2016年2月28日日曜日

'16 カープ・キャンプリポート(18)~2/27、練習試合 日本ハム戦 & 因縁の対決(笑)。


 ▽スタメン

【日本ハム】
① 8 陽
② 9 西川
③ 4 田中賢
④ 3 中田
⑤ D 大谷
⑥ 5 レアード
⑦ 7 谷口
⑧ 2 石川亮
⑨ 6 中島卓
先発 メンドーサ

【広島】
① 6 田中
② 4 菊池
③ 8 丸
④ 5 堂林
⑤ D 松山
⑥ 3 小窪
⑦ 7 土生
⑧ 2 磯村
⑨ 9 野間
先発 福井


(C)1回表
①田中初球サードゴロ、②菊池セカンドゴロ、③丸ピッチャーゴロ、この回三者凡退、無得点。


(F)1回裏
①陽ショートファールフライ、②西川レフトファールフライ、③田中サードファールフライ、この回三者凡退、無失点。


(C)2回表
④堂林 ショートゴロ
 1死
⑤松山 初球センター前ヒット
 1死1塁
⑥小窪 セカンドゴロゲッツー、この回無得点。


(F)2回裏
④中田ショートフライ、⑤大谷三振、⑥レアードライトフライ、この回三者凡退、無失点。


(C)3回表
⑦土生見逃し三振、⑧磯村初球ショートゴロ
 2死
⑨野間 サードゴロエラー
 2死1塁
①田中 センターフライ、この回無得点。


(F)3回裏
⑦谷口センターフライ、⑧石川ライトライナー、⑨中島ショートゴロ、この回三者凡退、無失点。…福井くん、3回をパーフェクト。


(C)4回表、投手鍵谷(F)。
②菊池初球ライトフライ、③丸レフトフライ
 2死
④堂林 ストレートの四球
 2死1塁
⑤松山 センターフライ、この回無得点。


(F)4回裏、投手中村祐(C)。
先頭①陽 ライト前ヒット
 無死1塁
②西川の時、陽盗塁
 無死2塁
②西川 セカンドゴロ、2塁ランナー3塁へ。
 1死3塁
③田中 センター前先制タイムリーヒット、日本ハム先制、F1-0C。
 1死1塁
④中田 センターフライ
 2死1塁
⑤大谷の時、田中盗塁
 2死2塁
⑤大谷 ショートゴロ、この回1失点。…中村祐くん、1点で凌ぎました。


(C)5回表、投手瀬川(F)。ライト西川がセンター、①陽に代わりファースト松本、④中田に代わりライト石川慎。
先頭⑥小窪 センター前ヒット
 無死1塁
⑦土生 センター前ヒット…センター追いつくも落球。
 無死1・2塁
⑧磯村 ライトフライ、2塁ランナー小窪3塁へ。
 1死1・3塁
⑨野間 ライト前同点タイムリーヒット F1-1C。…野間くん、練習の成果が出ましたね。
 1死1・2塁
①田中 粘るもショートゴロ、2塁ホースアウト
 2死1・3塁
②菊池 初球ショートゴロ、この回1点。


(F)5回裏、ショート安部、セカンド西川。
⑥レアード ショートフライ
 1死
⑦谷口 四球
 1死1塁
⑧石川 レフト前ヒット
 1死1・2塁
⑨中島 ショートフライ、スタートを切っていた2塁ランナー谷口戻れずゲッツー、この回無失点。


(C)6回表、投手加藤(F)。…ドラ2の社会人左腕。
③丸粘るもセンターフライ、④堂林ピッチャーゴロ、⑤松山ファーストゴロ、この回三者凡退、無得点。


(F)6回裏、センター天谷。
①松本サードファールフライ、②西川ファーストゴロ、③田中ショートフライ、この回三者凡退、無失点。…中村祐くん、3回1失点。頑張りましたね。


(C)7回表、投手井口(F)。キャッチャー大野。…井口投手はドラ3の大学生右腕。
⑥小窪ショートゴロ、⑦土生ショートゴロ、⑧磯村見逃し三振、この回三者凡退、無得点。


