2015年3月17日火曜日

最近のカープ、あれこれ~'15.3.16、黒田さん対談集、その1。



◇【広島】コイの黒田2726日ぶり勝った スポーツ報知 3月16日 7時4分配信



 ◆オープン戦 広島9―2オリックス(15日・マツダスタジアム)



 8年ぶりに広島へ復帰した黒田=ヤンキース=が、オープン戦2度目の先発で2726日ぶりの国内勝利を飾った。4回に復帰後初失点となるブランコの2ランを浴びたが、志願して上がった6回のリベンジマッチでは空振り三振。やられた相手にやり返した。調整途上の段階で6回を5安打2失点にまとめるなど、開幕へ向けてギアを上げてきた。



 打球の行方を振り返りはしたが、黒田は悟りきったように、表情一つ変えなかった。9点リードの4回無死一塁。ブランコへの初球。「手元を狙った」と内角へ操ろうとしたツーシームが真ん中へ入り、一発を浴びた。復帰後初被本塁打、初失点。「不用意な1球。いい経験ができて良かったと思いますし、シーズンにつなげたい」と淡々と振り返った。



 頭は冷静だが、メジャー通算79勝右腕の心は熱かった。当初のメドは70球で、5回を投げ終え67球。降板してもいい状況だったが、3番・糸井から始まる6回を前に「もう1イニング、クリーンアップに行かせて下さい」と志願した。



 糸井は二ゴロ、そして、ブランコだ。初球、同じツーシームから入った。「もう少し深めに、打者の手元に投げたいと思っていた。ファウルを打たせられたのは大きい」。失投を修正してカウント有利にし、最後はスプリットで空振り三振。中島から代わった西野も打ち取り、3人で退けた。「前の打席に2人で点を取られているので、もう1度自分で抑えたかった」。球数は77球に到達したが、さらに7回の続投も申し出たという。



 逆球も多かった中、きっちりゲームメイクした。初登板となった8日のヤクルト戦(マツダ)は5回1死まで一人の走者も許さなかった。この日は苦しんだはずだが、苦しさをまったく感じさせない強さがある。



 驚異の「勝負球」も披露した。3回無死一塁。伊藤への3球目、ツーシームで胸元をえぐると、右方向を狙って打った打球は伊藤自身の左すねを直撃した。「右バッターの自打球は、いいボールの変化をしてくれれば、当然、ああいう形になる。意識してくれればと思います」。右打者を差し込ませ、自打球にさせることを狙った球だ。



 「ランナーを出してもピンチに見えない」と緒方監督は投球術を絶賛した。開幕前のラスト登板は22日のソフトバンク戦(マツダ)。「その日の調子はマウンドに上がってみないと分からない。その中でゲームを作っていければいいかな」と黒田は淡々。どんな逆境でも何とかしてくれる、と思わせる頼もしい存在だ。





 オリックス・坂口「(3回の)ヒットはツーシーム。(前回の投球を)テレビで見ていて、球が動くのは分かっていたけど、対戦してみて、外国人投手に近いと感じた」



 オリックス・T―岡田「(2回の右前打は)甘かった。長打にしたかった。きれいな真っすぐはあまり投げていなかった」



 オリックス・森脇監督「走者を意識しながらも主導権を(攻撃側に)渡さない。セットで持つ時間を常に変えながら、走者をけん制する。また、(捕手のサインに)首を振ってからけん制球を投げる、とかね。黒田から見習うことがたくさんある」



 オリックス・安達「ほとんど、ボールが動いてますね。それも手元で。比較的、変化が小さい、高めの球を狙った方がいいのかな」



 オリックス・伊藤「ツーシームがだいぶん、曲がってきた。エンドランなので打ちに行きましたけど、もし、逃げずに見逃したら、体に当たっていたと思う」





☆いやいや、やはりツーシームは日本でも武器になるようで。





◇黒田ゴロ名人!18アウト中11…米仕込み2シームでドン詰まり スポニチアネックス 3月16日 7時1分配信



 ◇オープン戦 広島9―2オリックス(2015年3月15日 マツダ)



