2016年3月23日水曜日
'16 オープン戦、まとめ。
◇セ・リーグ オープン戦順位(○数字はセ・リーグ順位、打率・防御率以外は1試合平均の順位)
▽1位 阪神(セ・リーグ1位)
試合数15 勝数7 敗数3 引分数5
勝率.700 勝差ー
得点50③ 失点33①
本塁打1⑥ 打率.277①
防御率1.93① 盗塁10②
▽6位 広島(セ・リーグ2位)
試合数16 勝数8 敗数6 引分数2
勝率.571 勝差0.5
得点64① 失点47③
本塁打12① 打率.254④
防御率2.62③ 盗塁8④
▽7位 巨人(セ・リーグ3位)
試合数19 勝数9 敗数9 引分数1
勝率.500 勝差1
得点56④ 失点69④
本塁打9② 打率.222⑤
防御率2.89④ 盗塁9⑤
▽9位 ヤクルト(セ・リーグ4位)
試合数19 勝数6 敗数12 引分数1
勝率.333 勝差2.5
得点65② 失点94⑥
本塁打7⑤ 打率.256③
防御率4.53⑥ 盗塁14①
▽10位 中日(セ・リーグ5位)
試合数16 勝数4 敗数9 引分数3
勝率.308 勝差0
得点38⑥ 失点67⑤
本塁打7④ 打率.213⑥
防御率3.55⑤ 盗塁5⑥
▽10位 DeNA(セ・リーグ5位)
試合数15 勝数4 敗数9 引分数2
勝率.308 勝差0
得点41⑤ 失点35②
本塁打7③ 打率.266②
防御率2.17② 盗塁9③
☆1試合平均の順位。
▽得点
①C 4.0
②S 3.4
③T 3.3
④G 2.9
⑤De2.7
⑥D 2.4
▽失点
①T 2.2
②De2.3
③C 2.9
④G 3.6
⑤D 4.2
⑥S 4.9
▽ホームラン
①C 0.75
②G 0.473
③De0.466
④D 0.43
⑤S 0.37
⑥T 0.07
▽盗塁
①S 0.74
②T 0.67
③De 0.60
④C 0.50
⑤G 0.47
⑥D 0.31
▽打率
①T .277
②De.266
③S .256
④C .254
⑤G .222
⑥D .213
▽防御率
①T 1.93
②De2.17
③C 2.62
④G 2.89
⑤D 3.55
⑥S 4.53
☆全体でも1位だった阪神は、ホームランこそ1本でしたが、打率はリーグ1位、防御率も1位。福留・鳥谷・ゴメス・大和と主力が軒並み3割をマーク、梅野は4割台、横田も高打率をマーク。ルーキー高山も3割、また誠也くんと同期の北條も3割をマーク。心配なのは、新外国人のヘイグ。投手陣は、メッセ・能見・岩田・藤川と先発陣が安定したピッチング、守護神候補のマテオも6試合で無失点。藤浪くんはちょいと乱れましたが、問題ないでしょう。
☆巨人は相変わらずの貧打ですが、投手陣はやはり強力。マイコラスがいつ復帰するか、また内海・大竹の復帰もポイント。また由伸さんが引退して監督に、阿部は2軍スタート。岡本もオープン戦で結果を出せず。坂本・長野・村田ら主力がどれだけ引っ張れるか、また外国人の使い方もポイント。高木京の契約解除も、何気に痛い。
☆ヤクルトはオープン戦終盤にようやく山田に当たりが出て、川端も復帰。畠山はぶっつけで開幕に間に合わせるとか。バレンティンが離脱、また新外国人投手がどれだけやれるかもポイント。オープン戦の防御率が悪いので、一昨年のようにならなければいいのですが。
☆中日は、巨人同様貧打、また防御率もリーグ5位。盗塁も最下位と、何だか八方塞がり(笑)。吉見・岩瀬がどれだけやれるか、浅尾がいつ復帰するか。ビシエドを獲ったので、外国人の起用法もポイントか。
☆DeNAは、投打とも数字はいいのですが、最下位となりました。タレントは豊富で、勝ち癖がつけば強いはず。「ベイスボール」の克服なるか(笑)。
☆ちなみに、去年のオープン戦順位。
◇2015年セ・リーグオープン戦順位
▽2位 DeNA (セ・リーグ1位)→シーズン6位
