2020年2月29日土曜日

最近のカープ、あれこれ~'20.2.28、開幕戦力構想・森下大野対談・指揮官たちの春。


☆さて、まずはこれから。


◇カギは先発陣か。どうなる広島の開幕戦力構想 2/28(金) 11:03配信 週刊ベースボールONLINE

◆構想どおりのクリーンアップ

 春季キャンプも打ち上げとなり、各球団はこれから3月20日の開幕へ向け、陣容を整えていくことになるが、ここでは、昨年リーグ連覇が途切れ、佐々岡真司新監督のタクトでV奪回を目指す広島の開幕時点での陣容のポイントを考えてみたい。

 まず打線だが、何といっても明るいニュースは、腰を痛めていた松山竜平が、27日のファームの社会人チームとの練習試合で3ランを放つなど、開幕に間に合う可能性がふくらんできたことだ。当初五番予定だった松山が一軍から離脱していたことで、オープン戦では今季、パワーアップして長打力を増した西川龍馬を五番に回し、三番打者を模索していたが、松山が復帰できれば、三番・西川、四番・鈴木誠也、五番・松山の、構想どおりのクリーンアップが出来上がる。松山不在ならファーストをカバーする予定だった安部友裕、堂林翔太が好調だっただけに、むしろその2人をどのように使っていくかのうれしい悩みも出てくることになりそうだ。

 そうなると、カープ打線にとって、残る最大のポイントは一番打者ということになるだろう。現状での第一候補は、一番打者として2016~18年の3連覇をけん引した田中広輔だ。注目の小園海斗とのショート争いは、守備の安定度もあり、ややリード。開幕は「一番・田中広」の形で始まる可能性が高く、田中広が一昨年までと同様の出塁率をキープしていくことができるかどうかがカギになる。

 もしも、ここから小園が巻き返して定位置を手にする形になった場合は、またちょっと状況が変わってくる。小園は足があるという点では一番も面白いが、パンチ力があり、現状では好調を長く続けられるかどうかに課題があるので、今のところはどちらかというと後ろのほうの打順に置くほうがいいと思われるからだ。その場合は、一番打者の候補はレフトを守る選手か。オープン戦で好成績を挙げている野間峻祥、高橋大樹の好調が続けば候補になってくるだろう。さらにもう一人、これもオープン戦の絶好調が続くようならルーキー・宇草孔基の抜てきも面白い。


◆調子の上がらない投手が多いのが気がかり

 投手陣のほうは、野村祐輔、中村恭平と、キャンプで故障者が出たうえ、キャンプ前はかなり豊富に見えた先発陣に、調子が上がっていない投手が多いのがちょっと気がかり。実績のある先発陣で、いまのところ順調なのは大瀬良大地、ジョンソンの両輪のみ。現状ではそれに続くのがルーキーの森下暢仁かという状況だ。現状、あまり調子が上がっていない九里亜蓮、床田寛樹が開幕までにどこまで調子を上げられるかがカギ。先発6人目はこのままいけば若手の中から遠藤淳志が入るか。

 リリーフは、フランスアが良かったり悪かったりで、今のところもう一つ安定しないが、新外国人のD.ジョンソンはかなりやれそう。スコットもまずまずで、このうちの2人で8、9回はある程度計算が立ちそうだ。左腕の中村恭がいない分は速球に力のある若手左腕の塹江敦哉に期待がかかる。ここに昨年実績を作った菊池保則と一岡竜司を加えて、勝ちパターン継投を構成することになるか。さらに、佐々岡監督の新機軸であるリリーフ岡田明丈がハマるかどうか。まだ安定感を手にしたとはいえないが、ここがどうなっていくかも大きなカギになりそうだ。

 多少、投手陣には不安を抱えてのスタートとなりそうなカープだが、今季のセ・リーグは混戦予想。昨年4位とはいえ、18年まで3連覇していただけに選手層の厚みは他チームよりもあるはずで、戦力的には十分V圏内。どんな陣容で開幕を迎えることになるか、楽しみなところだ。

