2015年4月1日水曜日

心と体の痛み

歓喜の初勝利から一夜明けたが、森野の骨折について触れておきたい。



二塁に滑り込んだ際に野手の送球が手に当たったようで、併殺崩れを狙って絡みにいったのだろうが、体制を崩して送球を手に当ててしまうというのは如何なものかと思う。今季好調であり、またチームプレーに徹した結果の怪我であり非常に残念である。精一杯のプレーではあったと思うが、阪神の野手には大げさに言えば人生を左右しかね無い怪我を負わせたことについての猛省を促したい。





森野の怪我で代わって出た高橋が活躍し、また昨日は森野に代わって福田が出場して大活躍したが、それは結果論である。その方が良ければ森野を下げて高橋や福田を使えばいいだけのことであり、怪我をして良かったということは何一つない。少し前に巨人で清原が怪我をした時、球団側から「これで勝つ要素が増えた」という発言があり避難を浴びたことがあったが、今思い返しても非論理的で下品極まりない発言であったと憤りを覚えるほどである。中日球団にはそのような人間はいないと思いたいが、かつてはガッツポーズの問題などもあり、信頼まではできないのが寂しいところである。報道では「怪我の功名」といったものもあるが、第三者の見方としてはいいとして、球団内等から森野の怪我を肯定するような発言が聞こえてこないことを祈るばかりである。



最近多忙のさなかで転倒して手首と肘に擦り傷を負ったのだが、わずかな傷でありながら激しい痛みで風呂に入るのに苦労している。怪我をするというのは生き物としても大変であり、骨折した森野の肉体的な痛みを思うと胸が痛い。



不在時に高橋や福田が活躍することもファンにとってこの上ない喜びではあるが、森野にとってはこれも心中穏やかではあるまい。福田がオープン戦好調であったことに対しても少なからず意識はあっただろう。それもあって開幕から森野・ルナが活躍を見せており、健全な競争をしながらチームが躍進していくことが理想であったのだが、こういった形でレギュラーを取られるようなことがあれば無念だろう。肉体的だけではなく精神的な負担もあるのではと思うと大変気の毒である。



しかし守備力は高橋や福田よりも森野の方が上であり、不在時に簡単にレギュラーを取らせるような選手ではないと思われる。生え抜きの4番候補であり、復活を心待ちにしたい。ルナも超優良外国人選手であり、森野・ルナ・高橋・福田がそれぞれ活躍した場合の終着点がどこにあるのかは見えないが、決まらないぐらい各選手が活躍を続けるとすれば嬉しい悲鳴であろう。誰か1人ぐらいレフトをやって貰いたいものである。





外野は有力選手がひしめいているとの評判だったが、始まってみると不調の大島・藤井をスタメンから外すこともできない状況であり、なかなか思惑通りにいかないものである。そう思うと友永が怪我をしたのは痛かった。たまには大島に代えて友永をスタメン起用することで大島に刺激を与えたいところである。





さて、今日は吉見が先発のようだが、なんとか吉見に白星をつけるように頑張って貰いたい。相手は昨季二線級と言われながらシーズン通して完敗であった大竹であり、今年は一味違うところを見せて貰いたいものである。巨人戦は大野・吉見・山井と期せずして超一流の表ローテになったため、欲を言えば先週の借りを返すべく3タテを狙いたいところである。二軍では伊藤が3イニングで降りており、広島戦はバルデス、八木、伊藤となりそうだが、こちらのほうが少し不安があることもあり、頭をとった巨人戦は最低でも勝ち越したいところである。









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source : シリコンバレーからドラゴンズを語る~GM編~