として起用され、スタメン4試合は挑戦したばかりの外野での出場だった。本職の捕手では1度もスタメン出場はなく、途中からマスクをかぶった試合もたった3度。アピールしようと、外野で先発出場して途中交代すれば、プロテクターをつけてブルペンで球を受けたが、当時の一軍バッテリーコーチから捕手としての信頼を得られなかった。

 出場数を増やしたシーズンで思ったことは「やっぱり捕手として出たい」。捕手としてのこだわりをあらためて感じた1年。年下の野手が多かった秋季キャンプでも、坂倉は自分自身と向き合った。長所だけでなく、短所からも目をそらさなかった。


◆巨人・炭谷との合同練習。

 秋季キャンプでは早出練習よりも前に1つメニューを自ら課した。早出が守備ならマシン打撃をし、早出が打撃なら打撃マシンの球で捕球練習。

 「秋季キャンプでは毎日やることを自分の中で決めてやっていた」

 試合に出るためには成長するしかない。奪い取るしかない。無力さを感じた1年間が坂倉を突き動かした。

 周囲がどうかではない。自分が成長しなければ、道は切り開けない。

 オフも必死だった。人見知りな性格ながらも、捕手としてのヒントを得ようと、関係者を介して巨人の炭谷銀仁朗との合同トレを依頼した。

 「(春季キャンプで)秋と同じじゃいけない。すぐに変わるようなものではないけど、継続していけるような方向性を見つけられれば」

 球界屈指の捕手技術を持ち、経験は12球団でも随一。侍ジャパンの一員としてWBCに2度出場し、セ・パ両リーグを知る名手に弟子入りした。

「本当に充実していました」

 捕手練習だけでなく、入念な体幹強化や打撃練習も行い、朝8時から16時過ぎまでみっちり続けてきた。寝食をともにし、食事しながらでも野球談議に花を咲かせた。

 「聞けば何でも答えてもらい、本当に充実していました。技術面はなるべく体に覚えさせたいと思ったので、投げる数も増やして、こなしてきたつもり。そこを突き詰めていって実戦までに形が間に合えばいいなと」

 広島に戻っても、合同トレで得た技術、感覚、方向性を見失わないように体に叩き込んだ。チームの合同自主トレに加えて、スローイング練習や打撃練習は欠かさなかった。

 「やらなければいけないことはまだある。サポートしてもらいながらやりたい。ケガする寸前までやります」

 進むべき方向性が見えているからこそ、歩みを止めるつもりはない。

◆坂倉の根底にある「劣等感」。

 周囲がライバル視する中村奨や新人の石原貴とは一線を引く。ライバル心というよりも、特別視していないように感じる。意識するのは、広島の正捕手・会沢だ。

 「そこを見ないと追いつけなくなっちゃうので。追いつけ追い越せというくらいでやらないといけないと思っている」

 高みを目指すからこそ、しっかりと足元を見つめないといけない。

 根底には劣等感がある。名門・日大三高の正捕手で中軸を担いながら、優等生ではなかったプロまでのプロセスが、坂倉を貪欲にさせた。

 「僕は目立たない選手だった。小、中、高と“地域では”とか“東京では”というレベルで名前が知られていた程度。JAPANにも無縁だったし……。だからプロでは(アマチュア時代から)有名な選手よりも早く、早く上がりたいという思いが強かった」

 今春、周囲は新しい捕手陣に目を向けるかもしれないが、注目されなかった経験はこれまで何度も味わってきた。今年注目を集めるのは、捕手としてマスクをかぶったときでいい。

 どこの世界でも常の「競争」は、人とするものではなく、自分とするもの。競争を勝ち抜くために必要なものは、自分自身と向き合うことかもしれない。

 27日、一足早くキャンプ地日南入りした坂倉は2月1日、また新たな自分自身との戦いに挑んでいく。

(「炎の一筆入魂」前原淳 = 文)


☆打撃でも、64打席に立って、打率.230。四球も3つで、積極的に振りに行くのはいいんですが、ならば確率を上げなきゃいけない。


☆昨年は若手が先発の時は磯村が起用されていましたが、まずはそこが目標ですかね。磯村を越えなきゃ、会沢は越えられませんから。


☆となると、技術だけではなく、キャッチャーとして様々な要素が要求されます。投手、野手、バッター、相手ベンチと常に見てなきゃならないし、リードはもちろん、状況判断、試合の流れの読み、適切な声かけや間合いの取り方など、「信頼されるキャッチャー」になるには、それこそ誠也くんじゃありませんが、自分から吸収して、自分から動いていかなきゃいけないことがたくさんあります。


