2015年10月15日木曜日

ホークスとの最終決戦第1ラウンドは惜敗。チャンスを活かせずサヨナラ負け

マリーンズ 2 - 3 ホークス

ニッカン式スコア

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いよいよ福岡の地でクライマックスシリーズファイナルステージが始まりました。
10月中旬までマリーンズの試合に一喜一憂できる幸せを噛み締めつつ、全力で応援しましょう。
1位のホークスにはアドバンテージの1勝が与えられるため、ホークスは3勝、マリーンズは4勝で勝ち抜けとなります。
マリーンズとしてはなんとしても初戦を取りたいところ。先発の大嶺の踏ん張りに期待です。
オーダーは驚きの福浦4番。そしてファーストステージで結果を出せなかった荻野をすっぱり外し、伊志嶺を1番に入れてきました。
そしてホークスは負傷で戦列を離れていた柳田が3番センターでスタメン出場。イデウンの死球の影響はまだあるようですが、試合に出られてほっとしました。
さあ、伊東監督の勝負勘が的中するのか。いよいよ試合開始です。

1回表。
ホークスの先発は武田。調子はまあまあいいようです。伊志嶺、角中連続三振、清田ライトフライで三者凡退でした。

1回裏。
大嶺はあまり良くありません。
1死から川島にヒットを打たれ、柳田セカンドゴロで2死1塁となるも、内川にヒットを打たれ2死1,2塁。初回からピンチを招きました。
ヒヤヒヤしましたが、ここはイデホをファーストフライに打ち取りチェンジ。なんとか初回を無失点で凌ぎました。

大嶺は2回裏も松田の四球と中村送りバントで1死2塁。
続く今宮がセンター前にヒットを放ちます。2塁ランナーの松田が3塁を蹴ってホームに向かうかと思いきや、コーチの指示でストップ。これは助かりました。
伊志嶺の肩が弱いのは向こうも知っているはずなのですが。送球も逸れましたし、ホームに行かれてたら確実に失点したでしょう。
その後1死1,3塁のピンチとなりましたが、高谷ショートゴロゲッツーでチェンジ。ホークスにも硬さが見えますね。この時点ではマリーンズにもツキがありました。

3回表。
1死から田村がセンター前ヒットで出塁。伊志嶺は四球、角中ショートゴロで2死1,2塁となります。
ここで清田がライトへあわやホームランかというライトフェンス直撃のタイムリーツーベースヒットを放ちランナー2者生還。
マリーンズが2-0と先制に成功しました。

マリーンズファンが浮かれたのも束の間。
3回裏に柳田がツーランホームランを放ち2-2の同点。一振りで試合が振り出しに戻りました。

4回表。
デスパイネ四球、クルーズショートゴロ、今江レフトへのヒットで1死1,2塁。
さらに武田が暴投をかまして1死2,3塁。絶好のチャンスを迎えます。
しかし鈴木は空振り三振、田村も空振り三振でチェンジ。せめてバットに当ててくれれば・・・。
得点のチャンスを逃してしまいました。

4回裏。
マリーンズは早くも2番手投手に藤岡を起用。
今日の藤岡は落ち着いていてとても良かったです。
中村、今宮を簡単に打ち取り、高谷四球も明石ショートゴロでチェンジ。鈴木のファインプレーで仕留めました。

そして今日の試合のターニングポイントとなった5回表。
伊志嶺センター前ヒット、角中ライトへのツーベースヒットで無死2,3塁。絶好のチャンスです。逆にここで点が取れなければ厳しくなります。
バッターは清田。ファンの期待が高まります。
しかし清田は3ボールノーストライクから変化球を不用意に打ってサードゴロ。もったいない凡退でした。

ホークスはここで先発の武田をあきらめ2番手に千賀を起用。今日の千賀はストレートの威力がすばらしかったです。
福浦が四球を選び1死満塁としますが、続くデスパイネとクルーズは力みかえっていました。
デスパイネは甘い球を無茶振りし、高めの甘い球を見逃し、落ちる球を空振り三振。
クルーズは2球も高めのボール球に手を出して空振り三振。
全然だめ!気持ちが空回りしています。
4回に続きまたもチャンスを逃しました。ここで点が取れていたら・・・。

5回裏。
藤岡は2アウトから内川にヒットを打たれるもイデホを打ち取りチェンジ。2回を0点に抑えました。

6回表はあっさり三者凡退。重苦しい流れになってきました。

6回裏。
ピッチャーは3番手益田。今日は益田も良かったですね。キレのあるボールで三者凡退です。

7回表。
ホークスのピッチャーがバリオスに代わりました。千賀よりは打ちやすそうです。ここで点を取らないと。
2アウトから清田の打球はライトへ。ホームランかと思われましたが、フェンスの一番上に当たってました。ツーベースヒットです。
バッターは4番福浦。打ってほしい場面でしたが、残念ながらセンターフライ。今日の4番福浦は不発でした。

