▽スタメン
① 8 丸
② 4 菊池
③ 3 新井
④ 7 エルドレッド
⑤ 5 小窪
⑥ 9 鈴木誠
⑦ 6 田中
⑧ 2 石原
⑨ 1 ジョンソン
☆先発は、カープがジョンソン、中日がバルデス。バルデスは意外にストレートで勝負してくるので、引きつけて逆方向へ。カード勝ち越しへ。
(D)1回表
①大島ピッチャーゴロ、②荒木ショートゴロ、③ルナ見逃し三振、この回三者凡退、無失点。…大島は外角カーブ、荒木は外角低めチェンジアップ、ルナは内角低めカットボール。
(C)1回裏
①丸ファーストゴロ、②菊池セカンドフライ、③新井ライトフライ、この回三者凡退、無得点。…丸は外角低めストレート、菊池は内角ストレート、新井さんはフルカウントから内角低めストレート。
(D)2回表
先頭④平田 四球
無死1塁
⑤和田セカンドゴロゲッツー、⑥エルナンデスファーストゴロ、この回無失点。…和田は初球外角ボール球ツーシーム、エルナンデスは初球内角ツーシーム。
(C)2回裏
④エルドレッド 見逃し三振…フルカウントから内角低めストレート。
1死
⑤小窪 レフト前ヒット…外角低めチェンジアップ。
1死1塁
⑥鈴木誠 センターフライ…内角低めチェンジアップ。
2死1塁
⑦田中 セカンドゴロを荒木ファンブル…外角ストレート。チャンス。
2死1・2塁
⑧石原 ショートゴロ、この回無得点。…外角低めチェンジアップ。ここはミスに突け込みたかった。
(D)3回表
⑦赤坂セカンドゴロ、⑧杉山ショートゴロ、⑨バルデスショートゴロ、この回三者凡退、無失点。…赤坂は初球ど真ん中ツーシーム、杉山は外角低めボール球カーブ。
(C)3回裏
先頭⑨ジョンソン レフト前ヒット…内角低めストレート。ジョンソンが出ました。
無死1塁
①丸 ピッチャーゴロ…内角スライダー。
1死1塁
②菊池の時、丸盗塁…チャンス。
1死2塁
②菊池ライトフライ、③新井レフトフライ、この回無得点。…菊池は外角ストレート、新井さんは内角スライダー。バルデス攻略は、打ち上げないことです。
(D)4回表
①大島・②荒木連続三振、③ルナセカンドゴロ、この回三者凡退、無失点。大島は外角低めボール球カットボール、荒木は内角低めボール球カットボール、ルナはフルカウントから外角カットボール。この回はカットボール主体。
(C)4回裏
④エルドレッドキャッチャーファウルフライ、⑤小窪センターフライ…エルさんは初球真ん中低めスライダー、小窪は真ん中低めストレート。上げちゃダメです。
2死
⑥鈴木誠 サード内野安打…外角スライダー。もうちょっと引きつけて。
2死1塁
⑦田中の時、鈴木誠盗塁失敗、この回無得点。
(D)5回表
④平田ライトフライ、⑤和田セカンドゴロ、⑥エルナンデスライトフライ、この回三者凡退、無失点。平田は初球外角カーブ、和田は外角カットボール、エルナンデスは内角ストレート。エルナンデスにはストレート主体。ジョンソン、5回までノーヒットピッチング。
先頭⑦田中 ライトへツーベース…これはど真ん中ストレート。
無死2塁
⑧石原 ライト前ヒット…外角高めストレート。このバッティングでOK。さあチャンス。
無死1・3塁
⑨ジョンソン ピッチャー前へ送りバント、2塁ホースアウトもエルナンデス捕球ミス、その間に3塁ランナー先制のホームイン
1死1塁
①丸 ショートゴロ…フルカウントから外角ストレート。
2死1塁
②菊池 四球…さあまたもやチャンス。
2死1・2塁
③新井 セカンドゴロ、この回1点。…外角低めストレート。反対方向に転がす、というバッティングは間違ってないと思います。
(D)6回表
⑦赤坂三振、⑧杉山ショートゴロ、⑨バルデスセンターフライ、この回三者凡退、無失点。…赤坂は内角低めボール球カットボール、杉山は内角高めストレート。どの球種も生きてますね。
(C)6回裏
