☆さて、1月も終わり、2月1日からは、いよいよキャンプイン。
◇広島緒方監督「パレードやれるよう」決意の日南入り 日刊スポーツ 1月31日 17時25分配信
広島の緒方孝市監督(47)ら1軍メンバーが31日、キャンプ地宮崎・日南に入った。
全体ミーティングを終えた緒方監督は「テレビをつけると、ちょうど宮崎で(ソフトバンクが)優勝パレードをしている映像が映った。来年、この日南でやれるようにやっていきたい。1点をとる、投手を中心とした守り勝つ野球を目指す」と決意を口にした。
☆ほぉ、キャンプ地で優勝パレードというのは、日南の方々もきっとうれしいでしょうね。
◇広島・緒方監督 開幕投手は白紙「競争して結果を」 宮崎キャンプ地入り デイリースポーツ 1月31日 16時45分配信
広島の緒方孝市監督(47)らスタッフ、選手らが31日、宮崎県日南市のチーム宿舎に到着した。
2月1日のキャンプインを前に宿舎では、全選手を集めて全体ミーティング。全選手を前に指揮官は「シーズンが始まる中で昨年の4位という結果、最終戦を勝ち切ることができなかった悔しい思いを持ち続けよう。1つのモチベーションにして、力に変えて戦っていこう」と話した。
昨年はこの場で前田健太投手に、開幕投手を任せることを伝えたが、今年は白紙を強調。「チームはピンチかもしれないが、みんなにチャンスがある。競争して結果を出して、チャンスをものにしてほしい」と説明した。
黒田博樹投手、クリス・ジョンソン投手ら実績組に、先発に再転向する大瀬良大地投手らが筆頭候補になる。
また、到着した宮崎空港では、約300人のファンが詰めかける中、日南市による盛大な歓迎セレモニーが行われた。
「結果がすべてだけど、こだわり過ぎることはない。もちろん(監督就任)2年目なのでね。勝つことに対して、優勝することに対してはこだわっていきます」と指揮官。25年ぶりの優勝に向けて、間もなく実践漬けのキャンプが始まる。
☆開幕投手は、チームのエースが投げるもの、なんですが、今年の場合、黒田さん・ジョンソン・大瀬良くんの「トリプルエース」でいいと思います。その中で黒田さんは、立ち位置的には本人も「エースのサポート」的な役割を考えてるでしょうから、K.O的には、やっぱり大瀬良くんかなぁ。勝ちながら成長しながら、チームも若い大瀬良くんがエースとして勝つことで勢いに乗っていければ、大瀬良くん、チームの双方にいい影響が出ると思うんですよね。
☆その、大瀬良くん。
◇トピックス 大瀬良、先発の柱へ 広島アスリート 2016-1-30 14:15
今季、先発に戻ることが濃厚な大瀬良。昨季はシーズン途中から中継ぎへ転向し「中継ぎを経験してみて、先発が完投してくれることがすごくありがたいと感じました」と、先発に専念したときには分からなかった感情を得た。
シーズン後は首脳陣から先発へ戻ることを打診され「体を一から鍛え直して、投げる体力、スタミナをつけていきたいと思っています」と口にするなど、再び先発として戦える体力づくりに専念。年明けからは母校の九州共立大での自主トレに励み、帰広後はドジャースへ移籍する前田とともにトレーニングをこなすなど充実した毎日を過ごし、キャンプに備えてきた。
「『よし、やってやろう』という気持ちです。昨年は途中で先発ローテーションを離脱してしまいましたし、今季の悔しさを踏まえて、先発の柱として投げていきたいです。マエケンさん、黒田さんがいてすごく頼れる存在でしたし、いつまでも2人に頼っていてはいけないと思います。来季以降は次の柱がいなきゃいけないと思っているので、その1人としてやっていきたいですね」
マエケンの後継者として周囲から大きな期待を受ける背番号14。明後日、日南の地で勝負の3年目がスタートする。
☆ルーキーイヤーは、何だかんだで10勝して新人王、2年目の昨年はセットアッパー転向。泣いたりもしましたなぁ。防御率は1年目より良くなったんですよね。逆に言うと1年目は、よくあの防御率で10勝したよな、と思ったり。
