2015年10月15日木曜日
'15 CSファイナルステージ第1戦 SーG(神宮)。
▽スタメン
【ヤクルト】
① 8 上田
② 5 川端
③ 4 山田
④ 3 畠山
⑤ 7 バレンティン
⑥ 9 雄平
⑦ 6 大引
⑧ 2 中村
⑨ 1 石川
【巨人】
① 8 立岡
② 4 井端
③ 6 坂本
④ 3 阿部
⑤ 9 長野
⑥ 5 村田
⑦ 7 亀井
⑧ 2 加藤
⑨ 1 内海
(G)1回表
①立岡 セカンドゴロ
1死
②井端 四球
1死1塁
③坂本 ライトフライ
2死1塁
④阿部 泳ぎながらもセンター前ヒット
2死1・2塁
⑤長野 ライトフライ、この回無得点。
(S)1回裏
先頭①上田 四球
無死1塁
②川端 レフト前ヒット
無死1・2塁
③山田 サードフライ
1死1・2塁
④畠山 センター前ヒット
1死満塁
⑤バレンティン ショートゴロゲッツー、この回無得点。…内角スライダー。
(G)2回表
⑥村田 見逃し三振
1死
⑦亀井 ピッチャー内野安打
1死1塁
⑧加藤センターフライ、⑨内海ファーストゴロ、この回無得点。
(S)2回裏
⑥雄平レフトフライ、⑦大引レフトフライ
2死
⑧中村 四球
2死1塁
⑨石川 サードフライ、この回無得点。
(G)3回表
①立岡セカンドゴロ、②井端ショートファウルフライ、③坂本三振、この回三者凡退、無得点。
(S)3回裏
①上田 センターフライ
1死
②川端 センター前ヒット
1死1塁
③山田 サードゴロゲッツー、この回無得点。…外角低めシュート。
(G)4回表
先頭④阿部 ライト前ヒット
無死1塁
⑤長野 四球
無死1・2塁
⑥村田 送りバント…送らせましたね。
1死2・3塁
⑦亀井 ショートフライ
2死2・3塁
⑧加藤 敬遠ぎみの四球
2死満塁
⑨内海 三振、この回無得点。
(S)4回裏
先頭④畠山 レフトスタンドへ先制ホームラン、ヤクルト先制、ヤ1-0巨。…2球続けた内角ストレート。
無死
⑤バレンティン三振、⑥雄平見逃し三振
2死
⑦大引 四球
2死1塁
⑧中村 見逃し三振、この回1点。
(G)5回表
先頭①立岡 レフト前ヒット
無死1塁
②井端 ファーストゴロ、ランナー2塁へ。
1死2塁
③坂本 レフトスタンドへ逆転2ランホームラン、巨人逆転、ヤ1-2巨。…外角高めシンカー。
1死
④阿部セカンドゴロ、⑤長野サードゴロ、この回2点。
(S)5回裏、⑨石川に代打荒木。
先頭⑨荒木 レフト前ヒット
無死1塁
①上田送りバントはキャッチャーフライ、②川端センターフライ
2死1塁、投手田原誠(G)。
③山田 三振、この回無得点。…内角低めカーブ。
(G)6回表、投手ロマン(S)。
先頭⑥村田 死球
無死1塁
⑦亀井 ライト前ヒット
無死1・2塁、2塁ランナー村田に代走片岡。
⑧加藤 送りバント
1死2・3塁、⑨田原誠に代打アンダーソン。
⑨アンダーソン ライト前2点タイムリーヒット、ヤ1-4巨。…真ん中低めボール球ストレート。
1死1塁
①立岡三振、②井端レフトフライ、この回2点。
(S)6回裏、投手宮國(G)。セカンド井端がサード、セカンド片岡。
④畠山見逃し三振、⑤バレンティンサードゴロ、⑥雄平サードゴロ、この回三者凡退、無得点。
(G)7回表、投手松岡(S)。
③坂本 セカンドフライ
1死
④阿部 レフト前ヒット
1死1塁
⑤長野 センターフェンス際へヒット、バッターランナー長野は2塁へ向かう途中に走者を追い越しアウト…(^^;
2死1塁
⑥片岡 ファーストフライ、この回無得点。
(S)7回裏、投手マシソン(G)。
先頭⑦大引 ライト前ヒット
無死1塁
⑧中村 四球
無死1・2塁、⑨松岡に代打ユウイチ。投手山口(G)。⑨ユウイチに代打の代打田中浩。
⑨田中浩 ショートゴロ
1死1・2塁
①上田 詰まったサードゴロ、ランナーそれぞれ進塁
2死2・3塁
②川端 ショートライナー、この回無得点。
(G)8回表、投手久古(S)。
⑦亀井ファーストゴロ、⑧加藤三振、⑨山口見逃し三振、この回三者凡退、無得点。
