2015年12月24日木曜日
最近のカープ、あれこれ~'15.12.23、プロ野球よもやま話 & 新井さん。
☆さて、いよいよもってネタ切れなんですが(笑)、今日はちょっと面白い話を見つけたので、題して「プロ野球よもやま話」。
☆とは言っても、まずはカープ関連。
◇福谷“師匠”ルナ斬り誓う「しっかり抑えて成長した姿見せたい」 スポニチアネックス 12月23日 7時1分配信
中日・福谷が“ルナ師匠”斬りを誓った。22日にナゴヤ球場で自主トレを行い、広島への移籍が決まった元チームメートのルナについて「敵になって嫌だという感情はない。しっかり抑えて、成長した姿を見せたい」と話した。
福谷にとって、ルナは成長を促してくれた恩師だ。昨夏、バレンティン(ヤクルト)にあわや本塁打の大飛球を打たれた。そして神宮球場からホテルへ移動するバスの中で「あそこは(変化球ではなく)直球。危機察知能力を身につけるように」と外国人目線で助言を受けたという。
福谷から助言をもらいにいくこともあり、公私にわたって世話になった。今季は42試合登板で3勝4敗、防御率4・05と低迷。「今季はアレだったけど…」と苦笑いを浮かべるが、自身の復活のためにも師匠に打たれるわけにはいかない。
☆いやいや、プレー以外にも、かなりチームに貢献していたようです。バレンティンの件は、バッターとしての読み、ということなんでしょうね。
☆栗原が去り、東出が引退。若い選手が多い中、黒田さん・新井さんはもちろん、ベテランのルナが入ることは、戦力であること以上に、今のカープにとって「いい補強」なのかも知れません。
☆いやいや、カープでも、期待してまっせ、師匠(笑)。
☆お次も、ベテランの話。
◇【オリックス】上原ボールに松葉驚がく!キャッチボールで目からうろこ スポーツ報知 12月23日 7時5分配信
オリックスの松葉貴大投手(25)が22日、都内でレッドソックスの上原浩治投手(40)と共に練習を行った。同じ大体大出身だが面識がなく、知人を通じて「ずっとお会いしたかった」と懇願し合同トレが実現。左腕は20日夜に上京し、都内のホテルから21、22日と上原の練習場所に通う形で“上原塾入門”がかなった。
キャッチボールをしただけで、目からうろこが落ちた。上原の力みのないフォームから繰り出される球は「最初は(自分のところまで)届かない」と思えたが「スーッと伸びてきて最後にホップする。ボールが伸びて、落ちてこない」と、ちゃんと自身のグラブに収まった。「(テレビで)見てるだけじゃ分からない。捕球してみて、140キロ前半の球速でもメジャーの打者が空振りする理由が分かった気がします」と驚き、刺激を受けた。
今季は18試合に登板して3勝6敗、防御率4・28。「悔しくて、このオフはすごく練習してきたつもりでしたけど、この2日間で『俺、やってねえわ』と思った」と上原トレの「濃さ」に感動。「この経験は結果で証明するしかない」。先輩へのお礼は、4年目の活躍で示す。
☆上原さんは、抜群の制球で有名ですけど、ストレートにもこんな秘密があったんですね。確かにフォークとのコンビネーションはあるでしょうけど、それだけであんな風にストレートを空振りしたりはしないでしょうからね。
☆それにしても、松葉くんの「俺、やってねえわ」っていう感じ方がいいですね。松葉くんから懇願して上原さんと練習したのですが、無意識のうちに、その凄さを感じ取っていたんでしょうね。
☆そして実際に一緒にやってみて、その凄さを実感した。こういうのって、実際に一緒にやってみないと分からないんですよね。テレビや球場で「観てる」のとは、全然違いますから。
☆いやいや、来季は松葉くん、頑張りそうです。
☆さてカープの話題、まずは岡田くん。
◇広島ドラ1岡田鉄棒トレ 懸垂でフォーム固め 日刊スポーツ 2015年12月23日11時56分