先頭④エルドレッド センター前ヒット…外角ストレートをセンター返し、ゴロのヒット。これでOK。
無死1塁
⑤小窪 セカンドゴロゲッツー…外角ストレート。う~ん、逆方向へ転がしたんですが。
2死
⑥鈴木誠 レフト前ヒット…内角ストレート。
2死1塁
⑦田中 ファーストゴロ、この回無得点。…外角スライダー、ランエンドヒット、赤坂ダイビングキャッチ。う~ん、惜しい(>_<)
(D)7回表
①大島セカンドゴロ、②荒木三振、③ルナショートゴロ、この回三者凡退、無失点。…大島は真ん中低めストレート、荒木は内角低めボール球カットボール、ルナは外角低めカットボール。まだノーヒットですよ。
(C)7回裏
⑧石原ライトフライ、⑨ジョンソン三振、①丸見逃し三振、この回三者凡退、無得点。…石原は外角高めストレート、丸は外角低めストレート。いやいや、ピッチャーはコントロールだってことを、バルデスのピッチングは教えてくれます。
先頭④平田 四球
無死1塁
⑤和田 ライトフライ…外角高めカットボール。
1死1塁
⑥エルナンデス 四球…ちょっと浮き出してますね。う~ん、この四球は痛い(>_<)
1死1・2塁
⑦赤坂 ライトファウルフライ、2塁ランナー3塁へ。…外角ツーシーム。
2死1・3塁
⑧杉山 レフト前タイムリーヒット、広1-1中、レフトエルドレッド悪送球、1塁ランナーもホームイン、中日逆転、広1-2中。…真ん中高めカットボール、これが初ヒット。このミスは痛い(>_<)
2死2塁、⑨バルデスに代打福田。
⑨福田 四球
2死1・2塁、1塁ランナー福田に代走松井佑。
①大島 セカンドゴロ、この回2失点。…内角ストレート。ノーヒットノーランが一転、天国から地獄へ。この終盤での逆転はつらい(-_-;)
先頭②菊池 四球…一度も振りませんでした。珍しい(笑)。
無死1塁
③新井 センターへ同点タイムリーツーベース
無死2塁、代走赤松。
④エルドレッド ストレートの四球
無死1・2塁
⑤小窪 送りバント
1死2・3塁、⑥鈴木誠に代打松山。投手岡田(D)。代打松山の代打梵。
⑥梵 四球…最後はストレートがワンバウンド。
1死満塁
⑦田中 ショートゴロ…外角ストレート。う~ん、ここは田中くんが返すところ(>_<)
2死満塁
⑧石原 センター前勝ち越し2点タイムリーヒット
2死1・2塁、⑨ジョンソンに代打下水流。…頑張れ下水流。
⑨下水流 サードゴロ、この回3点。…フルカウントから外角低めストレート。カウント2ー0からの3球目の内角低めボール球ストレートに手を出し空振り。これがいけませんでした。
(D)9回表、投手中崎(C)。⑤小窪に代わりライト野間、レフト赤松、レフトエルドレッドがファースト、サード梵。
②荒木外角ストレートにセンターフライ、③ルナ初球真ん中低めストレートにショートゴロ、④平田ど真ん中スライダーにショートゴロ、この回三者凡退、無失点、ゲームセット(/--)/~~~
中日21回戦(広8勝12敗1分 18時00分 マツダスタジアム 30028人)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
D 0 0 0 0 0 0 0 2 0 2
C 0 0 0 0 1 0 0 3 X 4
勝 ジョンソン 24試合11勝7敗
敗 又吉 57試合6勝6敗
S 中崎 58試合0勝6敗S22
【中日】
打 安 点 打率 本
① 8 大島 4 0 0 .257 6
② 4 荒木 4 0 0 .250 0
③ 5 ルナ 4 0 0 .303 8
④ 9 平田 2 0 0 .289 13
⑤ 7 和田 3 0 0 .289 5
3 森野 0 0 0 .273 0
⑥ 6 エルナンデス
2 0 0 .262 9
⑦ 3 赤坂 3 0 0 .351 0
1 又吉 0 0 0 ---- 0