(F)7回裏、投手オスカル(C)。キャッチャー會澤。
④石川ショートゴロ、⑤大谷見逃し三振
 2死
⑥レアード レフトフェンス直撃のヒット
 2死1塁、代走横尾。
⑦谷口 レフト前ヒット…左バッターに打たれちゃダメですね。
 2死1・2塁
⑧大野 見逃し三振、この回無失点。


(C)8回表、投手乾(F)。代走横尾がそのままサード。
⑨野間 大きなライトフライ、ライト石川フェンスにぶつかりながらファインプレー…野間くん、いい当たりなんですけどね~。
 1死
①安部 四球
 1死1塁
②西川の時、安部盗塁
 1死2塁
②西川 セカンドフライ…う~ん、転がしたかった。
 2死2塁
③天谷 右中間を破る勝ち越しタイムリースリーベース F1-2C。…天谷が西川くんのミスを帳消しにしましたね。
 2死3塁
④堂林 四球
 2死1・3塁
⑤松山 見逃し三振、この回1点。


(F)8回裏、投手藤井(C)。
⑨中島サードゴロ、①松本の代打近藤ライトフライ、②西川レフトフライ、この回三者凡退、無失点。


(C)9回表、投手屋宜(F)。①近藤に代わりファースト大嶋、ショート渡邉、センター杉谷。
⑥小窪ショートゴロ、⑦土生サードファールフライ、⑧會澤ファーストファールフライ、この回三者凡退、無得点。


(F)9回裏、投手西原(C)。⑥小窪に代わりセカンド上本、セカンド西川がサード、サード堂林がファースト。
③田中セカンドゴロ、④石川三振、⑤大谷セカンドゴロ、この回三者凡退、無失点、ゲームセット(/--)/


練習試合 日本ハム戦
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
C 0 0 0 0 1 0 0 1 0 2
F 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1
【C】福井 - 中村祐 - オスカル - 藤井 - 西原


【広島】
      打 安 点 打率
① 6 田中  3 0 0 .000
  6 安部  0 0 0 .000
② 4 菊池  3 0 0 .000
  4 西川  1 0 0 .000
③ 8 丸   3 0 0 .000
  8 天谷  1 1 1 1.000
④ 5 堂林  2 0 0 .000
⑤ D 松山  4 1 0 .250
⑥ 3 小窪  4 1 0 .250
⑦ 7 土生  4 1 0 .250
⑧ 2 磯村  3 0 0 .000
  2 會澤  1 0 0 .000
⑨ 9 野間  3 1 1 .333
計     32 5 2 .156

    回 安 三 自 防御
福井  3 0 1 0 0.00
中村祐 3 3 0 1 3.00
オスカル
    1 2 2 0 0.00
藤井  1 0 0 0 0.00
西原  1 0 1 0 0.00


☆いやいやいや、負けませんな。


◇広島・福井が日本ハム戦で3回完全 中田、大谷斬りで開幕へ順調 デイリースポーツ 2月27日 15時18分配信

 「練習試合、日本ハム-広島」(27日、名護)

 先発した広島の福井優也投手が、3回を投げパーフェクトに抑えた。

 初回、陽岱鋼を遊飛に打ち取るなど3者凡退発信。二回は4番・中田翔を直球で押して遊飛に仕留めると、続く指名打者・大谷翔平を外角低めのフォークで空振り三振に斬った。変化球を有効的に使い的を絞らせない投球は、開幕へ向けて順調な仕上がりを印象づけた。

 「思ったところに投げられた。課題を持って試合に臨み、それができたと思う。(開幕へ向けて)ケガをしないように、しっかりと調整していきたい」と話した。


☆ま、オープン戦・練習試合は、継投・野手の起用は勝敗を度外視したものですから、あまり勝ち負けにこだわらなくてもいいのですが、それにしても強い。日本ハムはほぼベストメンバー、こちらは外国人・ベテランはなし、ですからね。


