2015年12月22日火曜日
最近のカープ、あれこれ~'15.12.21、外国人とドラ1と、引退。
☆さて、ルナの獲得が決まり、後は球団の思惑としては、先発ピッチャーと、抑え候補。てな時に、こんな情報が。
◇元広島の左腕スタルツ 来季は日本でプレーか 日刊スポーツ 12月21日 10時3分配信
メジャー通算36勝48敗をマークする左腕エリク・スタルツ(36=ブレーブスFA)が来季、日本でプレーする計画だと、カナダのスポーツネットが19日までに伝えた。
スタルツは日本の球団と契約するか、契約が決まらなければ引退する考えという。球団名は不明。同投手は06年にドジャースでデビューし9年間で135試合登板、通算防御率4・24。10年には広島でもプレー。
☆これは、日本の球団にアピールしているのか、日本の球団との交渉が漏れたのか。
◇スタルツ ここ6年の投手成績
▽2010年(カープ)
21試合 6勝10敗S0 防御率5.07
124回1/3 被安打149 与四球46 奪三振87 自責点70 WHIP1.57
▽2011年(ロッキーズ)
6試合0勝0敗S0 防御率6.00
▽2012年(ホワイトソックス)
2試合0勝0敗S0 防御率2.70
(パドレス)
18試合8勝3敗S0 防御率2.92
▽2013年(パドレス)
33試合11勝13敗S0 防御率3.93
▽2014年(パドレス)
32試合8勝17敗S0 防御率4.30
▽2015年(ブレーブス)
9試合1勝5敗S0 防御率5.85
☆来季は37歳。カープも先発を探しているということなのですが、う~ん。
☆外国人の構成は基本、投手2・野手2がベストだと思います。で、投手の場合、先発はジョンソンにもう1人、ヘーゲンズを獲りました。ところが、中継ぎはまだ1人も獲っていない。よしんば抑えクラスのいいピッチャーが獲れたとしても、ジョンソンとその抑え候補と、どちらに代わりが必要かというと、後者の方が可能性が高い。ジョンソンは今年ローテを1年間守ったし、また守ってもらうべきピッチャー。万が一ケガなどがあっても、ヘーゲンズがいます。また抑え候補を2人獲っておけば、場合によってはセットアッパーで2枚、なんて使い方もできる。左右1枚ずつ揃えておけば、状況に応じて使い分ける、なんてこともできます。
☆もちろん一岡くん・今村くんには期待していますが、2人とも病み上がり、1年間フルに投げられる保証はありません。一番層を厚くしておかなければならないのが、セットアッパーだと思います。
☆ヤクルトはオンドルセクにバーネット、巨人はマシソン、阪神は呉、また来季はマテオにドリス、DeNAはエレラと、どのチームもセットアッパー・抑えにパワーピッチャーを置いています。終盤での競い合いに勝つためには、勝負強い打線、強固な後ろのピッチャーと、両方必要。今年ヤクルトは後ろに3人外国人ピッチャーを置いて成功しましたし、ソフトバンクにもバリオス・森・五十嵐といます。セットアッパー・抑えは、できるだけ厚くしておくべき。
☆そうなると、中田くん・飯田くん・永川さんあたりがどれだけやれるかも、ポイントになってきます。これに新外国人が加われば、相当厚くなります。
☆中継ぎ2枚。獲りましょうよ。
☆さて、その他の話題。
◇広島・梵が銀座でトークショー 司会は僧侶の兄、50人と交流 スポニチアネックス 12月21日 18時37分配信
今季まで選手会長を務めた広島・梵が21日、東京・銀座の広島ブランドショップ「TAU(たう)」でトークショーを行った。
司会を務めたのは梵の実兄で、実家である専法寺(広島県三次市)の副住職である大英さん。イベントでは兄弟の子供の頃の写真を見るなどして、約50人のファンとともに盛り上がった。来季から前中日の助っ人・ルナが新加入。三塁の守備位置を争うことになる梵は「負けないように頑張ります」と決意表明。ファンには「三次市に行ったら、実家のお寺に行って下さい」とPRしていた。トークショーは約1時間。サイン会なども行った。
