2016年6月27日月曜日
阪神12回戦(マツダ)。
▽スタメン
【広島】
① 6 田中
② 4 菊池
③ 8 丸
④ 5 ルナ
⑤ 9 鈴木
⑥ 3 新井
⑦ 7 下水流
⑧ 2 會澤
⑨ 1 戸田
【阪神】
① 6 鳥谷
② 4 西岡
③ 9 福留
④ 3 ゴメス
⑤ 2 原口
⑥ 8 中谷
⑦ 5 北條
⑧ 7 新井
⑨ 1 岩貞
☆先発は、カープが戸田、阪神が岩貞。戸田くん、思い切りのいいピッチングを。打線は岩貞から点が取れるか。球種を絞ることですね。頑張れ下水流、会沢。
(T)1回表
①鳥谷ショートゴロ、②西岡ショートゴロ、③福留三振、この回三者凡退、無失点。…鳥谷は外角スライダー、西岡は外角ストレート、福留は内角つり球にハーフスイング。まずまずの立ち上がりじゃないでしょうか。
(C)1回裏
①田中三振、②菊池センターフライ…田中くんは内角高めストレート、菊池は真ん中高めストレート、中谷ダイビングキャッチ。
2死
③丸 ストレートの四球
2死1塁
④ルナ ショートライナー、この回無得点。…真ん中高めストレート。
(T)2回表
④ゴメス センターフライ…真ん中高めストレート。
1死
⑤原口 センター前ヒット…初球ど真ん中カーブ(-_-;)
1死1塁
⑥中谷三振、⑦北條ファーストファウルフライ、この回無失点。…中谷は外角スライダー、北條は初球外角高めストレート。
(C)2回裏
⑤鈴木 ショートゴロ…外角高めストレート。
1死
⑥新井 レフトスタンドへ先制ホームラン 広1-0神。…内角低めカットボール。うまくバットに乗せてスタンド上段へ。これは技あり。
1死
⑦下水流三振、⑧會澤レフトフライ、この回1点。…下水流は外角つり球、会沢はど真ん中スライダー(-_-;)
(T)3回表
先頭⑧新井 サード内野安打…外角高めスライダー、ルナダイビングキャッチ及ばず。戸田くん、今日はキレがないですね。
無死1塁
⑨岩貞 スリーバント失敗
1死1塁
①鳥谷の時、新井盗塁
1死2塁
①鳥谷 四球…う~ん(-_-;)
1死1・2塁
②西岡 ファーストフライ…ど真ん中ストレート(^^;
2死1・2塁
③福留 レフト前同点タイムリーヒット、阪神同点、広1-1神。…ど真ん中スライダー、こすったような当たりでしたが、三遊間ど真ん中。さすがです。
2死1・2塁
④ゴメス ライト前勝ち越しタイムリーヒット、阪神勝ち越し、広1-2神、1塁ランナー3塁へ。…内角チェンジアップをライト線へ。
2死1・3塁
⑤原口 ライトフライ、この回2点。…初球外角高めボール球ストレート。
(C)3回裏、⑨戸田に代打庄司。
⑨庄司センターフライ、①田中つまったセカンドゴロ、②菊池ライトフライ、この回三者凡退、無得点。…庄司は初球ど真ん中カットボール、田中くんは内角シュート、菊池は真ん中高めストレート。
(T)4回表、投手九里(C)。
先頭⑥中谷 ライト前ヒット…真ん中低めフォーク。
無死1塁
⑦北條三振、⑧新井セカンドゴロ、⑨岩貞三振、この回無失点。…北條は外角ストレート、新井は外角低めストレート、菊池ダイビングキャッチ。
(C)4回裏
③丸ファーストゴロ、④ルナサードゴロ、⑤鈴木ライトフライ、この回三者凡退、無得点。…丸は内角高めシュート、ルナはど真ん中ストレート、誠也くんは外角高めシュート。
(T)5回表
①鳥谷センターフライ、②西岡見逃し三振、③福留ファーストゴロ、この回三者凡退、無失点。…鳥谷は外角低めツーシーム、西岡はフルカウントから内角チェンジアップ、福留はカウント3ー0から内角高めカットボール。
(C)5回裏