広島のドラフト1位、大商大・岡田明丈投手(22)が鉄棒トレでフォームを固める。プロ入りへ向け、投球フォーム固定がテーマのひとつ。バランスを重視する右腕は大学進学後から自主的に懸垂を練習メニューに取り入れてきた。「握力、筋力、バランスがいる。どうしても(利き手の)右の方が強いのですが、フォームを安定させるためにはバランスが大事」。懸垂を速く行うことで瞬発系の筋肉を鍛え、ゆっくり行う懸垂で左右のバランスを意識するなどバリエーションは豊富。練習時間が限られた日には懸垂だけでトレーニングを終えることもあり、手のひらにはマメができている。
22日はキャッチボールでも汗を流した。ドラ1右腕は球団トレーナーから指示された練習メニューに加え、自己流トレで来年1月9日の入寮に備える。
☆ふむ、これも、大商大の富山監督のアイデアでしょうか。
◇鯉ドラ1岡田プロでも地下足袋トレ デイリースポーツ 2015年11月29日
広島からドラフト1位指名を受けた岡田明丈投手(22)=大商大=が28日、大阪市内のホテルで行われた関西六大学野球の納会に出席。大学時代に急成長を遂げる要因となった地下足袋トレーニングなどをプロでも続けていく考えを語った。大商大・富山陽一監督(50)から伝授されたマル秘メニューをこなし、目標の新人王を目指す。
礎となったマル秘トレーニングを忘れるわけにはいかない。岡田は「自分はあのトレーニングで良くなったので。良くなったことは忘れずに、しっかりとやっていきたい」。聞くだけで汗がにじむスパルタメニューをプロでも継続する考えだ。
その内容は地下足袋を履いての投球練習。足でしっかりと地面をつかむ感覚を覚えたことで、制球力が飛躍的に向上した。さらにマウンドの傾斜を逆に使った投球練習、ビーチ用のサンダルを履いてのタイヤ引きなど-。大商大・富山監督のアイデアで課されたメニューを黙々とこなして下半身を強化し、大学4年のリーグ戦は春秋で無敗の12連勝をマークした。
広島との仮契約後、恩師からは「期待されて入るんだから、恥をかかないように。しっかりと1年目から活躍しろ」とゲキを飛ばされた。背番号は17をつけることが正式に決まり「17は岡田と言われるように頑張りたい」と力を込める。
この日は関西六大学リーグから「特別功労賞」の表彰を受け、「4年間の全部が思い出。プロに行けるとは全然、思ってなかったです」とはにかんだ岡田。「張り切ってやって1年間、棒に振る方がチームに迷惑がかかる」と、来年2月のキャンプでアピールすることを目標に調整を進めていく。
☆ま、こうやって記事になったら、マル秘でも何でもないんですけど(笑)。
☆アマチュアの指導者っていうのは、プロ以上に、大事なんでしょうね。様々な工夫が、その選手が伸びるきっかけになる。
☆一方、プロの選手は、自立してほしいんですが。
◇岩本 背水8年目へ下半身鍛える デイリースポーツ 2015年12月23日
広島の岩本貴裕内野手(29)が22日、背水の8年目シーズンへ足固めで勝負に挑む決意を口にした。
今季は自己ワーストの7試合、10打席の出場に終わった。10月21日には広島市内の病院で、左腋窩(えきか)動脈閉塞(へいそく)症の手術。術後の経過は良好で、来季に向けて「自主トレでは走り込みのメニューが多い。しっかり下半身を鍛え直したい」と意気込んだ。
☆思えば昨オフの秋季キャンプ、練習態度が思わしくないということで「強制送還」。案の定、冴えないシーズンとなりました。
☆今の岩本の立場としては、とにかくオープン戦で結果を出すこと。状況的には厳しいのですが、昨年のチームの貧打は自分の責任、くらいに思って、チームの主力になって下さいな。
☆起用された時に結果を出し続ければ、使われるはず。2年目に14ホーマー打った時も、開幕は2軍ながら、栗原のケガで1軍に上がると、僅か2か月の間で、14ホーマー。
☆ところが、翌年は続かず。この辺は、意識の問題なんだと思います。2年目のようなバッティングを見せれば、そりゃ監督も使いますよ。