文=藤本泰祐


☆まず打線ですが、松山が復帰した場合、3番を西川くんが打てるかどうか。同時に、主力としてのバッティングができるかどうか。ここはやはり一番ポイントになります。後は下位で、ピレラ・長野・野間くん・安部ちゃんあたり。右ピッチャーの時はサード安部、レフトはピレラか野間くん。左ピッチャーの時はサードピレラ、レフト長野、でしょうか。右バッターのピレラが入ったことが大きいんですよね。しかも内外野守れ、足もある。


☆1番は、田中くんでしょうね。調子や疲労によってはショート小園くんもあるでしょう。安部ちゃんの調子によっては、スタメンサードもあるかも。


☆昨年はやはり、「丸ショック」は大きかったんでしょうね。一体感のあるチームだけに、1人中心が抜けると、ダメージも大きい。丸はど真ん中にいた選手ですから。


☆昨年は5月に快進撃を見せた訳ですが、その快進撃中も、勝ち方は決してスマートではなく、バティスタを3番に置いた新打線の活躍で、何とかかんとか勝った感じ。今年は投手陣の奮起に期待したいところですが、中崎くんはリハビリ中、フランスアも微妙と、勝ちパターンがどうなるか分からない。DJジョンソン、スコットの新外国人と、一岡くん・今村くんあたりがどれだけやれるか、ですかね。たもっさんはキャンプから絶好調ですが、勝ちパターンの経験はない。


☆後は、佐々岡監督が岡田くんをどう使うのか。彼の存在は、結構ポイントになってくるかも。


☆先発は、大瀬良くん、ジョンソンは順調、九里くんも問題ないと思います、いつもあんな感じですから(笑)。床田くんも、合わせてくるでしょう。5番手6番手は今のところ、森下くんに、遠藤くん。中村祐くんや薮田くんも絡んできてほしいところ。


☆ま、一応数はいますけど、って感じですかね。野村くんが戻ってきたら、先発はある程度は形になると思います。問題は、勝ちパターンをいつ確立できるのか。


☆その勝ちパターンの一角として期待される、一岡くん。


◇広島・一岡 セットアッパー奪還目指す!オープン戦の無失点継続で 2/28(金) 9:00配信 デイリースポーツ

 広島の一岡竜司投手(29)がオープン戦の無失点を継続してセットアッパー奪還を目指す考えを示した。新外国人のDJ・ジョンソンやスコットとのし烈な争いから抜けだし、勝利の方程式の一角を奪い取る。

 充実感の中には強い覚悟が表れていた。9年目を迎えた一岡は、さまざまなテーマを掲げながらキャンプに臨んだ。力みのない安定したフォームを確立させるため、2段モーションを復活。また、クイック投法などテンポの違う投球法を増やし、技巧派の右腕らしく、変幻自在なスタイルで投球の幅を広げた。一岡は「けがなく終えたので良かったと思う」と充実の1カ月間を振り返った。

 昨季はセットアッパーを任されていたが、下半身の状態不良で夏に戦線離脱。0勝0敗16ホールド、防御率2・90の成績で33試合の登板にとどまった。今年は新外国人のDJ・ジョンソンやスコットが加入し、競争はよりし烈となっているが、そうやすやすと譲る気はない。

 「(セットアッパーは)おのずとそれなりの数字を出した人が投げている。数字を出せば、その位置にいけると思う」と返り咲きに向けて意欲を燃やす。

 22日のヤクルト戦(浦添)では1回を投げ、2三振を奪って三者凡退と上々の内容だった。「抑えることを一生懸命にやりたい」。開幕まで1カ月を切り、全身全霊で挑む背番号30。今後もオープン戦で無失点登板を継続し、不動のセットアッパーとしての地位を築く。


☆いやいや、いい感じで来てると思いますよ。やってくれると思います。


☆こちらは、先発として期待のかかる森下くんと、大野さんの対談。


◇広島ドラ1・森下「自己流」で新人王獲る!フォームや性格ブレずに貫く 大野豊氏に決意表明 2/28(金) 6:00配信 スポニチアネックス

 春季キャンプを無事に終え、開幕1軍に向け順調に調整を続ける広島のドラフト1位・森下暢仁投手(22=明大)が27日、球団OBで本紙評論家の大野豊氏と対談。投球フォーム、体重、性格などブレない「自己流」を軸に、ルーキーイヤーに挑む決意を明かした。

 大野氏(以下大野) 初めてのキャンプが終わった。環境の変化もあったと思うけど、どうだった?