(S)8回裏
③山田ライトフライ、④畠山レフトフライ、⑤バレンティン三振、この回三者凡退、無得点。…う~ん、クリーンナップが三者凡退ですか。
(G)9回表
①立岡 詰まったショートゴロ
1死、投手徳山(S)。
②井端 四球
1死1塁
③坂本 レフトフライ
2死1塁
④阿部 センター前ヒット
2死1・2塁、1塁ランナー阿部に代走寺内。
⑤長野 ショートフライ、この回無得点。
(S)9回裏、投手澤村(G)。サード井端がファースト、サード寺内。
⑥雄平ショートフライ、⑦大引詰まったピッチャーゴロ
2死、⑧中村に代打今浪。
⑧今浪 四球
2死1塁、⑨徳山に代打森岡。
⑨森岡 三振、この回無得点、ゲームセット。
ヤクルト 対 巨人 (ヤ1勝1敗0分 クライマックスシリーズ 18時01分 神宮 31502人)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
G 0 0 0 0 2 2 0 0 0 4
S 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1
勝 山口 1試合1勝0敗
敗 石川 1試合0勝1敗
S 澤村 1試合0勝0敗S1
ホームラン 畠山1号(内海) 坂本1号②(石川)
【巨人】
打 安 点 打率 本
① 8 立岡 5 1 0 .200 0
②453井端
3 0 0 .000 0
③ 6 坂本 5 1 2 .200 1
④ 3 阿部 5 4 0 .800 0
走 5 寺内 0 0 0 ---- 0
⑤ 9 長野 4 1 0 .250 0
⑥ 5 村田 1 0 0 .000 0
走 4 片岡 1 0 0 .000 0
⑦ 7 亀井 4 2 0 .500 0
⑧ 2 加藤 2 0 0 .000 0
⑨ 1 内海 2 0 0 .000 0
1田原誠0 0 0 ---- 0
打 アンダーソン
1 1 2 1.000 0
1 宮国 0 0 0 ---- 0
1 マシソン
0 0 0 ---- 0
1 山口 1 0 0 .000 0
1 沢村 0 0 0 ---- 0
計 34 10 4 .294 1
【ヤクルト】
打 安 点 打率 本
① 8 上田 3 0 0 .000 0
② 5 川端 4 2 0 .500 0
③ 4 山田 4 0 0 .000 0
④ 3 畠山 4 2 1 .500 1
⑤ 7 バレンティン
4 0 0 .000 0
⑥ 9 雄平 4 0 0 .000 0
⑦ 6 大引 3 1 0 .333 0
⑧ 2 中村 1 0 0 .000 0
打 今浪 0 0 0 ---- 0
⑨ 1 石川 1 0 0 .000 0
打 荒木 1 1 0 1.000 0
1ロマン0 0 0 ---- 0
1 松岡 0 0 0 ---- 0
打 ユウイチ
0 0 0 ---- 0
打 田中浩 1 0 0 .000 0
1 久古 0 0 0 ---- 0
1 徳山 0 0 0 ---- 0
打 森岡 1 0 0 .000 0
計 31 6 1 .194 1
【巨人】
試 勝 敗 S 回 安 三 四 自 防御
内海 1 0 0 0 42/3 5 3 3 1 1.93
田原誠 1 0 0 0 1/3 0 1 0 0 0.00
宮国 1 0 0 0 1 0 1 0 0 0.00
マシソン
1 0 0 0 0/3 1 0 1 0 -.--
山口 1 1 0 0 2 0 1 0 0 0.00
沢村 1 0 0 1 1 0 1 1 0 0.00
【ヤクルト】
試 勝 敗 S 回 安 三 四 自 防御
石川 1 0 1 0 5 5 3 3 2 3.60
ロマン 1 0 0 0 1 2 1 1 2 18.00
松岡 1 0 0 0 1 2 0 0 0 0.00
久古 1 0 0 0 11/3 0 2 0 0 0.00
徳山 1 0 0 0 2/3 1 0 1 0 0.00
◇走塁死 長野(7回)
◇巨人とソフトバンクが先勝…CSファイナルS 読売新聞 10月14日 22時7分配信
プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)は14日、セ、パ両リーグのファイナルステージ(6試合制、レギュラーシーズン優勝チームに1勝のアドバンテージ)が始まった。
セはレギュラーシーズン2位の巨人が優勝したヤクルトに4―1で逆転勝ちし、通算1勝1敗とした。パはリーグ優勝のソフトバンクが、レギュラーシーズン3位のロッテとの延長戦を3―2で制し、通算2勝0敗とした。パの第2戦の予告先発は、ソフトバンクがバンデンハーク、ロッテが古谷と発表された。
☆坂本が逆転弾、阿部が4安打。快勝と言っていいんじゃないでしょうか。
◇【巨人】原監督、初戦快勝も引き締め「まだまだ戦い半ば」内海の粘投を称賛 スポーツ報知 10月14日 22時31分配信
◆セ・クライマックスシリーズ最終S ▽第1戦 ヤクルト1─4巨人(14日・神宮)
CS第1Sを勝ち上がった巨人は、敵地・神宮に乗り込みセ王者のヤクルトと対戦し4―1で第1戦に逆転勝ち。勝敗をアドバンテージを含め1勝1敗のタイとした。0―1の5回に坂本がヤクルト先発・石川から決勝の逆転2ラン。6回に代打・アンダーソンの2点適時打で勝負を決めた。4年連続で最終S開幕投手を務めた内海が5回途中1失点。その後は小刻みな継投で逃げ切った。
原監督「内海は初回に併殺で0点に抑えたのが非常に良かった」とポイントに1死満塁の場面でバレンティンを遊ゴロ併殺打に封じた場面を挙げた。内海は4回2/3を畠山のソロ本塁打による1失点と粘り「みんなの力で1点に抑えたということ」と粘りの投球をたたえた。
初戦を制し1勝1敗のタイに持ち込んだが「まだまだ戦い半ば。結論を言うには早いでしょう」と手綱を緩めず、日本シリーズ進出へ気を引き締めていた。
◇【巨人】坂本「会心」の逆転V弾!石川粉砕しさあ並んだ スポーツ報知 10月15日 7時4分配信
◆セ・クライマックスシリーズ最終S ▽第1戦 ヤクルト1─4巨人(14日・神宮)
クライマックスシリーズ(CS)最終ステージ(S)がセパ同時に開幕し、セ・リーグは巨人がヤクルトに勝ち、対戦成績を1勝1敗(ヤクルトに1勝のアドバンテージを含む)とした。1点を追う5回、坂本が逆転2ラン。6回には代打アンダーソンが2点打を放った。先発の内海は毎回走者を出しながらも5回2死まで1失点と粘った。5番手の山口が白星を挙げ、最後は沢村が締めた。
痛めた首のことなど、どうでもよかった。ありったけの力で坂本は振り抜いた。「久しぶりに気持ちのいい、会心の当たりでした。内海さんが粘っこく投げていたし、いい場面で打てて良かった」。すぐには走り出さず、その場で視線を上げて打球がスタンドに消えるのを見届けた。首を傾けても、この時ばかりは痛みを感じなかった。
3度目の正直だった。1点を追う5回1死二塁。3ボール1ストライクから、狙いを定めたのはシンカーだった。「簡単には直球では来ない。浮いてきたら思い切って振ろうと思っていました」。初回に右飛、3回は空振り三振と、石川に打ち取られていた球種だった。読み通り、高めに抜けた122キロを捉えた。逆転2ラン。阪神とのCS第1Sで10打数2安打と沈黙したキャプテンが、復活のV弾を巨人ファンが待つ左翼席に突き刺した。
体はボロボロだった。第1S第3戦の6回、暴投の隙を突いて三塁から本塁にヘッドスライディング。地面から約1メートル、本人が「やばかったです」と振り返るほどの高さからダイブして得点したが、代償は大きかった。翌朝、目が覚めると、首の右側を中心に痛みが広がっていた。タッチをかいくぐろうと、ホームベースの右側に回り込もうとしたからだ。東京Dでの全体練習ではフリー打撃もノックも行わず、ハリ治療と電気治療に専念。自宅に帰っても極力、患部を動かさなかった。