☆で、3年目。プロの水にも慣れ、かなり落ち着いて野球ができるんじゃないでしょうか。例の「涙」も、随分批判されたりもしましたが、ま、今年の結果で判断しましょうよ。
☆で、その、出ていくマエケン。
◇マエケン“ラスト広島”に感慨「濃い9年間」 自主トレ打ち上げ スポニチアネックス 1月31日 7時10分配信
広島からポスティングシステムでドジャースに移籍した前田が元本拠地での自主トレを打ち上げた。マツダスタジアムに隣接する室内練習場で汗を流し「(在籍した)9年間は凄く濃い時間だった。離れることが決まり、応援の温かさに気付いた。広島に来てよかった」と感慨深げだった。
古巣の施設で21日から始めた後輩たちとの合同練習。最終日は大瀬良らとキャッチボールやランニング、ノックを行い、「コンディションはいい状態。いつも通りの調整ができています」と充実した表情をのぞかせた。今後は東京に拠点を移して調整し、2月10日前後に渡米する予定。キャンプは現地時間20日(日本時間21日)からアリゾナ州グレンデールで始まる。「(広島ナインに)いい刺激を届けられるよう、結果を残したい。僕も気になるので、随時(広島の戦いぶりを)チェックします」と話した。
☆8年契約をしたってことは、8年は帰ってくる気はない、ってことですから(ってそもそも帰る気があるのかも分かりませんけど)、カープのエース、マエケンがいなくなる、というのは、ほぼ確定。それでチーム編成をしなければなりません。
☆そのマエケンにスライダーを教わったとか。
◇広島・戸田 マエケンスライダーに手応え デイリースポーツ 1月30日 15時49分配信
広島の投手9人、野手12人の計21人が30日、宮崎県日南市の天福球場で先乗り自主トレを打ち上げた。
先発ローテ入りを誓った戸田隆矢投手(22)は、今オフに米大リーグ・ドジャースの前田健太投手(27)から伝授された“マエケンスライダー”取得を目指す。
室内ブルペンに入り、磯村嘉孝捕手(23)を座らせ、46球を投げ込んだ。「状態は悪くない。前までは(スライダーを)大きく曲げようとしていたが、いまは打者により近いところで曲がるようになった」。新スライダーに手応えを感じた。
2月1日からの春季キャンプに向け、初日からブルペン入りできるように体を整える。
☆ま、一言でスライダーといっても、いろいろある訳で、例えばヤンキースのマーくんは、毎年スライダーの曲がり具合を微調整したと言います。スライダーというのはそもそもスライドする、つまり滑るように曲がる、というボールですから、曲がり具合以上に、キレが問題。
☆マエケンのように、いつでもストライクが取れるボールになると、ピッチングの幅はグッと広がります。
☆さて、そのマエケンなき後のエース候補は、大瀬良くん。そして、この人も続いてくれるといいですねぇ。
◇広島 ドラ1岡田「楽しみ」、大瀬良からアドバイスも スポニチアネックス 2016年1月31日 17:51
広島から宮崎県日南市に入った広島ドラフト1位新人、岡田(大商大)は「楽しみ。これから勝負が始まるので、1軍で開幕からしっかり投げられるようにやっていきたい」と気持ちを高ぶらせた。
即戦力右腕に首脳陣の期待は大きく、注目も集まる。2年前のドラフト1位の大瀬良からは気疲れに関する助言をもらったそうで「張り切りすぎず(気持ちを)コントロールしてやりたい」と冷静に話した。
☆ま、将来はメジャーに、なんて今のうちから言ってますから、いつまでカープにいてくれるか分かったもんじゃないのですが(笑)、末長く、カープのために頑張ってほしいものですなぁ。
◇ドラ1岡田、好仕上がり 捕手座らせ50球、球威・制球よし 中国新聞アルファ 2016/1/31
