2015年10月22日木曜日

'15 ドラフト、直前情報。


◇ドラフト直前情報 各球団の1位指名選手は/一覧 日刊スポーツ 2015年10月19日7時51分

 10月22日(木)のプロ野球ドラフト会議まで1週間を切った。各球団の1位指名選手は誰なのか、アッと驚く隠し玉選手はいるのか? 現時点で1位指名選手を明言しているのは楽天のみ(平沢大河内野手=仙台育英)。ドラフト直前の12球団の動きを追う。

▽ヤクルト
【1位指名最有力候補選手】
高山俊外野手(明大)
 高山を1位指名の最有力候補に挙げている。昨年まで2年連続最下位だったチームは、3年連続で即戦力投手の1位指名を続けてきたが、強力打線の強化を課題の1つに挙げていた。本拠地神宮で活躍する6大学の「安打製造機」が入団すれば、山田、畠山、川端らの生え抜き打線が、さらに厚みを増す。9月25日はスカウト3人体制で視察。鳥原チーフスカウトは「いとも簡単に記録(東京6大学で最多タイの127安打)に並ぶのはすごい。バッティングは1軍選手と遜色ない。足と肩は即戦力。レギュラーを取る力がある」と言った。

▽巨人
【1位指名候補選手】
高橋純平投手(県岐阜商)
小笠原慎之介投手(東海大相模)
熊原健人投手(仙台大)
今永昇太投手(駒大)
上原健太投手(明大)
岡田明丈投手(大商大)
高山俊外野手(明大)
吉田正尚外野手(青学大)
平沢大河内野手(仙台育英)
オコエ瑠偉外野手(関東第一)
 9月29日、スカウト会議を行い、ドラフト指名候補を67選手に絞った。1位指名候補として、世代、ポジション別に10選手を挙げた。従来の候補に加え、夏の甲子園で活躍したオコエと平沢を、新たに最上位の評価に加えた。山下スカウト部長は2選手について「甲子園ですごく評価を上げた。必ずレギュラーになれる」と話した。一方で山下部長は「即戦力のピッチャーでいくのか。それとも即戦力の野手か。まだ決まっていない。例年通り、当日まで」と話した。以前からの1位候補として、高校生投手では小笠原と高橋を挙げた。大学生投手では熊原、今永、上原、岡田を挙げた。大学生野手では高山、吉田の両外野手を挙げた。本格派の即戦力投手として、熊原の評価は一貫して高い。また山下部長は、指名全体の方針として「昨年より多いのは間違いない」と話し、育成選手としての指名候補としても10選手をリストアップしたと説明

▽阪神
【1位指名候補選手】
高橋純平投手(県岐阜商)
小笠原慎之介投手(東海大相模)
高山俊外野手(明大)
【その他指名有力選手】
山本武白志内野手(九州国際大付)
坂本誠志郎捕手(明大)
谷田成吾外野手(慶大)
原樹理投手(東洋大)
 9日、スカウト会議を開催し、1位候補12人を含む70人をリストアップ。4~5人程度の指名になる予定で、佐野統括スカウトは「順位付けはしていません。その日の朝に決まるんじゃないですか」と説明。1位候補には高橋、小笠原の両投手に加え、高山も入ったとみられる。マートンが退団濃厚で、手薄になる外野手には即戦力選手を求めており、高山以外にも慶大の「ヨシノブ2世」こと谷田も上位候補に挙がる。また巨人の4番として活躍した元ロッテ監督功児氏を父に持つ山本が、70人の最終候補に名を連ねた

▽広島
【1位指名候補選手】
上原健太投手(明大)
高橋純平投手(県岐阜商)
熊原健人投手(仙台大)
岡田明丈投手(大商大)
 13日にスカウト会議。1位候補を12人に絞り込んだが、会議直前まで1位指名選手を決定しない方針も固めた。投手を基本線としており、上原、高橋らをリストアップ。昨年の有原、一昨年の大瀬良らのケースと異なり、1位指名選手を公言せずに挑むことになる。また、熊原、岡田の評価が急上昇していることも判明。補強ポイントである救援投手としても即戦力の評価がついた。球団幹部は岡田について「直球とカーブがいいし、全体的にいい。1年目からある程度結果を残せるのでは」とコメント。いずれにしても当日まで情報収集に努め、他球団の動向もうかがいながら柔軟に対応していくことになりそうだ