 これがメジャー仕込みの技だ!広島の黒田博樹投手(40)が15日、オープン戦2度目の登板となったオリックス戦で6回を5安打2失点にまとめ、8年ぶりの「日本球界勝利」を挙げた。トニ・ブランコ内野手(34)に一発を浴びて初めて失点したが、ツーシームでバットの芯を外し、18アウト中、11をゴロで奪った。先発が予想される29日の開幕第3戦(ヤクルト戦、マツダ)まで調整登板はあと1回だが、弱点は見当たらない。



 8年ぶりの復帰登板となった8日のヤクルト戦(マツダ)は、打者13人をパーフェクトに抑えた。この日は前回から通算19人目の打者となったT―岡田に初安打を浴び、4回無死一塁ではブランコに初被弾した。



 「不用意な1球。外国人選手への初球の入りはあらためて教訓になった」。黒田は初めての失点を淡々と振り返った。緒方監督も「意図を持って投げていたし、気にしていない」と言った。6回を2失点。この日も見どころ満載の77球だった。



 際立ったのは、ゴロアウトの数だ。初回は内野ゴロ3つで3者凡退、4回もアウトは全て内野ゴロだった。18アウト中、実に11個で、ゴロアウト率は61・1%。初登板の38・5%から大幅にアップした。メジャー7年間の平均ゴロアウト率は58%なので、これが本来の黒田の投球といえる。



 そのほとんどが打者の手元で動くツーシーム。特に右打者には厄介だ。象徴的な場面が2点リードの3回無死一塁。1ボール1ストライクから投じた144キロの内角低めを打ちにいった伊藤は、苦もんの表情を浮かべながら自打球にもんどり打って倒れ込んだ。黒田が意図を説明する。「併殺が欲しいので、右打者の懐に入っていかないといけない。いい変化をしてくればああいう形になる」。この場面は自打球になったが、注文通りの内野ゴロも自在だろう。



 メジャー時代からツーシームを生かすためにプレートの一塁側を踏んで投げていたが、日本ではより角度をつけるために、さらに半足分、一塁側へ移動。メジャーの公式球ほど動かないために、「角度」で調整している。そのまま担がれて途中交代した伊藤は「こういう回転で曲がってくるとは頭にあったけど、びっくりした。日本人ではほぼいない」とツーシームの威力を証言した。



 もちろん、打たれた相手にはリベンジする。4回にブランコに本塁打されたのはツーシーム。「中軸はしっかり抑えたい」と志願した6回の打席ではあえて、同じ球から入った。「もう少し打者の手元に投げたいと思っていた。ファウルを打たせられたのは大きい」。失投を修正して追い込み、最後はスプリットで空振り三振を奪った。



 「100球全て思い通りに投げられれば苦労しないけど、50球でも30球でも抑えないといけない。それをメジャーで養ってきた」。これがメジャーで5年連続2桁勝利を挙げた右腕の実力と技。黒田は22日のソフトバンク戦(マツダ)で最終調整し、開幕を迎える。





☆日本にいた時と比べると、さすがにダイナミックさはなくなったかな、という感じですが、その分制球力がついたんじゃないでしょうか。打者がことごとく打ち損じてたってことは、打ちにくいところへ投げているということ。









☆いやいやそれにしても、日本に帰ってきてからも引っ張りだこの黒田さん、テレビ番組も続々と放映されてますが、果てはCMにまで出るそうで。カープやプロ野球が注目されるのはいいことだとは思うんですけどね。





