2015年3月28日土曜日

祝!開幕戦勝利!涌井の剛速球と、クルーズ、岡田の守備で勝った!井口も一発!

マリーンズ 3 - 1 ホークス



ニッカン式スコア

ダイジェスト動画





祝!開幕!

今年もよろしくお願いします。

5年に1度のゴールデンイヤーにマリーンズファンは興奮の坩堝!

7番指名打者根元には困惑の坩堝であります。



開幕戦の先発はホークスが攝津。マリーンズが涌井。

成瀬が抜けて涌井が名実共にチームのエースとなりました。昨年とは違う、ということを自らのピッチングで証明してほしいです。





さあ、試合開始。

1回表は攝津にあっさり抑えられて三者凡退。今年も攝津は良さそうです。



1回裏。

1死から中村晃がヒットで出塁。柳田ピッチャーゴロで2アウトも、内川ヒット、イデホ死球で2死満塁となります。

この大ピンチでバッター長谷川。フルカウントになりますが、涌井が渾身のストレートを高めに投げ込んで空振り三振!満塁のピンチを凌ぎました。



2回表。

先頭今江がヒットで出塁し、井口三振も今江が盗塁を決めて1死2塁。続くクルーズ四球で1死1,2塁となります。

しかし問題のDH根元がサードゴロで2アウト。田村も空振り三振でチェンジ。チャンスを活かせません。



2回裏。

先頭の松田がライト前ヒットで出塁。

続くバッターは鶴岡です。開幕戦ですし1点が重要かと思われましたが、工藤新監督の采配はバントではなく強攻。しかしこれが裏目に出て鶴岡はショートゴロ。ランナーを進められません。涌井は続く今宮、本多も抑えてチェンジ。2回は危なげなく抑えました。



3回表は岡田がヒットを放つも後が続かずチェンジ。



3回裏は中村晃が2打席連続のヒットで出塁し、柳田もヒットで無死1,2塁となります。

ここで怖い怖い内川が登場も、内角のストレートでサードゴロゲッツー。セカンドに入ったクルーズの送球が早いですね。安心して見ていられます。根元なら・・・・

しかし、まだピンチは終わりません。2死3塁の場面でイデホに死球。2打席連続の死球にイデホが怒りをあらわにしましたが、当たった場所はボンネットのごとく突き出たお腹。それも簡単によけられるコースです。涌井としても勝負に行った結果で、決して当てようとしたわけでないでしょう。普通の体格の選手なら当たらないコースですし。



まあイデホの体格のことはどうでもいいです。問題は2死1,3塁のピンチになったことです。

しかしバッターは前の打席でも満塁で三振してくれた長谷川。この打席でも涌井のストレートがズバッと決まりました。

内角のストレートに空振り三振。またしてもピンチで長谷川を三振に仕留め、無失点に抑えました。



4回表。

今江が腰に死球を受けて出塁。報復死球の匂いがします。

しかし続く井口がショートゴロゲッツー。

春なのにー!春じゃなかった!春なのにー!春じゃなかったー!

春の井口は絶好調のはずですが、この打席では冷え冷えでした。続くクルーズも見逃し三振でこの回も無得点です。



4回裏は三者凡退。涌井のストレートが冴えます。

5回表は問題のDH根元らが倒れて三者凡退。5回裏は2アウトから柳田にヒットを打たれるも内川を押さえてチェンジ。なんだかんだで5回まで両チーム無得点。息詰まる展開となりました。





試合が動いたのは6回表。

まず先頭の荻野貴がセカンド内野安打で出塁します。

続くバッターはキャプテン鈴木大地。セオリーなら送りバントですが、ホークスのキャッチャー鶴岡は肩が弱く、バントはもったいない場面。

伊東監督は揺さぶりに出ます。1球目はバントの構えからバットを引いてボール。

そして2球目に盗塁を敢行。荻野貴は悠々セーフとなります。しかも鶴岡の送球をショート今宮が捕れず送球はセンターへ。荻野貴は一気に3塁を陥れました。

速い!荻野貴。もう快速なんてものじゃありません。快速を超えた存在。超快速です。

セカンド本多のカバーも遅かったですね。



相手のミスで掴んだこのチャンス。キャプテン鈴木大地がしっかりと活かします。

センターへのタイムリーヒットを放ち荻野貴がホームイン。待望の先制点がマリーンズに入りました。

下馬評では圧倒的に不利だったマリーンズが先制ですよ。嬉しい。嬉しすぎる。



そして角中がライトへヒットを放ち無死1,2塁。チャンスが続きます。

続く今江はセカンドライナー。飛び出した2塁ランナーもアウトになってしまいます。

変則的ダブルプレーで2死1塁となってしまいますが、ここで井口がセンター前ヒットで2死1,3塁。チャンスをつなぎます。

バッターはクルーズ。今日はセカンドでの好守でチームを救ってきたクルーズですが、この打席ではサードへ強烈な打球を放ちます。

するとサード松田がトンネル!これには驚きました。サード松田のエラーにより3塁ランナーがホームインし2-0。ホークスのミスによりマリーンズが2点を先制しました。ちなみに攝津の自責点は0です。かわいそう。