 森下 先輩もたくさんいるので、選手に慣れていくことを意識してやってきました。あとは自分の力を徐々に出して行ければと。

 大野 先輩と話す中で勉強になることがあったと思う。

 森下 変化球の投げ方などを聞くと自分とは違うなというところと、けん制も自分より速い選手がたくさんいました。見ることでも学んでいます。

 大野 僕は(プロ2年目の78年から3年間、広島でともにプレーした)江夏豊さんから投手として何が大事かということを学んだ。キャッチボールをしっかりしなさいと言われた。あとは、ボールと友達になりなさいともよく言われたね。打たれても下を向くな…とか姿勢のことも教えてもらったよ。

 森下 いまは技術的なことよりも、大瀬良さんなどからは、ケガしないことを一番にと言われています。

 大野 投げ方がすごくきれいだよね。

 森下 よく言われます。

 大野 僕は独特なフォームを変えればと助言されたけど、そうすると全く球がいかなかったから、自分のスタイルだけは絶対変えなかった。自分の個性として変えないでおこうと思った。

 森下 僕は、しっかり立つということを意識しています。リリースするときに体が倒れるのですが、それがいいのか悪いのか、まだ分かりません。

 大野 いまの投げ方で勝負できて、結果を残せるのがベスト。教えてもらったことを全部実践するのではなく自分で理解することも大事。見ているとチェックポイントとかを理解できているのかなと思った。

 森下 そこはしっかり分かっています。

 大野 それをスタートから持っているから楽しみがある。遠回りしなくていいから時間がかからない。

 森下 ありがとうございます。

 大野 注目される中でも焦らず段階を踏んでいるように見えた。

 森下 先輩たちがブルペンで結構投げていましたけど、それについて行きすぎたら自分がおかしくなるのではと考えていました。自分は入ったばかりなので、今できることをやっています。

 大野 明大の伝統かな。(野村)祐輔もマイペースだった。

 森下 本当ですか?(笑い)

 大野 あと体重のことをよく言われない?

 森下 言われます。

 大野 細いと言われるよね。そこの意識はどう?

 森下 (公式では76キロで)これから徐々に増えていくというイメージがあります。無理矢理ウエートをしていくのではなく、いい動かし方をして、いい筋肉がついてくれば。

 大野 俺も細くて、食べて太れとよく言われた。でも、その人の体質と体の使い方がある。だから、今の体型であれだけの球が投げられるわけだから、無理に体重を増やすことはないと思う。

 森下 はい。

 大野 一年一年この世界でやっていけば、自然と体重は増えていくと思う。いろんなことを言われるけど、気にしないでやればいいと思うよ。

 大野 22日のヤクルト戦ではオープン戦の開幕投手を任された。聞いたときの気持ちはどうだった。

 森下 その前に(大瀬良)大地さんから“自分もオープン戦の初戦に投げたよ”という話を聞いたので心の準備はしていました。

 大野 大瀬良からは、どんなアドバイスをもらった?

 森下 “ケガなく終われればいい”という話はしてもらっています。“まずはケガせずにその日が終わればいいんだよ”と。

 大野 それならここまで順調に来られたということだね。オープン戦の投球を球場で見せてもらった。3回2安打2失点。いつもと違う緊張感があったように見えた。

 森下 いつもと違う雰囲気がありました。その雰囲気を経験できたのはよかったです。

 大野 (初回1死から安打で)走者を背負って(直後に)四球を与えた。動揺なのか丁寧にいきすぎたのか。

 森下 セットのときに体が突っ込むのが課題です。いろいろ試している段階でああいう形になったので、自分のしっかりとした形を決めないといけないなと思いました。

 大野 (その後の)雄平にはチェンジアップを左中間へ適時打とされたけど、悪い球ではなかったよね。

 森下 そうですね。まずカットボールを内角に投げて空振りを奪ってからのチェンジアップ。これを打たれるのかという感じはありました。

 大野 2回以降は無失点。切り替えて、らしさが出てきた。試合の中で修正する力があるなと感じた。

 森下 自分の中でも大きく崩れることはないと思っています。自分の力を出せてよかったです。

 大野 直球は149キロが最速だった。もう少し出るの?