⑥新井 セカンドライナー…真ん中低めボール球シュート、西岡ダイビングキャッチ。
1死
⑦下水流 四球
1死1塁
⑧會澤の時、岩貞ワイルドピッチ…チャンス。
1死2塁
⑧會澤 ストレートの四球
1死1・2塁、⑨九里に代打小窪。
⑨小窪 四球
1死満塁
①田中 センターへ同点の犠牲フライ カープ同点、広2-2神。…初球真ん中低めカットボール。きっちり1点。
2死1・2塁
②菊池 センターフライ、この回1点。…外角低めボール球チェンジアップ、中谷またもダイビングキャッチ、今度は前。
(T)6回表、投手今村(C)。
④ゴメスセカンドフライ、⑤原口・⑥中谷連続三振、この回三者凡退、無失点。…ゴメスは初球外角高めスライダー、原口はフルカウントから真ん中高めボール球スライダー、中谷はど真ん中ストレート(^^;
(C)6回裏
③丸ピッチャーゴロ、④ルナサードゴロ、⑤鈴木ショートゴロ、この回三者凡退、無得点。…丸は初球外角カーブ、ルナは真ん中低めストレート、誠也くんは真ん中高めチェンジアップ。う~ん(-_-;)
(T)7回表
⑦北條見逃し三振、⑧新井センターフライ、⑨岩貞三振、この回三者凡退、無失点。…北條はカウント1ー2から10球目、内角ストレート、新井は外角ストレート、岩貞はフルカウントから11球目、真ん中つり球(^^;
(C)7回裏、レフト大和。
⑥新井・⑦下水流連続三振、⑧會澤ショートゴロ、この回三者凡退、無得点。…新井さんは真ん中低めボール球チェンジアップ、下水流は外角低めボール球チェンジアップ、会沢は外角低めボール球チェンジアップ。打てませんね~。岩貞もチェンジアップをうまく制球してます。
(T)8回表、投手一岡(C)。
①鳥谷 ライトフライ…内角フォーク。
1死
②西岡 ライト前ヒット…内角高めストレート。ストレートですか。
1死1塁
③福留 レフトへ勝ち越しタイムリーツーベース、阪神勝ち越し、広2-3神。…真ん中やや低めストレート。この場面で福留に投げる球じゃないですね。
1死2塁
④ゴメス レフト前ヒット…真ん中やや外寄りのフォーク。う~ん、ちょっと甘いんですよね。
1死1・3塁
⑤原口 セカンドゴロゲッツー、この回1失点。…真ん中高めストレート。
(C)8回裏、②西岡に代わりレフト俊介、レフト大和がセカンド。⑨一岡に代打天谷。
⑨天谷センターフライ、①田中セカンドゴロ、②菊池三振、この回三者凡退、無得点。…天谷は初球真ん中高めストレート、田中くんは真ん中低めボール球カットボール、菊池は内角高めストレート。打てません。
(T)9回表、投手オスカル(C)。
⑥中谷ライトフライ、⑦北條見逃し三振、⑧大和ライトフライ、この回三者凡退、無失点。…中谷は真ん中低めシュート、北條は内角ストレート、大和は外角ストレート。
(C)9回裏
先頭③丸 レフト前ヒット…外角カットボール。さあ丸が出ました。
無死1塁
④ルナ セカンドゴロ…外角低めボール球チェンジアップ。丸が挟まれたことでゲッツーを防ぎました。
1死1塁、代走赤松。
⑤鈴木 センター前ヒット、1塁ランナー3塁へ。…外角シュートを二遊間へ。ワンヒットに徹しましたね。さあチャンス。
1死1・3塁
⑥新井 敬遠
1死満塁
⑦下水流 見逃し三振…フルカウントから真ん中内寄りのストレート。チェンジアップにタイミングが合わない分、ストレートに手が出ませんでした(-_-;)
2死満塁
⑧會澤 レフト前同点タイムリーヒット カープ同点、広3-3神。…カウント1ー2からチェンジアップをファールしてファールして6球目、真ん中低めチェンジアップを三遊間真っ二つ。会沢、やりましたね!
