川上は投げられていないのでなんとも言えないが、１軍・２軍でそれぞれ３割以上打っている小笠原を戦力外にするというのはなんとも不可解な話である。少なくとも落合GMらしくはないだろう。
そもそも戦力であるという意味で言えば今季も一軍に上げていないのが不可解であり、一方戦力でないとすれば二軍で打席を与える意味も良くわからない。代打で３割打てる打者は貴重であり、また名前もあって相手が逃げての四球なども期待できるため、個人的には一軍に置いて貰いたい選手である。また終盤代打で登場する時の盛り上がりもなかなかのものがあり、捨てがたい存在ではなかろうか。二軍では守備にもついているようで、今更ではあるが起爆剤として一軍のスタメンで活躍する姿を見たいものである。
落合GMらしくないということで言えば、２年契約の最終年であり、落合GMの考えから離れた所で来季の構想がなされている可能性もあるのかもしれない。
人が老いるのは必定であるが、老いをもって見限られるのは我々の世代からしても非常に寂しい話である。老いによる能力の低下を理由に見限られるのであればいざ知らず、結果を出していても老いによって見限られるというのは理不尽であり、失礼な話でもある。終盤の勝負所で代打に出て、３割の数字を残せる選手が現在のプロ野球界にどれほどいるかと言えばほんの一握りであろう。二軍でもスタメンで多くの試合に出て３割５分近い数字を残しており、打撃能力の衰えはまだ見られない。
なんとも不可解な話であり、誤報であることを祈るばかりである。小笠原の一軍昇格を心待ちにしたい。
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source : シリコンバレーからドラゴンズを語る～GM編～