2015年12月20日日曜日
最近のカープ、あれこれ~'15.12.19、三塁手争い。
☆いやいや、ルナの獲得が決まりました。気になるのは、コンディション。
◇故障がちな印象…広島、獲得ルナを入念チェック「思った以上に健康体」 スポニチアネックス 2015年12月19日 06:33
広島は18日、今季まで中日に在籍したエクトル・ルナ内野手(35)を獲得したと発表した。年俸100万ドル(1億2000万円)プラス出来高払い。打線の軸を担える三塁手候補で、得点力不足解消の切り札として期待される。
強打は実証済みだ。中日入りした13年は85試合ながら打率・350。翌14年には127試合で打率・317、17本塁打、73打点の好成績を残し、三塁手のベストナインに選ばれた。来日3年間の通算成績は346試合で打率・316、34本塁打、184打点を誇る。
一方で故障がちな印象が残るのも事実だ。1年目は両膝を痛めて途中帰国。今季は右肘痛で1度抹消された。こうした過去を踏まえ、球団は入念にメディカルチェックを実施。「疑っていたが、思った以上に健康体だった」(球団首脳)ことから契約に踏み切った。
カープアカデミー出身者以外では初めてのドミニカン。中日から移籍した助っ人には07、08年に活躍したアレックスがおり、球団首脳は「(アレックスは)主軸でやってくれた。縁起がいい。柔らかい、ここ一番の打撃が魅力。真面目とも聞いている」と期待する。
チームの懸案として残る得点圏では3年間で打率・325、15本塁打、154打点と勝負強さを発揮してきたルナ。故障さえなければ、25年ぶりのリーグ制覇を目指すチームにとって頼もしい存在となりそうだ。 (江尾 卓也)
◆エクトル・ルナ 1980年2月1日生まれ、ドミニカ共和国出身の35歳。メジャーではカージナルス、フィリーズなどでプレー。13年に中日入り、主軸を務め、3年間で通算346試合、打率.316、34本塁打、184打点。14年に三塁手でベストナイン。1メートル87、99キロ。右投げ右打ち。
☆ま、「思った以上に健康体」だからといって、シーズン中に故障しないとも限らないのですが、とりあえず現段階で問題がないのは、喜ばしいこと。
☆で、もちろんルナには活躍してほしいのですが、だからといって、この人たちに黙ってスゴスゴと引き下がってもらうのも、困るんです。
◇広島の三塁手はどうなる?ルナ加入でレギュラー争いは熾烈に… ベースボールキング 12月19日 16時30分配信
広島は18日、今季まで中日でプレーしていたエクトル・ルナの獲得を発表した。ルナは中日に入団した13年は規定打席不足ながら打率.350。14年は127試合に出場して打率.317、17本塁打73打点の成績を残し、三塁手のベストナインに選出された。今季は打率3割には届かなかったものの、リーグ4位の.292をマーク。日本での実力は十分で、三塁のレギュラー候補筆頭になりそうだ。
ただ、生え抜きの選手たちは黙っていないだろう。膝の負担を軽減させるために遊撃手から本格的に三塁手に転向した梵英心は今季、96試合に出場して、打率.237と不本意な1年に終わった。9月以降は打撃不振で、ベンチを温める日々が続いていたことを考えると、来季に懸ける想いは強いはず。
2012年に全144試合に出場し、将来を嘱望された堂林翔太もレギュラー奪取を目指す。我慢強く起用し続けた野村謙二郎監督が退任した今季は、二軍生活が長く、一軍出場数はわずかに33試合。本塁打は1本も放つことができず、悔しいシーズンとなった。堂林は秋季キャンプで、打撃フォーム改造に着手。勝負の7年目に向けて、生まれ変わろうとしている。
さらに、代打で存在感を見せた小窪哲也、来季プロ9年目を迎える安部友裕などもいる。三塁のレギュラーを目指す候補者たちの争いが高くなれば、ルナは一塁で起用するという選択肢も十分考えられる。そうなると、一塁手のレギュラーを務めた新井貴浩も安泰ではなくなる。ルナが加入したことで、レギュラーを目指す選手たちの争いは今季以上に激しくなっていきそうだ。