2死満塁、⑨オスカルに代打松山。⑤原口に代わり投手ドリス(T)。⑨岩貞に代わりキャッチャー岡崎。
⑨松山 真ん中高めストレートは左中間へのフライ、センター中谷・レフト俊介交錯、中谷落球、3塁ランナーホームイン 広4-3神、カープサヨナラ~(/--)/
広島 対 阪神 (広8勝4敗0分 13時30分 マツダスタジアム 31734人)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
T 0 0 2 0 0 0 0 1 0 3
C 0 1 0 0 1 0 0 0 2 4
勝 オスカル 13試合2勝0敗
敗 岩貞 13試合4勝5敗
ホームラン 新井5号(岩貞)
【阪神】
打 安 点 打率 本
① 6 鳥谷 3 0 0 .235 5
② 4 西岡 4 1 0 .296 0
7 俊介 0 0 0 .154 0
③ 9 福留 4 2 2 .304 3
④3ゴメス4 2 1 .267 13
⑤ 2 原口 4 1 0 .331 6
1ドリス0 0 0 ---- 0
⑥ 8 中谷 4 1 0 .429 1
⑦ 5 北條 4 0 0 .263 1
⑧ 7 新井 3 1 0 .176 2
74大和 1 0 0 .243 1
⑨ 1 岩貞 3 0 0 .038 0
2 岡崎 0 0 0 .205 0
計 34 8 3 .242 42
【広島】
打 安 点 打率 本
① 6 田中 3 0 1 .287 6
② 4 菊池 4 0 0 .304 8
③ 8 丸 3 1 0 .287 10
④ 5 ルナ 4 0 0 .289 1
走 赤松 0 0 0 .444 0
⑤ 9 鈴木 4 1 0 .312 10
⑥ 3 新井 3 1 1 .295 5
⑦7下水流3 0 0 .357 1
⑧ 2 会沢 3 1 1 .213 2
⑨ 1 戸田 0 0 0 .250 0
打 庄司 1 0 0 .000 0
1 九里 0 0 0 .000 0
打 小窪 0 0 0 .200 1
1 今村 0 0 0 ---- 0
1 一岡 0 0 0 ---- 0
打 天谷 1 0 0 .185 1
1 オスカル
0 0 0 .000 0
打 松山 1 0 0 .286 5
計 30 4 3 .266 71
【阪神】
試 勝 敗 S 回 安 三 四 自 防御
岩貞 13 4 5 0 82/3 4 6 5 3 2.69
ドリス 24 2 2 3 0/3 0 0 0 0 2.74
【広島】
試 勝 敗 S 回 安 三 四 自 防御
戸田 15 3 0 1 3 4 3 1 2 2.81
九里 11 1 2 0 2 1 3 0 0 5.11
今村 29 2 3 0 2 0 4 0 0 3.09
一岡 3 0 0 0 1 3 0 0 1 3.86
オスカル
13 2 0 0 1 0 1 0 0 7.36
◇盗塁 新井(T)(3回)
◇失策 中谷(9回)
◇暴投 岩貞(5回)
◇試合時間 3時間01分
☆いやいやいや、おかしいおかしいおかしい(笑)。
◇広島がサヨナラで18年ぶり9連勝 九回、阪神の選手がフライで交錯 デイリースポーツ 6月26日 16時34分配信
「広島4-3阪神」(26日、マツダスタジアム)
広島が九回、3-3、2死満塁から松山竜平の中飛で阪神の選手が交錯し、打球が転々とする間に三塁走者が生還し、サヨナラ勝利とした。98年4月11日の阪神戦から同月21日の巨人戦以来18年ぶりの9連勝となった。
2-3と1点を追って迎えた九回。2死満塁から8番・会沢が、阪神・先発の岩貞から左前適時打を放ち同点とした。
ここで岩貞を引きずり降ろし、続く9番の打順で代打に松山。交代で登板したドリスから中堅へ打球を放った。打球を追った左翼の俊介と中堅の中谷が交錯。打球が転々とする間に三走の鈴木が生還した。
☆問題はですねぇ、連勝中の9回裏のチャンス、というような場面で、こういうことが起こることなんですな。
◇広島9連勝 相手の交錯&落球でサヨナラに緒方監督「信じられない幕切れ」 Full-Count 6月26日 18時51分配信
◆18年ぶり9連勝、9回に先頭の丸が出塁し「まだいけるという雰囲気になった」