周囲には「大丈夫です」と絶対に弱みは見せなかったが、万全ではなかった。100%の力でスローイングすると激痛に襲われ「ダメだ」とつぶやいた。試合開始30分前のベンチ裏。両手で首を持って目を閉じ、決戦の舞台へ。7回2死二、三塁の守備では、川端のライナーをキャッチしてピンチを切り抜けると、あまり感情を表に出さない男が、回転しながら何度もガッツポーズ。強い気持ちがあふれ出ていた。
クラブハウスから2本の試合用バットを手に球場入りした。「2本で大丈夫ですかね」と打ち損じて折れることを心配していたが、ひと振りでヤクルトを沈めた。これで対戦成績は1勝1敗。「相手にプレッシャーがかかると思うし、何とか勝ち上がって日本シリーズに行きたいです。首は普通に動けているので大丈夫です」。昨年は王者ながら阪神にまさかの4連敗を喫した最終S。主将のフルスイングでもぎとった1勝は、下克上への第一歩だ。
◇【巨人】アンちゃん、大きな2点打!CS男が代打で本領「チームのために」 スポーツ報知 10月15日 7時5分配信
◆セ・クライマックスシリーズ最終S ▽第1戦 ヤクルト1─4巨人(14日・神宮)
ボールをつぶすかのように、思い切りしばいた。1点リードの6回1死二、三塁。アンダーソンが代打出場。1ボール2ストライクと追い込まれながらも、ロマンの145キロ直球をたたいた。高く弾んだ白球は、前進守備の二塁・山田の頭を越えていく。右前への2点タイムリーだ。
「次の1点が大事なのは分かっていたので、どんな形でもチームが得点するような打撃を心がけた。上からたたいた分、打球が跳ねてくれた」。貴重な追加点に、一塁上では飛びっきりの笑顔がはじけた。
マジメな性格で、とにかく練習第一。自分で積み重ねてきたものだけを信じ、験担ぎをすることはない。しかし、自分以外に唯一頼るものがある。尊敬するカノー(マリナーズ)の映像だ。メジャー屈指の好打者は、同じ左打者。「あの打撃は本当にすごい」と、軸のぶれない安定感あふれる打撃を参考にしている。
だが、今回のCSに臨むにあたり、カノーではなく、自分の好調時の姿と自分を重ね合わせた。練習後、帰宅すると自室にこもり、自分の映像を見返した。「調子のいい時は、頭の位置が突っ込んでいない。軸がぶれないことを意識した」。9月下旬には18打席連続ノーヒットもあった。それでも次第に感覚を取り戻し、CS第1Sの阪神戦(東京D)では第2戦に代打本塁打。調子を決戦の秋に合わせてきた。
昨季の阪神とのCS最終S(東京D)。自らは16打数7安打、チームトップの打率4割3分8厘をマークした“CS男”。「坂本の一発がチームに勢いと勇気を与えてくれた。代打でも守備からでも、与えられた役割を僕はやるだけです」。勝負強さは、今年の秋も健在だ。
☆坂本は主力としての自覚を持ってプレーしてるし、それをちゃんと結果に出す。一方、「至宝」だ何だと騒がれたお方はどこへ行っちゃったか分からないのですが(笑)、アンダーソンはちゃんと自分の仕事をこなして、こうして残ってる。
◇【巨人】阿部「短く持って」今季初の4安打、猛打賞は4月以来 スポーツ報知 10月15日 7時5分配信
◆セ・クライマックスシリーズ最終S ▽第1戦 ヤクルト1─4巨人(14日・神宮)
ナインとスタッフが球場を引き揚げた30分後、阿部だけが1人遅れてベンチから姿を現した。試合後、ドーピング検査を受けていたためだった。「4安打したから、ドーピングを疑われちゃったよ」
そうおどけたくなるくらいの、固め打ちだった。まずは初回2死一塁。石川の外角低めシンカーを中前に打ち返すと、4回先頭では右前打。7回1死では外角直球にちょこんと合わせて左前へ運び、9回2死一塁でも中前打。いずれも得点にはつながらなかったが、ボディーブローのようにヤクルト投手陣にダメージを与え続けた。
阪神とのCS第1S(東京D)では指1本分短くバットを握っていたが、この日は指2本分短くした。「自分から(力を入れて)振り回さないから、いいかもしれない」と長打ではなく、単打でつなぐ意識が高いことを強調。レギュラーシーズンでの猛打賞は4月4日・阪神戦(東京D)のみだったが、大事な一戦で集中力を見せた。
