2015年9月15日火曜日
先週のカープ、今週のカープ~'15.9.14。
☆えー、まずその前に、例の誤審の話。
◇広島 “幻弾”でセ連盟に怒りの確認要求「事実なら怠慢」 スポニチアネックス 9月14日 9時36分配信
広島の鈴木清明球団本部長は13日、12日の阪神戦(甲子園)で田中の中堅後方への本塁打性の大飛球がビデオ判定の末に三塁打とされた件で、セ・リーグ側に確認を求めたと明かした。
怒りが収まらないといった様子で「映像を見ると打球はフェンス奥のネットで跳ね返り(グラウンド側に)戻っている。そこに当たると本塁打ではないか。審判は“ネットがあるのは知らなかった”とコメントしているが、事実なら怠慢だろう」。問題のシーンは延長12回で、外野フェンスに設置された「忍び返し」と呼ばれる細いワイヤで跳ね返り、グラウンドに戻った。
▼NPB審判部・東利夫クルーチーフ(前日12日の責任審判)(甲子園の)構造は分かっていた。あれ(三塁打の判定)が最終判断なので。
☆ふーん。で、セ・リーグのコメント。
◇セ・リーグ、「誤審」認め異例の謝罪 甲子園での本塁打めぐり 産経新聞 9月14日 14時45分配信
プロ野球セ・リーグは14日、12日に甲子園球場で行われた阪神-広島20回戦で三塁打と判定された飛球が本塁打だったと誤審を認め、謝罪した。判定に対する謝罪は極めて異例。ただし、試合は成立しており記録の訂正は行わない。
同試合では十二回表の広島の攻撃で、1死から田中が放った中越えの飛球がグラウンド内に跳ね返り、審判団はインプレーと判断。その後のビデオ判定でも、覆ることはなく三塁打とされた。試合後、広島側が「フェンス内のワイヤに当たって戻ったもので、本塁打ではないか」と主張していた。
セの杵渕統括はこの日、広島側からの(1)審判団は球場の構造を知っていたのか(2)ビデオ判定でもフェンスを越えていないように見えたのか-とする質問に回答。(1)の構造を認識しており、(2)については「ネットに当たったものと思い込み、まさかフェンス内のワイヤに当たることはないと判断した」と説明した。
改めて検証した結果、ビデオでも球がフェンスを越えていたことを確認。「今後は先入観なしに検証するよう徹底をはかりたい」とした。
また日本野球機構の井原事務局長も「再発防止策を鋭意進める。球団、ファンに迷惑をおかけしたことおわび申し上げる」と話した。
☆あれれれれ、先日のスポニチさんの報道と違いますねぇ。
▼東利夫・三塁塁審(責任審判) バックスクリーン側からの映像を3回くらい見て、3人で越えていないと判断をした。奥に(忍び返しの)ネットがあるとか、そういうことは分からない。横からの映像があれば、よかったんでしょうが、手元にあるもので判断するしかない。
☆どうも信用なりませんな。大体、フェンスの上のネットに当たったんなら、下に落ちるでしょうよ。上に跳ね上がるなんて、あり得ません。
☆嘘はいけませんよ、嘘は。「忍び返し」のことは、知らなかったんなら、知らなかったと正直に言うべき。「ラバーとフェンスの間に当たった」「ネットに当たった」「忍び返しとか、そういうことは分からない」「球場の構造は認識していた」と、報道とセ・リーグの回答は、違うところが多すぎます。
☆で、こういう風に発言が二転三転する場合、嘘をついていることが多い。もしくはそもそも、ビデオ判定を適当にやっていたから、適当なコメントしか出てこないのか。いずれにせよ、厳正な判定をした結果、という風には、どう解釈しても、とても思えません。
☆判定は判定ですから、もう覆らないし、そのこと自体はもうあれこれ言っても仕方がない。でもどうもね、その後の対応、コメントを見てると、「ほんまにちゃんと仕事してるんかいな」としか言い様がありません。
☆自分の仕事、やったことに対して、胸を張って説明できるような仕事をして下さいな。
☆…先週のカープ。
▽9/8(火)マツダスタジアム
○広島 5 - 0 中日
勝 前田 12勝7敗0S
敗 八木 3勝6敗0S