広島は26日、マツダスタジアムで行われた阪神戦に4-3でサヨナラ勝ちした。交流戦からの3カード連続3タテでチームは9連勝となったが、9回裏、外野フライを阪神外野手が交錯して落球というサヨナラ劇に、緒方監督は「信じられない幕切れだったね」と驚いた様子だった。
1点ビハインドで迎えた9回裏、2死満塁から會澤の同点タイムリーの後、代打・松山の左中間への飛球を、レフトの俊介とセンターの中谷が衝突して落球。まさかのサヨナラ劇となった。
緒方監督は「9回は先頭の丸が出塁して、まだいけるという雰囲気になった。今はスタンドの大勢のファンがそういう空気を作ってくれている」と、この日も大入りとなった観衆に感謝した。
◆気を引き締め直す指揮官、「この2試合はミスもかなりあったので、そこは反省」
先発の戸田が、3回に2失点して早々と降板した。指揮官は「3回に様子がおかしかったので、コーチに行かせたら左手にマメができたということだった。本人は大丈夫だと言ったので投げさせたが、ベンチから見ていてもわかるほどボールの勢いが落ちていたので、早めに交代させた」と事情を説明した。
その後は5人の継投で、阪神打線を1点のみに抑え、最終回の逆転劇につなげた。緒方監督は「一岡は1点取られてしまったけど、九里も今村も、投手がみんな最少失点に抑えてくれた」とリリーフ陣を褒め、9回2死から同点打を放った會澤を「今は本来の調子ではないけど、打撃を生かしてもらいたい選手。あの場面では、彼のハートの強さが出たね」と評価した。
チームでは18年ぶりとなる9連勝にも、緒方監督は「レギュラーシーズンが再開して、最初の3連戦で阪神に3つ勝てたのは大きい。この2試合はミスもかなりあったので、そこは反省しつつ、1戦1戦、今日のようにチーム一丸になって戦っていきたい」と、いつも通りの言葉で会見を締めくくった。
☆えーっとですね、話すべきことがいっぱいありすぎてですね。
◇阪神、悪夢サヨナラ 俊介と中谷交錯 俊介起き上がれず担架で搬出 デイリースポーツ 6月26日 16時57分配信
「広島4-3阪神」(26日、マツダスタジアム)
阪神が衝撃のサヨナラ負けを喫した。九回、3-3、2死満塁の場面で、広島・松山竜平の打球を追った左翼の俊介と中堅の中谷将大が交錯し落球。この間に三塁走者が生還して、広島に18年ぶりとなる9連勝を許した。
3-2と1点リードしていた九回に先発の岩貞がつかまり、2死満塁から岩貞が広島・会沢に左前適時打を許して同点に。後を受けたドリスは松山を打ち取ったかに思われたが、悲劇が待っていた。
俊介はグラウンドに倒れたまま起き上がれず。数分後に担架で搬出された。サヨナラ勝利に沸いた広島の選手やスタンドのファンも、心配そうに俊介の様子を見つめていた。
☆その後俊介の容態のニュースがないので、恐らく大丈夫だとは思うんですけどね。大ケガでないことを祈ります。
◇金本監督劇敗も俊介中谷気遣う…激突落球>お見合い 日刊スポーツ 6月26日 18時47分配信
<広島4-3阪神>◇26日◇マツダスタジアム
阪神が信じられないサヨナラ負けを喫した。
1点リードで迎えた9回、先発岩貞が会沢に同点打を浴びた直後だ。2死満塁の窮地で抑えのドリスを投入した。代打松山が放った打球は左中間へ。捕球を試みようとした中堅中谷と左翼俊介が激突し、グラブに収まりかけた白球が落ちた。平凡な飛球を落球し、まさかの結末。
金本知憲監督(48)は「お見合いしたわけでもなく、ぶつかってでも捕るというね。俊介はケガしたけど。ただ、高いフライだから、お互いをパッと見るとか。中谷の若さかなと。俊介も見ないといけないし。でも、ぶつかっても捕りにいっているわけだから。結果、落ちてしまったけど。お見合いして落とすより、全然いい」と振り返った。
チームはリーグ戦再開後、3連敗。首位広島と10・5ゲーム差に広がった。俊介は故障したとみられ、チーム本隊を離れた。
☆松山の打球は、左中間に上がった平凡なフライ。セオリーならセンターが取る打球ですが、これが難しいところというか何と言うか、あれ、レフトが新井良太だったら、多分捕りにすら行ってない(笑)。守備のいい俊介だったから、いち早く追いついて「オーライ」をかけたんですね。多分先に手を上げたのは、俊介。