一方、珍プレーにも遭遇した。一塁走者だった7回1死一塁。長野の中堅への飛球の行方を一、二塁間で追っていたところ、捕球前に打者走者の背番号7に追い越された。長野がアウトとなったが、阿部は「自分のミス。あれで流れが変わらなくてよかった。これからは、(相手野手が)捕ったのを確認して、審判をよく見て戻りたい」と反省した。
アドバンテージを含め、これで1勝1敗のタイ。背番号10は「明日も勝って、もっとプレッシャーをかけたい」と不敵に笑った。
☆…ということは万全ではないんでしょうが、今の自分にできることをやろう、ということ。これも、主力の自覚。
☆一方、投手陣。
◇【巨人】内海、“雑草魂”で粘った4回2/3、1失点 スポーツ報知 10月15日 7時4分配信
◆セ・クライマックスシリーズ最終S ▽第1戦 ヤクルト1─4巨人(14日・神宮)
いきなりの大ピンチだった。内海は初回から制球が安定せず、先頭の上田に四球を与え、川端、畠山の安打で1死満塁とされた。「初回は緊張で自分が自分ではないような感じがしました」。大きく深呼吸し、加藤のミットに向かって腕を振ることだけを考えた。バレンティンを遊ゴロ併殺打で切り抜けた。4年連続のCS最終Sの初戦先発という経験が勝った。
4回先頭で畠山に左越え本塁打を浴び、先取点こそ与えたが、4回2/3を5安打1失点。毎回走者を出しても粘る、真骨頂の投球だった。「CSのマウンドに立っている自分を想像し、この日のために準備していました」。勝利投手の権利目前の降板だったが、役割は十分に果たした。
8月の2軍練習中、1軍練習でG球場に来ていた加藤が、18勝で初の最多勝を獲得した当時のことを語りかけた。「テツ。俺、昨日、休みで暇だったから4年前と今のお前の違いを動画で比較して見てたわ」。入団時から知る女房役の一言に「そんなもの、見なくてもいいですよ」と笑って返したが、具体的なアドバイスはなくても、救われた気分になった。
加藤はこう振り返る。「伝えたかったのは“一人じゃないよ”ということ。投手はメンタルが大事。不安な気持ちは投球に表れる。僕も彼とバッテリーを組み、何度も勝たせてもらった。今度は僕が力になりたい」。2人は大事な試合でバッテリーを組み、チームを勝利へ導いた。
不本意なシーズンを送りながら、内海は初戦を託された。「貢献することができなかったので、力になりたかった。監督、コーチに感謝しています」。昨季は7回途中4失点で黒星を喫し、悪夢へつながる道を作っていた。1年後の同じ試合。自らの白星はなくても、チームの力になった。
☆バレンティンにも山田にも、勇気を持って内角を突いたんですよね。左ピッチャーが右バッターを打ち取ろうと思ったら、内角は攻めなきゃいけない。バレンティンや山田は怖いバッターですが、だからこそなおのこと内角は攻めなきゃいけないんですよね。
◇原監督の継投ズバリ!内海奮投、田原は山田斬り、山口2回完璧救援 スポニチアネックス 10月14日 22時23分配信
◇セ・リーグCSファイナルS第1戦 巨人4―1ヤクルト(2015年10月14日 神宮)
巨人・原監督の投手起用がピタリとはまった。先発の左腕・内海が4回2/3を5安打1失点の粘投。
勝ち投手の権利を目前した5回2死一塁で2番手の田原に代えたが、その田原が“トリプルスリー男”山田を空振り三振に仕留める。3点リードの7回には4番手のマシソンが無死一、二塁のピンチを招くと、迷わず山口にスイッチ。山口はピンチを無失点で切り抜け、続く8回も3者凡退と2回を無安打無失点で今ポストシーズン初勝利。9回は守護神・沢村が四球で1人走者を出しながらも締めた。
原監督は「内海は初回に併殺で0点に抑えたのが非常に良かった。みんなの力で1点に抑えたということ」と投手陣の踏ん張りを評価。それでも、ヤクルトのアドバンテージを含めて1勝1敗のタイになっただけとあって「まだまだ戦い半ば。結論を言うには早いでしょう」と表情を引き締めた。
☆山口は、マシソンの不調もあって、回跨ぎ。
◇【巨人】山口、炎の回またぎ!打者6人36球抑えた スポーツ報知 10月15日 7時5分配信
