2020年4月30日木曜日

最近のカープ、あれこれ~'20.4.29、ルーキー牙を研ぐ・プロに学ぶ技術・最強助っ人は?


☆さて、まずは28日の話題。


◇【広島】佐々岡監督と大瀬良ら3選手が広島病院訪問で従事者を激励「勇気ある献身に感謝」 4/29(水) 6:00配信 スポーツ報知

 広島は28日、新型コロナウイルスと闘う全ての人を支援するため、佐々岡真司監督(52)と大瀬良大地投手(28)、薮田和樹投手(27)、森下暢仁投手(22)が広島市にある感染症指定医療機関、舟入市民病院を訪問した。指揮官は「元気、勇気を与えることしかできない。みなさんに元気を与えられたらいいなという気持ちで来た」と話した。

 監督と3選手はともにユニホーム姿で訪問。拍手と歓声で出迎えられた。4人は建物に入ることは控え、駐車場から病棟にいる医療従事者や患者に約10分間、何度も手を振った。球団は「あなたの勇気ある献身に感謝します」としたためたユニホームに、選手のサインとメッセージを添えて寄贈した。


☆何やら緊急事態宣言も延長されるようで、開幕もどうなるか分からないのですが、これ以上延期してもねぇ、って感じもしますが、感染が拡大しては元も子もない訳で。


☆お次は、一岡くん。


◇広島・一岡、新球スライダー 開幕延期生かす!縦主体の投球に横変化習得じゃ 4/29(水) 7:30配信 デイリースポーツ

 広島・一岡竜司投手(29)が28日、スライダーの習得に意欲を示した。マツダスタジアムのマウンドで計50球の投球練習を行ったが、その大半をスライダーに割いた。カーブとフォークが軸の右腕だが「先が見えないので、今がチャンス」と意図を説明。開幕延期の期間を最大限に活用し、自身の武器を増やしていく。

 現状維持ではなく、ワンランク上の自分を目指す思いが一岡の胸に宿っていた。グラウンドの中心で試行錯誤を重ね、納得できる瞬間を求める。マウンドから投じた50球中、その大半が新球のスライダーだった。

 ワンバウンドする球もあったが、真ん中から外角へ大きく曲がる軌道を描いたボールもあった。「まだ確率が悪い」と控え目だが、横山投手コーチは「十分、いい変化をしている。本人が納得するボールになっていけば」と及第点を与えた。

 報道陣に球種を尋ねられ、「秘密です」と不敵な笑みを浮かべつつもスライダーだと明かした一岡。「普段は投げない球種も試して、(投球の)足しになればいいくらい。トライして」と取り組みの意図を説明した。

 直球とカーブ、フォーク、カットボールを主体に操る自身のスタイルを踏まえ「極端に速い球と遅い球しかないので」。球速的に中間に位置するスライダーに目を付けた。加えて縦の変化が持ち味のため、横に曲がるボールは配球を組み立てていく上で、アクセントにもなる。

 チームは1勤1休の練習形態。他の投手との兼ね合いもあり、練習日に必ず投球練習ができるわけではない。だからこそ「ただ、投げるだけにならないように。目的を持ってやらないと、もったいない」と限られた環境を有効活用。スライダー習得はその一環だ。

 昨秋にも習得を試みたが「モノにならなかった」と一時は断念。しかし開幕日が未定で、先行き不透明な現状を「今がチャンス」と自身の引き出しを増やす時間に当てている。「開幕日も決まっていないので、練習していって習得できれば。今はそれをしてもいい時期。何でもいいからレベルアップできたらいい」。尽きることのない向上心が、先の見えない日々の原動力だ。

 「器用な方ではないので」と自身の特徴に苦笑いを浮かべつつ「自分のスタイルが崩れるのが、一番嫌なので」と足元を見つめることも忘れない一岡。新たな武器を磨き、来るべき開幕を待つ。


☆一岡くんのいいところは、失点をしないところ。任された1イニングをどう無失点で抑えるかを知っているピッチャー。先発に「ゲームメーク」という言葉があるのなら、リリーフには「イニングメーク力」というのがあります。この辺は、中崎くんや、今村くんもそう。そういうピッチャーは、後ろのピッチャーとして信頼できます。