◇広島・坂倉 捕手一本で挑む 巨人・炭谷から投手との意思疎通の重要性学ぶ 1/30(木) 9:00配信 デイリースポーツ

 広島の坂倉将吾捕手(21)が29日、投手陣と積極的なコミュニケーションを図り、1軍捕手メンバーとしての生き残りに意気込んだ。前日28日から宮崎・日南でキャンプ先乗り自主トレに参加。今オフは巨人・炭谷銀仁朗捕手(32)らと自主トレを行い「捕手一本」で挑むキャンプ。首脳陣の信頼を勝ち取るべく、捕手としての総合力を高めて“捕手サバイバル”に勝つ。

 並々ならぬ覚悟を持って、坂倉は精力的に動き回った。非凡な打撃センスに磨きをかけるより、捕手としてのレベルアップに取り組む日々。「捕手として出たいし、せっかく自主トレからいろいろ教わってきた。もっとレベルアップできるように」と捕手としてのこだわりを一貫する。

 今オフは巨人・炭谷らとの合同自主トレに参加。さまざまな意見交換の中で「いざという時に、呼吸が合わなかったり、サインや意思が合わないのが一番ダメ」と、投手との意思疎通が何より重要だという結論にたどり着いた。

 この日はブルペンで床田の球を受け「なるべく話せることは話したい」と投手陣の特徴を把握し、試合での不安要素を排除していく構え。打撃練習後には防具を付け、ワンバウンドの捕球練習に励んだ。

 春季キャンプの捕手は異例の5人。正捕手・会沢に経験豊富な石原慶という高い壁が目の前に立ちはだかる。中村奨や新人の石原貴(天理大)もライバルとなるのが現状だ。

 厳しい状況でも「抜かされたくないし、抜きたいという気持ち。今は捕手のことを考えるのが楽しい。バッテリー間で手応えをつかめるように」と坂倉。必死の思いで、間もなくゴングが鳴るサバイバルレースを勝ち抜いていく。


☆いやいや、磯村もいまっせ(笑)。


☆炭谷じゃなくても、石原でいいと思いますけどね(笑)。ま、石原にはいつでも聞けるし。


☆もちろん捕手にこだわってほしいのですが、バッティングの状態が良ければ外野でも使われるでしょうから、その時は外野は外野でしっかりやってほしい。外野としての備えもしっかりしておいて、しっかり守ってほしい。バッティングも、使いたくなるくらいのレベルにはなっておかなきゃいけませんからね。


☆さておしまいは、ほんとに気をつけたい。


◇【広島】新型肺炎防止へ、マスク着用義務化…今春キャンプ移動時に 1/30(木) 15:27配信 スポーツ報知

 広島が2月1日から始まる宮崎・日南市と沖縄市のキャンプ期間中、移動時にマスク着用を義務づけることが30日、分かった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けてトレーナー陣が通達した。

 マスク着用が義務づけられるのは、広島―宮崎、宮崎―沖縄間などを移動する際の空路や空港。チームスタッフは「去年まで(義務は)なかったが、インフルエンザも含めて感染予防のためにマスクをしましょうということになった」と説明。ただし昨年まで強制ではなかったものの「任意だったが、ほぼほぼ全員がマスクをしていた」という。宿舎から自転車やバスでの球場への移動はこの限りでない。

 この日、マツダスタジアムで自主トレを打ち上げた選手らにもマスク姿がちらほら。鈴木誠也外野手(25)は黒いマスクを着用して帰路に就いた。鈴木清明球団本部長(65)も「人混みではマスクをしましょうということ。もちろん手洗い、うがいも(例年通り)気をつけてやってもらう」と、チーム一体で新型肺炎を含む感染症を阻止する。


☆30日にはWHOから非常事態宣言が出されました。同じく30日には京都でも感染者が確認されるなど、日本でも徐々に拡大しています。皆さんも、くれぐれもお気をつけ下さい。


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source : K.Oのカープ・ブログ。