◆セ・クライマックスシリーズ最終S ▽第1戦 ヤクルト1─4巨人(14日・神宮)
心臓はバクバクだった。山口は覚悟を決め、開き直った。3点リードの7回2死二、三塁。首位打者・川端をフルカウントから内角直球で詰まらせて遊直。クールな男が、無意識に力強くグラブをたたいた。「緊張しました。どんな形でもいいからアウトを取ろうと思った」。試合後、報道陣に打ち取った球種を聞かれても、思い出せない。それほど興奮していた。
7回から登板したマシソンが無死一、二塁のピンチを招いて、バトンを受けた。「いつもマシソンには助けてもらっているので」。この回を無失点に抑えると、8回も続投。山田、畠山、バレンティンを3人で抑えた。打者6人を36球でピシャリで、勝利投手も転がり込んだ。2イニングは今季、7月15日のDeNA戦(横浜)の1度しかなかったが、大舞台で炎のイニングまたぎをみせた。
今季は60登板。その中で唯一、登板を直訴した試合があった。9月2日のヤクルト戦(金沢)。2点ビハインドの8回、投手コーチに珍しく「いかせてください」と志願して1回無失点に抑えた。負け試合だったが、逆転Vへ、勝利を諦めない気持ちが行動に表れた。終盤、気迫を前面に出して力強さを取り戻し、シーズンは9試合連続無失点でフィニッシュ。最高の状態でCSに突入した。
今季はリリーフに若手が台頭。現状、31歳の山口がブルペン最年長だ。練習中は宮国や戸根ら経験の浅い後輩に積極的に声をかけ、投手陣の結束を高める努力を惜しまない。試合中の肩の作り方など、背中で見せる存在感も絶大だ。「いい状態で投げられています。良かったです」。春先は不振に苦しんだ鉄腕が、秋風の吹く神宮で躍動した。
☆8年連続の60試合登板、これはね、もう異常(笑)。体も頑丈なんでしょうが、本人のたゆまぬ努力の賜物でしょう。戸根なんかは、この山口の影響をかなり受けてるんじゃないかなぁ。
☆さて、一方のヤクルト。
◇【ヤクルト】真中監督「平常モードに戻ってほしい」久しぶり公式戦で試合勘の差 スポーツ報知 10月14日 22時44分配信
◆セ・クライマックスシリーズ最終S ▽第1戦 ヤクルト1─4巨人(14日・神宮)
セ王者のヤクルトは巨人に4―1の逆転負けを喫し第1戦を落とした。勝敗はアドバンテージを含め1勝1敗のタイとなった。
ヤクルトの真中監督は試合後、「公式戦の緊張感から離れていたので(これで)平常モードに戻ってほしい」とCS第1戦を勝ち抜いてきた巨人との試合勘の差があったとした。
初戦に逆転負けを許したが、まだ1勝1敗の振り出し。「まだ1試合負けただけ。あした集中してやっていきたい」と王者の意地をることを誓った。
◇【ヤクルト】山田、バレが不発…セCS最終S1勝1敗 スポーツ報知 10月15日 7時4分配信
◆セ・クライマックスシリーズ最終S ▽第1戦 ヤクルト1─4巨人(14日・神宮)
全ては初回だった。ヤクルトは初回無死一、二塁、山田が内海の内角高め140キロ直球を打ち上げ、三飛。畠山の中前打で1死満塁の絶好機としたが、今度はバレンティンが遊ゴロ併殺打。主砲2人が大ブレーキとなった。
山田はルーキーだった11年以来、4年ぶりのCS出場だった。11月3日の中日とのCS最終S第2戦(ナゴヤD)で「1番・遊撃」でプロ初出場。「あのときは何も考えられなかった。とにかく夢中でした」と振り返る。4年間の成長を見せたかったが、この日は初回に続き、3回1死一塁で三ゴロ併殺打、5回2死一塁では空振り三振に倒れた。今季の対戦成績は打率2割1分9厘とリーグで最も悪い巨人に対し、4打数無安打に終わった。
もう1人の主砲・バレンティンも2三振を含む4打数無安打。試合途中でバットを変えるなど試行錯誤したが「初回の併殺打は相手のいいボールに対して、自分のスイングができなかった」と反省した。
だがまだ1勝1敗。真中監督は「(バレンティンは)内容も良くなかった。打順も考えてみます」と打線を再考し、巻き返しを図ることを示唆。山田も「ネガティブには考えないようにしたい。頑張るしかない」と前を向いた。