☆ルナが年間を通して活躍してくれるに越したことはないのですが、ベテランの梵の活躍は不可欠。サードが懸案、ということは、逆に言えば梵や堂林の活躍がポイントになる、ということ。クリーンナップの後の6・7番の活躍は、優勝のカギを握ると言っていい。
☆相手にとっては、嫌なバッターだと思いますよ。膝との勝負、年齢との勝負になりますが、まだまだできるところを見せて下さい。
☆お次は、期待のドラ1。
◇広島ドラ1岡田、黒田に学び「2桁勝つ」 デイリースポーツ 12月21日 7時0分配信
広島のドラフト1位・岡田明丈投手(21)=大商大=が20日、奈良県香芝市の大商大グラウンドで自主トレを公開。来季残留が決定し、17日に契約更改交渉を終えた黒田博樹投手(40)への弟子入りを改めて志願した。「会って話を聞きたい。目でも見て感じたい」と意気込みを明かした。
柔和な表情で、満足そうに口を開いた。岡田は、来季残留が決まった黒田について「すごくうれしい。黒田さんの野球に対する考え方や姿勢を勉強させていただきたい」と白い歯をこぼした。
ドラフト指名直後から、岡田は黒田への弟子入りを志願していた。闘志あふれる投球スタイル、代名詞であるツーシーム、勝利への執念…。そのすべてに憧れている。だが当時は、黒田の去就が未定。待ち望んでいた朗報に、「何としても1軍に帯同したい。直接、話を聞き、目で見て学び、吸収できるものはすべて吸収する」と声を弾ませた。
ドラフト1位。即戦力としてかかる期待は大きい。「期待していただけるのは光栄。チームに貢献できるよう、最低限2桁は勝つ」と力強く宣言した。大学4年時は春、秋のリーグ戦で負けなしの12勝を記録。2季連続で最優秀投手に輝いた右腕は自信に満ちあふれていた。
開幕1軍、先発ローテーション入り。2つの目標を果たすべく、来年1月9日の入寮まで、大学のグラウンドなどで自主トレに励む。新天地で人生初の寮生活を始める右腕は、「1年間の戦いについていけるか不安はある。やるしかない」。気合十分に表情を引き締めた。
☆黒田さん、そして岡田くんと、ローテに名を連ねるようであれば、優勝はグッと現実味を増します。もちろんそれだけのポテンシャルを持ったピッチャー。横山くんともども、1軍のローテ争いに加わって、新人王、取って下さいな。
☆こちらは、去年のドラ1。
◇野間“お手製ノート”で定位置奪取じゃ デイリースポーツ 2015年12月21日
広島・野間峻祥外野手(22)が20日、走攻守の課題を記した“野間ノート”でレギュラー奪取することを誓った。
秋季キャンプでは緒方監督から言われ、毎日メモを取りながら練習に励んだ。「意識した点や、反省など気づいたことを書いています。守備、走塁のことも書いています。ずっとやっていくと分からなくなる時もある。そういう時に見返せる」と飛躍への糧にする。
ルーキーイヤーは127試合に出場したが、打率・241、1本塁打、10打点と不完全燃焼に終わった。「期待していただいた中でふがいない成績に終わってしまった。しっかり結果を出さないと(1軍には)残ることができない。結果を残さないといけない」。来季にかける思いは誰より強い。
この日、実家のある神戸に帰省。年明けに菊池、久本らと静岡県伊豆市で行う合同自主トレに備える。
☆変化球への対応、ストレートへの対応。そしてその中で、自分のバッティングをする。開幕当初と、プロに慣れてきた終盤は、彼らしいバッティングができていたと思います。反省も必要ですが、自分のプレーが平常心でできる、心の強さも必要。
☆さて。少なくとも今年の成績は越えてもらわなきゃいけませんね。規定に達するかはともかく、3割、期待してます。
☆お次は、来年のドラ1?