試合15 勝8 敗4 引分3 勝率.667
▽4位 阪神 (セ・リーグ2位)→シーズン3位
試合16 勝8 敗6 引分2 勝率.571
▽8位 ヤクルト (セ・リーグ3位)→シーズン1位
試合15 勝6 敗8 引分1 勝率.429
▽9位 中日 (セ・リーグ4位)→シーズン5位
試合17 勝6 敗9 引分2 勝率.400
▽11位 巨人 (セ・リーグ5位)→シーズン2位
試合18 勝6 敗11 引分1 勝率.353
▽12位 広島 (セ・リーグ6位)→シーズン4位
試合12 勝3 敗7 引分2 勝率.300
☆DeNAは、オープン戦リーグ首位の勢いを買って、前半戦は首位でしたが、後半失速、終わってみれば最下位。先発投手が次々と離脱、ゲームが作れなくなりました。逆に巨人はオープン戦不調で心配されましたが、シーズンは2位。
☆さて、カープの個人成績。
◇個人打撃成績(オープン戦)
選手 試 打 安 本 点 盗 打率
會澤 13 22 6 1 2 0 .273
安部 16 32 10 0 4 1 .313
天谷 13 31 7 0 3 1 .226
新井 14 30 9 3 6 0 .300
石原 10 24 7 0 0 0 .292
磯村 9 8 3 0 2 0 .375
上本 3 2 0 0 1 0 .000
エルドレッド
15 37 8 4 9 1 .216
菊池 13 41 12 1 2 1 .293
小窪 7 11 1 0 0 0 .091
下水流 12 22 4 1 6 0 .182
庄司 11 8 1 0 0 0 .125
鈴木 2 8 3 0 1 0 .375
田中 15 45 13 0 1 3 .289
堂林 6 11 1 0 2 0 .091
中東 1 0 0 0 0 0 .000
西川 16 18 7 0 3 0 .389
野間 13 26 8 0 1 0 .308
土生 11 10 2 1 2 0 .200
プライディ
12 28 7 1 4 1 .250
松山 15 26 4 0 1 0 .154
丸 14 46 14 0 10 0 .304
ルナ 15 36 8 0 3 0 .222
計 16 12 63 8 .254
◇個人投手成績(オープン戦)
投 手 試 勝 敗 S 回 安 三 自 防御率
今村 7 1 0 1 6 2/3 6 2 1 1.35
江草 3 0 0 0 3 2 2 0 0.00
岡田 4 0 1 0 15 14 6 6 3.60
小野 5 0 0 0 7 9 2 4 5.14
黒田 3 1 2 0 12 2/3 19 5 8 5.68
ジャクソン
5 0 0 05 2 6 0 0.00
ジョンソン
3 0 0 0 14 1/3 10 16 3 1.88
オスカル
8 0 0 0 8 2/3 7 4 0 0.00
中﨑 6 1 0 1 6 6 7 0 0.00
中田 7 0 1 0 5 1/3 4 4 2 3.38
西原 2 0 0 1 1 1/3 4 0 2 13.50
野村 3 1 1 0 12 14 6 7 5.25
福井 4 2 0 0 20 8 13 1 0.45
藤井 1 0 0 0 2 1 1 0 0.00
ヘーゲンズ
6 0 0 0 6 6 7 2 3.00
横山 4 2 1 0 16 17 12 5 2.81
計 16 8 6 3 2.62
☆打線は、オープン戦序盤は好調でした。田中くんがヒットを量産、天谷や菊・丸も好調、エルさんはホームランを量産。終盤失速しましたが、犠牲フライや進塁打など、秋からやってきたことはきちんとできていたと思います。
☆全般を通しては、ルーキー西川くんが.389と高打率をマーク、また野間くんも3割。安部も内容のあるバッティングを見せました。終盤調子を上げたのは、会沢と、新井さん。特に新井さんは3本のホームランを放ち、状態の良さを窺わせました。ケガが少し心配なのですが、大丈夫でしょう。
