2015年12月10日木曜日
'15 契約更改~大瀬良 & ローテの話。
選手名 年俸 前年比
大瀬良 4600 △1100 (31%△)
年度 試 勝 敗 S 防御
'14 26 10 8 0 4.05
'15 51 3 8 2 3.13
◇広島大瀬良1100万増「マエケンさんの穴を」 日刊スポーツ 12月9日 14時25分配信
広島大瀬良大地投手(24)が9日、マツダスタジアムで契約更改を行い1100万円アップの推定年俸4600万円でサインした。
今季は先発としてスタートも、チーム事情も重なりシーズン途中で中継ぎに配置転換された。51試合に登板し3勝8敗、20ホールド、2セーブ。防御率は3・13だった。「僕のなかではふがいない成績だったけど、思った以上に評価していただいた」と笑顔だった。
来季はすでに先発転向が決まっており、メジャー移籍を目指す前田健太投手(27)の穴を埋める働きを求められる。「軸として回るには180、200イニング投げないといけない。マエケンさんが抜ける分の穴を少しでも埋められるようにしないといけない」と話した。
☆昨年は先発で10勝、新人王も受賞し、年俸は1500万から2000万アップの3500万に。今年の成績をどう見るかは微妙なところですが、セットアッパーとしてチームを支えたこと、また防御率は改善されているので、その辺は評価されたんでしょう。
☆で、来季はマエケンが抜け、黒田さんが現役続行、大瀬良くんは再び先発に。
◇先発ローテ予想
ジョンソン
黒田
大瀬良
福井
野村
戸田
薮田
中村恭
今井
岡田
横山
☆今年はマエケンが15勝、ジョンソン14勝、黒田さん11勝、福井くん9勝で、49勝。来季はここに、マエケンの代わりに大瀬良くんが入ります。もちろん大瀬良くんが15勝すれば、それだけでほぼマエケンの穴を埋めたことになるのですが、現実的にはジョンソンには15勝、黒田さん・大瀬良くん・福井くんがそれぞれ12勝前後してくれれば、4人で50勝の計算。
☆で、問題は、4番手以降。優勝するためには80勝が必要として、四本柱以外のピッチャーで30勝が必要。
☆今年の四本柱以外の勝ち。
野村 5勝
戸田 3勝
大瀬良 3勝
ヒース 3勝
一岡 2勝
薮田 1勝
永川 1勝
今村 1勝
中田 1勝
計 20勝
☆ここから大瀬良くんが抜けますから、実質17勝。四本柱以外で30勝するには、後13勝足りない。
☆特に、先発を見ると、野村くん5勝・戸田くん3勝・大瀬良くん1勝・薮田くん1勝で、計10勝。リリーフで10勝ですから、実質5番手6番手で20勝しないと、80勝には届かない。皮算用的には、野村くんは最低でも7~8勝、6番手、例えば戸田くんが5~7勝で、最大15勝。残りの先発ピッチャーで5~7勝してくれれば、合計で20勝以上になります。
☆ジョンソン・黒田さん・福井くんが今年並みかそれ以上、大瀬良くんが12勝以上、5番手6番手で寄ってたかって20勝、リリーフが今年並みに10勝すれば、合計で80勝。
☆こうなるとやはり、一番問題になるのが、5番手6番手。四本柱の数字がこれ以上飛躍的に増えることは考えにくいので、5番手6番手が今年の10勝の倍以上は勝たないと、優勝はあり得ません。
☆で、ポイントになってくるのは、3つ。
①既存戦力の成長…薮田・今井・中村恭・九里ら、先発として期待されているピッチャーが、どれだけ勝てるか。薮田くんは今年1勝、今井・中村恭・九里は勝ち星なし。ここが1勝でも2勝でも増やせば、それがチームの勝ち星増に直結します。また塹江くん・藤井くんら、ラッキーボーイ的な若手の台頭があれば、層は増すことに。
②セットアッパー…セットアッパー陣が崩れると、例えば戸田くんとか九里くんなど、先発候補から回さねばならなくなります。その分、先発陣が薄くなる。またセットアッパーが不安定だと、先発がせっかく試合を作っても、結果的に負けてしまうことになります。セットアッパー陣の踏ん張りは、先発陣が安定するためにも、不可欠。
③新戦力…具体的には、ルーキーの岡田くん・横山くんと、新外国人。この辺も起用は流動的ですが、②とも関連して、セットアッパー陣が磐石なら、岡田くん・横山くんは先発へ。また新外国人は、セットアッパー候補とともに、先発候補も1人、獲っておいてほしいところ。ジョンソンのケガやセットアッパー候補のケガや不調の時に備えておくことが必要。
☆①~③で、K.O的に期待しているのは、①の今井・九里と、③の岡田くん・横山くん。特に九里くんは、試合でのメンタルコントロールができれば、元来試合を作れるピッチャー。また今井も今年は調整に失敗した上にケガと、散々なシーズンでしたが、コンディションが万全なら、使ってやれば結果を残せるピッチャー。
☆また、岡田くん・横山くんは、プロの水にさえ合えば、結果は出せるピッチャー。2人とも最近伸びたピッチャーなので、プロに入ってからさらに伸びる可能性は十分にあります。
☆既存戦力の成長、そして新戦力の台頭。これがなければ、優勝はあり得ません。マエケンが抜けたのはかえってチャンスですから、チームに貢献できるようなピッチャーになれるよう、オフ、キャンプ、そしてオープン戦と、しっかりいい準備をしてもらいたいものです。
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source : K.Oのカープ・ブログ。