☆で、いろんな人との対談もあちこちにあったので、まとめてみました。まずは、メジャーでも活躍した、石井一久さんとの対談。





◇【石井一久氏対談】黒田激白(上)「恐怖心は米で失敗するより大きい」 スポニチアネックス 2月24日 10時0分配信



 8年ぶりに古巣・広島に復帰した黒田博樹投手(40)が、スポニチ本紙評論家の石井一久氏(41)の直撃インタビューに応じ、本音を語った。昨季までメジャーで5年連続2桁勝利をマーク。空前の黒田フィーバーの中で自らにかかる大きな期待への不安を吐露するとともに、過去の栄光を捨てた新たな投球スタイルの模索、そして「引退」に関する自身の野球哲学などを激白した。今月10日に40歳となった黒田の覚悟とは――。



 石井 ゆっくり話すのはタンパ(フロリダ州)以来かな。



 黒田 そうですね。去年1度ありましたね。ただ対面で話すのは、初めてじゃないですか。



 石井 なかなかゆっくり話す機会もなかったし、僕とはタイプが違うしね(笑い)。ストイックな部分だったり…。



 黒田 僕はそこまでストイックじゃないですけどね(笑い)。



 石井 久々に湿気のある日本でのキャンプはどうですか?



 黒田 まだそこまで気温も上がっていないですし、今のところは大丈夫ですね。



 石井 日米のキャンプの違いは徐々に慣らしていくしかない。



 黒田 日本は結構一日が長いので、米国と比べてやることがたくさんある。ただ、休みがあるのがいいかなと思う。



 石井 チームの雰囲気は前回の時とまた違っていると思う。



 黒田 若い選手も多いが、凄く真面目で、野球に対する姿勢を見ても素晴らしい。マエケン(前田健)を中心に投手陣もまとまっている。凄く楽しみ。



 石井 本拠地の球場も新しくなった。



 黒田 僕がいた頃は市民球場だったので、イメージも全然違いましたし、新しい球場ができてファンの人の雰囲気も全然変わった。実際マウンドに上がって感じるところだと思う。市民球場で投げていて、大変な思いもたくさんした。相手チームにもよく「早く球場を新しくして」とか「ロッカーをキレイにして」とか言われていたし…(笑い)。



 石井 古巣に復帰し、広島、そして日本中がフィーバーになっている。



 黒田 正直ここまで、皆さんに喜んでもらえるとは思わなかったのでちょっと驚いている部分と、その分、結果を残さないといけないなというプレッシャーがある。



 石井 選手としてうれしい半面、結果へのハードルが高くなっている。



 黒田 期待されているのは凄く感じますし、それなりに結果を出さなければいけない。その中で、どこまでできるのかと自分の中での不安はあります。



 石井 メジャーでトップを張っている投手が日本に帰ってきたことに意味がある。どう伝えていくのか。



 黒田 向こうでやってきたことを、そのままこっちでできるかというのは、なかなか難しい部分があると思う。年齢的な部分を含め、昨シーズンのように今年できるかというところが難しいと思っています。順応、適応していかなければならないことはたくさんあると思う。そこが今、一番不安です。



 石井 日米の野球の違いもある。



 黒田 日本で活躍したから、米国で活躍できる保証もない。その逆もそう。また新しい気持ちで取り組まないと、いい結果は生まれない。年齢も含めて、自分の中に恐怖心もあるし、相当な覚悟を持っている。駄目だった時の自分の中の恐怖心は、米国で失敗するときよりも大きい。



 石井 その状況下で、自分のスタイルをどう構築していくのか。



 黒田 自分のスタイルをそのまま続けるべきかも、まだ悩んでいる。去年までのような投球スタイルで結果を出せるかというと、疑問を持っている。いろいろと変えていかないといけないかな。球種で言えば、フォーシームをもう少し使っていこうとは思っている。



 石井 ブルペンでの球数もメジャー時代より多い。メジャーの100球の中でのマネジメントとは違う。



 黒田 マウンドに上がらないと分からない部分であるし、忘れている部分もたくさんある。シーズンに入ってからもアジャストしていかないといけない。



 石井 今年の目標は。



 黒田 当然、チームの力になるために、1年間フルでローテーションを回らなければいけないと思う。ただ、本当に8年ぶりに日本に帰ってきて自分がどういうピッチングができるかも想像はつかないし、もう一回、初心に戻って新しいチャレンジになる。





