今年から導入されているコリジョンルールとは一体何?
ほとんどの人が理解しているとは思われるが
野球ファンのほんの1%でもわからないのなら
プロ野球ファンが少なく見積もり1,000万人いたとしても10万人の
理解できていない人がいることになる。
そんな最近野球にハマり応援し始めた人、
野球ファンだがルールについてはよく分からないと言う人、
睡眠中にトイレに何度も起きてしまう人、
そんな人達のために私がひと肌脱ぐことにした。
と言ってもワンルームの自らの部屋でマッパになり
ヤラシい目つきになるわけではないので勘違いなきよう。
まず、どうしてこのようなルールができたのかと言うと、
数年前に起こったヤクルト・阪神戦でクロスプレーとホーム上でバレンティンが藤井にタックルし、
藤井はケガをし登録抹消となったり、
同じくヤクルト・阪神戦でマートンが田中雅彦にタックルして雅彦は鎖骨を骨折。
そして元々はメジャーでのクロスプレーにより
重大なケガに発展することが多数存在したことによる。
このような無意味なケガをなくすために
ようやく今年から(正確に言えば昨年の日本シリーズから)施行されることになったのだ。
これによって捕手は昨年までのように
ホームベース上でベースの片隅をチラつかせながらも
ベース前で走者の走塁もしくはスライディングをブロックにより妨げることはできなくなった。
分かりやすく言えばセカンドやサードのように
ベース上でベースを空けて、待ち構えてタッチすることになる。
これにより前述したホームベース上での無意味なケガは激減し、
走者や捕手ともに安全にプレーできるわけだ。
一応下記がその文言である。
1.走者の捕手への体当たり禁止。
2.捕手の走者へのブロックやその走路を塞ぐことの禁止。
3.送球が逸れた場合にやむを得ず捕手が走路内に進入する場合は許されるが、
走者と激しい接触を避ける努力をする。
4.球審が悪質で危険な衝突と判断した場合は、該当選手に警告を与えるか、退場処分とする。
ただこれにより今日の中村のように
意図的ではないが自然にブロックしてしまったりすることが
多く見られることになったりするのも興味深い。
ただ私はこのルール適用には反対だ。
本塁でのクロスプレーは野球の醍醐味である、
どれほどクロスプレーによって興奮し、試合が盛り上がったことか。
私としてはブロックだけは活かせておいて
あの無用なタックルだけを禁止してほしかった。
それなら走者が圧倒的に不利じゃないかと言われる人も多いだろうが
日本の野球はそれで長らく続いてきた。
走者が不利だろうとそれで何十年も続いてきたのだ。
それかルールは維持したままでタックルに対して
各球団が捕手による対応策を練ってほしかった。
いずれにせよ、ホームでのダイナミックなクロスプレーは今年から消滅した。
選手が大怪我になる前の判断としては好判断だったのかもしれないが
私としては非常に残念でならない。
ちなみにコリジョンとは「衝突」の意。
激しく同意のあなたは隣のアイコンをクリックよろしくなのだ。
今は亡きミュージシャンの名前はエルトン・ジョン。
これに共感した方は横のアイコンをクリックよろしくなのだ。
source : 梅造イズム(東京ヤクルトスワローズブログ)