◇第3クールスタート 広島アスリート 2015-2-13 19:18
今日から日南キャンプは第3クールに突入。18日から始まる沖縄キャンプへ向けて、特に若手はメンバー入りをかけた争いも激しさを増してくることが予想される。
やる気に満ちあふれているのは若手だけではない。緒方監督は野手について「ベテランも外国人選手も順調に状態が上がってきている。無理する時期ではないが、体を慣らす程度に」と、明日の紅白戦に出場させることを示唆した。なかでもキャンプ前半から元気な姿を見せている新井はランチ特打でいい当たりを見せ、視察に訪れていた山本浩二氏も「しっかりと振れていて、状態が良い。今年楽しみ」とかつての教え子を評価した。
新井自身も「ここまで順調に来ている。第3クールは実戦が増えてくるので、今の段階で投手と対戦してみてどういった反応ができるかを確認したい」と意気込みを語った。カープ復帰後の実戦初打席が注目される。
☆さて、今日はその新井さん特集。
◇8年ぶり広島復帰の新井貴浩が放つ、懐かしくも新鮮な光 webスポルティーバ 2月9日 14時0分配信
阪神から8年ぶりに広島に復帰した新井貴浩は、宮崎・日南の懐かしい街並みを眺めると、「初心に帰ってやっていきたい」と決意を新たにした。古巣で勝負をかけるベテランは、春季キャンプで若手とともに汗にまみれている。
久しぶりに着た赤いユニフォームも、背番号が「25」から「28」に変わったくらいで、違和感はまったくない。練習中はチームメイトと談笑し、守備練習やベースランニングではチームメイトが大きな声で新井を盛り上げる場面が幾度となく見られた。
「あれは新井さんの人柄でしょう。いるだけでチームが盛り上がる。ありがたい存在です。いい雰囲気でできたと思う」
かつて新井と三遊間を組み、キャッチボール相手でもある梵英心(そよぎ・えいしん)は新井の復帰を歓迎する。緒方孝市監督も「ずっと(チームに)いるような存在に思えた。周りの選手にすごく溶け込んでいて、不思議に思えた」と表情を崩す。”8年ぶり”という感覚は、本人だけでなく、チームメイトもなくなっていた。
猛練習する姿も変わらない。キャンプ初日、入団当時の二軍守備・走塁コーチだった永田利則総合コーチに特守を志願。メイングラウンドのライト後方にある室内練習場は、下積み時代を知るふたりの空間となった。
旧交を温めるかのようなノックの嵐。新井の額からは大粒の汗が滝のように流れていた。永田コーチが「大丈夫か?」と声をかけるも、新井は「大丈夫です。まだ本気出していませんから」と返すなど、自らギブアップすることはなかった。結局、同じ場所で特守を行なう若手選手がやってきたことでノックは終了。気がつけば200球を超え、時間も軽く1時間を過ぎていた。
新井はキャンプ地入り前日の1月30日に38歳となった。広島の野手では、倉義和に次ぎチーム2番目の年長者。マイペースで調整しても不思議ではない。
昨年の11月、新井は「野球選手としてもう一度勝負したい」と、新たな環境で挑むことを決断した。そして、その場所が古巣・広島だった。移籍決定直後から緒方監督は「特別扱いしない」と言い続けてきた。本人も、「気を遣ってもらうような選手になりたくない」とマイペース調整が許される二軍ではなく、一軍スタートとなった。
新井が狙うポジションは一塁か、三塁となる。一塁には昨年のセ・リーグ本塁打王のエルドレッドと新外国人のグスマンがおり、三塁には堂林翔太や小窪哲也、梵もいる。簡単に手に入るポジションなど、ひとつもない。ただ、純粋な定位置争いにがむしゃらになる姿勢こそ、新井の原点だといえる。
キャンプ3日目まで新井の練習メニューはランチ中に行なわれる特打まで。それ以降はフリーだった。しかし、2日目は坂道ダッシュを1時間以上繰り返し、3日目には再び永田コーチに特守を志願するなど、連日、過酷なまでに自分を追い込んでいる。