☆来春は、キャンプ・オープン戦で「今年の岩本は違うぞ」というところを見せて下さい。
☆そう、この人を見習って。
◇もうひとりの“帰ってきた男”、1年間広島を支えた新井貴浩の献身。 Number Web 12月23日 16時1分配信
黒田博樹が現役選手最高年俸6億円で契約更改した前日、もうひとりの“帰ってきた男”が契約を更改した。
12月16日、赤いネクタイを首に巻いた新井貴浩がマツダスタジアムの球団事務所で2000万円から3倍増となる6000万円でサイン。全国的な注目は黒田に譲ったが、影響力、献身性、安心感でチームを支えた働きは大きかった。黒田の1/10の金額でも、チームでの存在感はひけを取らなかった。
ちょうど1年前、競争を求めて阪神からの自由契約を選んだ。年俸は阪神が提示した7000万円よりも低く、前年の2億円から1/10となる2000万円。大幅ダウンも受け入れ、古巣であり地元の広島に帰ることを決断した。
8年ぶりに過ごしたシーズン。泥だらけになり、野球に真っすぐに向き合う姿は'07年までと変わらない。いや、当時よりも7年の空白期間を埋めるような熱い情熱が感じられた。
◆数字以上の貢献度。
「お前がいなかったらと思うとゾッとする」
鈴木清明球団本部長は事前交渉から新井にそう言っていた。
125試合に出場し、78試合で4番を務めた。打率.275、7本塁打、57打点。打率は規定打席到達選手の中でチームトップ。得点圏打率.311も球団から高く評価された。開幕前に4番候補のエルドレッドの長期離脱が決まり、開幕直後に新助っ人のグスマンも離脱。新井自身も右肘痛で出遅れながらも、得点力不足と言われた打線を引っ張った。
新井の貢献度は、数字で表せるものだけではない。春季キャンプから若手に負けぬ練習量を自ら課し、グラウンドではひと際大きな声でナインを鼓舞した。
「少しでも力になりたい。ケガで野球をできなくなってもいいという気持ちでした」
ケガを押してグラウンドに立ち続けた。喜びを叫びやガッツポーズで表現し、悔しさも体を使って吐き出した。会心の一撃でバットを放り投げる姿はお決まりのポーズとなった。
◆喜怒哀楽を素直に表わすベテランの姿。
チームがクライマックスシリーズ進出をかけて戦ったシーズン終盤。9月29日ヤクルト戦では、8回2死二塁から野間峻祥が左中間へはじき返すと、ベンチの最前列に飛び出し半身をグラウンドに投げ出して右腕を大きく回した。
勝ちたい――。その気持ちが言葉、行動になって表れる。喜怒哀楽を素直に、そして派手に表現する。見ている者は、実に分かりやすい。
最近では感情の起伏を抑え、気持ちを表に出さずにプレーすることが良しとされる風潮がある。そんな時代の流れに逆行する新井の姿は、黒田と共通している。
若い選手には不格好に映ったかもしれない。思わず笑ってしまった選手もいたかもしれない。
しかし、そんな姿が見る者の心を突き動かした。
◆際立つ存在感とチームへの献身。
3月27日、本拠地マツダスタジアムでの開幕戦。
「野球人生で一生忘れることができない」
阪神へ移籍した'08年に浴びた大ブーイングは、この日一番の大歓声に変わった。見る者だけではない。ともに戦う者もふくめ、誰もが古き良き野球人の姿に心を動かされた。
「新井さんがあれだけやっているんだから、僕たちももっとしないといけない」と近くで新井を見てきた1軍の若手は言う。
背中で引っ張っただけではない。若い同じ右打者は新井を頼り、それに新井は親身になって応えた。自身の打撃練習を終えても、助言を求めた選手が打撃練習を始めればベンチや控え室のモニターで打撃をチェックし、アドバイスを送った。
献身的な姿勢がより顕著になり、その形は多様化した。そこには、一度出ていった自分を受け入れてくれた広島への無償の愛がある。