◇広島・福井、3回無失点の好投 緒方監督「頼もしく感じる」 スポニチアネックス 2月27日 20時40分配信

 先発ローテーションの一角を担う広島・福井が、日本ハムとの練習試合で好投した。

 3回を投げて無安打無失点。「思ったところに投げられた。(相手が)気持ちよく振っていない印象があった」と満足そうに話した。

 昨季は自己最多の9勝を挙げた一方で、完投した試合はなかった。「投手は最後まで投げて、自分で勝ち負けを付けるようになって成長していく」。緒方監督も「投球のリズムが昨年までと違う。頼もしく感じる」と成長ぶりを称えていた。


☆ま、相変わらず球数は多かったようですが、何てったって、パーフェクトですからね。前回先発した巨人とのオープン戦でも、3回を無失点。こりゃ今年の福井くんは、ちょっと一味違いますぞ。


◇中村祐 開幕ローテへハム大谷斬りだ デイリースポーツ 2016年2月27日

 「広島春季キャンプ」(26日、沖縄)

 残り1枠をつかみ取る-。27日の日本ハムとの練習試合に2番手で登板する広島・中村祐太投手(20)が26日、大谷斬りで開幕ローテ入りをアピールすることを誓った。指名打者で出場予定の二刀流を封じ、存在感を誇示する。

 沸々と燃え上がる闘争本能。体を脈打つ鼓動が自然と速くなる。一世一代のアピール登板。中村祐の顔が上気する。2軍戦を含めたこれまで3度の実戦登板で10回1失点。好調さをさらに加速させる。

 「右肘内側側副靱帯(じんたい)部分損傷」で離脱した大瀬良と入れ替わり、25日に1軍再合流してから初の対外試合登板。「自分の持っているものを出す」。手にしたチャンスは逃さない。強い決意でマウンドに上がる。

 関東第一時代から大谷を特別な存在として見ていた。2年生エースとして出場した12年のセンバツ。大谷が藤浪から右越えソロを放った瞬間をスタンドで目の当たりにした。「すごいホームランだった。ピッチャーもしていたので憧れだった」。プロの舞台で初めて対峙(たいじ)する。はるか前を走る大谷を抑えることができれば、大きなアピールになる。

 この日はキャッチボールやダッシュなどで軽めの調整。「調子は悪くない。結果を出すことにこだわっていきたい」。現段階では黒田、ジョンソン、福井、野村、ドラフト2位・横山(NTT東日本)が開幕ローテ当確。残り1枠に割って入るため、懸命に右腕を振る。


☆その中村祐くん、3回を投げ、3安打1四球1失点。4回、先頭①陽にライト前、盗塁・内野ゴロで1死3塁とされると、③田中にセンター前先制タイムリー。詰まっていたのですが、ヒットはヒット。④中田はセンターフライ、さらに盗塁を決められ2死2塁のピンチは、「ライバル」⑤大谷をショートゴロに打ち取り、最小失点に切り抜けます。


☆5回は1死から⑦谷口に四球、⑧石川亮にレフト前で、1死1・2塁のピンチ。ここは⑨中島のショートフライでランナー戻れずゲッツー、事なきを得ます。6回は尻上がりに調子を上げ、三者凡退。今の中村祐くんにとっては、試合を作ることも大事なことですから、課題はあるとしても、3回1失点という結果は、上々じゃないでしょうか。


☆7回からは、オスカルくん・藤井くん・西原くんが1イニングずつ。オスカルくんは、⑤大谷から見逃し三振を取るなど簡単に2死を取るのですが、⑥レアードにレフトフェンス直撃のヒット、左の⑦谷口にもレフト前で2死1・2塁のピンチ。しかしここも⑧大野を見逃し三振に取り、無失点。