◇広島 「10年に1人の逸材」創価大・田中を密着マークへ 来秋1位候補 スポニチアネックス 12月22日 5時33分配信
広島が来秋ドラフトに向け、創価大・田中正義と東京ガス・山岡泰輔の両1位候補右腕に密着マークすることが21日、分かった。
中でも田中への評価は他を圧倒して高く、球団関係者も「10年に1人の逸材。来年の候補では群を抜いている」と惚れ込む。山岡は1メートル72と小柄ながら、最速150キロを誇る。13年夏には瀬戸内のエースとして甲子園出場も果たしている。地元・広島出身だけに田中同様に熱視線を送る。
☆山岡くんもいいピッチャーですよね~。で、競合してでも田中くんに賭けるのか、他球団を尻目に山岡くんに行くのか。でも山岡くんも、競合の可能性は十分にあります。
☆かつてのカープだったら、田中くんか、山岡くんか…と見せかけて、「そこ行くか!?」というところへ行ってましたが(笑)、今は人気もありますし、大物も果敢に指名してます。大瀬良くんや有原くんなんて、これまでだったら絶対回避してましたわ(笑)。
☆ま、10年に1人の逸材なのであれば、賭けてみる価値はあります。ただ、恐らく外れる確率の方が高くなるでしょうから、外れた場合の戦略は相当綿密に練っておかなきゃいけませんね。
☆…ただ、妄想としては、「大瀬良・岡田・福井・横山・田中・戸田」な~んてローテは、見てみたいかな~。
☆おしまいは、辞めていく人たちの話。
◇津田の背番14を受け継いだ男…篠田 広島1軍マネジャーで再出発 スポニチアネックス 12月19日 11時58分配信
現役生活に終止符を打つことが決まっても、沈着冷静だった。広島・篠田は初めて1軍昇格がないまま8年目を終え、10月26日に戦力外通告を受けた。
「野球選手にはいつか必ず終わりが来る。それが今年というだけで、そこまでのショックはないです」。人柄が如実に表れた受け止め方。「“冷めている”と、よく言われます」と苦笑いした。
通算20勝。当初は故津田恒実投手の「14」番を背負い、魂も受け継ごうと、熱いハートで墓参したこともある。転機が訪れたのは12年だ。左膝内側半月板損傷。オフに初めて手術を受け、以降は「今年が最後かも…」の思いの中で練習に打ち込んできた。一方では、自分の実力を冷静に客観視する篠田自身がいた。
「勝手に制御しただけかもしれないけど、この世界である程度やれば、自分の器が分かる。ここ数年は僕なりに練習してきたし、悔いはない。自分ではよくやったんじゃないか…と思います」
引退後は球団に残り、1軍マネジャーとして再出発。「スーツを着て、名刺交換して。新鮮です」。現役選手には客観的な目で助言ができたら…と考えている。 (江尾 卓也)
◆篠田 純平投手(しのだ・じゅんぺい)30歳、8年目。前橋商―日大。07年大学生・社会人ドラフト1巡目。
▼通算 99試合、20勝26敗0セーブ、防御率4.24。
最高年俸2400万円(11、12年)
▼思い出 誕生日の4月20日に完封勝利(11年、横浜戦=横浜)を飾れたことと、妻の誕生日の8月3日(10年、横浜戦=マツダ)に勝ち投手になったこと。
▼再出発 広島球団職員。
☆その冷静過ぎる部分があるからこそ、今ひとつハングリーになれなかったのかも知れないし、その部分があったからこそ、1軍でやれたのかも知れない。
☆ま、今となっては、どちらでもいいこと。まだまだ人生は長いですから。縁あって、今後もカープに関わることになった篠田さん。これからも今まで同様、カープ優勝のために、頑張って下さい。
☆そして、まあカープファンの素敵なこと。
◇前阪神・関本氏 カープ党に引退試合の御礼「最後まで球場に残って…」 スポニチアネックス 12月21日 7時2分配信
広島OBでスポニチ本紙評論家の大野豊氏と、今季限りで現役を引退した前阪神の関本賢太郎氏を迎えた「年末スペシャルトーク」が20日、スポニチプラザ大阪で開催された。
まず関本氏が「10月4日が引退試合でしたが、その相手が広島でした。その時、阪神ファンだけでなく、多くのカープファンが最後まで球場に残っていただき、ありがたいことだと思っていました」と御礼の言葉を述べると、カープファンから大きな拍手が沸き起こった。