☆ところが中谷も「オーライ」をかけた。で、ちらっと見たりしてどちらかが引けばいいんですが、どちらも「自分が捕らなきゃ」と思った。俊介は俊介で、センターが若い中谷だから「守備固めで入った自分が捕らなきゃ」と思っただろうし、中谷は中谷で「俊介さんに任せちゃいけない、自分が捕らなきゃ」と思ったのかも知れない。
☆…赤松と丸だったら、どっちが捕っただろ。丸かな。
☆一方、その打ち上げた人。
◇“決勝打”の松山「正直やってしまったと」飛球が失策誘い、サヨナラ勝ち スポニチアネックス 6月26日 17時6分配信
◇セ・リーグ 広島4―3阪神(2016年6月26日 マツダ)
首位独走の勢いを象徴するかのような、広島の劇的なサヨナラ勝ちだった。
2―3で迎えた9回、それまで阪神の先発左腕・岩貞に8回1安打に抑えられていた広島打線が脅威の粘りを見せる。まずは先頭・丸が2回に飛び出した新井の先制弾以来チーム2本目となる安打を左前へ放ってチャンスメーク。続くルナの打球は併殺打性の二塁ゴロとなった。
だが、一走・丸が一、二塁間で挟まれて時間を稼ぎ併殺を免れると、3試合連続決勝弾で話題を呼んだ鈴木がこの試合自身初安打となる中前打でつなぎ、新井が敬遠されて1死満塁。下水流は見逃し三振に倒れたが、2死満塁から会沢の左前打でまず同点。ここからスイッチした阪神2番手・ドリスから代打・松山が左中間へ打ち上げた飛球を阪神の左翼手・俊介と中堅手・中谷が激突してボールを落とす間に決勝点が入り、相手のエラーというまさかの幕切れで劇的なサヨナラ勝ちとなった。
同点打の会沢は「とりあえず後ろにつなごうという気持ちで打席に入りました。本当に良かったです」と息を弾ませ、“決勝打”の松山は「正直“やってしまった”と思った」と打ち上げた瞬間を振り返りながらも「形どうこうじゃなく、決まったんで良かった」と控えめな笑顔。最後の激突シーンで負傷した俊介が試合後に担架で退場しただけに「阪神の選手が怪我をしているので、きょうは勘弁してほしい」と派手なパフォーマンスを封印する配慮を見せつつ「きょうは親父とかが来ていたので、お立ち台に上がれてうれしく思っています」と続けた。
劇的な幕切れで、ついに1998年4月以来18年ぶりとなる9連勝。貯金は1996年以来20年ぶりとなる14に膨らんだ。「チーム自体すごく乗っている」。松山の声がマツダスタジアムに響いた。
☆コメントでご質問があったので説明しておくと、丸の走塁はまーまーさんも触れられてましたが、あのまま走ってたりタッチをかいくぐったりしてたら、先にファーストに投げてアウト、丸もその後挟まれアウトでゲッツー、という可能性があったということ。わざと止まることで大和は丸を追っかける、その間にルナがファーストに到達してゲッツーは避けられる、ということ。ちなみにちょっと当たりが弱かったので、セカンドホースアウトのゲッツーは、微妙なタイミングだったと思います。
☆それにしてももうね、いい加減大人になって下さいよ、松山、「初出場の時ぐらい緊張した」そうですが、もういい歳なんだから(笑)。
☆やっぱりね、野球っていうのは、メンタルのスポーツなんですよ。
◇「当てたら何か起きる」 打撃不振の広島會澤、9連勝呼ぶ同点タイムリー Full-Count 6月26日 19時51分配信
◆9回土壇場で同点打、捕手目線で「プレッシャーがかかる場面。気持ちが優位に立てた」
26日の阪神戦で、広島の會澤翼が土壇場の9回2死から同点タイムリーを放ち、その後のサヨナラ勝ちにつなげた。今季は打率2割台前半と打撃不振が続いていたが、「これがきっかけになればいい」と安堵の表情を見せた。
1点を追う9回裏、1死満塁の場面で、會澤の前の打者の下水流が見逃し三振に倒れていた。「下水流がああいう形で三振に取られていたので、あいつの分までという気持ちはあった」という會澤は、カウント1-2と追い込まれた後、ファールで粘って6球目を三遊間へ打ち返した。「まっすぐかチェンジアップというには頭にあった。当てたら何かが起きるだろうとは思っていた」と、起死回生の一打を振り返った。
最後に安打を放ったのは5月28日。実に25打席ぶりのヒットだった。會澤は「僕にとっては、ヒットよりもフォアボールの方が大きかった」と、最初に同点に追いついた5回の四球に言及した。その後、再び勝ち越しを許し、打線は阪神先発・岩貞を前に、8回までわずか1安打に抑えられた。それでも會澤は「ピッチャーが疲れてくる頃だと思っていたので、いけると思った」と反撃を確信していた。