 森下 上がったらいいなと。

 大野 投げられるんじゃないの?(笑い)自信は?

 森下 どうですかね…。

 大野 140キロ中盤で抑えていくスタイルなのか、150キロ台を出していくときの方がいいのか。スタイルはどっちだろう。

 森下 自分の中では150キロが出なくても、直球の質があればファウルを取ったりできる。決めに行くときに150キロ近い球で打ち取れればと思っています。あとはカーブとチェンジアップがしっかり投げ切れれば、直球がもっと生きてくる。その2つをどれだけしっかり投げられるかだと思います。

 大野 カーブはいい曲がりをするけど(試合では)死球が一つあった。カーブをうまく使えれば投球の幅が広がると見ていた。

 森下 カーブが一番いいと言われるのですが、やっぱり制球が一番難しいですね。

 大野 一番緩い球だしね。体のタイミングをうまく合わせられないと目標のところに投げられない球。見ていて“いいカーブを投げるな”と思ったよ。カットボールは自信があるんじゃない?

 森下 カットボールは自信があります。

 大野 この先の課題は何か見えてきた?

 森下 準備の部分でしっかりやらないといけないなと思いました。あと、セットでの投球に自信が持てていないので、しっかり投げきることを意識してやりたいです。

 大野 打撃も好きらしいね。

 森下 ほどほどに…です(笑い)

 大野 大学時代も結構打っていたと聞いたよ。バントはどう?

 森下 バントはできる方だと思います。

 大野 投手は投げるだけではないからね。打撃とかフィールディング、けん制とかもあるし。そういうのができる楽しみな投手だと思う。自分の性格を分析すると、どういう性格だと思ってる? かわいい顔してポーカフェース。もの静かでおとなしいイメージがあるんだけど。

 森下 いや、結構話す方だと思います。

 大野 そうなんだ。

 森下 まだ人見知りが出ていますけど。

 大野 表情よりも内に秘めた闘志があるように感じる。

 森下 勝負事になればまた一つ気持ちが入るので、そういう面もあるかなと思います。

 大野 ブルペンでもカメラのシャッター音がずっと鳴っていたと思う。慣れたかな?

 森下 だいぶ慣れてきました(笑い)

 大野 この世界はそういう環境でいかに自分の力を出すかだからね。有名になる一つの通り道だから。これを乗り越えて、さらに人気が出て活躍できる選手になっていけるように頑張ってもらいたい。今年の目標は?

 森下 新人にしか獲れない新人王は目指したいですし、それができるということは、1年間ケガなく野球ができているということ。そこが一番の目標です。まずは勝つことを意識したいです。

 大野 新人王を獲るためには1勝とは言ってられないからね(笑い)。まあ1勝がないと2勝目もないわけだから。将来どういう投手になりたい?

 森下 長く野球ができればいいと思います。球界を代表する選手になりたいです。

 大野 最後に、スポニチ読者のみなさまに意気込みを力強くお願いします。

 森下 1年目からしっかり結果を残したいという思いが強いです。試合を見ていただいくみなさんに、いい思いをしてもらえるように一生懸命頑張りたいと思います。


☆ま、雄平は変態打ちですから、あまり気にしなくても(笑)。


☆勝てる、ということで言えば、ストレートが何㎞とかより、試合を作れるかどうか。その辺は総合的に優れているピッチャーなので、期待していいかと。


☆で、ローテで回るのであれば、コンディション維持とか、そういうこともシーズンの中で学んでいく必要があります。目に見えない、数字に表れない部分での努力や成長が重要になってくると思います。


☆で、その森下くん、1日の中日戦に登板。


◇広島1位森下「力を出し切る」手の内隠さず中日戦へ 2/28(金) 19:34配信 日刊スポーツ

 手の内隠さない。ドラフト1位の広島森下暢仁投手(22=明大)が28日、本拠地マツダスタジアムで調整を行った。

 1日の中日戦(ナゴヤドーム)で中継ぎ登板する予定。順調にいけば開幕カードの中日戦(マツダスタジアム)での先発も予想される前哨戦となる。だが「今持っている力を出し切れれば」とアピールも含めて全力でぶつかっていく。