阪神、広島の来季の展望について大野氏は「カープは中継ぎ、抑え投手の安定と4番打者の固定が今年同様の課題だ」。関本氏は「金本監督ならチームの雰囲気を必ず変えてくれると思います。江越のバットを振る能力に期待したいし、梅野も成長してもらいたい」と若手にエールを送った。最後に両氏のサイン入り色紙がそれぞれ10人にプレゼントされ会場は大いに盛り上がった。
◇阪神・関本引退セレモニー 藤浪は涙 デイリースポーツ 2015年10月4日
「阪神0-6広島」(4日、甲子園球場)
阪神は勝てばCS進出が決まるという今季最終戦で広島に完封負け。広島が7日の中日戦で勝てば、広島が3位、阪神が4位となり、阪神はCS進出を逃すことになる。
今季限りで現役を引退する阪神・関本賢太郎内野手が八回2死一塁から代打で登場。広島先発・黒田に対し、投ゴロに打ち取られた。これが引退試合で、試合後には引退セレモニーが行われた。
「バッター、関本、背番号3」とコールされると、関本がベンチから登場。マウンド付近に設置されたマイクの前に立って引退のスピーチを行った。
スピーチの内容は以下の通り。
-小学生1年生から野球一筋31年、ここ聖地甲子園でこれだけ多くのファンの皆さんの前で引退できる僕は幸せです。このような盛大なセレモニーを準備してくださった阪神タイガース球団の皆さん、本当にありがとうございます。また、僕のために残っていただいたカープファンの皆さん、ありがとうございます。
ここまで大好きな野球を続けてこられたのも皆さんの支えがあったからです。いいときも悪いときも支えてくれた家族、友人、知人のみんな、ありがとう。大きく生んでくれた、そしていつも応援してくれるお父さん、お母さんありがとう。僕の両親は僕をプロ野球選手にするのが夢でした。19年間、必死にもがきましたけど、少しは親孝行できたんじゃないかと思っています。
この19年間には、ケガの多い僕のために体のケアをしていただいたトレーナーさん、来たボールをただ打つだけでは打てない僕のためにサポートしていただいたバッティングピッチャーの皆さん、スコアラーさん、いつも僕たちのために最高のグラウンドコンディションを作ってくれた阪神園芸の皆さん、皆様一人一人の支えがあって今日までこれました。本当に感謝しかありません。
この甲子園球場にお集まりの皆さん、全国で応援してくれたファンの皆さん、今まで一番力になったのは皆さんの大声援です。先日の引退会見でも言いましたが、ファンの皆さんの声援がなくなったら辞めようと決めていました。しかし最後の1打席まで熱く大きな大声援、本当にありがとうございます。
阪神タイガース、背番号3、関本賢太郎は今年でユニホームを脱ぎますが、これから始まる第2の人生は皆さんの支えていただいた気持ちを胸に必死のパッチで歩んでいきたいと思います。そしてまたいつかこの甲子園に帰ってきたいと思います。最後に一つだけ言わせてください。今年10年ぶりの優勝は逃してしまいましたが、これからも阪神タイガースに熱い熱い熱いご声援、どうぞよろしくお願いします-。
(スピーチ終了)
スピーチを終えると、広島球団を代表して昨年までのチームメート・新井、キャプテン・鳥谷、そして背番号3のユニホームを着た2人の息子から花束を受け取った。その後はベンチ前に整列した首脳陣、選手、スタッフ一人一人と握手。さらに場内のフェンス際ををゆっくりと歩いて回り、ファンに別れを告げた。最後はチームメートに胴上げされ、背番号と同じ3回宙に舞った。
☆スピーチでも、残ってくれたカープファン、裏方やスタッフへの感謝を忘れず、球場の全方向へ向かって丁寧に頭を下げた、関本さん。カープファンもそんな関本さんだからこそ、最後まで見届けよう、という気持ちになったんでしょうね。
☆カープもそうですが、今年も多くの選手が現役を終え、第2の人生を歩み始めました。馴染みの選手がいなくなってしまうのは本当に寂しい限りなのですが、プロ野球選手でなくなっても、プロ野球選手であった誇りは忘れず、違う形でまた頑張ってほしいものです。
☆篠田さんにしたって関本さんにしたって、まだまだ若いですから。人生、これからです。
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source : K.Oのカープ・ブログ。