2015年12月21日月曜日
最近のカープ、あれこれ~'15.12.20、外国人契約の話。
☆さて今日は、外国人の契約の話。
◇年俸1億円で広島入り…ルナの“逆恨み”が巨人を苦しめる 日刊ゲンダイ 12月20日 9時26分配信
得点力不足に泣いた広島が強力な武器を手にした。18日、今季まで中日でプレーしたエクトル・ルナ内野手(35)を獲得したことを発表した。
レギュラーを固定できなかった三塁が補強ポイントだった。ルナは今季、セ・リーグ4位の打率.292、8本塁打、60打点。中日3年間で打率.316、34本塁打、184打点の好成績を残した。
これに舌打ちしているのが巨人である。対戦打率は15年.298、14年は.250も、13年は.359とボコボコにやられているからだ。
このオフ、巨人も外国人内野手を探していた。結局、守備力が高く、31歳の前ロッテ・クルーズに触手を伸ばした。年俸8500万円だったが、3倍の2億4000万円で事実上の“強奪”。ロッテ球団関係者は「残留して欲しかったけど、とても太刀打ちできなかった」と白旗を揚げていた。
そこでルナである。中日での年俸は2億円。金にシビアな落合GM体制下では、これ以上の高騰は避けたい事情があった。シーズン終盤、中日球団関係者がこう漏らしていた。
「打率はリーグ上位の成績とマジメな練習態度、外国人選手をまとめる親分肌の性格も、球団として重宝したのは確か。でもルナ側は『年俸2億円からのアップ』を希望していて、リリースせざるを得ない状況。本人もそんな球団事情は把握しているから、以前から金があって内野が手薄な巨人入りを希望していると耳にしたことがあります」
それでも「相思相愛」とはならなかった。巨人が最終的に選んだのは、4歳若いクルーズだった。球界関係者が明かす。
「ルナ本人は打率が4位なんだからと年俸2.5億円は欲しかったみたい。巨人がちょうどそれくらいでクルーズを獲得したでしょう。ルナは広島に1億円プラス出来高で拾われた格好だから、巨人に対しては忸怩たる思いがあるでしょう」
巨人からすれば逆恨みもいいところだが、広島の一員となったルナの方は来季、巨人戦に目の色を変えてくるに違いない。
☆ふむ。ルナは今季の年俸2億以上を望み、中日側は年齢のこともありルナを放出。一方クルーズも、早くから退団濃厚と報じられたのを見ると、代理人が今季の成績ならよりいい条件で契約できる、と踏んだんでしょうね。
☆で、村田の不調なんかがあって内野手が欲しかった巨人、勝負強いながらケガと年齢が気がかりなルナと、バッティングは粗削りながらルナより4歳若く、守備のいいクルーズとを秤にかけ、クルーズを獲ったんでしょう。そうなるとルナは、安く買い叩かれても、声をかけてくれたところに行くしかない。
☆で、結局、声をかけたカープが、1億2000万で契約できた、というオチ。今季以上の年俸を望んだばっかりに、結果的に8000万減の契約となりました。
☆ただ、ルナとしては今季、ケガに苦しみながらも規定到達の上、3割近い打率を残しましたから、まだやれる、という自信はあるんでしょうね。いずれにせよ、1億2000万でルナが獲れた訳ですから、ルナには額面通り、いやそれ以上の活躍を期待したいですね。
☆ま、とりあえず中日戦と巨人戦は打ちまくって下さい(笑)。
☆一方、こんな話も。
◇マテオだドリスだと騒ぐが 阪神は来季も契約で監督泣かせ 日刊ゲンダイ 12月20日 9時26分配信
その時、金本監督も愚痴るか。
マートンが退団した阪神は、マット・ヘイグ内野手(30=ブルージェイズ)と年俸8000万円(推定)の1年契約を結んだ。さらに違法賭博問題で残留交渉を打ち切った抑えの呉昇桓の代役に、マルコス・マテオ(31=パドレス)やラファエル・ドリス(27=タイガース)の両右腕の獲得を目指している。
阪神はメッセンジャーとゴメスの他に、今年6月に加入した外野のペレスも残留した。メッセとゴメスは投打の主力。残る2つの外国人枠を4人の助っ人で争うことになる。
だが、ある阪神OBは「表向きはそうでしょうが……」と言って、こう続ける。
「実績をみれば、メジャーで通算70試合に投げたマテオは抑えで決まり。ただし、制球に不安があるのでドリスも取りにいくのだろう。野手のヘイグは三塁も外野もできる。おそらく、2つの外国人枠はマテオとヘイグで埋まる。問題はこの2人の契約内容だ。阪神という球団は、補強に関しては先方の言いなり。例えば、不振でも二軍に落とせないという契約を結べば、代わりの外国人も二軍で旬の若手も上げることができない。かつて(07~08年)在籍したボーグルソンが同様の契約で、当時の岡田監督は泣かされたからね」
ベンチが困るのは、助っ人の契約だけではない。
12年オフに獲得した西岡と福留はレギュラーが確約されていた。それに納得できない平野はFA宣言して古巣のオリックスへ戻った。
「ポジションを争って負ければ納得できるが、スタート前から勝負がついていれば話にならない。平野が不満だったのは当然だ。西岡は14年の開幕直後に捕球の際に福留と激突。長期離脱したことで代役の上本が育ったから皮肉なもんだが、あの年、健康体の西岡が不振だったらどうなっていたか。西岡は阪神の前に、金庫に金がうなっているソフトバンクに売り込みに行ったら、『うちはレギュラーは確約できない』と言われ、阪神に入ったと聞いた。フロントも現場も体制が変わったのだから、監督の手足を縛る契約はやめるべきですよ」(前出のOB)