   ◇   ◇   ◇

 甘いマスクでみなぎる闘志を隠しているようだった。新人右腕の森下は、開幕カードで当たる中日との対戦で自分の力を試すつもりでいる。「自分にしっかりといいイメージを持てるようにやっていきたい。手の内を隠す? 全然考えていません。今もっている力を出し切れればいい」。順調にいけば開幕カードでの先発が予想されるが、悠長に構える立場にないことは理解している。結果を残して、自らの手で開幕ローテをつかみ取るつもりでいる。

 プロ入り後、初めてユニホームを着て本拠地で調整を行った。球団関係者に動線を確認しながら、ブルペンでは約40球を投じた。「こうやって球場でやると、いい球場で野球できるなと思いました」。シーズンのマウンドに上がるためには残るオープン戦で結果を残さなければいけない。

 対外試合初登板となった前回22日のヤクルトとのオープン戦は3回2失点だった。立ち上がりの1回に2失点したものの、2回以降は立て直した。課題は立ち上がり。「慎重に行きすぎると良くないので、大胆に、アバウトにいけたらいいなと思います」。順調にいけばシーズン初登板まで、残り調整登板は3試合。1試合の重みが増す。新人らしく全力でぶつかり、収穫や課題を得ながらシーズンを迎えたい。

 セ・リーグ本拠地球場での登板はプロ初であり、ドーム球場での登板は自身初となる。マウンドは高く、土が硬いと言われる。広島投手陣には苦手とする選手もいるが「あまり意識せずに行けるのかなと思います」と平常心で臨む。大観衆の中での登板を思い描きながらも、開幕までは無観客試合が続く。「まだ多い観客の中でもやったことないので、これからですね」。まだ手探りではあるものの、確かな手ごたえとともにシーズン初登板へ向けて歩を進めていく。【前原淳】


☆そう、開幕して、当面ローテをどう組むかも注目ですね。


☆一方、29日の中日戦に先発する、大瀬良くん。


◇広島大瀬良「自分がやりたいことを」開幕前哨戦へ 2/28(金) 18:45配信 日刊スポーツ

 開幕中日戦の先発が決まっている広島大瀬良大地投手が29日、前哨戦となる中日戦に先発する。

 対外試合初登板した23日の阪神戦は3回1失点とまずまずの滑り出し。ただ開幕が早い分、調整登板は残り3試合しかない。「変に考えずに自分がやりたいことをやって。調整の段階の一つととらえてやっていけたら」と手の内を隠さず真剣勝負を挑む。


☆ま、大瀬良くんの場合は、あくまで開幕までの準備すべきことをやる、って感じですかね。


☆その29日の中日戦に、レフトで出場する、この人。


◇広島・ピレラ 29日中日戦以降に左翼テスト!長野、野間、宇草とバトル激化 2/28(金) 7:30配信 デイリースポーツ

 開幕左翼テストだ。広島の新外国人、ホセ・ピレラ内野手(30)が、左翼でオープン戦に出場するプランがあることが27日、分かった。春季キャンプでは三塁を守ったが、複数のポジションを守れるようになればチームにとってもプラスになる。バットでは日本野球に対応し始め、結果を残している。起用の選択肢が広がるだけに、新たな可能性を探っていく。

 新たなオプション探しが始まる。佐々岡監督は、29日の中日戦(ナゴヤドーム)以降にピレラを左翼でテスト出場させる可能性を示唆した。守れるポジションが増えれば、選手の起用法や打順の構築、作戦などにも幅が出る。メリットは大きい。

 「外野をやらせてみたい。いろいろな準備をさせたいと思っている。良ければ(今後も)使いたい」

 新助っ人は来日前の過去5年間、二塁と外野を中心に守った。だが、カープでは二塁に不動の菊池涼がおり、外野も鈴木誠、西川は固まっている。春季キャンプでは三塁で試合出場を続けてきたが、送球面での課題があった。