▽中日
【1位指名候補選手】
高橋純平投手(県岐阜商)
今永昇太投手(駒大)
オコエ瑠偉外野手(関東第一)
木下拓哉捕手(トヨタ自動車)
【その他指名有力選手】
阿部寿樹内野手(ホンダ)
吉持亮汰内野手(大商大)
西川省吾投手(日本福祉大)
中川誠也投手(愛知大)
 1位候補筆頭には県岐阜商・高橋、駒大・今永らの名前が挙がる。関東第一・オコエ、トヨタ自動車・木下らもトップクラスに位置付けられいる。ドラフト前日の21日にスカウト会議を開き、最終的に絞り込む。また隠し玉としてホンダ・阿部の指名を検討。内野ならどこでも守れる185センチの大型選手で、ポスト・アライバの期待。課題の遊撃補強へ、即戦力の1軍レベルと判断。さらに大商大・吉持も遊撃補強の候補に入っていることが判明

▽DeNA
【1位指名候補選手】
高橋純平投手(県岐阜商)
今永昇太投手(駒大)
 15日、横浜市内の球団事務所で向けたスカウト会議を行った。1位指名候補について高田GMは「将来性というものも考えたいけど、状況としては即戦力の投手になると思う」と明言。その上で「高校生だから即戦力ではないとは言えない。1年目から1軍で活躍ができる選手にいく」と言及。高橋を筆頭に今永らがリストアップされているとみられる

▽ソフトバンク
【1位指名候補選手】
高橋純平投手(県岐阜商)
小笠原慎之介投手(東海大相模)
【その他指名有力選手】
広岡大志内野手(智弁学園)
 1位は最速152キロ右腕の高橋、や最速151キロの今夏甲子園V左腕の小笠原ら競合必至の高校生を軸に、例年通りドラフト当日まで熟考する構え。他球団との兼ね合いはあるが、評価している広岡の存在もドラフトで注目される

▽日本ハム
【1位指名予定選手】
高橋純平投手(県岐阜商)
 13日、栗山監督を交えてスカウト会議を行い、高橋を1位指名する方向性を固めた。最速152キロの本格派右腕で、大谷ら若手がそろう投手陣の基盤を強固にするため、スケール感あふれる逸材に狙いを定めた。左腕が手薄なチーム事情から、高校生では東海大相模・小笠原慎之介投手の選択肢もあったが、最終的に高橋へと傾いたようだ。栗山監督の「日本一になるためには投手。スケールの大きな投手が、もう1人」とのリクエストにも合致した。

▽ロッテ
【1位指名候補選手】
オコエ瑠偉外野手(関東第一)
高橋純平投手(県岐阜商)
小笠原慎之介投手(東海大相模)
高山俊外野手(明大)
 今夏の甲子園出場選手では小笠原やオコエらが候補。8月に行われたスカウト会議で林信平球団本部長は「小笠原君の151キロはインパクト十分だし、オコエ君の躍動感も魅力的だ」と話した。

▽西武
【1位指名最有力候補選手】
多和田真三郎投手(富士大)
【その他指名有力選手】
大滝愛斗外野手(花咲徳栄)
 今ドラフトでは現段階では約50人をリストアップして8割が投手と強化方針を鮮明にしているが、地元出身の大滝は数少ない野手候補の1人に名を連ねている。また鈴木球団本部長は「1位候補は14~15人」と話し、富士大の最速152キロ右腕、多和田を最有力候補に位置付けている。

▽オリックス
【1位指名最有力選手】
吉田正尚外野手(青学大)
 18日の編成会議後に、瀬戸山隆三球団本部長は「これからオーナーと球団社長に話を通すが、我々の中では決まった」ときっぱり。名前こそ出さなかったが、吉田の1位指名を明かした。同本部長は「ウチは投手力もそうだが、打力が弱い。春から即戦力の野手を行きたいというのは考えていた。ホームランバッター、日本人の4番を打てる野手が欲しい」と続けた。吉田は明大・高山とともに野手では各球団の1位候補。大学日本打表で4番を務め、その長打力はピカイチと評価される。8月26日の大学日本代表対高校日本代表戦では2打席連続本塁打を放った。オリックスはここ3年連続で大学・社会人投手を1位指名。昨年はドラフト直前まで戦略を練っていたが、今年は早々と方針を定め、公表に踏み切った。2位以下で投手の指名を続ける考え。