阪神の若手が出てこない原因はこんなところにもある。
☆そう思えば新井さんが阪神を出たのも、同じ理由なんでしょうね。そういう条件を呑んででもいい選手を獲る、とも解釈できますが、その選手がまともに働いてくれなかったりなんかすると、目も当てられないことになる、ということ。もちろん新井さんや平野に限らず、そういう契約をした選手、球団を快く思わない選手は他にもいるでしょう。
☆複数年契約の選手がよくケガをするのなんかもそうだと思うのですが、やっぱりハングリーさがなくなるんじゃないですかねぇ。黒田さんみたいに、人としてきちんとしている人は、契約云々でどうにかなったりは決してしないんでしょうけど。
☆…ま、今年の阪神がどうなるか。楽しみですわい。
☆さて、カープのあれこれ。
◇九里が黒田流トレ熱望 米国で一緒に デイリースポーツ 2015年12月20日
今オフ、自身初めて米ロサンゼルスで自主トレを行う広島・九里亜蓮投手(24)が19日、現地で黒田博樹投手(40)と一緒にトレーニングすることを熱望した。「今季は1軍、2軍を行き来していたので話す機会が少なかった。黒田さんと一緒にできるチャンスがあればいろいろ聞いてみたい」と意欲を示した。
3年目を迎える来季、結果が問われる九里にとって黒田は特別な存在だ。「(黒田は)勝てるピッチャー」と、理想の投手として憧れている。現地のトレーニング拠点は黒田も使用するため、日程が合えば、ともに汗を流すことができる。
この日は野間とともに、広島市内のカープベースボールギャラリーで行われたサイン会に参加。ファンの方と一緒に記念写真を撮り交流を楽しんだ。開幕ローテーションを目標に掲げた右腕は「もうルーキーとは違う。キャンプは出だしから全力でプレーしたい」と意気込む。年末年始も休むつもりはなく、勝負の一年は広島で元日始動する。
☆ほぉ~、これは最初からそのつもりだったのか、はたまた偶然の産物なのか。いやいや、いいじゃないですか、黒田さんが現役でカープにいるうちに、どんどん吸収して下さいな。
☆九里くんが先発として一本立ちしてくれれば、6人ローテが確立されることになります。二桁は勝ってほしいですね。
☆お次は、懸案のセットアッパー。
◇一岡“一から復肩”ファーム動作解析へ デイリースポーツ 2015年12月20日
広島・一岡竜司投手(24)が19日、投球フォームの動作解析導入で復調を目指すことを誓った。三重県津市の「みどりクリニック」で行う江草仁貴投手(35)の自主トレに中崎翔太投手(23)と同行する予定。1年間を戦い抜くベースをつくるため、新たな一歩を踏み出す。
「江草さんがプロで長く投げ続けられるのには何か秘けつがある。まずは体をケアすることが大切」と考え、シーズン中から頼み込み、同行が実現した。前中日・川上憲伸らも通う同所で年明けから約1週間、投球フォームの分析と修正に臨む。
今季は38試合登板で防御率4・14。昨季の防御率0・58とは比べものにはならない数字に終わった。「四球が失点につながったところがある」。与四球は昨季の7から21に増加。呼応するように失点も3から21に増えた。「難しい世界。(不調の)原因は分からないが、しっかり見つめ直さないといけない」と決意は固い。
来季は大瀬良が先発に戻るため、勝利の方程式の一角として期待されている。開幕1軍を目標に、春季キャンプでは初日からブルペンに入る。「体力面だけでなくメンタル面も鍛え直す」。しっかりと準備を整えて、来季は必ずフル回転のシーズンにする。
☆「ファーム」の動作を解析してどうする(笑)。最近誤植多いな、ネットの記事。
☆K.Oは不調の原因は、ストレートだと思ってます。今季は球速はそこそこ出ていたのですが、何て言うか、キレのない、棒球のようなストレートでした。本人も無意識のうちにそれを感じ取ってて、それで思い切り勝負できなかったんじゃないでしょうか。
☆一岡くん、そして今村くんは、一番懸案でもあり、またK.Oが一番期待しているピッチャーでもあります。優勝のカギは、この2人が握っている、と言ってもいい。2人とも春まで体を万全にして、しっかり作って、来季に備えて下さい。
☆おしまいは、カピバラの末っ子(笑)。
◇【広島】大瀬良“スイーツ男子”に変身 ケーキ作りに初挑戦 スポーツ報知 12月20日 18時30分配信
広島・大瀬良大地投手(24)が20日、スイーツ男子に変身した。
この日は広島市内でケーキ作りのイベントに初挑戦。「楽しいです。ワクワクします」と、真っ赤なエプロン姿で奮闘。チョコレートを細かく砕く作業には苦戦し、OBの北別府学氏(58)からは「もうチョコっとですね」とダジャレで突っ込まれていた。
☆いやいや、こういうオフのイベントというのは、基本どうでもいいんですが(笑)、プロ野球選手なんてのは、子供の頃から野球一本で、世間が狭いですから、野球以外のことに触れるっていうのは、結構大切なことなんですよ。
☆今年開幕当初は、不運もあって、先発でなかなか勝てませんでした。タイプ的に大瀬良くんは、勝つことでどんどん伸びていくピッチャーだと思うので、来季は打線がしっかり援護してあげてほしいですね。
☆ノッてる時の大瀬良くんのストレートは、そうそう打てませんよ。
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source : K.Oのカープ・ブログ。