◇広島新井フリー打撃を再開「もう大丈夫」柵越え連発 日刊スポーツ 3月22日 21時27分配信
広島新井貴浩内野手(39)がマツダスタジアムで行われた全体練習でフリー打撃を再開した。
20日のオープン戦ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)の3回の守備でソフトバンク柳田が放った痛烈な打球で右手親指を負傷。試合途中に福岡市内の病院で打撲と診断されていた。21日のオープン戦ソフトバンク戦(マツダスタジアム)では打撃練習を回避。右手親指にテーピングをして参加していた。
この日はテーピングもなく、打撃練習では快音を続けた。柵越えも連発して回復をアピールした。「もう大丈夫。アイシングも昨日までしっかりやったからね」と頼もしかった。
☆ま、この人の場合、ほんとに「もう大丈夫」なんだか怪しいものですが(笑)、ま、頑丈ですから(笑)。
☆若手に関しては、もう一押し、といったところですかね。下水流・庄司・土生あたりは、いいところも見せましたが、続かなかった。また磯村は、もう少し打席が見たかったですね。
☆投手陣、福井くんが抜群のピッチングを見せました。今年は大化けするかも知れません。ルーキー勢の活躍が目立ち、横山くん・岡田くんは1軍での先発が内定、またオスカルくんも1軍でしょう。中継ぎ陣は一定の結果を出しましたが、「よし、いける!」というところまでは行っていません。当面はセットアッパーはジャクソン・今村くん・中田くんに頑張ってもらうことになると思います。また結果によっては、オスカルくんもここに食い込んでくるかも。
☆先発は、ジョンソン・黒田さん・福井くんに、4本目はこの人の予定。
◇広島野村3失点完投「いろいろやった」変化球も試投 日刊スポーツ 3月22日 21時27分配信
<ウエスタン・リーグ:中日3-1広島>◇22日◇ナゴヤ
広島野村祐輔投手(26)がウエスタン・リーグ中日戦(ナゴヤ)に調整登板。8回完投し、7安打3失点(自責1)だった。
中日ビシエドに対しては3打数1安打。8回には死球を与えたが、6回の第3打席では外角のスライダーを連投して空振り三振。寄せ付けなかった。
「ストレート、シュート、スライダーを試しました。いろいろやった。投げミスをしないで自分の球を投げてからの勝負になる。甘い球は必ず打ってくると思った。そこは意識していきたい」と振り返った。
☆基本的には、右バッターにはスライダー、左バッターにはチェンジアップを決め球にすればいいと思います。変に目先を変えようとしなくても、コースにきっちり決めればどちらも決め球として使える球。追い込むまでの失投に、細心の注意を払うことですね。
☆で、5枚目・6枚目は、今のところ横山くんと、岡田くん。ファームで中村恭・中村祐が好投しているようですが、6連戦が始まれば先発は数多く必要ですから、今から準備しておいてほしいところ。
☆で、外国人なんですが。
◇ヘーゲンズとプライディは2軍 ナイター練習後に監督明言 中国新聞アルファ 2016/3/23
広島の緒方監督は22日、ヘーゲンズとプライディを開幕の出場選手登録から外すことを明言した。外国人選手の4枠は投手がジョンソンとジャクソン、野手はルナとエルドレッドに決まった。
☆大方の予想通り、投手はジョンソン・ジャクソン、野手はルナ・エル。セットアッパーにサードと、昨年の弱点を補強した今回の外国人勢は、少なくとも昨年よりはきちんと計画されたメンバーになっていると思います。
☆ルナはオープン戦は微妙でしたが、随所で実力の片鱗は見せてくれました。シーズンが進むにつれ、様々な面で「ルナ効果」は表れてくると思います。またジャクソンは、一通り当たるまでは、相手バッターも苦労すると思いますよ。