☆山田は巨人に対して、苦手意識があるんでしょうね。内海も内角高めストレートの後は外角低めシュートとうまく攻めてましたし、甘い球もありませんでした。一方バレンティンは、調整不足の感。K.Oならスタメンは外します。
☆第2戦の先発予想は、ヤクルトが小川、巨人がマイコラス。マイコラスから点が取れないようだと、ちょっと巨人有利に傾きそうです。
☆さて、カープの話題。
◇広島・菊池&丸に異例の強化指定!緒方監督が鬼指令“練習あるのみ” デイリースポーツ 10月14日 6時59分配信
広島の緒方孝市監督(46)が13日、マツダスタジアムで14日から始まる秋季練習を前にスタッフミーティングを行い、今季不振だった丸佳浩外野手(26)、菊池涼介内野手(25)による“キクマル”の巻き返しを今秋の重点ポイントに掲げた。屈辱のBクラス転落から再起を期す来季。田中広輔内野手(26)のさらなる成長とともに、指揮官が就任時にリーダーに指名した“キクマル”が再びキーマンになる。
日も暮れかかった午後5時半すぎ。早朝からマツダスタジアムでスタッフミーティングや、ドラフト指名候補の映像チェックなどを続けた緒方監督が、帰途に就く前に力強く語った。
「今いるメンバーをいかにして力をつけさせるか。中心になって引っ張れる選手が必要になる。今年の強化指定はキク(菊池)、丸、(田中)広輔、そういう選手が主になる。今季の成績では困る。練習しなくては」
今年不動のレギュラーを張った同級生の3人を指名した。野村前監督時代も含め、昨年までなら堂林や鈴木誠らレギュラー定着を目指す選手の名前が挙がっていたはず。それが昨秋の監督就任時にチームリーダに指名した“キクマル”に、特に強く奮起を促した。
3年ぶりのBクラス転落となった今季。丸は打率・249、19本塁打63打点に終わった。本塁打、打点は昨年並みだったが、打率は・310から大きく後退。リーグ最多143三振を喫するなど精彩を欠いた。
菊池も打率・254、8本塁打32打点と低調。昨年の打率・325、11本塁打58打点をすべて下回った。驚異の守備力は健在だったが、本来の力はこんなものではない。
菊池と丸は2年連続全試合に出場し、不動のレギュラーを務めた。2年目の田中は初めて規定打席に到達し、打率・274、8本塁打45打点と及第点も、遊撃守備でリーグワースト22失策は改善の必要がある。次代を担う3人だからこその強化指定だ。
指揮官は11月1日から始まる予定の日南秋季キャンプについて「実戦をかなり増やす。1、2軍をはっきり分ける。秋から競争で絞っていく」と明言。大人数を1軍メンバーに加えた昨秋とは一変。今季の反省を踏まえ、練習成果を実戦で出せるよう工夫。さまざまな方針転換を図る。
丸はシーズン終了後「課題はたくさんある。キャンプまでに課題の優先順位を決めたい。今季はふがいなかった」と反省していた。“キクマル”ならば巻き返す。指揮官の期待の大きさは、来季も変わらない。
☆なるほど。これで1軍に残れなかった選手が、オフの間に目の色を変えてくれたらいいんですけどね。
☆菊・丸は課題ははっきりしてるんでしょうから、まずはそこの解消ですね。結果を残せなかったんだから、練習して下さいな。
◇3年目の辻2回0封!支配下登録へ前進 デイリースポーツ 2015年10月14日
「フェニックスリーグ、広島5-11西武」(13日、日南)
広島の育成・辻空投手(21)が、みやざきフェニックス・リーグ西武戦に中継ぎで登板し、2回1安打無失点と好投した。直球は最速149キロを計測。力でねじ伏せる投球で来季の支配下登録へ向けて、また一歩前進した。
日南の空の下で辻が躍動した。直球で押しまくり西武打線を牛耳った。「真っすぐが良かった。ランナーを出しても落ち着いて投げられた」と表情を崩した。来季の支配下登録を勝ち取るために続く戦いで、また一つ結果を残してみせた。