◇【石井一久氏対談】黒田激白(中)「握りやいろんなものを変えないと」 スポニチアネックス 2月24日 10時15分配信



 石井 順応や適応は一筋縄ではいかない。例えば広島時代はシュートを使っていたが、メジャーでは芯を外しても内野手の頭を越えてしまうため、ツーシームでシンカー気味に落とすようにしていた。



 黒田 そうですね。ボールもメジャーの時と違いますし、変化の仕方も当然違ってくる。投げながら、バッターの反応を見ながらになる。これから実戦に入っていくので握りやいろんなものを変えていかないといけないと思っている。



 石井 僕も日米で経験したが、ストライクの取り方も違う。メジャーでは基本、ストライクゾーンの中で勝負するが、日本では1個外したり、ボール球も使う。



 黒田 そこは完璧に自分の頭の中で何かを変えないといけないという気持ちもある。ゾーンでボールを動かして勝負していくだけだと、日本ではコンタクトしてくる打者もたくさんいる。



 石井 中4日から中6日になった時に僕も長いなと感じた。メジャーでの2試合ぐらいの時間的長さを感じた。



 黒田 実際にメジャーでは中4日、中5日で回っていた。中6日ということは1回あったかどうか。そういう経験を7年間していないので、実際どう感じるかは分からない。体は楽になるとは思うが、その中でどう調整するか。



 石井 あとはマウンドへの対応。



 黒田 細かいボールなり、マウンドはもう少し時間がかかると思う。石井さんは日本に戻られてどう感じましたか?



 石井 日本もマウンドはだいぶ硬くなっている。僕はメジャーは4年だったが、戻った時にだいぶ硬くなったと感じた。引退(13年)の時は、さらにメジャーに近づいていた。でも、ざらつきがない。メジャーではスパイクが破けそうな小石みたいなものがあったけどね。



 黒田 今は沖縄なので、土質もどちらかというと砂地のよう。もう少し踏み出した左足が(土に)しっかりかんでくれればいいかなと思う。そこが物足りない。



 石井 左足がついた時の感じ?



 黒田 そうですね。前に(体重が)乗っていく時にちょっとブレてしまう。現時点で気になっているところ。



 石井 シーズンに入れば本拠地球場はメジャーにそこそこ近いと思う。



 黒田 それなら何とかやれるかな。



 石井 実戦の中でやるべきことは多い。



 黒田 日本のバッターは7年間対戦していない。戦術とか、そういう部分でも、米国とは全然違ってくる。自分でアンテナをしっかり張って情報として入れていかないといけない。



 石井 球種で言えば、細かく変化する球種こそ、打者の反応が大事になる。



 黒田 ツーシームに関しては、打者の反応を見る必要がある。たくさん動いても曲がりが早ければ、打者も反応できる。そんなに動いていないように思えても、打ち損じもある。





◇【石井一久氏対談】黒田激白(下)「199勝で辞めてもいいと思ってる」 スポニチアネックス 2月24日 10時15分配信



 石井 僕も日本に戻った時に、3月のオープン戦で、特にカットボールは打者の反応を見た。



 黒田 自分の球種を含めていろんな情報を集めないといけないですね。



 石井 メジャー時代に黒田投手の武器であった左打者のフロントドア(内角のボールからストライクゾーンに入る球)のツーシームも反応の違いはあるはず。



 黒田 打者がどんな反応をしてくれるかも分からない。打者のタイプによっても違うと思います。



 石井 40歳を迎えた今でも150キロを投げる。技術、精神的な苦労も年を重ねるごとに増える。



 黒田 過去のものを追いかけすぎると、おかしくなってしまう部分がある。どこかで何かを捨てないといけない。昔の日本にいた時のようなスタイルで、いざマウンドに上がって勝負できるのはなかなか難しい。いろんなものを省いていきながら、また新しい自分のスタイルをつくっていかないとしんどい。



