2015年5月3日日曜日

あと1人

GWが始まった。

連休というのは始まったが最後終わりに向けて時が刻まれるような思いに苛まれるという点で、初日あたりが一番楽しいという人が多いかもしれない。

今日は晴天に恵まれ、朝から洗濯をしたり掃除をしたり、仕事の資料を作ったりとのんびり過ごしていたのだが、家庭の事情で駆り出されてしばらく外泊することとなった。一寸先は闇である。


さて、本題に入るのも躊躇われるが、今日は9回2死まで理想的な勝ち試合であった。それ以降にあった出来事については今思い出しても夢のようであった。

今日は喧騒の中でテレビ中継を見たり、その後ラジオを聴いたり、さだまさしの妹が産まれた時はこんな状態だったのだろうかと思いながら比較的のんびりと観戦することができ、小熊の頑張りを喜び、田島と又吉の完璧な救援に満足し、攻撃でも高橋に待望の高橋らしい本塁打があり、中押しがあり、内野ゴロできっちりと加点し、9回2死までは非常に楽しむことが出来た。

全てを台無しにしてしまうクローザーという役割はなかなか大変なもので、これを長年務めた岩瀬の凄さを改めて思い知らされる。昔巨人の槇原が「何度も成功しても1回失敗すると責められる」と怒っていたが、福谷は今シーズン何度も抑えており、その思いを汲んでやらねばなるまい。しかし申し訳ないという思いより先に怒れる槇原のようなメンタリティーがなければ抑えなど長く務まらないだろう。終わったことは忘れ、また次回頑張って貰いたい。


最後はラジオが流れていてよく聞こえなかったのだが、谷繁監督が退場して残念であった。誤審は勝った側でも素直に喜べるものではなく、相撲のようにビデオ判定などあると熱くなって退場というのも減ると思うのだが、まあそんな事もあるだろう。あとから報道で監督が球審の顔を掴んでいるような写真を見て、暴力団さながらで不謹慎ながら少し笑ってしまった。暴力は良くないと思うが、選手としての熱さを前向きに受け止めたい。

負けたのは残念だが、二軍で好調だった小熊に使える目処がついたのは収穫であったと思う。勝ち星をつけてあげたかったが、プロ初勝利というわけでもないので、バルデスに比べればといったところであろう。スタジアムで見ていたファンの方々にはあと1人コールまであってのことでお気の毒であったが、高橋の本塁打もあり、完封負けの試合などと比べれば良しとすべきだろう。


明日は武藤のようで、雄太かと思っていたので予想が外れたが、二度目の先発であるから前回より落ち着いて投げてくれればと思う。二軍では殆ど抑えており、小熊以上に一軍実績もある投手であるため、ローテーションに定着してくれることを期待したい。悔しいのでなんとか横浜にも勝ち越して貰いたいところである。

小熊と入れ替わりで浅尾が落ち、小熊を残すとまた1人救援投手を落とすことになるが、こちらも注目である。来週5試合なので小熊か武藤のどちらかは一旦抹消しても良いところだが、今日の好投で小熊の抹消はなくなっただろうから、明日また1人誰か落とさざるを得ない。

金子は唯一の新人であり、なんとか残して貰いたいが、祖父江も昨年実績があり、高橋も上がったばかりで人選は悩ましい。野手を落として武藤の出来次第で月曜また考える手もあるが、流石に1日だけとはいっても桂を落として捕手二人にするのは怖く、藤井や松井も現状二軍の選手とは少し差があり一旦落とすのは痛い。いろいろ考えると祖父江になるのかな、と思う。敗戦処理枠争いはいかにも熾烈である。


明日はなんとか勝ってもらいたい。甲子園はアウェーだが表ローテであり、明日勝てば初めてのアウェー勝ち越しに向けて希望を持って乗り込むことができる。相手も今季初先発の須田であり、打線の奮起を期待したい。




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source : シリコンバレーからドラゴンズを語る~GM編~