2015年5月16日土曜日

何のために

昨日は嫌な負け方で三連敗となった。

8回1点差で又吉を出した時、これを又吉福谷に抑えさせようというのは酷な使い方をすると思って心配しながら見ていたのだが、又吉が捕まって逆転負けであった。

前回ショックな負け方をした阪神戦であり、連敗中、1点差、前回も勝ちを消されている小熊の先発としての初勝利ということで、過大な重圧がかかる場面である。小熊に投げさせるか、岡田や田島、高橋などで継投すれば良かったのではないだろうか。

乗り越えられない課題を与えても意味がない。平常心で投げられないであろうことは分かっている話である。当初はより強くなって貰いたいという気持ちも理解できたが、繰り返すうちにもはや意地のようにも思えてくる。高木監督が前原にバントさせることに固執していたことを思い出すが、追い込まれた選手がなかなか力を発揮できるものでもない。

昨日の又吉も、1人ランナーを出しただけで大ピンチのような表情に見えた。延々と牽制を繰り返し、中には惜しい牽制もあったが、見ていてため息が出るような場面であった。こんなチャレンジをする必要があるのだろうか、と思わずにはいられない。


岩瀬が北京五輪で傷心したという話もあるが、同じ投手に何度も辛い思いをさせてよいのか、という疑問はある。もう何度も厳しい場面を任せて痛い目を見ているのだから、今度は別の投手に任せても良いのではなかろうか。又吉が気の毒に思えてならない。


特に先発投手の勝ちを消すというのが重圧になっているのではないかと思うが、そうであるとすればチームワークがマイナスに作用してしまっているということである。生活がかかっている、というのは事実ではあるが、とはいえ各選手自分のやれる事をやるしかない。救援投手が打たれても打たれなくても、先発投手は自分が投げている間を抑えるのが仕事である。お互い思いやりを持ってプレーするのは美しいと思うが、重荷になっては逆効果である。


あまり考えが整理できていないが、これで二軍に降格となるようで、戦力を潰していくやり方に思えて引っかかるものがあるが、いろいろと考えあってのことではあるのだろう。

又吉にはなんとかこれを乗り越えて這い上がってきてもらいが、他のやり方はなかったのかとも思う。少し気になるところである。




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source : シリコンバレーからドラゴンズを語る~GM編~