▽楽天
【1位指名予定選手】
平沢大河内野手(仙台育英)
【外れ1位候補選手】
熊原健人投手(仙台大)
【その他指名有力選手】
茂木栄五郎内野手(早大)
 星野仙一副会長が7日、平沢を1位指名すると明言。「アタマ(1位)は決まっとる。平沢や。(出身が)東北だから指名するわけではない。東京だろうが、大阪にいても行く。ずっと評価している。他球団がどうとか関係ない」。

◇ドラフト展望
ドラフトまで1週間となった15日までに、1位指名を公言したのは楽天の仙台育英・平沢大河内野手だけで、他球団は1位候補の絞り込みを行っている段階だ。平沢以外で、高校生で1位入札が確実視されるのは東海大相模・小笠原慎之介投手、県岐阜商・高橋純平投手、大学生は仙台大・熊原健人投手、明大・高山俊外野手、大商大・岡田明丈投手らが挙がる。昨年の早大・有原(現日本ハム=4球団競合)、一昨年の桐光学園・松井裕(現楽天=5球団競合)のような、超目玉選手は不在で、各球団の指名が比較的分散するのでは、と見るスカウト陣は多い。本来は目玉候補だった駒大・今永は左肩腱板(けんばん)炎症から復帰過程で、県岐阜商・高橋は左太もも痛の影響で指名を独占するまでに評価を上げられなかった。甲子園で話題を集めた関東第一・オコエ瑠偉外野手は、各球団が上位候補に挙げるが、一般的に投手重視となるドラフト戦略の中で、高校生、しかも外野手を1位指名するハードルは高い。「外れ1位」を含めた1位12人に入る可能性は十分だが、一本釣りを狙う球団が現れるかは不透明。明大・上原健太投手、青学大・吉田正尚外野手、慶大・谷田成吾外野手らも上位候補に挙がる。


☆今のところ確定的なのは、


▽ヤクルト 高山俊外野手(明大)
▽中日 高橋純平投手(県岐阜商)
▽ソフトバンク 高橋純平投手(県岐阜商)
▽日本ハム 高橋純平投手(県岐阜商)
▽西武 多和田真三郎投手(富士大)
▽オリックス 吉田正尚外野手(青学大)
▽楽天 平沢大河内野手(仙台育英)


☆パ・リーグはロッテ以外の5球団は確定。ロッテは高橋純平投手・小笠原慎之介投手の他、ここに来て平沢大河内野手の名前も挙がっています。


☆一方セ・リーグ、ヤクルトは高山俊外野手、中日は高橋純平投手。ただ中日も独自路線を行く場合が多いので、最後まで予断を許しません。巨人は熊原健人投手・岡田明丈投手の他に、ここへ来て立命大の桜井俊貴投手の名前が急浮上。桜井投手なら、一本釣りの可能性大。阪神は7名に絞り、金本新監督曰く「素材重視、競合恐れず」だそうで、スポニチでは高橋くんの他、オコエ瑠偉外野手・岡田明丈投手の名も挙がっています。DeNAは高田GMが「1位は投手」と明言、高橋くん・今永昇太投手の他、サンスポ予想では小笠原投手の名前も。


☆で、カープ。


◇【広島】松田オーナー、ドラ1候補3人「珍しいね。それぐらい多士済々」 スポーツ報知 10月21日 20時44分配信

 広島は21日、都内でスカウト会議を行い、ドラフト1位候補を3人に絞り込んだ。3人は県岐阜商・高橋、大商大・岡田、仙台大・熊原とみられる。広島ではドラフト前日に1位指名が決まらないのは異例。松田オーナーは「珍しいね。それぐらい多士済々のいい素材がいるということ」と説明した。

 会議では緒方監督が即戦力投手の獲得を熱望。競合した場合に初めて抽選役を務める指揮官は「楽しみな選手は間違いなく抽選になるよ」と意気込んだ。22日のドラフト当日に他球団の動向を探りながら1位を最終決定する。


☆あら、上原投手は外れたんですかね。抽選も辞さず、ということは、高橋くんの可能性もありってことでしょうか。


☆まとめると、


▽ヤクルト 高山俊外野手(明大)
▽巨人 桜井俊貴投手(立命大)
▽阪神 高橋純平投手(県岐阜商)
    小笠原慎之介投手(東海大相模)
    高山俊外野手(明大)
    山本武白志内野手(九州国際大付)
    坂本誠志郎捕手(明大)
    谷田成吾外野手(慶大)
    原樹理投手(東洋大)
    オコエ瑠偉外野手(関東第一)
    岡田明丈投手(大商大)
▽広島 高橋純平投手(県岐阜商)
    岡田明丈投手(大商大)
    熊原健人投手(仙台大)
▽中日 高橋純平投手(県岐阜商)
▽DeNA 高橋純平投手(県岐阜商)
      今永昇太投手(駒大)
      小笠原慎之介投手(東海大相模)

