2015年5月1日金曜日

4月を振り返って

昨日で4月の日程が終了したが、巨人が単独首位、ドラゴンズは5割で首位と2ゲーム差の4位で締めくくった。開幕前の下馬評を考えれば上々の滑り出しであり、一時期の勢いを考えると少し残念な尻すぼみであったと言う感じだろう。


まずは開幕3連敗、その後7連勝、以降勝ったり負けたりを繰り返し、最後の2カードで1勝5敗と負けが込んで5割に戻ってしまったという感じであるが、しかし途中苦しい中で勝った試合もあり、仕切り直してまた頑張って貰いたい。


和田が出遅れ、森野と武山が負傷し、途中ルナや平田まで離脱するという苦しい状況だったが、ルナと平田は無事復帰し、和田も二軍で本塁打を打つなど復帰が近いことが予想されており、福田・高橋・亀沢・ナニータといった新しい戦力もそれなりに活躍を見せており、もう少しだけ歯車がかみ合えばという感じではある。


懸念された先発投手であるが、大野・山井・バルデスの3投手がきっちりとローテーションを守っており、特にバルデスはリーグ最多の先発数と投球回数、奪三振もリーグ2位と堂々たる成績を残している。未だ未勝利であり、先発した試合のチーム成績も2勝5敗となかなか勝ちには繋がっていないが、この先という意味では引き続き期待できそうである。

先発投手別にチームの勝敗を拾うと、山井が3勝3敗、大野が4勝1敗、吉見が3勝0敗、八木が1勝4敗、若松が1勝1敗、伊藤が1勝、武藤が1敗という感じである。大野、バルデス、山井、吉見を4本柱とすると、4本柱で12勝9敗、他で3勝6敗ということで妥当な結果だとは思うが、4本柱以外の登板日でチャンスを貰う投手において、昨年の浜田のように一気に花開く投手が出てくることを期待したい。

今週末も谷間となるが、小熊は二軍で完封したようで、元々一軍でも実績のある投手であり、雄太も開幕からの連勝記録もあり、また昨季もそれなりに数字を残しており、両投手がローテーションに残れるような好投をすることを期待したい。イメージとしては昨年の浜田や若松ほどのフレッシュさはないが、その分実績に対する安心感は感じることができる。頑張って貰いたい。


ここまでを振り返ると、開幕三連戦終わった時は非常に暗澹たる思いであり、「中日以外に優勝のチャンスがある」とまで辱められた上での単独最下位スタートというのは大変悔しい思いであったが、それを思えば連勝で溜飲を下げたり、度重なるサヨナラ勝ちを挙げるなど、予想外に楽しめた1か月であったのではないかと思う。

5月後半になると今度は交流戦が始まる。昨年までのような間引き日程でなく、3週間で終わるというのもうれしいが、それはさておき、交流戦までは約20試合、阪神や横浜など借りを作ったチームに対しては1つづつ返して貰いたいものである。


世間は既にGWのようで、街も普段と比べると若干閑散としているような気がするが、中日ファンにとて盛り上がる試合を期待したいものである。



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source : シリコンバレーからドラゴンズを語る~GM編~