1 岡田 0 0 0 .000 0
⑧ 2 杉山 3 1 1 .208 3
⑨ 1 バルデス
2 0 0 .122 0
打 福田 0 0 0 .235 6
走7松井佑0 0 0 .200 0
計 27 1 1 .252 68
【広島】
打 安 点 打率 本
① 8 丸 4 0 0 .254 16
② 4 菊池 2 0 0 .268 8
③ 3 新井 4 1 1 .282 7
走 7 赤松 0 0 0 .143 0
④73エルドレッド
3 1 0 .239 14
⑤ 5 小窪 3 1 0 .327 1
9 野間 0 0 0 .237 1
⑥9鈴木誠3 2 0 .276 5
打 松山 0 0 0 .302 6
打 5 梵 0 0 0 .238 6
⑦ 6 田中 4 1 0 .271 6
⑧ 2 石原 4 2 2 .268 2
⑨ 1 ジョンソン
3 1 0 .154 0
打 下水流 1 0 0 .200 0
1 中崎 0 0 0 ---- 0
計 31 9 3 .251 93
【中日】
試 勝 敗 S 回 安 三 四 自 防御
バルデス
20 3 8 0 7 7 3 1 0 3.28
又吉 57 6 6 0 1/3 1 0 2 3 3.65
岡田 45 0 1 0 2/3 1 0 1 0 1.68
【広島】
試 勝 敗 S 回 安 三 四 自 防御
ジョンソン
24 11 7 0 8 1 5 4 1 1.90
中崎 58 0 6 22 1 0 0 0 0 2.87
◇盗塁 丸(3回)
◇失策 荒木(2回)エルナンデス(5回)エルドレッド(8回)
◇盗塁死 鈴木誠(4回)
◇【戦評】バッテリーの活躍で逆転勝ち 広島アスリート 2015-9-10 21:09
負ければ自力優勝が消滅するカープは中日相手に4-2で逆転勝利。借金を3に減らし、優勝への望みをつないだ。
先発のジョンソンは7回まで無安打ピッチングを見せたが、1点リードの8回に試練が訪れた。2つの四球で1死一、二塁のピンチを招くとタイムリーを浴びて同点に追いつかれると、さらにエルドレッドの暴投で逆転を許した。それでも、打線がその裏に逆転し、11勝目をあげた。
打線は0-0で迎えた5回に無死一、三塁からジョンソンの犠打をピッチャー・バルデスが二塁に送球、フォースアウト後にエルナンデスがボールを落球した隙をついて三走・田中が本塁に生還し1点を先制した。1-2で迎えた8回には無死一塁から新井がタイムリー二塁打を放ち同点に追いつくと、2死満塁として石原が値千金の勝ち越し2点タイムリーを放った。
☆いやいや全く、しんどいですわ。
◇快挙逃すも11勝目の広島・ジョンソン、“女房役”石原を「アメリカに連れて帰るかも」 サンケイスポーツ 9月10日 21時57分配信
(セ・リーグ、広島4-2中日、21回戦、中日12勝8敗1分、10日、マツダ)
広島のクリス・ジョンソン投手(31)が、八回二死まで無安打投球を披露した。
1-0で迎えた八回、2四球などで二死一、三塁とすると、杉山に左前に運ばれ、初安打を許し同点。“あと4人”に迫った快挙が崩れると、左翼手のエルドレッドの悪送球で一走の生還も許し、逆転を喫した。
ジョンソンにとって天国から地獄と思われたが、その裏に新井の適時二塁打で同点に追いつくと、女房役の石原が中前に勝ち越しの2点打を放ち、白星が届いた。これで、ジョンソンは11勝目(7敗)で、防御率を1・90まで下げてリーグトップの座を守った。
8回1安打2失点のジョンソンは、「ノーヒットノーランを達成できればよかったけど、チームに勝ちがついてよかった」とホッとした表情。勝利を呼び込む適時打を放った石原には「今まで試合を組み立ててくれて、ずっとパートナーとしてここまで来てるので、これからもずっと…。もしかしたらアメリカに連れて帰るかもわからないです」と話し、スタンドをわかせた。