 石井 取捨選択が非常にうまい投手。



 黒田 そうしないと、年齢も含めていろいろな流れに乗っていけない。過去のものをずっと引きずっていても、体力的な部分で20代の時のようにはいかない。



 石井 以前と何か意識で変わったことは。



 黒田 年齢ですよ。どうしても避けられない。「年齢を気にするな」とか言う方もいますが、そこを省いてしまうと痛い目に遭うと思う。体のメンテナンスを含め、若い頃のようにいかないことは絶対に出てくる。逃げるわけではないですが、頭に叩き込んでおくことは大事だと思う。



 石井 昨年ヤンキースでの登板を全試合見たが、一球にかける思いを感じた。年齢を重ねることで強くなっていったのか。



 黒田 20代の頃、30代の頃よりも、その気持ちは強くなっている。開幕して1戦目から先のことを考えて投げていくと、どうしても一球一球がおろそかになるし、しんどくなる。あまり先を見ず、目先の一球、目の前の打者、目の前の試合を意識し、その積み重ねで一年間元気にマウンドに上がれればいい。



 石井 僕は日米通算182勝で引退した。黒田投手と現時点で一緒ですが、これからの勝ち星、200勝というものをどう考えているか。



 黒田 現時点では、別に199勝で辞めてもいいと思っている。記録は周りの人が評価してくれるところだと思うが、199勝で終わっても、何か自分で満足できればいい。199になって、45歳、46歳になっても投げてるかもしれないですけどね(笑い)。ただ、現時点の気持ちは別に今年で終わってもいいと。自分の中で完全燃焼して満足できれば何勝であってもいい。



 石井 200にこだわらない。



 黒田 200勝はたまたまという数字ではないが、一試合一試合の積み重ね。そういう気持ちで一年間戦い続ければいい。チームにどれだけ力になれるか。それが200勝に対して、あまり執着しないところだと思う。石井さんは182勝で引退されたんですか。



 石井 そう。1勝の中身は全然違うけどね。



 黒田 そんなことはありませんよ(苦笑い)。



 石井 とにかく、故障なく一年間を過ごしてください。



 黒田 頑張ります。





☆メジャーへ行き、また日本に帰ってプレーするという、黒田さんと同じ経験をした石井さんからすれば、やはり一番気になるのは、「日本への適応」。黒田さんも「アジャスト」という言葉を使いますが、新しい環境、また変化していく自分に常に適応していく、というのが、黒田さんの中で一番重要な部分なのかも知れません。





☆ただ黒田さん本人は、メジャーでも常に「アジャスト」してきた訳で、メジャーはもちろん、日本に帰ることも、特別視はしてないようです。その辺は20億を蹴って4億で日本に帰ってきたという事実が示すように、黒田さんの優先順位は、カープであり、ファンがその上位にあるのでしょう。メジャーか日本かというのはその際、大したことではないのかも知れません。









☆さて、その他の話題、まずは、一足お先に開幕。





◇明日、ウエスタン・リーグ開幕 広島アスリート 2015-3-16 20:59



 一軍の開幕から、いよいよ2週間を切った。明日17日、一軍のペナントの幕開けに先んじて、若ゴイたちのウエスタン・リーグが開幕する。



 現在まで一軍では鈴木誠、美間など未来のカープを担う若コイたちが躍動を見せている。なかでも鈴木誠は15日のオリックス戦で本塁打を放つなど、自慢のバットで首脳陣の評価を日に日に高めているだけに、開幕スタメンも十分狙える位置につけている。彼らに続く戦力を、今後も継続的に一軍に送り出していくことがカープ二軍にとって最大の使命だ。現在ファームで注目されている若手野手は髙橋大樹。奇しくも鈴木誠、美間らと同期のドラ1野手だ。現状では最大の魅力である長打力をさらに輝かせるために、朝山二軍打撃コーチと打撃の確実性をあげるスイングに矯正を行っている。髙橋を熱心に指導する朝山コーチは「髙橋の場合求められているのは長打。最低でも一軍で3割20本を打てる打者に育てなければならない」と語る。昨季同様、今季もファームの試合では積極的に起用していく方針であるだけに、このキャンプで学んだ成果を発揮することを期待したい。



