今日は最近の不振が嘘のような強い勝ち方であった。
若松がまたランナーを出しながら粘りの投球を見せたのは既に期待通りの投球というぐらい若松に対する信頼感か高まっている。今季途中でも苦労があったが、度胸のある投手であり、このままローテーションを守ってくれることを期待したい。研究もされるだろうが、球種も多彩なようであり、身体もまだ発展途上だろうから、それよりも伸び代が楽しみな投手である。
救援では高橋から田島に繋いで回を跨がせて又吉を使わず福谷に繋ぎ、普段と異なる継投で逃げ切ったのは大変興味深い。個人的には良かったのではないかと思う。今年は固定するほど圧倒的な成績を残している投手がいるわけではなく、多様な使い方で特定の投手に精神的な負担が掛かり過ぎないようにして貰いたい。こんな使い方をしているうちに、又吉もチーム内での競争に対してまた闘争心が湧き出るのではなかろうか。
打線は荒木と和田が先発し、単に若返りをしているわけではないということで一安心であった。友永がなかなか結果を出せない中でようやくスタメンのチャンスを貰った藤井が好走塁とタイムリー、守備固めで入った大島にもヒットが出た。セカンドを慣れないエルナンデスに取られていた荒木も活躍し、守備要員の印象が強い堂上にもヒットが出たり、代打森野も犠牲フライを打って高橋に対して存在感をアピールし、チーム全体が活性化しているように思える。ここ二週間で僅か1勝のチームが一つ勝っただけではあり、勝ち試合鬼の如しという諺もあるが、しかし風向きを変えるかっかけになるのではと期待させる1勝であったように思う。これで強かった頃の勝ち方を思い出した、と後で振り返ることができるような試合となって欲しいものである。
明日は大野であり、久々に連署するチャンスである。いつ以来だろうか。遥か昔であることは間違いない。二日続けて勝つことができたとしたらどんなに嬉しいものであるのか想像がつかないが、明日を楽しみにしたい。
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source : シリコンバレーからドラゴンズを語る~GM編~