☆お次は、中村祐くん。


◇広島・中村祐 フォーム改造で1軍だ!「早く開幕してほしい」 4/29(水) 5:30配信 スポニチアネックス

 広島・中村祐太投手(24)が28日、大野練習場のブルペンで75球を投げ、改造フォームの習熟に励んだ。昨年末に受けた動作解析で上体が強すぎる悪癖を自覚。下半身主導に取り組み、130キロ台後半だった直球の平均球速は143~44キロにまで伸びた。再出発を誓う7年目の春。結果でアピールし、1軍の布陣に割って入る意気込みだ。

 通い組が練習した2軍の大野練習場。中村祐はブルペンに入り、75球の投球練習に汗を流した。顔に生気がみなぎる。目指す像がクッキリ見えるからこその変容だった。

 「右の股関節を左にぶつけるイメージ。今までは右で球を操って制球しようとしていたけど、今は手腕を意識せずに股関節で合わせていく感じです」

 重心移動に意識を置き、腕ではなく体幹で投球する――。右股関節の使い方で、投球コースが変わる感覚も出てきたという。「目をつぶっても同じところへ投げられるのが理想です」。考え方や取り組みが昨季までとは大きく変わった。

 分岐点はあった。1軍登板わずか2試合、未勝利に終わり、暗中模索していた昨年末。東京に住む知人の計らいで、スポーツ用品メーカーの動作解析を受ける機会に恵まれた。提示されたデータは、耳に届く何万語よりも説得力があった。

 「腕の力だけで投げる典型。下半身の力を上に伝える動きが下手で、せっかく貯めたパワーが投げる時には全部抜けていました」

 開幕延期も右腕に味方した。結果に一喜一憂することなく、課題とじっくり向き合う。いきおい、137~8キロだった直球の平均球速は143~4キロにまでアップ。水本2軍監督は「由宇のシート打撃では146キロが出た。すごくよくなっている」と評価する。

 中村祐本人も言う。

 「今日よくて、次がダメ…というのが減っているので、平均値はよくなっているかな…と。早く開幕してほしいぐらいです」

 17年に先発で5勝。18年4月24日のDeNA戦では完投目前までいった。だが、以降は低迷。打たれる自分が許せず、いたずらに自問自答を繰り返した。曲折を乗り越えて迎えた7年目。実戦再開を待って巻き返し、不透明な1軍投手陣に割って入るつもりだ。

 「今は、この感覚を体に覚え込ませたい。ダメになった時に立ち戻れるように。しっかりアピールし、1日も早く1軍に上がれるように。キャリアハイの成績を残せるように」

 一つのキッカケで自分の今に気づき、違う世界が広がることはよくある。がむしゃらに投げ続けてきた24歳。暗闇に、ひと筋の光が差し込んでいる。

(江尾 卓也)


☆最近はアマチュアでも150㎞を投げるピッチャーがざらにいますが、動作解析含め、技術の理論は相当進歩しているんでしょうね。


☆ただし、重ねて言いますが、中村祐くんのストレートは球速ではなく、「質」が重要。140㎞そこそこでも空振りが取れていた、あのストレートが復活しない限り、中村祐くんの復活はないと思います。




☆さて、29日の話題。


◇【ルーキー牙を研ぐ】広島・森下暢仁投手 “三種の神器”で泰然自若 4/29(水) 8:01配信 スポニチアネックス

 広島、中日、オリックスの担当記者がイチ推しする新人選手を、「ルーキー牙を研ぐ」と題し、29日から随時掲載する。第1回は広島の森下暢仁投手(22)。総合力の高さに定評がある即戦力右腕の持ち味と、今春の取り組みに迫った。

 どこを切り取っても一級品である。広島ドラフト1位・森下(明大)の評価の高さは、総合力にある。オープン戦は順調に4試合を消化。3月8日の西武戦では、5回8奪三振無失点の好投を見せるなど、首脳陣も早々に先発入りを認めて立場を確立した。

 総合力は、緩急を自在に操る器用さに表れる。オープン戦での最速は152キロ。加えて、カーブは110キロ台に抑えて、曲がりも大きい。春季キャンプのブルペン投球を見た佐々岡監督が「カーブはスピン量、キレも素晴らしい」と驚いたほどに強い印象を残した。しかし、森下は「カーブが一番いいと言われますけど、制球の面では一番難しいですね」と首を振る。