「自分が勝負したい気持ちももちろんあったんですけど、すぐにあんな大声援をいただけると思っていなかったので、すぐにファンの方を喜ばせたいと変わった」
◆自分は主役じゃなく、脇役でいい。
来年1月に39歳となる。定位置を譲らない気持ちと同時に、若手の奮起に物足りなさを感じることもある。広島が強くなるためには世代交代し、新たな主力選手が育っていかないといけない。危機感はある。
シーズンオフのトークショーで「キク(菊池涼介)や丸(佳浩)、(田中)広輔、會澤(翼)。若い選手が頑張って引っ張ってほしい」とエールを送ると、新外国人の元中日ルナ獲得が発表されれば戦力アップを歓迎しつつ若手にハッパを掛けた。
「僕自身も競争。若手は負けないぞと思ってやって欲しい。お互い競争してチーム力が上がればいい」
自分は主役じゃなく、脇役でいい――。
チームのことを思うがゆえの熱いエールだった。
◆優勝しかない。個人的な目標はない。
今年1年ともに戦った若手がどのように感じ、グラウンドで表現するのか。本当の意味での新井効果は来季以降に見られるのかもしれない。
来季は、広島入団から前年まで16年間背負い続けた愛着ある背番号の25に変わる。残り29本とする2000安打達成もかかっている。周囲は変わらず主役級の期待と注目をするだろう。しかし、新井は何も変わらない。
「優勝しかない。優勝してファンの方に喜んでもらう。それしかない。個人的な目標はない。打てるだけ打つ。とにかく自分が1年間必死になってやる。そういう姿を見て何かを感じてもらえればと思っている。そういうスタンスは変わらない。その中でしっかり結果も出していきたい」
ただ優勝のため、チームのために全身全霊すべてを注ぐ覚悟でいる。39歳で迎える来季も、新井は新井のままだ。
☆新井さんが4番に座った78試合、チームは41勝36敗1分、貯金5で、勝率.532。それ以外の65試合は、28勝35敗2分、借金7の、勝率.444。差は歴然としています。
☆長年プロで活躍し、またかつてのカープの4番ですから。試合での集中の仕方、ヒットの打ち方っていうのを知ってるんですよ、そりゃ。だから、ここぞという時に、打つことができる。一時は打率3割をキープ、打点も上位にランクされてましたからね。
☆もちろん今年終盤疲れが出たように、年間を通して働ける、とは考えにくいし、また新井さんにおんぶに抱っこでは困ります。
☆数年前、外国人野手が総崩れになった時、天谷・岩本の活躍で快進撃をしたことがありました。新井さんの代わりは、本来なら、岩本。で、新井さんが年俸2000万でカープに戻ってきて、レギュラーなど確約されていない中、当初は代打や6番での起用だったのが、結果を出すことで、4番の座を見事つかみ取りました。で、そこでも結果を出したことで、チームに貢献した。
☆状況がどうだろうが、結果を出せば使われるんですよ。他人は関係ありません。自分が頑張って、自分が結果を出せるかどうか。そこに集中すればいい。
☆おしまいは、いやいや、楽しみ。
◇塹江・藤井、中継ぎ挑戦 畝投手コーチ期待の高卒2新人 中国新聞アルファ 2015/12/23
広島の高卒新人2投手に来季、中継ぎとしての台頭が待たれる。ともに最速150キロを誇る塹江と藤井。畝投手コーチは22日、「先発を託すのは厳しいが短いイニングならいける」と、1軍未経験の2人に期待を寄せる。
☆2人ともストレートはいいですから、戸田くんのように、短いイニングは面白いかも知れませんね。藤井くんは実戦向きだと思いますし、塹江くんは、左バッターをキリキリ舞いさせるところを見たいですね。
☆若いうちは多少の失敗も許されますから、ガンガンバッターに向かっていけばいいと思いますよ。いやいや、本当に楽しみです。
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source : K.Oのカープ・ブログ。