6月は7勝13敗と6つの負け越しであった。今6連敗中であるから、最後の6連敗がそのまま負け越しとなったということであり、交流戦を苦しみながらもなんとか乗り切った後だけに残念な終わり方となった。
昨年は8月に失速したが、それと比べると1か月以上早い失速である。ネガディブな見方をすれば楽しめない期間が長くなったと言えるが、早く失速しただけに巻き返すだけの時間はあると前向きに捉えたい。しかし酷いエラーが続いて負けてしまった試合を起点に連敗が止まらないというのは絵に描いたような惨劇であり、昨年と同じような感じである。個人的には、エラーが起こるのは仕方ないので、流れを止める力強さを持って貰いたいと思うのだが。
昨日はグラウンドに谷繁監督がいたが、こういう根性のある選手がいないのが弱点なのだろうか。強かった頃は谷繁と井端がいたが、今は不動のレギュラーが大島、平田、森野と外国人であり、リーダーとなるような選手が欲しいところである。ルナはキャプテンシーがありそうで、外国人であるのが残念である。しかしドミニカ人が多い状況でもあり、ルナを中心にまとまっていくのが良いかもしれない。
ナニータ昇格時に「ルナとエルナンデスからチームの悪い流れを変えて欲しいと言われた」という趣旨のコメントをしていたが、外国人選手同士がそういう会話をするのは非常に珍しいように思う。それぞれ個人事業主であり、外国人枠という意味ではライバル関係でもあるのに、チームのことを考えてくれるのは嬉しいが、むしろ日本人の選手にそういった気概を持って貰いたいものである。例えば大島が八木にそういった言葉を掛ける姿はなかなか想像できないが、しかし選手は個人事業主であっても競技は団体競技であり、苦しい時は結束力を高めて頑張って貰いたいものである。
さて、7月は今日横浜、週末に巨人と2試合、来週阪神・広島6連戦、再来週ヤクルトと2試合やってオールスター休暇となる。オールスターまであと11試合である。来週は少しローテーションが心配だが、今週と再来週は過疎日程であるため、フル操業で頑張って貰いたい。オールスターはファン投票でも選手間投票でも誰も選ばれておらず、せいぜい大野、ルナ、大島あたりが監督推薦で少し出るぐらいだろうから、救援陣などはゆっくり休めるだろう。
オールスターが終われば繁忙期となり、最終盤まで約2か月試合がぎっしりと詰まっている。今年は投手も不足気味で過密日程に強いドラゴンズであると胸を張れるような自信があるわけではないが、ここから意地を見せて貰いたい。
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source : シリコンバレーからドラゴンズを語る~GM編~