今日は日中農作業の予定だったのだが、添え木が見つかなかったため予定を変更して糠床を作ったりして過ごし、幸い作業をしながら通して試合を見ることが出来た。しかしあの添え木はどこにいったのだろうか。紛失するような大きさではなく、永遠の謎になりそうである。
さて、吉見が体調不良という理由で先発が武藤に変更となった。
ここまで流石エースと言うような素晴らしい投球を見せており、10日に1回であったとしても吉見の登板日があることが心の安らぎになっていたような状況であったのだが、体調不良というのは非常に心配である。軽度であるが満を持して、ということであったとすると安心なのだが、とりあえず様子を見守りたい。
試合の方は急遽先発することとなった武藤が打たれながらもよく抑え、打線は岩崎に苦労しながらも、三者四球で得た無死満塁のチャンスで先制、次のイニングで追加点と理想的な援護で厳しい状況である投手陣をサポートしたような試合であった。打たれたり四球を出したりしても、バントミスや併殺などでなんとか抑える武藤を見ながら、中日に良くある攻撃のようであると思いながら見ていたが、相手サイドから見れば拙攻、こちらサイドから見れば良く粘ったということであろう。
武藤は基本的に緊張しがちなタイプのようであるので、突然の先発というのは前々から決まっているよりは気楽な面もあっただろうか。先制点も1点だと緊張しそうなところ、3点というのも大きかったように思う。先制後の投球は非常にリラックスした雰囲気でうまく抑えていたため、6回以降も投げるかと思ったが、突然の登板ということで調整の問題もあるだろうし、昨日大野の完封もあり、明日試合がなく、試合も5試合と少ないため、どちらかといえばチーム事情としても多くの投手に投げさせたいところでもあっただろう。
結果的に各投手にとっていい調整登板になったのではないかと思う。浅尾は一軍復帰登板、岡田もかなり久々の登板となり、田島は新セットアッパーとしての予行練習、福谷は又吉があんあことになって明日は我が身という気分であり、それぞれ投げることができて良かったのではないだろうか。福谷だけポンポンと飛ばされて次回に向けて少し不安な結果とはなったが、4イニングを被安打3、四死球1、1失点であるから全体で見ればまずまずだろう。役割分担を過度に意識しすぎず、それぞれの投手が力を合わせて頑張って貰いたいものである。
攻撃面では、ナニータが1塁からタッチアップしたり、エルナンデスのヘッドスライディングによるタイムリー内野安打、その隙にルナが2塁から一挙に生還と、各外国人選手の一生懸命な走塁が目立った試合であった。ゴメスは一塁上に上がったフライを目で追うことすらせず二塁手に取らせており、阪神と試合をすると外国人選手の性格の良さが際立つことが多いように思う。プロであるため勝負は結果だが、応援しがいがある選手達という意味では大変ありがたい。
吉見は心配だが、週末で2つ勝ち星を稼いで借金を1まで減らすことが出来たのは喜ばしい。来週は交流戦前最後のリーグ戦であり、ちょうど5試合と奇数であるため、欲を言えば勝ち越して5割で交流戦をむかえたいものである。
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source : シリコンバレーからドラゴンズを語る~GM編~