また、キャンプ3日目からは内野手の早出練習にも参加。体幹強化や挟殺プレイ、ノックなど、年齢がひと回り下の選手たちと一緒に汗を流している。
「春季キャンプの目的は1年を通して戦える体を作ること。そう考えれば、ベテランも早出練習に参加すればいいと思う。相手がいることで、より体も動こうとするしね」
石井琢朗守備・走塁コーチは新井の加入により、チーム内の競争が激しくなったと言う。
さらに、石井コーチは「ベテラン扱いされるよりも、若手とワイワイやった方がいい」と言う。自身も39歳で新天地での挑戦をした石井コーチは、ベテランを特別扱いしないことでチームに溶け込みやすい雰囲気を作り上げていたのだ。
ただ、永田コーチは「ちょっと自分をいじめ過ぎじゃないか」と、猛練習を続ける新井を気遣った。それでも新井はこう力強く答えた。
「ケガをしてはいけないんだけど、ケガをしてもしょうがないくらいの気持ちでやっています。何年ぶりかわからないぐらい体はしんどいですけど、すごく充実しています」
そしてチームは、新井が加わったことにより”化学反応”が起こっている。第1クールを終え、緒方監督は新井の存在感を認めた。
「早出練習にも参加して、本当に元気がいい。若手にも負けていない。新井の動きを見た若い選手は、刺激を受けていると思う」
新井とともに早出練習に参加する若手選手は目の色を変え練習に取り組み、梵や石原慶幸(捕手)といったベテランも自然と声を出すようになった。
一球一球全力で取り組み、自らの限界に挑む。言葉ではなく、背中で示す。若手が多い広島の春季キャンプで、野球に愚直な男は懐かしくも新鮮な光を放っている。
◇年俸10分の1で広島復帰 新井貴浩が語る“ゼロスタート”の覚悟 日刊ゲンダイ 2月13日 9時26分配信
8年ぶりに古巣広島へ戻った新井貴浩(38)。昨季は94試合、打率.244、3本塁打、31打点と不本意な成績に終わり、オフには阪神から1億円以上の減額を提示されて自由契約の道を選んだ。広島での年俸は2000万円。阪神の提示した7000万円をはるかに下回り、昨季の2億円から10分の1の金額。それでも古巣復帰を選んだ“崖っぷち男”に聞いた。
――阪神より年俸が半分以下の古巣に復帰を決めた要因は?
「もう一度、競争がしたい。レギュラーを目指して勝負したい、それだけです。自由契約になって最初にカープから連絡をいただきました。(07年オフに)一度、FAで(広島を)出ているので正直、驚きました。本当にうれしかったです。お金の問題ではありませんでした。拾っていただいた身ですから、どういう形でもいいので、カープに貢献したい。もう、その気持ちしかありません」
――どういう形でも?
「そりゃあ、レギュラーを目指してガムシャラにやっています。でも、自分の立場も分かっています。代打でも何でもいい。チームに貢献したいということです」
――確かにベテランの調整という雰囲気はない。
「4番だったとか、過去の実績は関係ない。三塁のポジションには梵や堂林がいる? 三塁でも一塁でも代打でも、誰がライバルとかも考えていません。昔のことは全部捨ててゼロからのスタートと思って、自分をとことん追い込んでいます。はっきり言うと、もしそこでケガをしてしまったらしょうがないと思ってやっています。それなら諦めもつくでしょう。チームに必要とされる限りは一生懸命やる。それでもダメならやめる覚悟で、カープに戻ってきていますから」
――阪神への思いは?
「7年間お世話になりましたからね。FA補強とかは派手でした。そういうものを近くで見られたことはいい勉強になりました。今度は対戦相手になるけど、特に意識することはないと思います。他の5球団と一緒です。そう思うようにしています」
――阪神と広島の違いは?