☆藤井くん・西原くんは3人をきっちり抑える、ナイスピッチング。特に西原くんが3人で抑えたのは大きいですね。


☆で、この辺のピッチャーが中継ぎとして働いてくれると、セットアッパーのフォローができる。若手の中継ぎをなかなか育てようとしないカープですから、藤井くんは将来先発の可能性もあるでしょうが、「中継ぎ専門」のピッチャーとして、実は西原くんは貴重な存在なんですよね。


☆古くは渡辺秀、小林誠、また近年では林・梅津と、カープには何気にサイドハンドの中継ぎの伝統があります。西原くんは左バッターも結構抑えるので、課題は右バッターへのスライダー系の逃げる球ですかね。振らせる球がほしい。


☆で、打線の好調ばかり目につくここ最近のカープですが、実は投手陣も優秀。


14(日)  B3-7C○ (練習試合)
20(土)  S1-11C○ (オープン戦)
21(日)  G0-6C○ (オープン戦)
22(月) ○C8-0K  (練習試合)
25(木) ○C6-1De (練習試合)
27(土)  F1-2C○ (練習試合)


☆6試合で6失点、防御率は、1.00。


◇広島・大瀬良 悲壮な決意…4月中旬に戻る! デイリースポーツ 2月27日 7時0分配信

 右肘の内側側副靱帯(じんたい)部分損傷で加療2週間と診断された広島・大瀬良大地投手(24)が26日、マツダスタジアムでリハビリを行った。一日も早く戦列に戻るべく、4月中旬の1軍復帰を青写真に描いた。再発-長期離脱の恐怖心に打ち勝ち、早期復帰を目指す。

 手術-長期離脱という最悪の事態は免れた。「右肘内側側副靱帯部分損傷で加療2週間」と診断された大瀬良が離脱後初めて口を開いた。悔しさをかみしめながらも、将来のエース候補は前を向いた。

 「悔しい。チームに対する申し訳なさもあるが、現状を受け止めて早い段階で戻りたい。順調にいって4月中旬」。開幕1軍は絶望となったが、大瀬良は急加速度的な回復を願いつつ、早期の1軍復帰に意欲を示した。

 右肘に違和感を抱いたのは、宮崎・日南での春季キャンプ第1クール終了時。「いろんなフォームを試していたので、普段使わない部分もあり、張りなのかと思っていました」。第2クール以降も疲労だと受け止め、体にムチを打った。

 しかし、沖縄2次キャンプで異変に気付いた。「キャッチボールでこれは痛みだと分かりました。このまま続けてシーズンに入って本当にダメになってしまったら余計ダメだと思い決断しました」。中学3年時に右肘を手術した経験もあり、最悪の事態に陥る前に離脱を決めた。

 現時点で故障原因の詳細は分かっていないが「いろんな原因があるだろうし、そういったものと向かいあって、いいパフォーマンスにつなげていきたい」と、リハビリ期間に自らの体を見つめ直し、再発防止に向けたプログラム、ビジョンを整える方針だ。

 この日は、午後からマツダスタジアムで、ランニングや下半身のトレーニングと、アイシングや超音波でのリハビリを計4時間行った。「日常生活に支障はないですが、右腕は使っていないです」。最低2週間は患部には一切負担をかけず、リハビリを進めていく。

 「今できることは、しっかりと休ませて、戻った時によりよい結果を出せる準備していくこと」

 チームの柱と自覚して臨んだ今シーズン。スタート早々、厳しい試練にぶつかることになったが、25年ぶり優勝へ必要不可欠な戦力。焦り、苦しみ、いら立ちと戦いながら、地道なリハビリに励む。


☆先日、大瀬良くんのケガを安仁屋さんの「投げ込み指令」と関連付けての批判について書きましたが、大瀬良くんが異変に気づいたのは、第1クール終了時、安仁屋さんがキャンプに参加したのは、第2クールから。ま、その後の「投げ込み指令」で悪化した可能性はありますが、少なくとも故障の直接の原因は100%、安仁屋さんではありません。