 「自信があるのは、カットボールです」。森下のカットボールは、140キロ前後。直球のような軌道から打者の手元でブレーキを効かせる。安定した制球で、カウント球にも勝負球にも変化する。大学時代に東京六大学リーグでしのぎを削った中日・郡司(慶大)は、3月22日のオープン戦で2打席連続の見逃し三振。「大学時代はあんな球(カットボール)は投げてこなかった」と勝負球の進化を証言した。

 さらに、チェンジアップでも翻弄(ほんろう)。「(落とすより)前後の感覚。直球と思ってもらいたい。落としたいときには落とせばいい」。“三種の神器”となる変化球が森下を支えている。

 すでに調整法も確立し、開幕延期に慌てることもない。「これまでも開幕は逆算していなくて、次に投げる試合に向けて1週間をどう過ごそうか…とやってきた。だから、登板間隔が空いたとしてもやることは変わらないです」。先発陣が100球超えのブルペン投球を見せる中、キャンプ同様に球数を抑えた調整を続けている。泰然自若とした姿勢も新人離れしている。(河合 洋介)


☆試合があろうがなかろうが、ローテを想定して1週間単位で練習していくのは、いいかも知れませんね。


☆で、早く森下くんのピッチングが見たいところなのですが、何せいつ開幕するやら。


☆お次は、床田くん。


◇【広島】床田寛樹がマウンドで投げ込み「結果的にしっくりこなかった」 4/29(水) 17:58配信 スポーツ報知

 広島の床田寛樹投手(25)が29日、マツダのマウンドで37球を投げ込んだ。自主練習開始後、初のマウンド投球で「ブルペンと景色が違ったり、(捕手が)遠くに見えた。本当はそこでしっかり投げないといけなかったが、結果的にしっくりこなかった」と反省した。

 この日はカーブやチェンジアップなど変化球の感覚も確かめ「カーブが1番バランスよく投げられているので、確認して投げた」と手応えも口にした。

 1勤1休になってからはブルペン投球できる日が限られているため、投球日は特に集中力を高めて臨んでいる。「試合が始まればしっかり投げられるようにやっていきたい」と気を引き締めた。


☆まあこの人はよくしっくりいかなくなりますな(笑)。久々のマウンドからのピッチングですから、しょうがないと思います。


☆お次は、誠也くんの打撃フォーム。


◇広島・鈴木誠也、目線がぶれずしっかりボールに対応 掛布雅之氏が解剖…プロに学ぶ技術 4/29(水) 11:00配信 スポーツ報知

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広島・鈴木誠也の打撃フォーム連続写真

 スポーツ報知の評論家陣が、高校球児、野球少年たちに攻守における“プロの極意”を伝授する「見本代表」―。今回は、来年に延期された東京五輪の日本代表4番候補の広島・鈴木誠也外野手(25)の打撃フォームを掛布雅之氏(阪神レジェンド・テラー)が解剖します。

 昨季、首位打者に輝いた理由をひもときながら、「令和初の3冠王」に輝くための進化の余地を指摘しました。

 * * *

 野球少年にまず注目してほしいのが、ベルトのライン。地面と平行にコマのように回っているのがよく分かる。打撃の基本は肩、腰、膝のラインが地面と平行に回るレベルスイングだ。ボールをバットの芯で捉える確率が高くなる。そして、頭の位置も構えから振り切るところまで動かないのも見習ってほしい。目線がぶれずにしっかりとボールに対応することができる。

 〈2〉で高く左足を上げて、軸足の右足に体重を乗せると、〈4〉で左足を着地。

 ここから〈6〉まで左足のスパイクがめくれ上がらないのが素晴らしい。左の壁が崩れていない証拠で、体重移動のパワーがロスされていない。〈7〉でそのパワーを受け止めている左太ももの筋肉の盛り上がりにも注目だ。たくましい下半身が、パワフルな打撃を支えている。将来、誠也のような強打者になるためには、地道に足腰を鍛えることも忘れないでほしい。

 〈6〉のミートポイントは少しホームベース寄りだ。〈4〉〈5〉のように右肘をへその方に絞り、〈6〉〈7〉と右腕の強烈な押し込みがあるから、このポイントでも強い打球をはじき返せる。誠也ほどのパワーがないなら、ボール1~2個分、投手寄りにした方がいい。〈7〉の両手の三角形が崩れない美しいフォローもまねたいポイントだ。