「カープの方が若いチーム。みんな元気がいいですよね。菊池や丸。鈴木誠也とか、ドラ1の野間もいいモノを持っている。(ちょうど打撃練習中だった高卒3年目の内野手)美間もいいんですよ。阪神より若い才能があふれているという印象です」
■「ガムシャラにやることで若手が何かを感じてくれれば」
――ヤンキースから盟友の黒田も復帰する。
「楽しみですよね。この若いチームでベテランは何ができるのか。昨年はあと一歩のところでリーグ優勝を逃している。あと一歩の手助けというか後押しを黒田さんとできたらいい」
――巨人がリーグ3連覇中。巨人を倒さない限り優勝はできない。
「昨年は本当の巨人ではなかった。慎之助(阿部)が本来の姿ではなかったでしょう。あの成績(打率・248)なんて考えられませんよ。後半に長野がケガをして菅野も離脱した。でも、勝負強さを発揮した。今年はみんなもっと成績を上げてくるだろうし、選手層が厚い。やっぱり巨人が大本命に推されると思う」
――とはいえ、昨年は2位の阪神が巨人にクライマックスシリーズで4連勝した。
「本当ですよね。阪神にいたボクだってビックリしましたから(笑い)。まあ、ボクは何も貢献していませんけどね(苦笑い)。野球は何が起こるか分からない。戦力があるからって巨人がずっと優勝するとは限らない。このチームは若いけど、ボクがガムシャラにやることで、若い選手が何かを感じてくれて、あと一歩のその部分の後押しができればうれしい。今年は巨人を倒します!」
☆何度も言うようですが、新井さん始めベテラン勢は、体が万全なら、きちんと働きます。今年の新井さんはトレーナーからお墨付きをもらってるし、守備から入って1年間戦える下半身を作る、というのもgood。心配なのは、痛めていた肩ぐらいでしょうか。
☆栗原も、バッティングができる程度に肘が回復すれば、やりますよ、そりゃ。それだけの選手ですから。
☆さて、明日14日(土)の紅白戦には外国人勢も出るようですが、彼らも出場。
◇今村、中村恭、江草、池ノ内が合流 広島アスリート 2015-2-13 19:17
明日行われる予定の紅白戦に備え、今村、中村恭、江草、池ノ内の4投手が一軍に合流した。
緒方監督が見守る中、4投手ともブルペン入り。「ザガースキーと中田の2枠が空いているので、二軍からの推薦ということもあり、彼らにチャンスを与えた」と緒方監督。ただ、2投手が確実に一軍に残るわけではなく、試合での内容を見て判断していくとのこと。ブルペンで60球投げた池ノ内は「一軍ということについては意識していない。このキャンプでは、力を入れるタイミングに重点を置いてやってきたので、紅白戦でもそこをこだわりたい」と意気込んだ。また初めての二軍スタートとなった今村は「結果を出したいけど、まずは自分のボールを投げてアピールしていきたい」と落ち着いた表情を見せながらも、「昨年は力になれなかったので、一試合でも力になれれば」と今季に対する思いは強い。
沖縄行きの切符を掴むべく、二軍昇格組の激しい争いが明日は見られそうだ。
☆左の先発中村恭、中継ぎは左が江草、右が池ノ内、そして今村くん。いずれも出てきてほしいピッチャーばかり。江草は体が万全かどうか、今村くんはフォームがどうか。中村恭・池ノ内はコントロールと球のキレですね。
☆明日の紅白戦、いろいろ楽しみになりそうです。
☆さて昨日のお休みも練習した、この人。
◇広島堂林が休日返上30分 金本流で復活だ 日刊スポーツ 2015年2月13日10時57分
金本流で三塁奪取だ。広島の堂林翔太内野手(23)が12日、日南キャンプの休日返上でバットを振った。オフから素振り量を増やし、打撃向上を図る。かつて広島と阪神の主砲として活躍した金本知憲氏(野球評論家)が、取り入れていた練習法。バットを振り込んで打撃を磨き、ライバルがひしめく三塁争いに立ち向かっていく。
ガラス窓に映る自分の姿をにらみながら、ひたすらバットを振った。休日返上の堂林は、天福球場の外野でランニングで体を温めると、バットを手にバックネット下のガラス窓の前に立った。海岸から吹き込む特有の突風にも動じない。三塁のレギュラー争いは横一線。ひと振り、ひと振り確認するように約30分間バットを振り続けた。上向く打撃を再確認し、納得の表情で汗を拭った。