☆で、どうですか。例えば去年の貧打を新井コーチの責任だ、と言う人はほとんどいませんでした(本人が言ってたけど)。菊池はケガで仕方ないとして、丸の不調は、結局新井コーチにはどうすることもできませんでした。「外様コーチ」を推奨してる人は、そりゃ新井コーチを批判することなんて、できませんよねぇ。で、どう考えても責任を取るべきは「正規の」打撃コーチである新井コーチなのに、こと槍玉に挙がって批判されるのは、迎コーチ「補佐」。あんなのをコーチにしてるようだから貧打なんだ、てなもんですわ。


☆で、どうですか、「投げ込み指令」が気に入らない人は、当然ケガ人が出れば外様ではなく、旧態依然のことしか言わない「カープOB」、安仁屋さんのせいにしたいのでしょうが、ここ6試合の対外試合の投手陣の結果を見れば、安仁屋コーチ招聘は今のところ成功、と言っていいんじゃないでしょうか。


☆目につくのは、ストレートがいいこと。今日の福井くん、中村祐くん始め、野村くんに、今村くん・中田くん、ルーキーの岡田くん・横山くん、藤井くんと、どのピッチャーもストレートの質がいい。今村くん・中田くんは最初2軍でしたけど。


☆どう見ても「投げ込みは気に入らない」「ケガ人が出たのは投げ込みのせい」、「打てないのは外部の血を入れないせい」という、まず自分の考えがあって、そこから事実をねじ曲げて解釈してるようにしか見えない。


☆それは「カープを強くするための批判」なんですかねぇ。K.Oには、全くそうは思えません。


☆ちなみにK.Oは、コーチの指導力がどこまで選手に影響するかは、甚だ疑問です。例えばヤクルトの山田は、杉村コーチの提唱した何十種類ものトスバッティングを、今でも続けているそうですが、それは何も山田にだけ教えた訳ではありません。続けているのが、山田だけだということ。もちろんそれは、山田本人がいいと思ったから取り入れ、続けることで、あの結果を出した訳です。


☆きっかけを作るのはコーチでしょうが、最終的にそのコーチの指導を生かすも殺すも、そこは選手本人次第。例えば新井コーチが優秀だから丸の打撃が向上したのなら、スランプに陥った時も救えるはず。


☆めちゃめちゃ単純な事実として「右足のかかとに体重が乗りすぎ」という、具体的かつ明確な原因が分かっていたにもかかわらず、丸の不振は結局シーズン最後まで続いた。当然「優秀な」新井コーチですから、その原因に対するノウハウも持ってらっしゃっただろうし、実際シーズン中にも「いろいろやってるんだけどね」とコメントされてました。


☆それでも丸のスランプは直せなかった。これは、決して「新井コーチが無能」ということではありません。最後の最後のところは、結局選手がその技術をモノにするかどうか、なのです。


☆同様に、現在石井コーチの指導の許、丸はフォーム改造に取り組んでいます。先日見たように、今のところ実戦形式では結果が出てますが、丸本人も言っているように、フォームが固まった訳じゃない。少なくとも重心の問題は解決したのでしょう、そのことによってタイミングが合うようになった、外の球に届くようになった、というぐらいのこと。まだ完全にモノにした訳ではないと思うので、マイナーチェンジの可能性は当然あると思います。


☆で、最終的にはこれも、丸本人がモノにするかどうか。


◇広島プライディ必死!エルド&ルナと2枠争うサバイバル スポニチアネックス 2月27日 7時1分配信

 広島の新外国人、プライディが26日、石井打撃コーチにマンツーマン指導を仰いだ。今春の実戦4試合で計10打数2安打。3戦3発で順調な仕上がりを見せているエルドレッドとは対照的な内容で、打撃修正へ勤勉な姿勢を示した。

 「いま自分がやっていることを見てもらった。試合では闘争心に火が付いて悪い方向へ出た。この時期はいつもタイミングやスイングを修正している。自分にとってのチェックポイントをコーチにも知ってほしかった」