ここで畳み掛けたいところですが、DH根元では難しいです。案の定セカンドゴロでチェンジ。なんでDH根元なんですかね。手堅く福浦か、夢のある肘井でよかったと思いますが。



先制した後の守りは大事です。

6回裏。

涌井はイデホを抑えるも、長谷川、松田に連続四球を与え1死1,2塁とします。

続くバッターは鶴岡の代打明石。涌井は明石を空振り三振に抑えました。

正直明石で助かりましたね。なんで代打明石だったのでしょう。勝負どころですし、ここは左右を無視して吉村か、左なら成長著しい牧原がいるのですが。



そして今日のハイライト。涌井は今宮を外角のストレートで見逃し三振に仕留めてピンチ脱出。

すごかったですね。120球を超えているのに今日最速の147キロのストレート。威力充分でした。



7回表は三者凡退で、7回裏。ピッチャーは涌井から中継ぎエース大谷に代わります。

しかし大谷はコントロールが定まりません。

先頭本多にヒットを打たれ、嫌な予感が高まります。

しかしここで中村晃が送りバント。結果としてランナーが2塁に進んだわけですが、今日2安打と当たっている中村晃がバントしてくれたのでむしろ助かりました。アウトカウントも1つ増えたわけですし。

その後暴投と柳田四球で1死1,3塁となりますが、内川が今日2本目のゲッツーでチェンジ。セカンドクルーズの送球が速くて安心できますね。根元なら・・・。



8回表は三者凡退。攝津は中盤以降調子を上げ、付け入る隙がありません。

8回裏は大谷続投。ただしイデホを抑えたところで松永に代わりました。

松永は左の長谷川を歩かせるも、右の松田をショートゴロゲッツーに仕留めてチェンジ。無失点で凌ぎました。

松永は大谷よりは状態が良いようです。唯一の左腕リリーフとして、今年はがんばってもらわなければなりません。



9回表。ホークスのピッチャーは攝津から森に代わりました。

その森から井口がソロホームラン!3-0とします。

春なのにー!やっぱり春だったー!春なのにー!やっぱり春だったー!

やはり春といえば井口です。打った瞬間ホームランと分かるものすごい弾道でした。40を過ぎたおっさんの打球ではありません。助っ人外人クラスでしたね。

続くクルーズもヒットを放ち、DH根元が送りバントでようやく一仕事。しかし田村と岡田が倒れて無得点。

3点差で9回裏を迎えました。



こうなれば当然守護神西野が登板。日本代表の守護神でもある西野ですが、どうも調子が良くありません。

新コーチ小林雅英から劇場の極意を教わったのか、ファンの胃を破壊するドキドキピッチングです。



まず先頭の山下斐紹には右中間への大飛球を打たれます。絶対2塁打かと思いきや、センター岡田が背走しながらのジャンピングキャッチ。

残岡ー!超絶ファインプレーが出ました。

ちなみに残岡とは「残念!そこは岡田だ」の略ですよ。

センターが岡田でよかった。ベニーなら。



しかし岡田のファインプレーがあっても西野は安定しません。

ファンがッ!根を上げるまで!劇場をやめないッ!

コバマサイズムに憑かれた西野は今宮にヒットを打たれ、本多ファールフライ、中村晃四球で2死1,2塁。

ここで柳田にタイムリーヒットを打たれ3-1。2点差となります。

続くバッターは今日ダメダメな内川。柳田が盗塁を決めて2死2,3塁となり、一打同点、ホームランならサヨナラの大ピンチとなります。

ここで内川の打球は1,2塁間。ギャー抜けた!同点だ!

と思ったらセカンドのクルーズがダイビングキャッチ。メジャー級のファインプレーで打球をさばき内川セカンドゴロで試合終了。危ねー!でも勝っちゃいました。3-1で、開幕戦を勝利です。





愉快痛快!

これだからロッテファンはやめられない。

下馬評では圧倒的優位のホークスに勝利。見事開幕戦勝利を掴み取りました。

ホークスが開幕戦を落としたのはなんと8年ぶり。まさかロッテに負けるとは思っていなかったでしょうね。

舐めんなよコノヤロー!こちとら5年に1度のゴールデンイヤーなんじゃ。CSで涌井が真中中央決めるぞコラ!



まあ今日は涌井につきますね。

力勝負を挑み、しかも勝負どころでことごとく渾身のストレートを投げ込み三振に仕留めた涌井。

すばらしい!