パワーピッチャーの本領を発揮した。六回から登板し、自己最速の151キロにあと2キロに迫る149キロを計測。七回、先頭打者に中前打を許しても動じない。後続をピシャリと抑え2回1安打無失点と任務を全うした。
育成選手の契約期間は3年。今年はその最終年だ。4月に肋骨(ろっこつ)を骨折した時は支配下登録を諦めかけたが、佐々岡2軍投手コーチらに励まされ奮い立った。「今も骨はくっついていない。左手がしびれる時がある」という。それでも恐怖心はない。全力で腕を振り抜き、直球で勝負するだけだ。
前回11日のロッテ戦(天福)も2回無失点に抑え、2試合連続で好投した。佐々岡コーチは「真っすぐで空振りが取れるのは魅力。去年の秋に初めて見た時、一番鍛えがいがあると思った。残りもいいものを見せてほしい」と期待を寄せた。
背番号を3桁から2桁にするためにラストスパートを掛ける。「結果を残し続けたい」。自らの武器と同じように、まっしぐらに突き進む。
☆まだまだ課題はたくさんあるんでしょうが、ストレートは魅力。全力を出し切って、支配下、勝ち取って下さい。
◇広島 ドラ1候補に大商大・岡田、仙台大・熊原…スカウト会議 スポニチアネックス 10月14日 7時1分配信
広島は13日、広島市南区の球団事務所でスカウト会議を開き、ドラフト1位指名候補として大商大・岡田明丈、仙台大・熊原健人の両右腕投手が急浮上した。岡田はMAX153キロの直球と多彩な変化球、熊原は同152キロの直球とフォークを武器とし、ともに即戦力として期待。
1位指名候補には他に県岐阜商の最速152キロ右腕・高橋純平投手、明大の長身左腕・上原健太投手、トヨタ自動車の木下拓哉捕手らの名前も挙がるが、絞り込むまでには至っていない。他球団の動向を見つつ前日21日にも東京都内で会議を開くが、最終決定は22日のドラフト当日までズレ込む可能性もある。
☆上原は4年時に調子を落としたようですが、貴重な左腕ですからね。先発候補を獲るのか、中継ぎ候補を獲るのか。ドラフトの話は、また追々やります。
◇【広島】マエケン去就は「プレミア12」後に スポーツ報知 10月14日 7時5分配信
広島が、近い将来のメジャー挑戦願望を持つ前田健太投手(27)との話し合いを、11月8日から日本と台湾で初開催される国際大会「プレミア12」終了まで行わないことが13日、分かった。14日からマツダで始まる秋季練習には、代表入りした前田も参加予定。球団幹部は「プレミアが終わってからになる」と説明した。
7日の中日戦(マツダ)で敗れ、CS進出を逃した。前田は試合後に「家族、球団とも話し合って決めていくと思う」と今後について言葉を選び、この日まで休日を過ごした。13年オフに、球団が権利を持つポスティングシステムを使っての米球界挑戦の意向を表明。不本意な成績に終わった昨オフは球団は容認しなかったが、15勝(8敗)で最多勝と結果を残した今オフは、本人の意向を確認しながら、慎重に検討して判断する方針を固めている。
個人としては充実したシーズンを送った右腕は、昨秋の日米野球に続き、今大会も代表で背番号「18」を背負うことになった。去就に注目が集まるなか、当面は目前の大会に集中することになる。
◇マエケン MLB挑戦願望示唆「コロコロ変わるようなら口にしない」 スポニチアネックス 10月15日 7時4分配信
広島の前田健があらためて近い将来のメジャー挑戦願望を示唆した。マツダスタジアムで始まった秋季練習に参加後、意思を問われ「気持ちがコロコロ変わるようなら、口にしない」と語った。
11月8日から台湾、日本で初めて開催される国際大会「プレミア12」に日本代表のエースとして参戦予定。球団幹部は「話し合いはプレミアが終わってから」としており、大会期間中はプレーに専念させる構えだ。前田健は「球団が(大会が)終わってからと言うなら、話すことは何もないです」とした。
☆…いってらっしゃい(--)/~
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source : K.Oのカープ・ブログ。