防御率1・90には、「それもこれも隣りにいる石原のおかげ。1年間、今までバッテリーを組んできて、首を振ったことは一度もないと思うので、ほんとに彼には感謝しています」と全幅の信頼を寄せていた。
☆8回は、武器にしていたカットボールが浮き始め、できれば大瀬良くんを投入したかったところですが、前日2イニング投げてますからね。ジョンソンがこの回を2点で凌いだのが大きかった。
☆その裏、ピッチャーは又吉。先頭②菊池がよく見て四球、続く③新井さんが真ん中低めストレートをセンターへ同点タイムリーツーベース。ランナー1塁から長いので一挙に同点に追いつくという、理想的な展開。それにしても又吉、何でストレートなんでしょう。
☆無死2塁、代走は赤松。④エルさんストレートの四球で無死1・2塁、⑤小窪が送り1死2・3塁、⑥誠也くんに代打は松山、ここで中日は岡田にスイッチ、代打の代打に、梵。その梵が四球を選び1死満塁、続く⑦田中くんはショートゴロで2死満塁、ここで真打ち登場(笑)、バッターは、⑧石原。内角ストレートをきっちりセンターへ転がして、勝ち越しの2点タイムリー。ここもストレートなんですよね。
☆前日田島がフォークを打たれたというのがあったんでしょう、又吉くんは新井さんに対して、ストレート勝負。ならば外か内か、高いか低いか、はっきりした勝負球が必要。あそこはスライダーでよかったと思います。
◇新井雄叫び同点打!崖っぷちカープ救う 打球に向かって「行け、コラァ!!」 デイリースポーツ 9月11日 6時59分配信
「広島4-2中日」(10日、マツダスタジアム)
広島が敵地3連戦に希望をつないだ。1点を追う八回、新井貴浩内野手(38)が同点二塁打を放つと、2死満塁から石原慶幸捕手(36)が勝ち越しの2点適時打。負けられない戦いが続く9月戦線で、低迷期を知る2人が勝機を開いた。首位阪神と4・5差。黒田を初戦に立てる直接対決で鯉が躍る。
祈りにも似た声は、絶叫へと変わった。「行け、コラァ!!」。勝利への魂を込めた白球は、左中間を真っ二つに破った。二塁ベースに立ち、新井は激しく両手をたたき、また絶叫した。「負けられない」チームを救った。
「前の打席で2回とも得点圏で凡退。ジョンソンもいい投球をしたし、クソッと思いながら打席に入った」
八回、七回まで無安打投球を続けたジョンソンが、四球から崩れて逆転を許した直後の攻撃。菊池を一塁に置き、主砲が真ん中低め144キロ直球を狙った。
自身への怒りを力に変えて、フルスイングした打球が左中間を破る。菊池が俊足を飛ばして、同点のホームを踏んだ。「絶叫?あまり覚えてないな。負けられないし、ジョンソンを見殺しにしたくない。すごく気合が入ってた」。試合後、疲れ切った表情で、新井は勝利の余韻に浸った。
38歳に背中を押されたのは、36歳の石原だ。同点の2死満塁から勝ち越しの2点中前適時打。
「新井さんが打って、みんなでつくってくれたチャンス。ジョンソンにも勝ちが付く場面。なんとしても打ちたいと思っていました」
若手主体のチームに黒田、新井が戻った。低迷期を支えてきた男たちの再集結。「プレーする姿やグラウンド外でも、見ているだけでお手本になる」と石原は言う。新井はベンチから自身の安打以上に後輩の勝ち越し打を喜んだ。「チームとして刺激になるし、していかないといけない」。そんな背中に、石原はカープの未来を重ねた。
緒方監督もベテランの意地に最敬礼。「この1勝は非常に価値がある」と感謝した。11日からは甲子園で首位阪神との3連戦に挑む。残り20試合で4・5差。逆転優勝には限りなく厳しい数字が並ぶが、石原がチームの総意を代弁する。「どんな形でも勝つことが一番大事。勝つしかない」。1勝、そして必勝の先に、奇跡があると信じて戦う。