 本来であれば、今季から二軍監督に就任した高監督が指揮をとるところであるが、一軍の永田総合コーチが10日体調不良で入院したため、高監督は現在一軍に招集されている。したがって、ウエスタン・リーグの開幕戦は現在二軍監督の代役を務める水本二軍バッテリーコーチが指揮をとる見込みだ。





☆昨年はウエスタン・リーグ2位だった、ファーム。高橋くんは序盤ホームランを量産したものの、中盤以降失速。現在開催中の教育リーグではいい感じのようなので、誠也くんに追いつき追い越せ、ですね。







☆お次は、外国人の話題。





◇グスマン来日初弾!適応能力示した デイリースポーツ 2015年3月16日



 「オープン戦、広島9-2オリックス」(15日、マツダ)



 待望の一発が出た。三回、広島新外国人のグスマンが前田の内角への変化球を強振。左翼席に豪快な来日初アーチを描いた。



 キャンプ中の紅白戦を含めても初めての実戦アーチは、日本野球への適応能力を示すものだった。「しっかりとたたくことができた。1打席目の配球を頭に入れてアプローチしてさばけた。次も来ると頭にあったからね」と、うなずいた。



 初回の1打席目では前田の内角球に対し、見逃し三振に倒れた。米国よりも内角が広い日本のストライクゾーンに苦労していたが、この日は配球を読んで、きっちりさばいた。「日本の野球にアジャストするのは僕の役目」。来日初アーチを弾みに、さらに調子を上げていく。





☆ストライクゾーンの話は先日もしましたが、外角に若干ずれている、ということ。メジャーでは日本に比べて、外角は甘め、内角は厳しめ、ということ。この辺は慣れるのに時間がかかるかも知れません。





◇ザガースキー ベールを脱いだ助っ人左腕 広島アスリート 2015-3-16 20:50



 14日、由宇で行われたソフトバンクとの教育リーグで対外試合デビューを果たした左腕、ザガースキー。実戦向けの投手として、いよいよ一軍昇格も近い。



 キャンプでの右あし首の故障から一ヵ月。ようやく実戦登板ができる段階まで調整が進んだ。7回から登板した助っ人左腕は1イニングを完璧に抑え、2三振を奪った。自慢の直球も145キロを計測するなど本調子に戻りつつある。本人は「変化球をもう少しよくしたい」と語るが、既に故障の影響はないようだ。10日に行われたシート打撃では制球悪く不安視されたが、14日の登板を見た佐々岡二軍投手コーチは「ブルペンで見たより大分よかった」と実戦での働きを評価した。



 一軍では中継ぎ投手陣の明暗がはっきり分かれているだけに、開幕前に戦力の計算はしておきたいところ。気になる助っ人投手の一軍デビューについては「あと1回ぐらい投げてから。一軍昇格はそれを見てからだと思う」と語った佐々岡コーチ。コイの助っ人のマツダスタジアムデビューもそう遠くはないようだ。





☆いやいや、シート打撃での投

球、動画で見ましたが、もうちょっとダイナミックなフォームかと思いきや、意外にまとまった、きれいなフォームなんですよね。





☆昨年3Aで投球回数を遥かに上回る奪三振数だったのですが、日本でも「奪三振ショー」が見られるか。今のところ左腕が頑張れていないだけに、期待大ですね。





P.S. 今日もほんとにたくさんのアクセス・クリックを頂きました。本当にありがとうございます。



にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ

にほんブログ村





source : K.Oのカープ・ブログ。