広島のドラフト1位右腕、岡田(大商大)が30日、廿日市市の大野屋内総合練習場で初めて捕手を座らせて投げ込んだ。全てセットポジションから約50球。「力を入れて投げることができた。体が軽く感じている」と手応えを口にした。
☆ちょっと疲れが出て別メニューで調整してたりした岡田くんですが、キャンプには万全で入れそうですね。大瀬良くんも1年目に10勝しましたから、岡田くんも1軍の力になってほしいところ。
☆で、開幕投手を黒田さん、大瀬良くんらと争う、この人。
◇広島ジョンソン2年目は「2冠」宣言 開幕投手も「選ばれれば光栄」 デイリースポーツ 1月31日 7時0分配信
広島のクリス・ジョンソン投手(31)が30日、今季への意気込みを語った。昨季、最優秀防御率を獲得し、最多勝争いでは2位になった助っ人左腕。2年目となる今季は昨季以上の成績を残し、チームの勝利に貢献することに強い意欲を燃やした。
頼もしい言葉だった。カープで2年目を迎えたジョンソンが力を込める。昨季は防御率1・85で最優秀防御率に輝き、最多勝争いでも14勝と前田(ドジャース)の15勝に次ぐ2位だった。その数字を上回ってみせる。左のエースとしての自覚が伝わってきた。
「去年のように成功するために帰ってきた。いい目標ができたよ」。自信に満ちた表情で言った。
各球団が対策を講じてくることは間違いないが、助っ人左腕も進化を続けている。詳細は明かさなかったが、新しい変化球に挑戦中だという。「楽しみにしていてほしい」と畝投手コーチ。昨季はスライダーの変化を小さくするなどして、日本野球に素早く順応した。投球の引き出しを増やせれば、白星は順調に伸びていくはずだ。
前田が抜け、開幕投手が誰になるのか注目が集まる。今季の開幕戦は3月25日、マツダスタジアムでのDeNA戦だ。昨季、本拠地では16試合に登板し、7連勝を含め10勝3敗、防御率1・66と無類の強さを誇った。ジョンソンは「選ばれたら光栄。投げてくれと言われたら勝てるように頑張る」とニヤリと笑った。
米国では3度、ブルペン入りするなど調整は順調そのもの。不安はない。今季も正確無比な投球で、セ界を席巻する。
☆先発ピッチャーで防御率1.66ってのは、ほとんど点を取られてないに等しい。1.85でも十分すごいんですけどね。
◇昨年11月に挙式 広島ジョンソン 14勝超えだ「練習もする」 スポニチアネックス 1月31日 7時2分配信
広島のジョンソンが最優秀防御率のタイトルを獲得した来日1年目を超える活躍を誓った。
昨季は14勝を挙げ、防御率1・85。主砲のエルドレッドとマツダスタジアムを訪れ「前年のような成功をするために(日本に)来ているし、その成績を超えようと練習もする」。昨年11月14日に婚約者のカーリン・コマーさんと挙式。公私ともに充実の助っ人左腕は開幕投手候補に挙がっており「選ばれるなら光栄」と話した。
☆2年目ってことで、バッターも多少は慣れてくるでしょうけど、「慣れ」で打てりゃ苦労はしない(笑)。いいピッチャーってのは、なかなかそうそうは打てないものです。ケガには気をつけてほしいですね。
☆そのジョンソンとともに、今年も頼りにしてまっせ。
◇エルド本塁打王奪還へ「体調問題ない」 デイリースポーツ 2016年1月31日
広島・エルドレッドは30日、2年ぶりの本塁打王奪還に意欲をみせた。昨季は春季キャンプ中に右膝を負傷。手術を受け戦列を離れるなど、79試合で19本塁打と不本意なシーズンに終わった。米国で再発防止に向けたトレーニングを精力的に行ってきたことで状態は万全。「問題ないよ」と言い切った。
春季キャンプでは、新外国人のプライディと左翼を争うが「競争はいいことだ」と前向き。5年目となる今季へ向けて「ホームランをたくさん打つということは、チームへの貢献度が高いということだ。タイトルを取れればうれしいね」と意気込み、分厚い胸板をたたいた。
☆もう5年目ですか。カープの外国人で一番長かったのが、日系人のフィーバー平山さんの10年を除けば、ライトルの7年が最長。引退まで、カープを支えてほしいですね。