 試合でのミス後には、居残りで下半身を意識しながらリズム良く投げる練習を繰り返すなど精力的に取り組んできた。それでもピレラは「長い間、三塁で試合に出ていないから、まだ試合勘がない。まだまだ練習が必要だと思う」と振り返った。

 外野での起用は打力を生かす狙いがある。ここまで紅白戦、練習試合、オープン戦9試合に出場。23打数8安打で打率・347と結果を残している。24日の巨人とのオープン戦では、新外国人サンチェスの直球を中前にはじき返し、桜井に対しては変化球を捉えて中前適時打を放った。

 「調子は完璧ではないけど、良い状態でキャンプを終えられたと思う」。フォロースルーが大きく長打も狙えるスイングは魅力的。首脳陣は状態次第で、4番・鈴木誠の前後を任せたいという青写真も持ち合わせる。

 チームメートにとってもプラス作用があるという。外野での出場となれば、左翼が基本線だ。同ポジションでスタメン出場を狙うのは長野、野間、ドラフト2位・宇草(法大)などがいる。朝山打撃コーチは「また競争が生まれる」と、サバイバルレース激化による個々のレベルアップに期待を寄せた。

 オープン戦最後となる3月13日からのソフトバンク3連戦は、開幕を見据えて打順や作戦など本番モードで臨む。ピレラを外野で使えれば、攻撃に厚みが出てくる。


☆元々レフトはやってましたからね。


◇広島ピレラが外野ノック「基本はサード」佐々岡監督 2/28(金) 19:49配信 日刊スポーツ

 広島の新外国人ホセ・ピレラ外野手(30=フィリーズ)が、本拠地で外野ノックを受けた。

 26日までの春季キャンプでは再挑戦した三塁で主にノックを受けてきたが、この日は広瀬外野守備走塁コーチから指示を受けながら左翼の守備練習を行った。

 佐々岡監督は「準備というところ。基本はサード」とあくまで三塁での起用を軸に考えている。複数ポジションに取り組む新助っ人は「チームに任せてもらえるところでベストを尽くす。自分のためではなく、チームのために野球をやっていきたい」と前向きに取り組んでいる。

 ピレラの左翼テストの背景には、小園のアピールがある。遊撃争いでは1歩後退も、首脳陣の中では三塁での起用プランも浮上する。朝山打撃コーチも「ほかで出られるチャンスがあるのであれば、1軍で経験した方が彼のためにはいい」とうなずく。活発な野手陣のアピール合戦が起用の幅を広げている。


☆小園くんは、そりゃ何とか使いたいでしょうね。


☆いやそれにしても「チームのために」だなんて、泣かせてくれます(笑)。「カープのピレラ」になってほしいですね。




☆さて、今年から監督になった、佐々岡監督。


◇広島・佐々岡真司“お人好し監督”からの脱却【指揮官たちの春】 2/28(金) 11:29配信 ベースボールキング

◆ 第4回:再建を託された人格者

 広島の新監督に佐々岡真司が就任した。投手出身の監督はチームにとって1967年の長谷川良平氏以来、実に53年ぶりのことだという。古葉竹織、山本浩二、野村謙二郎、そして前任者の緒方孝市氏といった攻撃型指揮官が続いた赤ヘル軍団を、元エースが昨年の屈辱からどう立て直していくのか? 注目してみたい。

 V9巨人以来のリーグ3連覇を果たした緒方監督からのバトンタッチ。輝かしい栄光からわずか1年でチームはBクラスに転落した。要因はいくつもある。中でも衝撃的だったのは、緒方監督が某選手の怠慢プレーに腹を立てて殴打した事件と、主軸に成長していたX.バティスタ選手のドーピング問題。チーム内に波風が立ち崩壊していった。

 球団側は一度は緒方を引き留めたが、辞任の意思は固く新たなスタッフで再出発を決断する。早い段階から後任の監督として有力視されていたのが佐々岡だ。

 一部からは松田元オーナーのお気に入りという声も聞かれたが、緒方が野球に関しては人も寄せ付けない「求道者」タイプに対して、佐々岡は誰もが認める「人格者」タイプ、さらに昨季は自慢の投手陣にほころびも見え出している。チーム内の空気を入れ替えて、なおかつ投手陣の再建を託せる人材として佐々岡の出番は必然でもあった。