◇ジョンソン救った広島ベテラン2選手 緒方監督「若い選手も見習ってほしい」 Full-Count 9月11日 7時10分配信
◆助っ人左腕が7回まで完璧投球、新井「ジョンソンを見殺しにしたくなかった」
広島は10日、マツダスタジアムで行われた中日戦に4対2で勝利した。負ければ自力優勝が消える試合で、ベテラン2人の活躍が光った。
先発のジョンソンは7回までノーヒットと完璧な投球を見せた。しかし、1点リードで迎えた8回、「(記録を)意識していたかもしれない」という左腕が2四球でピンチを作り、杉山に打たれた初安打で逆転を許した。味方のエラーも絡んだ失点に、試合後のジョンソンに笑顔はなかった。
そんなジョンソンを救ったのが、4番の新井、そして女房役の石原だった。逆転された直後の8回裏、「ジョンソンを見殺しにしたくなかった。すごく気合が入った」という新井のタイムリー二塁打で同点。さらに二死満塁となり、石原がセンター前に勝ち越しの2点タイムリーを放った。
やや詰まり気味の打球だったが「どんな形でも点が入ればいいと思った」という殊勲打は、同点打を放った新井が「あいつの中にもジョンソンへの思いがあったはず」という気合の一打だった。
緒方監督も「甘い球をひと振りで仕留める。若い選手もああいうところを見習ってほしい」というベテランの活躍で、チームは上位進出へなんとか踏みとどまった。
☆ベテランというのは、経験上、大事な場面で、どういう風に気持ちを持っていったらいいのか、その気持ちの持って行き方を知ってるんですよね。熱くなっていた新井さんですが、インパクトの瞬間には、集中力を発揮していたはず。熱くなりながら、どこかで冷静にプレーに集中する。その集中力がないと、力んで打ち上げたりするんですよね。
☆石原も元来は器用なタイプではありませんが、一番ヒットになる確率が高い、センターへゴロで転がしたタイムリー。きちんと計算していたと思います。
☆野球を知る、というのは何も技術や知識だけでなく、どうやったら試合で活躍できるのか、大事な場面で打てるのか。集中の仕方やメンタルトレーニング、試合への入り方、打席の作り方など、本や知識だけでは学べないことは、たくさんあります。
☆そういうことは、試合の中でしか、ベテランや先輩の背中を見ることでしか学べない。またそういうことは人から教えられるものではなく、自分で学ぶしかないのです。
◇広島田中が好走塁で生還!夢中で塁審アピールの隙に 日刊スポーツ 9月10日 19時55分配信
<広島4-2中日>◇10日◇マツダスタジアム
広島が田中広輔内野手(26)の好走塁で先制点をもぎ取った。
5回の先頭で打席に立つと、右翼への二塁打で出塁。石原の右前打で三塁へ進むと、無死一、三塁。打席に先発のジョンソンが立った。
ジョンソンの投前バントに、中日先発のバルデスは二塁に転送。これが封殺となった。
だが遊撃エルナンデスは完全捕球後、握り損ねてボールを落としてしまった。判定はアウトだったが、エルナンデスが二塁塁審にアウトのアピールに夢中になっている間に、田中は三塁から一気に生還した(記録はエルナンデスの失策)。わずかな隙を突いた走塁が光る先制劇になった。
◇二宮清純「追球カープ」 「ヤマ張り」の勧め 広島アスリート 2015-9-7 06:00
打つ時は親の仇を相手にしているような凄まじさだが、沈黙すると瀬戸の夕なぎのようにおとなしい。それがカープ打線の特徴である。
巨人・菅野智之や東京ヤクルト・小川泰弘、中日・大野雄大のような一線級を相手にすると、途端に借りてきた猫のようになる。
「お前は二流には強いが、一流はさっぱり打てんのぉ」。南海時代、鶴岡一人監督から、嫌味たっぷりにいわれ、奮起したのが、若き日の野村克也である。
