2015年5月6日水曜日

9回2死からの珍しい逆転負け

今日は非常につらい試合であった。

今日は久々に自宅に戻り、家庭菜園の仕事などやりながら観戦しており、テレビで見るというのはなかなか面白いなどと思いながら楽しんで見ていたのだが、結果は残念なこととなった。途中いろいろあったが、9回の出来事で途中の経過も忘れてしまったほどである。


9回二死無走者から逆転負けすることなどそうそうないと思われる。つい先日同じようなことがあったばかりのような記憶もあるが、もう忘れたい記憶であり、忘れたことにしたい。しかしバルデスが9回2/3まで力投した後にクローザーとセットアッパーが出てきて四球、四球、四球で同点ではバルデスもがっかりだろう。

2死を無難に取り、ゴメスの打球もいいところに転がったぐらいで次は左の福留であり、勝つことだけ考えれば続投させた方が良かったのだろうが、福谷に自信を取り戻させたいという思惑があったのかもしれない。しかし完全に裏目であった。結果は別として、全く自分の投球が出来ていないような状態であり、酷い負け方をしても次の登板では平気な顔で抑える岩瀬の偉大さを思い知らされた。


バルデスの初勝利、アウェーでの勝ち越しという今シーズン鬼門となっていたものが克服できるところまであと僅かであり非常に残念である。このままシーズンオフに入りたいぐらいの落胆であると思うが、試合数という意味ではまだまだ序盤であり、福谷も又吉もこれからまた試合に出ていかねばならない。つらいと思うが、必要な戦力であることは間違いなく、また頑張って貰いたい。


しかしマウンドでの状態を見ると、バルデスは非常に落ち着きがあったのに対し、福谷も又吉も全く自信が感じられず、知らない人が見たらなぜバルデスに代えてこの2人なのかと思うのだろう。救援陣がこの状態では長いシーズン戦っていけないということで、ショック療法的に福谷を起用したのだろうが、犠牲になったバルデスには気の毒であった。

打てば打ち損じでアウトになることもあるのだろうが、四球、四球、四球ではなんともならない。変なムードになった後に出てきた又吉は少し気の毒だったかもしれないが、ストライクが取れなければ精神的に追い込まれる局面で投げるのが彼等の仕事であり、他の候補も岡田、田島と制球に課題のある投手たちであり、制球の良い祖父江は精神面に課題があり、なかなか悩ましい状況になってきたと思うが、又吉福谷の現時点での実力も含めて現状を受け止め、ある程度立場を固定せずに回していくのが良いのではないかと思われる。


気を取り直していいところを思い出すと、簡単に送った谷繁監督のバントは見事であり、まただらだらとプレーするゴメスやマートンと比べると、中日の外国人は凡打でも全力疾走するなど一生懸命プレーしており、非常に好感が持てる。良くも悪くもこれが中日らしさなのだろう。正直者が馬鹿を見るという言葉もあるが、最後は勤勉さが報われることを祈りたい。


今日の9回は痛かったが、途中きっちりと追加点を取れなかったというのも結果的には痛かった。特に1死1塁3塁で大島が内野フライで点が取れなかったが、転がせば併殺は少ない打者であり、まだカウントも浅いところで、技術的には良く分からないが雑な打撃であったように思われた。一生懸命プレーしてエラーが多いというのは経験が少ない選手を使っている以上仕方ないが、隙のない野球を作り上げていけるよう、考えていって貰いたいものである。


これでGWは3カード連続負け越しとなり、ただえさえ連休明けで仕事をしなければいけないという憂鬱を前に2日間試合もなく精神衛生上よろしくないが、接戦で勝ちパターンにもっていけるだけの力があるというのはいいことであり、その中で勝ち運が巡ってくることもあるだろう。救援体制を固めていかないとトータルで勝ち星を集めるのは難しいだろうから、うまく考えていってもらいたい。


とにかく見ていて疲弊する試合であった。





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source : シリコンバレーからドラゴンズを語る~GM編~