☆はいはい、新井さんもその辺は十分承知なようで。
◇「特に堂林」広島・新井 ルナ加入で競争激化三塁争い若手にゲキ スポニチアネックス 2015年12月19日 05:30
広島・新井が18日、ルナの加入によるチーム内競争激化を歓迎し、堂林ら若ゴイにゲキを飛ばした。三塁手の候補だが、一塁も守る強打の新助っ人。38歳は「ボクも競争だから」とした上で、三塁の定位置を狙う梵、小窪、安部、堂林の名前を挙げて声を大にした。
「若い選手は“負けないぞ”と思って頑張ってほしい。いや、そう思わないといけない。特に堂林。皆で競争してチーム力が上がればいい」
ベテランが特定選手の名前を挙げ、奮起を促すのは異例だ。新井と同じ天性の飛距離を持ちながら伸び悩むプリンス。真面目な性格も共通項だけに、殻を破って這い上がって欲しいと期待する。
新春は元旦からトーレニングを始め、鹿児島・最福寺で恒例の護摩行にも挑む予定だ。「怖いし、行きたくない。でも、これをやることでシーズンを戦う心の準備ができる」。競争を勝ち抜く気概に燃えていた。
☆「トーレニング」って何(笑)。
☆結局、考え方としては、新井さんが正解な訳です。もちろんグスマンやシアーホルツが優先的に起用されたように、1億2000万円もコストをかけて獲得した選手ですから、そりゃ優先的に使うんですよ、ケガしない限り。だからといって諦めていたんでは、いつまで経ってもレギュラーにはなれない。今年のように、ルナがダメならプライディ、さらには「今年は外国人にもシビアに行く」なんて球団は言ってますから、シアーホルツのように途中入団だってあり得る訳です。
☆となれば、結局外国人たちより結果を出して、使わざるを得ないような状況を作らなきゃしょうがない。何がどうであろうが、結局自分が結果を出さない限り、どうにもならない。
☆…と言ってたら、こんな記事が。
◇広島堂林、ルナにメラッ「ライバルなので負けない」 日刊スポーツ 12月19日 18時32分配信
広島堂林翔太内野手(24)が19日、広島・安芸郡の商業施設で鈴木誠也外野手(21)とトークショーを行った。
18日に広島はエクトル・ルナ内野手(35)の獲得を発表したばかり。「間違いなくいいバッター。三振も少ないし、(自分が)やりたいことに当てはまっている打者じゃないかなと思います。ただ、ライバルなので負けません」と話した。
毎年三塁のレギュラーを期待されながらも、成績は全試合に出場した12年から右肩下がり。今季は33試合の出場にとどまった。「自分が期待を裏切っている。いろんな人にサードがお前だったら、と言われる。早くそのときが来るようにしたい。相当大きな壁だけど、越えないといけない壁」と話した。
◇広島鈴木、新外国人「蹴散らすくらいでやりたい」 日刊スポーツ 12月19日 18時35分配信
広島鈴木誠也外野手(21)が19日、広島・安芸郡の商業施設で堂林翔太内野手(24)とトークショーを行った。
今オフはイベントに引っ張りだこだが「毎日の素振りは欠かしていません。キャンプの復習ですね。感覚的にはいいものがあったので、より自分のものになるようにやっています」と話した。
秋季キャンプでは軸足ではなく、股関節に体重を乗せて打つというイメージで、好感触を得た。年明けはソフトバンク内川らとの合同自主トレを行う予定で「打席での考え方、追い込まれたときの考え方。いろいろ聞きたい」と心を躍らせる。
広島はすでに新外国人として今季米大リーグ・アスレチックスでプレーしたジェイソン・プライディ外野手(32)を獲得。鈴木にとってライバルとなる存在だが「蹴散らすくらいでやりたい。オープン戦から打って、結果を出す。そのために、早く仕上げていきたい」と負ける気はない。
☆ま、言うだけなら誰でもできるわい、なんて突っ込みも聞こえてきそうですが、いやいや、逆に言えばせめて口だけでもこれくらいのことは言っておかなきゃ。