打撃向上のため、例年よりも素振りの量を増やしている。この日もバット1本で練習した。「数多く打つことは全体練習で十分できる。意識付けのためには極端にやらないといけない。フォームの確認には素振りが一番いい。短い時間でも集中して振るようにしています」。
かつて広島の主砲として活躍した金本氏も素振りを大事にしていた。阪神時代には本塁打した試合後も1人、鏡の前で黙々とバットを振っていた逸話がある。以前、堂林は金本氏と食事をともにした際「俺は毎日練習をやっていたぞ」と経験談を元に練習量の重要性を説かれた。鉄人からの教えは若い堂林の胸に響き、今でもチーム随一の練習量をこなす。今キャンプも前回の休日6日に練習するなど、無休が続く。「やらないとモヤモヤした感じになる。今は打撃の感覚がいい。継続してやっていきたい」。ここまで紅白戦2試合で4打数2安打と、結果に表れている。
12年に三塁で全試合に出場したが、翌年以降は出場試合数が減少。昨季も打率2割4分6厘、8本塁打、28打点と振るわなかった。今年の三塁は復帰した新井や梵、小窪らが争う激戦区。長打を秘めた堂林は、金本流の調整法でホットコーナーに返り咲く。
☆この人は、どうやったら試合で打てるようになるのか。それだけですね。まずはストライクゾーンのストレートを、きっちり打ち返せるようになること。で、ボール球を我慢して、ピッチャーにストライクゾーンに投げさせること。ボール球を振れば、ピッチャーは堂林のところでアウトが計算できるし、使う方も、常時使おうとは思わない。去年は梵や小窪をサードで使ったので外野も守った堂林ですが、守れるポジションが増えたにもかかわらず、出場機会が増えた訳じゃない。
☆技術論も結構ですが、試合で結果を出すにはどうしたらいいのか、そこをまず考えるべきだと思います。
☆お次は、初のセット。
◇広島・前田、今キャンプ初セットに「まあまあです」 サンスポ 2015.2.13 17:48
広島春季キャンプ(13日、日南)前田がブルペン入りし、捕手を座らせてカーブを交えながら51球を投げた。今キャンプ初めてセットポジションからの投球も試し「少し違和感があったけど、まあまあです」と振り返った。
内角、外角と構える捕手もミットをほとんど動かさず、抜群の制球を見せたが、本人は「フォームをチェックしながらやっている。実戦は全然意識していない」と涼しげに話した。
☆今年は何か、精神的な余裕を感じますね。今年はやってくれるかも。
☆おしまいは、心配な、この人。
◇広島・中田「経験がない」右肩違和感…離脱後初めて口開いた スポニチアネックス 2月13日 8時19分配信
3軍調整中の広島・中田が離脱後初めて口を開いた。「経験がない」という右肩違和感。1月の自主トレ期間中は「順調。フリー打撃でも投げた」が、キャンプイン後に異常を感じたという。
幸いにも深刻な症状ではないようだ。10日からリハビリ組に回り、ノースローを続けてきたが、「次のクールからキャッチボールしたい」と明言。1軍復帰にも「焦るのはよくないけど、できるだけ早く」と意欲を示した。キャンプ休日のこの日は、天福球場でランニングと肩回りのウエートトレーニングに汗を流した。
◇右肩痛の中田、休日返上で汗 デイリースポーツ 2015年2月13日
「広島2軍春季キャンプ」(12日、日南)
10日から右肩の違和感で2軍調整している広島・中田が休日を返上。天福球場でランニングと筋力トレを行った。右肩は順調に回復しており、13日の第3クールからキャッチボールを再開する。「去年の春なら、これくらいの違和感では投げていた。少しでも早く1軍に戻れるようににしたい」と早期復帰を誓った。
☆いやいや~、きっちり治した方がいいと思いますけどね~。シーズンは長いですし、シーズンに入ってこそ、大変なんですから。
☆昨年序盤のピッチングができれば、1軍は間違いないんですから、何にも焦る必要はありません。シーズンできっちり働けるためにも、しっかり治して下さい。
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source : K.Oのカープ・ブログ。