▽ソフトバンク 高橋純平投手(県岐阜商)
▽日本ハム 高橋純平投手(県岐阜商)
▽ロッテ 高橋純平投手(県岐阜商)
     小笠原慎之介投手(東海大相模)
     平沢大河内野手(仙台育英)
▽西武 多和田真三郎投手(富士大)
▽オリックス 吉田正尚外野手(青学大)
▽楽天 平沢大河内野手(仙台育英)


☆高橋くんは最大7球団の競合。今のところ「一本釣り」の形になっているのは、巨人の桜井投手、西武の多和田投手、オリックスの吉田外野手。高橋くんが7球団の競合となった場合、2順目の指名でも有力選手はほとんど残っている形になるので、とりあえず高橋くん獲得の可能性に賭ける、というのは、ひとつの手かも知れません。


☆後はヤクルトが指名するであろう高山外野手が競合になるかどうかと、ロッテが楽天に宣戦布告して平沢くんを指名するかどうか。いずれにしろ競合になるので、やはり有力選手がほとんど残ることに変わりはありません。


☆カープは高橋くん、行きますかね~。岡田くんや熊原くんに行っても、一発で選択確定するかも知れないし、この辺は思案のしどころ。


☆最後に、「ドラフト・レポート」さんの、3人のプロフィール。


▽高橋 純平(たかはし・じゅんぺい)投手
 183cm76kg、最速152㌔誇る投手らしい体型の長身右腕。
 セットポジションから重心を下げてインステップし、開き早めに肘を使った腕の振りから投げ下ろす最速152㌔、140㌔前後から140㌔台後半の球速以上に伸びのある直球と、100㌔台のカーブ、120㌔台のスライダー、130㌔前後のカットボール、130㌔前後のスプリット。
 直球中心にスライダー、カットを織り交ぜ、落差のあるカーブで緩急をつける。
 直球が高めに抜ける場面もあるが、四死球の少なさも特徴の一つ。両サイドに投げ分ける。
 バランスの良い投球フォーム、長い腕を兼ね備え、将来性への評価が高い。
 淡々とした冷静なマウンドさばきを見せる本格派。強弱を付けてテンポ良く投げ込んで行く。
 1年春に145㌔、同秋に149㌔、2年春に151㌔、同秋に最速152㌔を計測。
 目玉候補と目されながら3年夏の大会直前に左太ももの肉離れを負うアクシデントを経験した。
 強気な性格も魅力。体作りによる更なる飛躍が期待される。


▽岡田 明丈(おかだ・あきたけ)投手
 184cm80kg、直球を武器とする本格派右腕。
 セットポジションからインステップ気味に早めに着地し、球持ちに良さのある力強い腕の振りから投げ下ろす最速153㌔、常時140㌔台前半から後半の威力のあるストレートと、120㌔前後のスライダー、120㌔台から130㌔前後のフォークボール、130㌔台のカットボール。
 コントロール重視で内外角に投げ分け、ここぞの場面で150㌔前後を計測する。
 ピンチに動じないマウンド度胸も魅力。インコースを厳しく突く投球でもスカウトから評価された。
 4年秋の被安打率5.29、奪三振率7.29、四死球率2.14。


▽熊原 健人(くまばら・けんと)投手
 178cm86kg、投げっぷりがいい力投型右腕。
 セットから上体を傾けてインステップ気味に着地し、開き早めに肘を使った鋭い腕の振りから繰り出す最速152㌔、常時140㌔台前半から後半(東京ドーム)の勢いあるストレートと、130㌔前後のキレの良いフォークボール、110㌔台から120㌔台のスライダー、110㌔台のカーブ。
 左足を一塁側に大きく引いた独特のセットポジションから投球動作を始動する。
 真っすぐで押す速球派右腕。カウント球、決め球、シンカー気味と使い分けるフォークも持ち味。
 制球力にはバラツキがやや多い。フォークを新たに習得したことで飛躍を遂げた。
 仙台大で最速を11㌔アップ。リーグの強豪・東北福祉大相手に4完投勝利(2完封)を挙げている。
 被安打率5.51、奪三振率8.17、四死球率2.79。



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source : K.Oのカープ・ブログ。