 緒方監督は実績のあるルナを含めた助っ人砲3人の処遇について「(1軍枠は打者)2人が基本線」と方針を明確にした。エルドレッドとプライディの2人は3月2、3日の刈谷、小牧(いずれも中日戦)という地方遠征にも異例の参加予定。シビアな戦いはまだ続きそうだ。


☆外国人の方からコーチに指導を仰いだ、なんて話は、あまり聞いたことがないですね。で、こうやってコミュニケーションを取ることは、ものすごく重要なこと。プライディ自身、初めて来た日本のチームで、チームに溶け込んで、日本の野球に順応しなければならない。一方でコーチは、こうやってコミュニケーションを取ることで、受け入れ態勢はできてますよ、と示す必要があるし、アドバイスを求めているのだから、助言する必要がある。


☆こういう場合、コーチは必要なんですね。対して、日本で長くやってるベテランのエルさんは、もう「指導」の必要はない。不調の時は野村前監督がやっていたように、アドバイスや練習は必要でしょうけど。


☆良い指導者というのはね、「教えない」んですよ。一見すると、1から10まで説明してくれる先生は、懇切丁寧に見える。でも先生が全部説明してしまっては、生徒は少しも自分の頭を動かしてない。本当の意味での良い先生というのは、常に生徒に考えさせる。で、間違った方向へ行けば、軌道修正してあげる。最終的に答を出すのは生徒、という風にしなければ、いつまで経っても「自分で考える力」は身に付きません。




☆さて、外国人とベテラン勢は、沖縄でキャンプ。


◇広島・新井 黒田と1年ぶり“名勝負”だ「ぜいたくな練習」 スポニチアネックス 2月27日 6時47分配信

 今年も「名勝負」が繰り広げられる。広島・新井貴浩内野手(39)が27日、コザしんきんスタジアムでシート打撃に登板する黒田博樹投手(41)と対戦することになった。昨年は第2打席で本塁打を放ったが、次打席では見逃し三振。通算2000安打と日米通算200勝を目前に控えた男と男の真剣勝負。果たして軍配はどちらに上がるか…。

 コザの春の風物詩と言っても過言ではない。日米通算193勝のレジェンドが投げ、通算1971安打の男が打つ。新井はシート打撃における黒田との対決に向け、謙虚に意気込みを語った。

 「ぜいたくな練習をさせてもらえて嬉しい。なかなか、そういう機会がないので…ありがとうございます。球筋を見るとか、そういう投手じゃない。失礼です。(打席に)立たせてもらえて光栄です」

 ただの「練習」ではない。2人の大ベテランが18・44メートルを隔て、真剣勝負する。対決の舞台は昨年と同様の形で出来上がった。チームは日本ハムとの練習試合のため名護へ移動。ベテラン組、外国人勢は残留となり、そこに黒田のシート打撃登板が組み込まれた。

 昨年は3打席立ち、2打席目にツーシームを左翼席へ運んだ。だが、3打席目は2球で追い込まれ3球目の外角ボールゾーンからストライクゾーンに入ってくるツーシームに見逃し三振。完全に“お返し”された形となった。投手としての凄さは身をもって知る。それだけに、ただひたすら謙虚に打席に立つ構えだ。

 新井自身は好調をキープする。沖縄2次キャンプ中の対外試合4試合中3試合に出場し計6打数3安打と結果を出し、守備走塁でも全力プレーを怠らない。今季の目標について「大きいの(本塁打)を打ちたいと思っている」と話す。この日も約1時間の特打を実行。昨季は7本に終わった本塁打を量産するため、バットを振り込んでいる。

 昨年の対決では、前日に黒田から「とりあえず新井のバットを折ります」と宣戦布告?されたため、新品のバット3本を持って球場入り。折られることはなかったが、投球が手元で動くため常に、リスクはつきまとう。

 「今年は(バットは)5本くらいかな…」

 万全の状態で、レジェンドの投球に向き合う。 (桜井 克也)