☆誠也くんは昨年オフから「レギュラーを」とはっきり言ってましたし、安部も今オフには「レギュラーになることしか考えてない」なんて言ってました。ま、それはルナ獲得発表の前だった訳ですが、たとえルナが入って来ようと、気持ちに変わりはないはず。
☆一番結果を出した者が、レギュラーになる。で、ルナが活躍しプライディが活躍し、堂林が頑張って誠也くんが頑張れば、それが「チームが強い」ということになる。
☆「ああ、外国人が来たのか、もうダメだ」なんて思ってたら、そういうチームは、外国人がリタイアした時に、代わりがいない、ということになる。
☆優勝するためにチームに貢献する、というのは、たとえ自分がどんな状況であれ、自分が結果を出すしかない、ということ。
◇若鯉通信 役割を全うする仕事人へ 庄司隼人 広島アスリート 2015-12-19 09:00
「ヒットを打つことができれば一番良いですが、僕のようなタイプの選手は小細工も駆使して生きていかないと」。秋季キャンプでは“繋ぐ”ことを意識して練習に取り組んでいた庄司。
「チャンスに強い選手にならないといけません。また直接得点に結びつかなくても、見えないところで貢献していれば監督は評価してくれる」。得点力不足を課題とするチームで、しっかりと自分の役割を全うするつもりだ。
「一軍で野球をやってこそ、プロ野球選手だと思っている。一軍にいられるのが当たり前になれるように頑張りたい」。来季7年目を迎える内野手が本気で一軍を狙いにいく。
☆いやいやこれはね、庄司くんはね、来季は1軍に上がってくるかも知れませんよ。
☆その他、「若鯉通信」。
◇若鯉通信 支配下登録の先に 中村亘佑 2015-12-12 09:00
6年間という長い下積み期間を経て、支配下登録を掴みとった中村亘。
「素直に嬉しいです」と笑みをこぼしながらも、目の前にある課題を解消するべく必死に練習に取り組む。「良い面も悪い面も見えた1年だった。秋季キャンプでは数多くのことにチャレンジして、そこからひとつでも多く自分のものにしないといけない」。
来季から背番号は二桁になるが、超えなければいけないライバルの存在は変わらない。「これに満足せず、もっと上を目指していきたい。一日も早く一軍に上がれるよう、首脳陣にアピールができればと思います」。雑草魂を持つ苦労人は更なる飛躍を目指す。
◇中村亘佑 ファーム打撃成績
年度 打率 試 本 点 盗
2010 .185 21 0 4 0
2011 .169 54 0 5 0
2012 .000 2 0 0 0
2013 .458 18 1 6 0
2014 .204 29 0 1 0
2015 .156 46 2 6 0
計 .195 170 3 22 0
☆守備は随分プロらしくなってきた、とファームの首脳陣からも一定の評価をされている中村亘くんですが、課題はバッティングの確実性。YouTubeにも何本か動画がアップされていますが、一番分かりやすいのは、ピッチャーも映っている、ブログ村でもおなじみ、苦行僧さんの動画(ツーベースを打ってる動画)。ざっと見た感じでは堂林なんかと同様、打てるポイントが限られている感じで、空振りやファールの時より、ツーベースを打ってる時の方が、力が抜け、ヘッドアップもせず、軸の回転で打ってる気がします。元々当たれば飛ぶタイプですから、タイミング重視のバッティングでいいんじゃないでしょうか。
☆フォームは、バットを「フリフリ」する感じが、ちょっとロサに似てる。でもロサは、振る時も軸はブレないんですよね。だからきっちり捉えられる。
☆タイミングの取り方のイメージとしては、固い棒でポイントに来たら思い切り強く叩く、というよりは、スポンジみたいな柔らかいもので、ボールをしばくイメージ。バットがしなってる感じですね。柔らかく、大雑把にタイミングを取ること。よく「球を呼び込む」なんて言いますが、ちょこんと合わせて、ヘッドのスピードで運ぶイメージ。まずはトスバッティングで、そういうスイングを作ればいいんじゃないでしょうか。