◆ 投手コーチから指揮官へ

 グラウンド外の事件や問題は置くとして、昨年の転落には2つのウィークポイントが指摘されている。ひとつは丸佳浩選手のFAによる巨人移籍である。2年連続リーグMVPの流失はチームの屋台骨喪失を意味した。その穴を埋めるべく野間峻祥、松山竜平選手らを起用するが結果が出ない。

 そして、もうひとつが自慢のリリーフ陣の崩壊だった。3年連続で胴上げ投手を務めた守護神の中崎翔太が前年の32セーブから9セーブに。「勝利の方程式」を形成していた一岡竜司や今村猛といったリリーフ陣も精彩を欠いて一・二軍を往復する始末。いずれもV3からの勤続疲労だった。

 昨年までの投手コーチから指揮官へ。大役を引き受けるにあたり「自分でいいのか?」と戸惑いもあったというが、選手にもマスコミにも対話重視の姿勢は変わらない。実直な人柄がにじみ出る。

 現役時代はカープ一筋。1年目から13勝をあげてエースの座をつかむと、91年には最多勝(17勝)、最優秀防御率(2.44)にリーグMVP、沢村賞、ベストナインと5冠に輝いている。これだけの実績をあげながらチーム事情に応えて抑え役にも転向。2006年には100勝100セーブの快記録を達成、当時は江夏豊氏に次ぐ史上2人目の快挙だった。佐々岡がFAの権利を手にした時には「大好きな球団だから」という理由で残留の道を選んでいる。その昔からチーム愛は人並み外れている。


◆ もうひとつの顔

 「選手の時はファンから好かれる選手でありたいと思っていた。みんなから好かれる、そんな監督になっていきたい」。昨年、監督就任時の記者会見で佐々岡はこう語っている。正直な感情だろうが、一方で監督とは嫌われることも厭わず、敵を欺いてでも勝利にこだわるタイプが多い。

 先日亡くなった名将・野村克也氏は選手との個別会食は「個人的な感情が入る」という理由で拒絶していたほど。だから、佐々岡新監督を語る時に「お人好しで大丈夫?」という声があるのも事実である。

 しかし、佐々岡をよく知る人物が別な顔を証言する。同時期のエースで現在カープのOB会副会長も務める大野豊氏だ。「確かに人柄が良すぎて、心配する向きもあるだろうが、ああ見えて以外に頑固で芯の強い一面もある。自分で決めたことは絶対に曲げない意志の強さの持ち主ですよ」。

 投手を中心に守り勝つ野球が広島の伝統。昨オフには会沢翼、野村祐輔といった主力選手のFA移籍も危惧されたが、佐々岡直々の慰留で残留。さらにメジャー流失が確実視されていた菊池涼介選手まで帰ってきた。ドラフトでは新人王候補ナンバーワンと目される森下暢仁投手(明大)を獲得と戦力ダウンの心配はない。

 投手出身の佐々岡だから攻撃面は高信二ヘッドらとコミュニケーションを取りながら采配を振るう。そして懸案の投手陣の再建が実現した時、再び強いカープが戻って来る。その時までは「お人好し」も封印だ。


文=荒川和夫(あらかわ・かずお)-この項終わり-


☆キャンプで目を引いたのは、チームプレーの練習。一体感をスローガンに掲げる佐々岡野球は、チームで勝っていくのが基本になるんじゃないか、とK.O的には思っています。丸が抜け、新しいチームの形が必要になるのではあるのですが、菊池が残留、田中くんも戻ってきた。誠也くんや会沢含め、リーグ3連覇を経験したナインは、どうすれば勝てるのかを知っているメンバー。


☆一方、昨年まで投手コーチだった佐々岡監督が、監督になってどういう投手起用をするのかも、見もの。佐々岡監督たっての希望で森下くんを一本釣り、岡田くんをリリーフに回し、DJジョンソン、スコットとリリーフピッチャーを獲得。リリーフの強化を主眼に置いているのは、昨年機能しなかったリリーフ陣の反省から、でしょう。