ホームラン エルドレッド14号②(八木)
【D】八木 - 金子 - 祖父江 - 岡田
【C】前田 - 大瀬良 - 中崎
◇1回裏 エルドレッド 左中間へ先制2ランホームラン 広2-0中
◇5回裏 八木暴投、キャッチャー杉山悪送球 広3-0中
◇6回裏 1塁ランナー野間スタート、アウトになる間に3塁ランナー菊池は本塁生還 広4-0中
◇8回裏 エルドレッド サードへタイムリー内野安打 広5-0中
▽9/9(水)マツダスタジアム
△広島 3 - 3 中日
ホームラン 大島6号②(福井)
【D】大野 - 又吉 - 田島 - 浅尾 - 岡田 - 祖父江
【C】福井 - ヒース - 中崎 - 大瀬良
◇1回裏 エルドレッド レフト前先制タイムリーヒット 広1-0中
◇9回裏 シアーホルツ レフト前タイムリーヒット 広2-3中
小窪 センター前同点タイムリーヒット 広3-3中
▽9/10(木)マツダスタジアム
○広島 4 - 2 中日
勝 ジョンソン 11勝7敗0S
敗 又吉 6勝6敗0S
S 中崎 0勝6敗22S
【D】バルデス - 又吉 - 岡田
【C】ジョンソン - 中崎
◇5回裏 ジョンソン ピッチャーゴロ、ショートエルナンデス捕球ミス 広1-0中
◇8回裏 新井 センターへ同点タイムリーツーベース 広2-2中
石原 センター前勝ち越し2点タイムリーヒット 広4-2中
▽9/11(金)甲子園
○広島 3 - 0 阪神
勝 黒田 9勝6敗0S
敗 岩田 7勝9敗0S
S 中崎 0勝6敗23S
【C】黒田 - 中崎
【T】岩田 - 二神 - 高宮 - 歳内
◇3回表 エルドレッド レフト前先制タイムリーヒット 神0-1広
◇6回表 丸 ショートへタイムリー内野安打 神0-2広
◇7回表 鈴木誠 センターへタイムリーツーベース 神0-3広
▽9/12(土)甲子園
△広島 2 - 2 阪神
ホームラン エルドレッド15号(能見)
【C】戸田 - ヒース - 一岡 - 今村 - 大瀬良 - 中崎
【T】能見 - 福原 - 呉昇桓 - 安藤 - 高宮
◇1回表 エルドレッド ライトへ先制の犠牲フライ 神0-1広
◇4回表 エルドレッド レフトスタンドへ勝ち越しホームラン! 神1-2広
▽9/13(日)甲子園
○広島 3 - 0 阪神
勝 前田 13勝7敗0S
敗 岩崎 3勝8敗0S
S 大瀬良 3勝6敗2S
ホームラン エルドレッド16号(岩崎)
【C】前田 - ヒース - 大瀬良
【T】岩崎 - 二神 - 高宮 - 安藤 - 福原 - 呉昇桓
◇2回表 エルドレッド 右中間へ先制ホームラン 神0-1広
◇6回表 1塁ランナーエルドレッドスタート、アウトになる間に3塁ランナー菊池は本塁生還 神0-2広
◇9回表 堂林 レフト前タイムリーヒット 神0-3広
□6試合4勝0敗2分 勝率1.000(先週5試合2勝3敗 勝率.400)
得点20(3.3 先週2.4) 失点7(1.2 先週3.2)
本塁打3(0.5 先週0.4)
※( )内は1試合平均
◇打点
エルドレット8(4)
石原 2
新井 1(2)
丸 1(1)
シアーホルツ1
小窪 1
鈴木誠 1
堂林 1
※( )内は先週
☆打線はですねぇ、3本のホームランは、全てエルさん。打点も8でダントツなんですが、特筆すべきは、6試合中5試合で、エルさんが先制点を叩き出してること。しかもいずれも3回以内という、早い回。これは先行逃げ切り型のカープとしては、大きな力になった訳です。
☆一方、投手陣、これはね、嘘です、嘘(笑)。抑えすぎ。先週もそうですが、9月の投手陣は、異常な数字になってます。
◇セ・リーグ 9月成績(「エ」はエラー、「被」は被本塁打、「先発」は先発防御率、「救援」は救援防御率)
チ 試 勝 負 分 勝率
得 失 打率 本 盗 エ
被 防御 先発 救援
広 11 6 3 2 .667
32 23 .223 5 9 6
3 1.59 1.95 0.64
ヤ 7 4 2 1 .667
22 15 .244 4 9 1