☆エルさんの場合、高めのつり球でタイミングを狂わされるとスランプに陥る、という傾向があります。自分にイライラしちゃうんでしょうね。そうならないためには、つり球を我慢する必要があります。その辺は首脳陣も、うまくケアしてあげてほしいですね。
☆後はジョンソン同様、ケガには注意。
☆その他、野手陣の話題。
◇松山バット軽く、外角打ちを追求 日南合同自主トレ 中国新聞アルファ 2016/1/31
広島の松山が軽量化したバットで外角の対応力を高めている。重さは昨季より約30グラム軽い900グラム、重心はヘッド寄りに新調。遠心力を生かすため、右手小指をグリップの端に掛けて握る打法の仕上がりは順調だ。
☆バットを重くした堂林と、軽くしてヘッド寄りに重心を置いた、松山。さて、どちらがどうなるか。松山の場合、重心をヘッド寄りにしたのもバットを長めに持つのも、遠心力を生かして長打を飛ばそう、というもの。もちろんその分、パワーが必要、ということになります。ただし、芯を食わなければ、ボールは飛ばない。それで、多少軽くしたのかも知れません。
☆通常重いバットは、アベレージヒッターが使うんですけどね。堂林のバットは、重くなった以外、どういったバットなのか。
☆おしまいは、年中無休の「丸商店」(笑)。
◇広島・丸、休日返上で自主トレ「キャンプ中も無休」 デイリースポーツ 1月31日 15時3分配信
広島の丸佳浩外野手(26)が31日、宮崎県日南市の天福球場で休日返上で汗を流した。
キャンプインを前日に控え、ランニングやマシン打撃など一人、黙々と練習に打ち込んだ。「いよいよ始まる。キャンプ中も無休の予定です」。若きリーダーの自覚を示した。
2日間降り続いた雨も上がり、この日の宮崎県(日南市)の最高気温は17度。「やっと暖かくなってきた。これぐらいがいいですね」と笑顔を見せながら、早くも気合十分だ。
☆さて、不安になるから練習を休めないのか、はたまたより進歩したいから練習せずにはいられないのか。それによって、練習が実際に実になるかどうか、大きく違ってきます。
☆で、その結果は、今シーズンの丸の活躍によって、体現される。K.Oはフォーム改造はもう少しマイナーチェンジが必要だと思うし、今年丸本人が(実際に何番を打つかに関わらず)「1番のバッティング」「3番のバッティング」、どちらを目指しているのか、その辺も気になるところなのですが、その辺のモヤモヤをふっ飛ばすような活躍で、K.Oの杞憂を一蹴してほしいところ。
☆ともあれ、キャンプが始まります。個々の選手がどれだけいい準備をしてきたか、そしてキャンプでどれだけ「勝てるチーム」を作れるか。何度も言いますが、首脳陣のチーム編成と、キャンプでのチーム作りが、まずは勝負です。
◇広島、緒方体制2年目は強烈な逆風。サンフレッチェに学ぶ「3本の矢」。 Number Web 1月28日 18時1分配信
春季キャンプを目前に控えた緒方広島の2年目は、昨年の今ごろとまったく違う風が吹いている。
昨春は、前年優勝争いをしたチームに黒田博樹や新井貴浩が復帰。注目度も期待もうなぎ上りで猛烈な追い風が吹いていた。しかし、シーズンに入ると風に乗ることができず低空飛行を続け、最終的には3年ぶりBクラスでシーズンを終えた。
今年、ファンの声は厳しくなっている。さらにエースの前田健太が、ポスティング制度を利用して米大リーグへ移籍。強烈な逆風を受けながらの船出となりそうだ。キャンプ前に行なわれたスタッフ会議後、緒方孝市監督は「開幕ダッシュ」を目標に掲げた。好スタートで風向きを変えたい――。そこには昨季と同じ轍は踏まないという強い覚悟が感じられる。
◆終盤まで響いた、出遅れと7連敗。
就任1年目の昨季、開幕を迎えてもチームは完成形に至っていなかった。まだ前年のチームに新しい力を注いでいく段階で、シーズンを戦いながらチーム力を上げていくしかなかった。しかし、開幕4戦目からよもやの7連敗。育てながら勝つ舵取りは困難となり、借金完済に追われた。