 昨季、首位打者を獲得したのが、うなずけるフォームだ。〈4〉で弓矢を張るような形は、どっしりと安定感がある。踏み込む左足に、グッと体重を乗せていきながら、体が突っ込みすぎることなく、グリップをトップの位置でキープ。〈5〉でバットが早めに寝る形で出てくる。ボールを点ではなく、線で捉えやすくなるから、いろんな変化球にも対応できる。

 少し高度な解説になるが、この先、3冠王、40本塁打以上を狙うには、〈5〉でもう少しグリップが地面の方に向く感じになればいい。するとスイング軌道が「U」から「V」に近くなり、低めの球でも打球が上がるようになる。まだ進化の余地はあるということ。どんな大打者でも「これで完璧」というのはない。プロ野球選手も、野球少年も常に向上心を持って、スイングづくりに取り組んでほしい。(掛布 雅之)

 ◆五輪1年延期「切り替えて」

 ○…鈴木は来たる日に備えて、黙々とバットを振り続けている。全試合で4番を務めた昨年11月の「プレミア12」では打率4割7分8厘、3本塁打、12打点、9得点の圧巻の成績で世界一に導いた。主軸として期待される東京五輪は1年延期となったが「ショックだが仕方のないこと。切り替えて、しっかりとシーズンを戦っていけたら」と前向きに捉えている。現在は1勤1休でマツダで調整中。「チームの優勝が一番の目標」と、どんな状況でもチームファーストの精神は揺るがない。


☆K.O的なポイントは、足を上げた時に、重心がしっかりしていること。堂林くんのように、浮いた感じはありません。


☆打った球は、ベルトよりちょい低めの、外寄りの球ですかね。若干バットがボールの下に入っているので、打球は上に上がっていると思います。基本的にはどの球にも対応しようというフォームで、なおかつインパクト後の右手の押し込み、そしてバットのヘッドを走らせて距離を出そう、というバッティング。


☆まあ、日本の4番を張ろうか、というバッターになっちゃったんで(笑)、相手のマークも厳しくなると思いますが、そこをくぐり抜けるのが、「真の4番」。今年はチームを優勝させることができるか、ですね。


☆さて、ファームも状況は同じな訳ですが。


◇広島・赤松コーチが若手へゲキ「試合を意識しながら練習できるかが大事」 4/29(水) 20:09配信 デイリースポーツ

 広島の赤松真人2軍外野守備走塁コーチが29日、廿日市市の大野練習場で取材に応じ、若鯉へメッセージを送った。2軍は1軍と同様に1勤1休で分割練習を行っている。練習環境がある現状に感謝しながら、2時間半の練習時間を、実戦を意識して取り組むことが大事と強調した。

 「この状況をありがたいと思わないといけない。その中で試合を意識しながら練習できるかが大事になる」

 2軍は寮生組と通い組が1日ごとに練習。首脳陣も分かれており、赤松コーチは寮生組を担当する。室内でできることは限られているが、マシン打撃では、タイミングを変えたり立ち位置を変えて内角球にしてみたり…。目的意識を変えることによって試合を想定した打ち込みが可能で、「それが大事」と言った。

 この日の練習中、赤松コーチは3年目の永井にふと問いかけた。「大学で野球を続けている同級生はどうしているの?」。返答は「寮を出なくちゃいけないし、実家近くの公園で素振りをしたりとかとしていると言っていた」だった。

 若鯉には、この期間の重要性を説いている。「あのときやっておけば、と思うようではダメ。そこで差が出るんだから」。成長を願うだけに、最後の言葉にも力がこもった。


☆ファームの選手は、試合を想定すると同時に、1軍もイメージすることが大事。少しでも1軍を経験したことのある選手は、その点かなり有利。


☆てな訳で、今年は期待が膨らみます。


◇カープ中継ぎ陣に新風を吹きこめ! プロ6年目、塹江敦哉が得た自信。 4/29(水) 6:00配信 広島アスリートマガジン

 塹江敦哉が春先から猛アピールを続けている。中継ぎとしてオープン戦、練習試合で積極的に起用されると、首脳陣の期待に応えて防御率1点台をキープした。先行きが不透明な状況が続くなか、期待の速球派左腕が気持ちを切らすことなく調整を続けている。

 期待の和製左腕として毎年のように期待をかけられながら、塹江はプロ初登板を経験した16年以降は長らく一軍の舞台から遠ざかっていた。制球が安定せず痛打を浴びるシーンが目立ち、制球力の安定が課題となっていた。それでも周囲に支えられながら、地道に課題と向き合った。