4 2.08 1.85 2.53
巨 7 4 3 0 .571
33 29 .279 11 6 2
7 3.98 4.58 3.12
阪 10 4 5 1 .444
27 29 .225 1 1 5
7 2.49 2.83 1.78
D 8 3 5 0 .375
27 36 .274 9 2 7
9 4.10 3.14 6.52
中 11 3 6 2 .333
28 37 .207 3 6 8
3 2.80 2.70 2.97
☆えーっとですね、先発防御率はヤクルトに次いで2位、救援防御率はダントツの1位。またチーム防御率も唯一の1点台で、ダントツ1位。打線は11試合で32得点ですから、1試合平均で3点弱しか取れてないのですが、何せ防御率が1.59ですから、十分お釣りが来る訳です。
☆但し、この状態が続くとは、まず思えない。巨人は打線好調、DeNAも打ってます。またヤクルトも投手陣は頑張ってて、打線は元々いいですから、手強いことに変わりはない。巨人戦の後、12連戦になる訳ですから、投手陣の疲れは必ず出てきます。中日・阪神戦の時のように、負けないにせよ延長12回の試合なんてやってたら、少なくともリリーフ陣は、絶対持ちません。
☆その、今週のカープ。先述のように巨人戦の後は12連戦なので、とりあえず6連戦目までを。
▽9/15(火)巨人 (マツダ 18:00)
【C】ジョンソン 24試合11勝7敗 防御率1.90
vs.G 2試合1勝0敗 防御率0.00
【G】菅野 22試合9勝9敗 防御率2.03
vs.C 5試合3勝2敗 防御率1.17
▽9/16(水)試合なし
▽9/17(木)試合なし
▽9/18(金)中日 (ナゴヤドーム 18:00)
【D】バルデス 20試合3勝8敗 防御率3.28
vs.C 4試合2勝1敗 防御率1.73
【C】黒田 22試合9勝6敗 防御率2.59
vs.D 3試合0勝2敗 防御率4.00
▽9/19(土)中日 (ナゴヤドーム 18:00)
【D】八木 11試合3勝6敗 防御率4.35
vs.C 6試合3勝2敗 防御率1.03
【C】前田 25試合13勝7敗 防御率2.00
vs.D 4試合3勝1敗 防御率2.48
▽9/20(日)DeNA (マツダ 18:00)
【C】福井 19試合9勝5敗 防御率3.52
vs.De 4試合2勝1敗 防御率4.26
【De】井納 18試合4勝8敗 防御率3.13
vs.C 4試合1勝1敗 防御率4.26
▽9/21(月)DeNA (マツダ 13:30)
【C】戸田 32試合3勝2敗 防御率3.70
vs.De 5試合1勝1敗 防御率6.17
【De】三嶋 16試合5勝5敗 防御率4.50
vs.C 3試合2勝0敗 防御率1.35
▽9/22(火)ヤクルト (神宮 18:00)
【S】石川 22試合10勝9敗 防御率3.57
vs.C 6試合2勝3敗 防御率4.21
【C】ジョンソン 24試合11勝7敗 防御率1.90
vs.S 5試合3勝2敗 防御率2.72
▽9/23(水)ヤクルト (神宮 13:00)
【S】館山 8試合5勝2敗 防御率3.32
vs.C 1試合1勝0敗 防御率0.00
【C】野村 13試合4勝7敗 防御率5.02
vs.S 1試合1勝0敗 防御率2.57
▽9/24(木)巨人 (東京ドーム 18:00)
▽9/25(金)阪神 (マツダ 18:00)
▽9/26(土)阪神 (マツダ 14:00)
▽9/27(日)阪神 (マツダ 13:30)
▽9/28(月)DeNA (横浜 18:00)
▽9/29(火)ヤクルト (神宮 18:00)
☆巨人戦、先発は、ジョンソンと菅野。中4日のジョンソン、球数は多い人ですから、長い回は投げさせられません。打線の手厚い援護がほしいところ。
☆その後、12連戦の前半は、中日・DeNA・ヤクルトと、各2試合ずつ。中日戦、中日は、バルデスに八木か。カープは、中6日の黒田さんに、中5日でマエケン。DeNA戦、DeNAは井納に、三嶋か。カープは、福井・戸田。2戦目はジョンソンが中5日で来るかも知れませんが、K.O的には、次のヤクルト戦に回ってほしい。てな訳でヤクルト戦、ヤクルトは石川に館山、カープはジョンソンに、野村くんか。