☆1軍で活躍しようと思ったら、とにかく変化球に対応することなんですよね。今のバッティングでは、多分1軍のピッチャーの外の変化球に対応できない。
☆まずは、ヒットを打つこと。それでいいと思います。
◇若鯉通信 新フォーム習得へ 九里 亜蓮 広島アスリート 2015-12-26 09:00
2年目は一軍で勝ち星を掴むことができなかった九里が、秋から心機一転、ワインドアップ投法に挑戦している。「投球中に手先で小細工していたり、低めを意識しすぎて腕の振りが小さくなっていた」とフォームの改善を決意。
フェニックスリーグで、「投球フォームが気になっていた」という楽天の則本に教えを請いたところ、練習方法なども含め30分程度の熱のあるアドバイスをもらった。新たに着手した新フォームは実戦での手応えも上々のようだ。「大瀬良は2年間一軍で投げている。負けたくないし、競い合いたい」。同期の存在を励みに、来季の先発ローテ入りを目指す。
☆「請う」は、「請うた」ですね。
☆元々試合を作る能力はあるピッチャーなのですが、ピンチになると慎重になり過ぎて低めにボールボールとなったり、逆に熱くなり過ぎて甘く入ったりすることがある。集中力を持続して、一定の精神状態で投げるには、やはり常にバッターの上に立って、相手を攻めることなんですね。
☆そのためにはやはり武器として、キレのあるストレート、バッターの打ちたいところから変化していく変化球などが必要。150㎞は出なくても、バランスのいいフォームから自分のイメージ通りに投げたストレートというのは、バッターは打ちにくいもの。また変化球も、腕の振りがしっかりしてないと、キレのいい変化はしません。
◇九里初の海外自主トレ 広瀬に弟子入り デイリースポーツ 2015年12月18日
広島の九里亜蓮投手(24)が17日、今オフに初の海外自主トレを行う意向を明かした。広瀬純外野手(36)の米ロサンゼルス自主トレに志願参加。来年1月上旬から約3週間、異国の地で飛躍のきっかけを探す。
「広瀬さんに行ってみないかと誘っていただいて。今まではこだわったトレーニングをしたことがなかった。いろんなことを学びたくてお願いしました」
入団1年目の昨季は、開幕ローテの一角に起用されたが、定着できず。2年目の今季も0勝1敗、防御率4・50と期待に応えることができなかった。
アメリカでは、キャッチボールやウエートトレーニングなど、みっちり練習を行う予定。「広瀬さんから半分向こう(米国)の血が入っているから、向こうのトレーニングの方が向いているんじゃないか」と心強い助言ももらった。
エース・前田の大リーグ移籍は確実で、新外国人投手とともに穴を埋める最有力候補が九里だ。「開幕ローテに割り込んでいく。キャンプは初日からブルペンに入って全力でアピールする」。来季3年目を迎える右腕が大ベテランの力を借り、25年ぶりの優勝をつかむために飛躍する。
☆投げ込みを増やしたり、則元や広瀬から吸収しようとするなど、向上心は人一倍。自分でも「自分はまだまだこんなものじゃない」という思いもあるでしょう。マエケンが抜け、チャンスはあるはず。与えられたチャンスを、しっかりつかんで、ローテの一角を担って下さい。
☆ポイントは、打線では下位、投手陣では、セットアッパーと、先発5番手・6番手。これらの層が厚くなることが、優勝への第一条件。先発は勝てばそれがチームの成績に直結しますから、「勝てるピッチャー」になって下さい。
☆…広瀬は来年37ですか。広瀬に加え、岩本や天谷が食い込んでくるようだと、外野の競争はますます面白くなりますよ。
☆石原も、37(広瀬は早生まれなんで、学年は広瀬が1つ上)。ルナ・エルさんは36(ルナも早生まれで、学年は石原と一緒)。梵・永川・江草もエルさんと同学年の、36。黒田さん・新井さん含め、来年こそ「ベテランの逆襲」ですな。
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source : K.Oのカープ・ブログ。