「150キロを投げてもコントロールが悪くて、追い込まれて甘い球を打たれるという、そういう自分のイメージを払拭したいという思いもありました。(小林)幹英さん(現三軍投手コーチ強化担当)や菊地原さん(二軍投手コーチ)につきっきりで見てもらって、だんだんと良い球が投げられるようになりました。やってきたことが一軍で出来なかったらこれまで協力してくれていた人たちを悲しませてしまうと思ったので、自分がやってきたことを見せるということを意識していました。そのままやってダメなら仕方ないと思ってやってみたら3試合連続で結果が出たので、そこは自信になりました」

 昨季7月に一軍昇格すると、中継ぎとして2016年以来の登板を果たした塹江。7月に登板した3試合はいずれも無失点と結果を残した。その後再び二軍落ちとなったものの、シーズン終盤には再び一軍昇格し自己最多となる11試合に登板。わずかな登板数ではあったが、塹江は確かな自信をつかみ始めていた。

◆意識改革で臨んだキャンプ

「これまではどうしても周囲の投手の存在を気にしすぎていたと思います。特に自分と同じような位置にいる若手選手ですね。以前は自分は周囲の選手と比べてどうだとか、もっと言えば一軍の勝ちパターンの投手と比べて自分がどれぐらいの力量の差があるのかとか、そういうことを考えながらやっていました。そこで1回自分のことに集中してみようと思ったのが今年のキャンプですね」

 一軍スタートとなった春季キャンプでは、これまでとは違った意識で臨み、第1クールから精力的に投げ込みを続けた。「毎年春は調子が良くない」と本人は口にするが、今年はオープン戦6試合で防御率1.23、練習試合でも無失点を記録するなど実戦で結果を残し続けた。フランスア、DJジョンソン、岡田明丈ら期待されていた主力リリーフ陣の出遅れもあり、塹江の調子の良さは際立っていた。

「マウンドで焦らずにできているというのが、僕の中では大きいですね。投球面で言うならゾーンで勝負する、つまり打者に打たれるリスクを負いながら勝負ができているのだと思います。」

 実戦登板での特長として挙げられるのが制球力の向上だろう。それは数字にも表れ、四球数の減少、奪三振率の高さにつながっている。元々、直球とスライダーの質には定評があった。そこに制球力が加わることで、打者に対し優位な状態で勝負ができるようになった。


◆気持ちを切り替えてやるだけ

 プロ6年目にして初めて見えてきた開幕一軍入り。ところが新型コロナウイルス感染拡大の影響で練習試合は延期となるなど、思わぬ形でその目標は持ち越しとなった。

「特に気持ちの部分で難しいところはありますが、開幕に備えてできることを続けていくしかないと思っています。状態が良いだけに『開幕していればよかったのにね』と言われることはあるんですけどね。長いシーズンなので良い時ばっかりではないし、絶対悪いときもあります。逆に状態が悪くてもできることがあるし、そこから調子を上げていくことも一年投げ切るためには必要だと思っているので、切り替えてやるだけですね。ただ、本来開幕だった3月20日を良い状態で迎えることができたというのは素直に自信になります」

 5月中の開幕は延期となり交流戦も中止になるなど、プロ野球界は過去に例がない異常事態の真っただ中にいる。そのなかで選手たちは、いつ訪れるかも分からない開幕戦に向け日々、調整を続ける毎日を送っている。プロ6年目を迎えるブレイク候補筆頭の左腕は、つかみかけた自信を胸にぶれることなく初の開幕一軍入りを目指す。


☆結局、打ち取ろうと思ったら、バッターを攻めていかなきゃならない。怖がったり、自分のことで精一杯でカウントを悪くしてしまうと、その時点でもう負け、ですよね。ボールボールでストライクを取りに行くと、バッターも読んでる訳ですから、打たれる可能性が高い。それで怖がって余計ボール先行になる、という悪循環。ここ最近の好調さは、意外にゾーンで勝負してもそんなには打たれないぞ、ということが分かったんじゃないでしょうか。