☆苦手なピッチャーが結構多いカープ、中日はバルデス・八木、DeNAは三嶋、ヤクルトは館山と、打ててないピッチャーに多く当たります。また石川も最近好調。先週のように、点の取り方に知恵を絞らないと、「ほら打て」だけでは、点は取れません。エルさん対策も各チームしてくるだろうし、歩かされる場合も増えるはず。そうなってくると、前後のバッターがポイントになってきます。
☆新井さんがちょいとお疲れモード、また丸も状態が良くない。下位打線も当たっているとは言えず、足を使った攻めは必須。
☆そんな中、ホームランを1本損した田中くんが復調の気配、また堂林がタイムリー。相変わらず外の変化球は振っちゃうのですが、甘い球なら捉えてくれそうです。タイムリーの前のセンターフライも、フェンス手前まで飛びましたしね。
☆後は、丸なんですが…。阪神第3戦、岩崎に対しては、ちょっとマシになってました。技術的な修正はしてくるでしょうから、後はタイミングの問題。
☆一方、投手陣。12連戦中には、5番手、6番手が必要。中4日とかは、やめた方がいいと思います。戸田くん、野村くんあたりに頑張ってもらわなければ、いい戦い方はできないと思います。先発はカープの生命線ですから、マエケン・黒田さん・ジョンソンあたりに無理をさせて、星を落とすようなことがあれば、命取り。最低中5日は空けて、十分なパフォーマンスを発揮してもらうべき。
☆中継ぎは、先日も言ったように、一岡くん・今村くん・ヒースあたりがポイント。彼らがしっかり働いてくれれば、先発陣、大瀬良くん・中崎くんの負担は随分軽くなるはず。そういう意味では、この3人の出来がチームの命運を握る、と言ってもいい。
☆後はできれば、左に頑張ってもらいたいんですよね。江草・飯田くんは今のところ敗戦処理的な役割で使われてますが、河内のような、「左殺し」的な左腕がほしい。そういう使い方もしてみてほしいですね。
☆巨人戦に勝てば、上位との差も縮まり、菅野を攻略すれば勢いもつくし、借金も0になる。いいことづくめですわ。何としても勝ってほしいところ。坂本・阿部を抑えることと、その前にランナーを出さないことですね。
◇9月15日(火)の予告先発投手
○東京ヤクルトスワローズ
館山 昌平
8試合5勝2敗 防御率3.32 WHIP1.52
対YB 1試合1勝0敗 防御率1.50 WHIP0.67
VS (神宮 18:00)
○横浜DeNAベイスターズ
三浦 大輔
14試合5勝5敗 防御率4.28 WHIP1.29
対S 5試合3勝2敗 防御率4.33 WHIP1.52
○阪神タイガース
藤浪 晋太郎
24試合12勝6敗 防御率2.53 WHIP1.23
対D 1試合1勝0敗 防御率5.40 WHIP2.00
VS (甲子園 18:00)
○中日ドラゴンズ
大野 雄大
25試合11勝8敗 防御率2.43 WHIP1.03
対T 5試合3勝0敗 防御率0.69 WHIP0.81
○広島東洋カープ
K.ジョンソン
24試合11勝7敗 防御率1.90 WHIP1.11
対G 2試合1勝0敗 防御率0.00 WHIP0.80
VS (マツダ 18:00)
○読売ジャイアンツ
菅野 智之
22試合9勝9敗 防御率2.03 WHIP1.09
対C 5試合3勝2敗 防御率1.17 WHIP1.12
P.S. いやいや、今日はほんとにたくさんのアクセス・クリックを頂きました。本当にありがとうございます。今日からは巨人戦、先発は、カープがジョンソン、巨人が菅野。エルさんがマークされた時に、チームでつながっていけるか。松山あたりに頑張ってほしいですな。何としても勝ちましょう!
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source : K.Oのカープ・ブログ。