鶴岡がいう「一流」とは、西鉄のエース稲尾和久のことだった。実際、野村は稲尾の内角に食い込むシュートと外に鋭く曲がるスライダーのコンビネーションに手を焼いていた。
「稲尾にも、どこかにクセはあるはず」。野村は目を皿のようにして、マウンド上の稲尾を凝視し続けた。
ついに発見した。振りかぶった際、右手からのぞくボールの白地の部分が、まっすぐよりスライダーの方が大きいのだ。握りに原因があった。こうして、野村は鉄腕の攻略に成功したのである。
監督時代、野村は打者に「ヤマを張れ」と口をすっぱくして言っていた。しっかりと配球を読み、クセを研究し、バットを振り抜く根拠があれば迷うな、というのが真意である。決してイチかバチか、ヤマカンで勝負しろ、と言っていたわけではない。
私は監督時代の野村から、ことバッティングに関し、やれグリップの位置が高いだの低いだの、スタンスの幅が広いだの狭いだのという話を一度も聞いたことがない。
「投げてくるボールさえわかれば、プロなら打てる」。それが野村の持論だった。
天敵を攻略しようと思えば、いつもと同じことをやっていてはダメだ。ある程度のエビデンスが出揃えば、ヤマを張ることも必要である。
【セ・リーグ】
▽ヤクルト 3 - 1 DeNA (神宮)
ヤクルトは2回裏、大引がソロを放ち先制する。その後は4回に山田のソロで加点すると、8回には畠山の適時打でリードを広げた。先発・石川は、7回途中無失点の好投で今季10勝目。敗れたDeNAは、打線が3安打1得点と沈黙し、好投した先発・石田を援護できなかった。
▽阪神 4 - 5 巨人 (甲子園)
巨人は2点リードで迎えた6回表、阿部の2ランで加点する。その後1点差とされるも、8回に坂本がソロを放ち、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・ポレダが7回途中3失点と試合をつくり今季8勝目。敗れた阪神は終盤に追い上げを見せるも、あと一歩及ばなかった。
☆石川は最近、いいですね~。気持ちが充実してるんだと思います。巨人はまだまだ、阿部と坂本、高橋由のチームですな。
① 阪神 125 65 59 1 .524 -
① ヤク 125 65 59 1 .524 -
③ 巨人 127 64 62 1 .508 2.0
④ 広島 123 59 62 2 .488 2.5
⑤ 横浜 127 57 69 1 .452 4.5
⑥ 中日 129 55 71 3 .437 2.0
☆借金は3、首位とのゲーム差は、4.5。3以内になったら、面白い。
◇9月11日(金)の予告先発投手
○阪神タイガース
岩田 稔
23試合7勝8敗 防御率3.48 WHIP1.30
対C 4試合0勝2敗 防御率5.23 WHIP1.60
VS (甲子園 18:00)
○広島東洋カープ
黒田 博樹
21試合8勝6敗 防御率2.75 WHIP1.15
対T 4試合2勝0敗 防御率3.96 WHIP1.44
☆おまけ。
◇85歳のカープ女子「一生の思い出」 ホームランガールの仕事なしも大満足 デイリースポーツ 9月11日 6時59分配信
「広島4-2中日」(10日、マツダスタジアム)
「私が元祖カープ女子!!1日ホームランガール体験」の3日目が実施され、この日は70代以上の代表として、カープ女子歴60年以上という85歳の草田カズヱさんが登場。年齢にちなんだ背番号85のユニホーム姿で声援を送った。本塁打はなく、スラィリー人形を手渡すことはできなかったが「残念でしたけど勝ったので。一生の思い出にさせていただきました」と感謝した。
☆いやいや、ほんとに「元祖カープ女子」は、勝利の女神ですな。
P.S. 今日もアクセス・クリックを頂きました。本当にありがとうございます。次は阪神戦、先発は、阪神が岩田、カープが黒田。この試合の模様は、後程。
にほんブログ村
source : K.Oのカープ・ブログ。