☆高橋樹くんとともに、貴重な中継ぎ左腕。今年は1軍でバシバシ投げてほしいですね。


☆こちらも若手、林くん。


◇広島・林晃汰、オープンスタンスに手応え「柔軟に対応できるようになってきた」 4/29(水) 21:30配信 デイリースポーツ

 広島の林晃汰内野手が29日、廿日市市の大野練習場で行われた2軍の分割練習に参加。春季キャンプ中から取り組むオープンスタンスに手応えを感じていると明かした。

 2月中旬、投球が見えやすくなるためには?と考え、スタンスを狭くして右足を大きく引いた形にたどり着いた。この日のマシン打撃では、確率良くミートした。

 「強い打球を打ちたいと思っている。投球は見えやすいし、柔軟に対応できるようになってきた」。2年目を迎えた将来の和製大砲は、表情を崩した。


☆将来の主軸候補として、期待も高い、林くん。誠也くんがメジャーへ行く頃には、1軍でバリバリやってほしいですね。


☆さておしまいは、カープ最強の外国人。


◇ファンが選ぶ12球団“最強助っ人”は? 広島は沢村賞左腕と“ママチャリ”本塁打王 4/29(水) 21:03配信 Full-Count

◆投手は大接戦の末にジョンソンがルイス、サファテを上回る

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で開幕が延期となっているプロ野球。なかなか開幕が訪れずに“野球ロス”になっているファンの方々も多いだろう。そんなファンの人たちに少しでも“野球ロス”を埋めていただきたく、Full-Count編集部ではファンの人たちと一緒になって楽しめる企画を検討してきた。

 そこでツイッター上では12球団の“歴代最強助っ人”アンケートを実施。編集部の独断で各球団の助っ人投手、助っ人打者で特に印象深い選手を4人ずつ選出(他球団からの移籍加入選手は除いた)。そこからファンに投票してもらい“歴代最強助っ人”を決定した。第5回は広島編だ。

 1950年に誕生し、70年が経った広島。これまで数々の助っ人がチームに加わり、そして貢献していった。そんな中でファンが選んだ最強助っ人で、投手でトップの票を集めたのは、現在もチームに在籍するクリス・ジョンソン投手。大接戦で39%の票を集めた。

 ツインズから2015年に広島に加入したジョンソン。来日1年目にいきなり14勝をマーク、防御率1.85という驚異的な成績を残して最優秀防御率のタイトルを獲得した。翌2016年も15勝、防御率2.13の好成績を残して、1964年の阪神バッキー以来となる外国人としては史上2人目の沢村賞に輝いた。2017年こそ怪我で6勝止まりだったが、2018年、2019年と2年続けて11勝を挙げ、在籍5年間で4度の2桁勝利を記録。今季が来日6年目のシーズンとなる。

 31%で2位だったコルビー・ルイス氏は2008年に来日し2年連続で2桁勝利。2010年に米球界に復帰すると、4度2桁勝利を記録してMLBでも活躍した。3位の23%だったのはデニス・サファテ投手。現在所属するソフトバンクでの印象が強いが、日本でのキャリアを始めたのは広島。1年目には35セーブをあげている。2013年に西武へ移籍し、2014年から在籍するソフトバンクは3球団目だ。

 野手はブラッド・エルドレッド氏が66%の得票を集めてダントツだった。2012年途中に広島に加入したエルドレッド氏は2014年に37本塁打で本塁打王を獲得。広島では2018年まで6年半プレーした。真面目な人間性、ママチャリで市内を疾走する姿など、プレーヤーとして以外の部分でも広島ファンに愛され、そして広島を愛した助っ人だった。

 2位の18%を集めたアンディ・シーツ氏や12%で3位だったルイス・ロペス氏に比べると、エルドレッド氏の打撃成績自体は劣るかもしれない。それでも、これほどに票を集めたエルドレッド氏。それだけ広島のファンに深く愛されていたのであろうことが良く分かる結果となった。


☆投手では、バリントンも印象深いですね。後、ルイスのエースとしての頼もしさも、印象に残ってます。


☆野手では、ライトルは入ってなかったんですかね。成績で言うとロペスなんでしょうが、やっぱ、エルさんですかね。ラロッカとかも好きだったなぁ。後、優勝に導いた、という点では、初優勝の時のホプキンス、25年ぶりのリーグ優勝の時のルナも印象に残ります。


☆今年のピレラ、DJ、スコットも、長くカープで活躍して、ファンの記憶に残る選手になってほしいですね。


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source : K.Oのカープ・ブログ。