今日は大野の見事な完封で連敗ストップとなった。
途中見ていて、このまま1対0でいくのであれば、追いつかれるまでは大野を代えないで貰いたいと思っていたのだが、結果最後まで0で抑えてしまった。今シーズン二度目の1対0での完封勝利をこの苦しい状況 で、というのには脱帽するよりない。
勝ちたいという思いにより、リードした場面で救援投手を出すと、その投手に先発投手の勝ち星を賭けることになる。それが救援投手の仕事であるのだが、この状況でそのようなスパルタ授業を繰り返しても得られるものはあまりないのではないかと思う。先発を引っ張ることで打たれたとしても、「救援が打たれたからといって、先発を引っ張ったら打たれなかった保証もない」という事実が強調されることにもなるため、先発を引っ張って打たれる試合があっても良いのではという思いであった。
しかし結果的に勝てたということで、借金も2つに減ってほっと一息である。 やはり勝利というのはそれだけで大変気分が良い。優勝争いばかりしていた頃には、負けることを恐れるような気分もあったが、借金生活であるがゆえか、全ての勝利が1つ1つ大変味わい深いものである。勝っても負けても喜びの総量は大差ないのかもしれない、とも思ったりするが、しかし優勝目指して頑張って貰いたい。
これでAクラスに再浮上だそうで、非常に厳しい状況に追い込まれているという感触からはなんとも不思議な気分である。Aクラスということは去年の終着点よりは上にいるということであり、悲観するような状況ではないはずであるが、落胆させるような負け方が多いことが悲壮感を高めているのだろう。この点反省したい。
視点を変えれば、手痛い逆転負けが多いということは、それだけ序盤にリードを奪えているということであろう。拙攻とも思える場面も多いが、しかしそれは安打自体が多くてチャンスが多く作れている証左なのであろう。現在Aクラスにいるにもかかわらずもどかしい気分であることを反省し、状況を前向きに捉えるようにしていきたい。
さて、明日は吉見が投げる試合である。どうも中6日はまだ無理であるとすると、来週吉見の登板がないことになる。小熊が7回0封して負けていることを考えると吉見だからどうこうと言うわけではないが、しかし吉見が投げると聞けば勇気付けられる部分もあり、実際に吉見が先発した試合は大半が勝てている。明日も勝って連勝としてくれることを期待したい。
1つ勝っていい気分で週末の夜を迎えられるのは大変ありがたいことである。大野に感謝しながら1人で祝杯を上げたい。
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source : シリコンバレーからドラゴンズを語る~GM編~