7回裏。
マリーンズのピッチャーは松永。吉村、明石、川島を三者凡退に抑えました。


8回表。
デスパイネが四球を選び、代走に荻野を起用。伊東監督が勝負をかけました。
しかし次のクルーズの打席では荻野がすばらしいスタートを切ったにもかかわらずクルーズが高めのボール球を強振してライトフライ。なぜクルーズに打たせたのか。ベンチの指示はどうなっていたのか。非常にもったいない場面でした。伊東監督が膝を叩いて悔しがります。
その後今江の打席で荻野が盗塁成功。1死2塁とチャンスが広がります。
今度こそ勝ち越しだ!
しかし、とんでもないミスでチャンスを逃してしまいました。
今江の打球はサード正面のゴロですが、なぜか荻野は猛然と3塁にダッシュ。サード松田が荻野にタッチして2アウト、さらに1塁に送球して今江もアウト。変則ゴリゲの成立でチェンジです。
ただ、これはゲッツーと言うよりも荻野の走塁ミスでしょう。1死2塁でサードゴロなら普通は2塁ストップです。なぜ走ったのか。ひょっとしたら荻野は2死2塁だと勘違いしていたのかもしれません。
いずれにせよ。荻野の痛すぎる走塁ミスで試合の趨勢を決めてしまった感があります。

8回裏。
松永は先頭の柳田を打ち取って交代。5番手にCSで2試合とも打たれている大谷を投入します。
心配されましたが、内川センターフライ、イデホショートゴロでチェンジ。大谷は復調気配でしょうか。

9回表。
ホークスのピッチャーはサファテに代わりました。今日もまた打てそうにありません。
あっさり2アウトを取られ、伊志嶺もファーストへのボテボテのゴロ。ベースカバーに入ったサファテが1塁を踏みますが、伊志嶺の足が早いということでセーフになりました。ファースト内野安打です。
ただ、スローで見る限りタイミングはアウトに見えます。誤審でしょう。
その後伊志嶺が盗塁を決め2死2塁。今日最後のチャンスを迎えました。
角中に期待が高まります。しかし角中は高めの球をファールで粘るも、最後は落ちるボールで空振り三振。
またしても無得点に終わりました。1点が遠いです。

9回裏
大谷がイニングまたぎで登場します。
松田、中村を抑えて2アウトとなるも、続く今宮にポール際に飛び込む大飛球を打たれます。ヒヤッとしましたが数メートルずれてファール。危ない危ない。結局サードゴロでチェンジ。延長に突入します。

10回表。
ホークスの五十嵐にあっさり抑えられてチェンジ。

10回裏。
マリーンズは内をマウンドに送ります。
バッターは代打上林。内は上林を三振に仕留めるも、最後が暴投となり振り逃げされてしまいます。
続く明石には送りバントを決められ1死2塁。マリーンズはここで弱肩伊志嶺に代わり岡田をセンターに入れました。
サヨナラのピンチで代打長谷川。長谷川にはセンター前ヒットを打たれますが、前進守備の岡田がすばやく処理して本塁突入を阻止。1死1,3塁となりました。
バッターは柳田。ここは勝負に行けません。敬遠気味の四球で歩かせ満塁とします。
打席には怖い怖い内川。2ストライクまで追い込みますが、最後は外角低目の球を卓越したバットコントロールでライト前に運ばれジ・エンド。内川のサヨナラヒットでマリーンズが初戦を落としてしまいました。


試合後のベンチではキャッチャー田村が号泣。
あの振り逃げがなかったら、内川にもっと内角を攻めていたら。
悔やんでも悔やみきれないでしょう。今日の敗戦を糧として、大きく成長してくれることを祈ります。

しかし悔しい。
大量失点でのボロ負けならあきらめもつきますが、今日は勝てるチャンスが何度もあったのに、ことごとく無駄にしてしまいました。
最後の内川が見せたあのバッティングをデスパイネやクルーズがやってくれたら・・・。
荻野の走塁ミスがなかったら・・・。
1点が遠かったですね。それだけホークスの中継ぎが良かったということです。

マリーンズも藤岡、益田、松永らが頑張りました。
伊東監督としても9回までになんとしても決めたかったことでしょう。デスパイネへの代走も伊東監督の賭けの一つです。
しかし残念ながら賭けはハズレ。今日勝ちパターンを総動員してしまったことで、明日の試合で中継ぎを使いづらくなりました。先発が早めに降板すると困ったことになります。

明日の予告先発は古谷。ホークスが難敵バンデンハーグです。
古谷が4回3失点とかで降板したら香月金森で引っ張るしかありません。それでは厳しい。
なんとか古谷に抑えてもらい、打線に奮起してもらいましょう。

まだまだ勝負はこれからです。



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source : マリンブルーの風