球数が多すぎますけど、それがなんだというのでしょう。

今年の涌井は去年と違います。

去年ならランナーを背負うとコントロールが甘くなって3~4失点したはずですよ。

それが今年は最高のストレートで三振ズバッですからね。あの速球は打てません。

例えるなら、沢村賞投手が投げるストレートです。

変化球が全然ダメでしたけど、あのストレートなら問題なし。今年は2桁勝利を期待できそうです。



田村のリードもよかったですね。

変化球がダメと見るや、追い込んだ後の勝負どころでも躊躇無くストレートを選択。

果敢にインコースのストレートを要求して見事抑え込みました。

肩も良い!

何度かファーストに牽制球を投げていましたし、9回裏1,3塁の場面で1塁ランナー柳田が走ったときも躊躇無く2塁に投げていました。普通あの場面では3塁ランナーを気にして投げるのを躊躇してもおかしくないのです。よっぽど肩にじしんがあるのでしょう。

残念ながら無安打に終わった田村ですが、涌井を好リードしたことで正捕手争いで一歩リードしたと言えるでしょう。



あとは守備。9回の岡田のファインプレーはもちろん大きいのですが、今日の影のMVPはクルーズです。9回内川の1,2塁間のゴロをダイビングキャッチした守備以外でも、安定した送球とフィールディングでチームの危機を未然に防ぎました。とにかく送球が速いし、捕ってから投げるまでも速い。セカンドがクルーズじゃなかったらこんなにゲッツーを取れていませんよ。打撃でも結果を出しましたし、2年目のクルーズには期待大です。



まああとはホークスの拙攻でしょう。

9安打ながら1得点で12残塁。チャンスでの3併殺で自滅しました。

打って当たり前のホークス打線ですが、今日は涌井が内川、イデホ、長谷川のクリーンアップに仕事させませんでしたね。特に4番内川は今日完全にブレーキでした。



監督の経験の差も出たかもしれません。

今日のキーポイントはバント。



ホークスは2回裏。無死1塁で鶴岡にバントをさせず、無得点に終わりました。

逆にマリーンズは6回表。俊足の荻野貴を1塁に置き、鈴木大地にバントをさせず、盗塁させたことで1点をもぎ取りました。



そして7回裏。ホークスは好調中村晃にバントをさせてアウトカウントを増やし、内川併殺で無得点に終わりました。マリーンズとしては中村晃がバントしてくれたので逆に助かったと言う場面です。



バントをさせなかったことで先制できず。試合の主導権をつかめなかったホークス。逆にバントをさせなかったことで先制点を奪い試合を優位に進めたマリーンズ。伊東監督としては「してやったり」でしょうね。



さあ、明日はチェンが先発。年俸2億円のスタンリッジに、昨年横浜を首になった年俸600万円のピッチャーが挑みます。

前進あるのみ。

失うものはありません。恐れることもありません。

ガンガン攻めて、勝利を掴みましょう。







涌井2球団で開幕勝利 6回無失点、岩隈以来10人目快挙 (スポニチ)



西武時代の12年以来、3年ぶりの開幕戦のマウンドで、ロッテ・涌井は自分の球を信じた。



 「自分の一番の球は真っすぐ。それで打たれたらしようがない」。初回2死満塁、3回2死一、三塁はともに長谷川を直球で空振り三振に仕留めた。6回も1死一、二塁から代打・明石と今宮を「きょう一番の球がいった」と直球で連続三振。この日の最速は147キロ。4三振は全て得点圏に走者を置いた場面で、全て直球だった。6回を6安打無失点。2球団で開幕投手で白星を挙げた。



 2月の沖縄・石垣島キャンプ。伊東監督と担当記者の懇親会が開かれた。2次会のカラオケに飛び入り参加した涌井は、指揮官から「今季の抱負」を振られるとマイクを握って「今年は~、開幕投手で~、最多勝獲るよ~」。照れを隠すように外国人のような発音で話すと、指揮官は「よく言った」と拍手を送った。



 西武時代からの教え子の力投に指揮官は「力強い球だった。自分がエースという自覚が出てきたんだろう」と目を細めた。昨季は福岡で開幕3連敗を喫したが、涌井は「今年は3連勝して千葉に帰るつもり」。エースの言葉は力強かった。



 ≪岩隈以来10人目≫涌井(ロ)が自身6度目、移籍後初の開幕投手で勝利を挙げた。涌井は、古巣の西武でも09~11年に3年連続勝利投手。2球団で開幕投手を務め勝利を挙げたのは04年近鉄、05年楽天で勝った岩隈以来10人目。パで開幕投手として通算4勝は、稲尾(西鉄)と並び4位タイとなった。






マリーンズ・日本ブログ村ランキング

にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ  にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ

プロ野球・人気blogランキング





source : マリンブルーの風