☆オープン戦序盤はまだ若手のお試し期間でもあり、シーズンさながらの戦い方はまだしてませんが、オープン戦終盤には、形も見えてくるでしょう。その時にどんなメンバーで、どんな野球をするのか。K.Oなりに描いている青写真はありますが、さてそれと実際の佐々岡監督の采配がどう違うか。その辺を楽しみに、オープン戦を見ていこうと思います。


☆さて、新型コロナウイルス関連のニュース。


◇広島コロナ対策で1軍選手に検温 全員異常なし 2/28(金) 18:50配信 日刊スポーツ

 広島は28日、新型コロナウイルス対策として、練習前に1軍全選手に対して検温を初めて実施した。

 トレーナー室で各自が体温を測定。37度5分以上の場合、練習禁止となるところだったが、初日は全員が異常なしだった。練習後は29日からの中日戦に備え、関係者全員がマスクを着用して名古屋へ移動。オープン戦は無観客試合が続くが、選手会長の田中広は「選手は開幕に向けて一生懸命調整していくだけです」と前を向いた。


☆まずは一安心、ですね。


◇OP戦7試合の開催球場と開始時間を変更 2/28(金) 14:04配信 サンケイスポーツ

 プロ野球のセ・パ両リーグは28日、オープン戦の開催球場と、試合開始時間の変更を発表した。

◆開催球場の変更は以下の5試合。

3月3日 

 中日-西武 岡崎からナゴヤ球場

 ソフトバンク-ヤクルト 筑後からペイペイドーム

3月4日

 中日-西武 岐阜からナゴヤ球場

3月8日 

 広島-西武 福山からマツダスタジアム

3月10日 

 ソフトバンク-巨人 長崎からペイペイドーム

◆試合開始時間の変更は以下の通り

2月29日

 巨人-ヤクルト(東京ドーム) 午後6時開始を同5時開始

3月14日

 巨人-楽天(東京ドーム) 午後6時開始を同5時開始


☆で、カープの公式サイトから。


◇新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた対応について 2020.02.28 公式サイト

 広島東洋カープは、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた対応について、以下の通り実施いたしますのでお知らせいたします。ファンの皆様、関係者の皆様には、ご不便やご迷惑をおかけいたしますが、ご理解、ご協力をいただきますようお願い申し上げます。

 なお、記載内容については、本日から公式戦開幕までの方針となります。今後、状況に応じて内容を変更する場合がございますので、あらかじめご了承ください。


【1】選手との接触について
 選手移動時等における握手、サイン、写真撮影のお申し出、プレゼントの受渡等はご遠慮いただくようお願いいたします。


【2】チケット購入時等にスタジアムへご来場いただくお客様へのお願い
 (1)手洗い、うがい、アルコール消毒など、ご自身の感染予防にご協力ください。
 (2)咳エチケットの一環としてマスク着用にご協力ください。
 (3)球場内各所にアルコール消毒液等を設置いたしますので、手指の消毒にご利用ください。
 (4)発熱などウイルス罹患の疑いがある場合は、ご来場をご遠慮ください。
 (5)球団職員、スタッフのマスク着用での対応についてご了承ください。


【3】球団としての対応
 (1)球団職員、スタッフについては、就業前の健康状態確認および手洗い、うがい、アルコール消毒の徹底を義務付け、37.5度以上の発熱、強い倦怠感、長引く喉の痛み、咳、息苦しさがある場合には出社させません。
 (2)アルコール消毒液等を球場内各所に設置いたします。


〒732-8501
広島市南区南蟹屋2丁目3番1号
(株)広島東洋カープ
TEL 082-554-1000


☆一方で感染拡大は何としても阻止しなければなりませんが、一方で過度の自粛も考えもの。バランスを取るの
は非常に難しいとは思いますが、いずれにせよ我々ひとりひとりが細心最大限の注意を払って、ひとりひとりの力で感染拡大阻止の力になることができれば、それが結果的に大きな力になるんじゃないかと。


☆こういう時こそ、国民が「OneTeam」になるべきかなと。政府や自治体ではなく、こういう時こそ、ひとりひとりの力が一番大きな力となるんじゃないでしょうか。


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source : K.Oのカープ・ブログ。