その間チームを支配したのは負けられない使命感と重圧。10月7日、シーズン最終戦に敗れて4位に終わったが、広島はシーズン序盤から最後まで「負けられない戦い」を強いられた。
7連敗は、チームづくりの遅れが招いたようなものだ。開幕1番に抜擢した鈴木誠也を2試合で見切り、遊撃のレギュラーと期待した田中広輔も開幕2戦目でスタメンから外した。しかし彼らに代わって出場した選手がミスを犯す負の連鎖。先発大瀬良大地のつまずきにもつながった。
負傷離脱者がいたとはいえ、開幕からスタメンを固定できない試合が5月まで続いたのもいただけない。主力選手だけでなく、代走守備固めの切り札として欠かせない赤松真人を6月5日まで一軍に招集せずに若手の成長を待った。だが、起用方針を変えた6月以降に勝ち越した数字を見れば、チームづくりが後手に回った影響は少なからずあったと言わざるを得ない。
◆サッカーのサンフレッチェの兵法に学ぶ。
今季の緒方監督は同じ広島に本拠地を置くJ1サンフレッチェの戦い方に感銘を受け、「3本の矢」でシーズンを乗り切ると宣言した。
(1)勝利の方程式の確立
(2)接戦で勝ちきる攻撃
(3)選手起用、采配
目指すべきサンフレッチェの姿。それは「接戦で1点を奪い、1点を守り抜く。長いリーグ戦を巧妙な選手起用で勝ち抜き、頂点に立つ」戦い方だ。毎年のように主力選手を他クラブへ引き抜かれながらも、4年で3度リーグ優勝に導いた森保一監督のような舵取りが求められる。
チームづくりで遅れをとらないためには、まず全体の方針を明確にした上でチーム内競争を刺激し、骨格を作っていかなければいけない。選手の能力見極めは早々に、チーム力を最大化するために選手をどう配置するか。2次キャンプからオープン戦に入ったころには、2年目の緒方広島がどのような野球をしたいのか浮かび上がってくることを期待したい。
◆試合終盤の継投力の整備は絶対不可欠。
守備面では、昨年1年通して解決できなかった勝利の方程式の確立が最優先となる。昨季は外国人ヒースや経験の浅い若手で乗り切ろうとしたが、ついにシーズン終了まで安定感は手に入れられなかった。若手中心の1次キャンプから選手達をふるいにかけ、二軍スタートとなった実績組と競わせながら、限られた戦力の中で最善の形を模索していくことになる。
昨年セ・リーグを制したヤクルトなどの例から、終盤の継投力の必要性は広島首脳陣も強く感じている。全体的に経験の浅い投手が多いポジションだけに、昨年の大瀬良のように先発から配置転換する投手も含め、首脳陣の眼力が問われそうだ。
◆総得点は3位、問題は26度の1点差負け。
攻撃面では、僅差の試合展開での得点力が課題となる。昨季の広島の総得点506点はリーグ3位、チーム打率.246も同5位。数字としては、特別に振るわなかったわけではない。むしろ数字に表れない“勝負どころの一打”を欠いたことが、26試合もの1点差負けにつながった。
そこで今季は、秋季キャンプから新任の石井琢朗打撃コーチらによって、状況に応じた打撃の意識付けが徹底されつつある。石井コーチは「打撃は良くて3割。そこを上げようとするのではなく、打てない7割でどうやって点を取れるようにするか」と説く。
個々のレベルアップに重きを置かれた昨秋キャンプから、より実戦的、より戦術的となる春季キャンプでどのような変化が見られるか。昨季61.5%だった盗塁成功率を70~75%まで引き上げることも課題にする。
例年にない逆風の中、緒方広島の2年目の航海が始まる。スタートダッシュのためには、向かい風を追い風とする舵取りが欠かせない。
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source : K.Oのカープ・ブログ。