 ▼昨年の黒田VS新井 2月28日、黒田がコザしんきんスタジアムでシート打撃に初登板し、新井とは3打席対戦。最初の打席は中飛で2打席目は内寄りのツーシームを左翼席に被弾。新井が「子どもに自慢できる」と喜んだのに対し、黒田は「打った後のジェスチャーが長すぎて、米国だったら(次打席で)当てられている」と冗談交じりながらも悔しがった。3打席目はツーシームで見逃し三振。「2打席も打たれたら何を言われるかわからない」。新井は「ボールだと目を切ったらストライク。何が起こったかわからなかった」とバックドアに舌を巻いた。


☆さて、「名勝負」の結果やいかに。


◇広島・黒田、今キャンプ初シート登板 “因縁対決”新井を3の0に デイリースポーツ 2月27日 12時56分配信

 「広島春季キャンプ」(27日、沖縄)

 広島・黒田博樹投手(41)が27日、今キャンプ初めてシート打撃に登板した。エクトル・ルナ内野手(36)=前中日=、ジェイソン・プライディ外野手(32)=アスレチックス傘下3A=、ブラッド・エルドレッド外野手(35)ら打者のべ11人を相手に45球。安打性の打球は3本だった。

 新井貴浩内野手(39)とは1年ぶりの再戦。昨年は左越えに本塁打を浴びたが、今回対戦は投ライナー、三ゴロ、一ゴロの内容だった。1打席目の対戦で、いきなり投手強襲のライナー。ヒヤリとする場面だったが、体を反転させてグラブで捕球した。2打席目はゴロで三遊間を抜くような打球だったが「サードゴロでしょ」と、笑って凡打を強調した。

 戦形式の投球で変化球も駆使。宝刀ツーシームを軸に、新球チェンジアップでも凡打に仕留めた。日米通算193勝VS1971安打の対決は、結果的に黒田に軍配が上がった。

 ただ、登板後は、左手にアイシングを2つ使って、ぐるぐる巻きにして会見に登場。

 重傷を感じさせるように「病院?これから。ツーシームを内角付近に狙ったんですけど、当てるのは良くないと思って甘くなったら、逆に当て返されましたね」と、ニヤリとしながら振り返った。報道陣の心配の声に「取りあえず冷やしてから、今後の様子を見ます。骨は大丈夫か?それも今後の様子を見ます」と笑わせた。最後に「今年は右手を出さないように」と、オチまで付けて会見を締めた。

 前回、23日のフリー打撃初登板後、黒田は「彼に投げてみたかったんですけど。なかなか僕らなんて、投げさせてもらえる立場じゃない。彼に『受けて立つ』と言っていただけるなら、チャンスがあれば投げてみたい」と発言。新井は「バット5本持って行きます」と話し、迎えた“一戦”だった。

 今後は28日のキャンプ終了後、3試合前のオープン戦登板を経て、プロ20年目、41歳シーズンを迎える。


☆いやいや黒田さん、やってくれますわ。


◇【広島】黒田、新井のせいで開幕ピンチ!? スポーツ報知 2月27日 13時42分配信

 広島・黒田博樹投手(41)が27日、沖縄キャンプ初のシート打撃に登板したが、最初の打者・新井の打球は痛烈なピッチャーライナー。登板後に左手をアイシングした黒田は「(病院?)これから行きます。(重傷?)とりあえず、今後の状態をみないと分からないです」と、深刻な表情をつくって開幕への不安を“激白”した。

 新井は打った瞬間に「焦りました。けがをさせたらバッシングされますから」と体を硬直させたが、実際は、黒田の見事なフィールディングで事なきを得た。「41歳の反応じゃないですよ。あと5年できますよ」と称賛しつつ、右腕が登板後に“重傷説”をほのめかしたことに「(打球は手のひらに)当たってないですよ。グラブで取ってますよ。リップサービスでしょ」と苦笑いしていた。


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☆いや~、マエケン、大瀬良くんに続き、黒田さんまで離脱なんて、こりゃ参ったな~。




☆…K.Oも、乗ってみました(笑)。


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source : K.Oのカープ・ブログ。