☆さて、金曜からいよいよ開幕。
◇広島緒方監督、投打に手応え「優勝目指す」 日刊スポーツ 2016年3月22日11時4分
<オープン戦:広島0-2ソフトバンク>◇21日◇マツダスタジアム
広島がオープン戦の全日程を8勝6敗2分けの6位で終えた。最終のソフトバンク戦はバッテリーミスとルナが処理しきれなかった適時内野安打で失点して敗れたものの、緒方孝市監督(47)はシーズンへの手応えを口にした。三振を減らして、攻撃をつなぐ意識は確かに芽生えた。反省と成長を繰り返しながら、緒方カープは25年ぶりの優勝へと向かう。
会見場に現れた緒方監督はまず収穫を口にした。オープン戦は8勝6敗2分けで終えた。結果や順位は度外視とはいえ、昨季は3勝7敗2分けで、12球団の最下位だった。指揮官の目指す野球が伝わり、グラウンド上でナインが表現する内容も濃かった。まだ成長途中ではあるものの、戦う準備は整っている。
「開幕までの準備はしっかり出来たと思います。内容のいい戦い方が続いているのは手応えがある。勝つ、勝ちたいのは当然。そこに気持ちを向けすぎると苦しくなる。内容に自信を持っていきたい」
徹底されたのは、追い込まれてからの打撃だ。「簡単に三振しない」を追求しながら、各打者が粘るようになった。マルチ安打の1番田中は、いずれも追い込まれてから対応。ファウルで粘ってタイミングを合わせ「しっかり長く見ようと。もともとは早打ちが得意なタイプですけど、1、2ランク成長すれば幅も広がる」と話した。
チーム躍進のカギを握る同学年の「赤い平成ジャンプ」も好調で、田中、菊池、丸の上位3人で計4安打。4番ルナ、5番エルドレッドに走者を置いて回した。指揮官は安部らライバルの成長を感じつつも「やってもらわないと困る存在。昨年のままだと、チームも成績も沈む」と期待した。
投げては先発福井が6回1安打無失点。四球で走者を出す場面もあったが、粘った。就任直後から掲げる「投手を中心とした守りの野球」の成果が出た。ただ敗戦につながった2失点は、暴投と三塁ルナが処理しきれなかった適時内野安打で「課題に対して反省と成長を繰り返して、力をつけていきたい。そして優勝という結果を目指したい」と緒方監督。開幕まで残り3日。勝負の2年目へ最終調整に入る。
☆一方で緒方監督は、こうも言っています。
◇「まだまだ完成されたチームじゃない」/緒方監督 日刊スポーツ 2016年3月22日8時28分
<オープン戦:広島0-2ソフトバンク>◇21日◇マツダスタジアム
オープン戦を終えた広島緒方孝市監督のコメント。
「開幕までの準備はしっかり出来たと思う。でもまだまだ完成されたチームじゃない。シーズンでも課題に対して反省と成長を繰り返して、力をつけていきたい。優勝という結果を目指したい」。
☆どうでしょうねぇ、昨年の新井コーチに比べ、タクローさんは今のところ、目に見える形で打線の課題を解消しようとしているように見えます。オープン戦で一定の結果も出してますし、もちろんシーズンに入ってみないと分かりませんが、十分期待を抱かせる攻めの内容だったと思います。
☆一方で、マエケンが去り、大瀬良くんが離脱した投手陣は、先発・リリーフともに、若干の不安があります。もちろん野手もまだまだ底上げが必要で、再三言っているように、今ファームにいる選手も、優勝と無関係ではありません。ひとりひとりの成長がチームの層を厚くするんだ、という想像力が持てれば、たとえファームの1打席であっても、ムダにはできないはず。
☆チームの優勝のために。そのために、自分がどこまで貢献できるか。そういう選手が、どれだけ出てくるか。K.Oは今年は、そういうところを特に重点的に見ていこうと思っています。
P.S. 今日もたくさんアクセス・クリックを頂きました。本当にありがとうございます。
にほんブログ村
source : K.Oのカープ・ブログ。