最終回の攻撃については、「今の流れを作っているのは(鈴木)誠也」と、チャンスを広げる安打を放った後輩の名前を挙げた後、「こういった雰囲気にしてくれるのは、ファンのおかげ」と、満員のスタンドに感謝した。
「バッテリーとして考えても、すごくプレッシャーがかかる場面だと思ったので、その意味では気持ちが優位に立てた」と、捕手らしい観点で殊勲打を振り返った會澤は、「先発が降りた後、ピッチャーがよく投げてくれた。最少失点で抑えてくれた」と、投手を褒めることも忘れなかった。
☆下水流は、つり球に三振、チェンジアップには全くタイミングが合わず。「岩貞は打てない」という頭があるから、最後のストレートにも手が出ないんですね。能見さんの外角ストレートを右中間フェンスに直撃させるだけの技術とパワーを持ち合わせた下水流も、能見さんを打ったの時の落ち着きとは、まるで違ってましたから。
☆一方会沢は、これこそ経験のなす業か、落ち着いてたし、よく考えてた。で、岩貞は下水流には最後はフルカウントからストレートで勝負しましたが、会沢には「もしストレートを投げて間違ったら」というのもあったんでしょうね。カウントが悪くならない内に打ち取ろう、というのもあったでしょう。チェンジアップ1本で、「勝負」に出た訳です。
☆ところが微妙に高く、微妙に速かった。速かった、というのは、岩貞のチェンジアップは、思ったより遅いからこそ「チェンジアップ」なんですね。会沢も、ファールは待ち切れずにファールになってた訳です。ヒットになったチェンジアップはちょっと高く、球速差もあまりなかった。その辺は疲れもあっただろうし、満塁でカウントを悪くしたくないということもあったのかも知れない。
☆で、その前に新井さんを歩かせる訳ですが、その判断は間違ってなかったと思います。
◇広島・新井が先制5号ソロ、若鯉に負けじ デイリースポーツ 6月26日 15時28分配信
「広島-阪神」(26日、マツダスタジアム)
広島の新井貴浩内野手が5号ソロを放った。0-0の二回1死で、阪神・先発の岩貞が投じたカットボールを迷いなく振り抜き、左翼席まで運び、「上手くうてました」とコメントした。
チームは現在、8連勝中。首位を独走する。若鯉が日替わりでヒーローとなり、チームのムードは最高潮だ。それに負けじと39歳のベテランが見せた意地の一撃だった。
☆上段まで飛びましたが、これはパワーではなく、技ありの一打。変化球はこうやって打つんだよ、というバッティングでした。矢野コーチも新井さんは岩貞に合ってる、という判断で、敬遠させたようです。
☆いずれにせよ、外の変化球を逆らわずにレフトへヒットを打った丸、ルナのセカンドゴロで併殺を防いだその丸の走塁、きっちりセンターへ転がした誠也くん、そして冷静だった会沢と、同点までは間違いなく、今のカープというチームの持っている実力。同点まではね。
☆一方投手陣、先発戸田くんはいつものキレがないな、と思ってたら案の定、マメを潰していたようです。4回から九里くんが登板、2イニングをきっちり抑えると、今村くんも2イニングをパーフェクトリリーフ。大抵回跨ぎをすると2イニング目が微妙なのですが、岩貞に粘られたりはしましたが、今日は集中も切れませんでした。
☆一岡くんはですねぇ…。大事なところでの登板なんですから、まず甘いところに投げないことに注意すべき。ストレートにこだわってるところがあって、確かにストレートが大事なんですが、それよりもあの場面で大事なのは、0点に抑えること。西岡はボール球でも手を出してくるし、ゴメスへのフォークも、ボール球でよかった。もっとストライクゾーンを広く使うべきだと思います。
☆1点勝ち越され、9回は、オスカルくん。
◇広島・ドラ6オスカルが2勝目 九回を三者凡退、直後に逆転サヨナラ勝ち デイリースポーツ 6月26日 20時53分配信
「広島4-3阪神」(26日、マツダスタジアム)
5番手で登板した広島のドラフト6位・仲尾次オスカル投手(25)が、2勝目を挙げた。
2-3で迎えた九回のマウンドに上がった。先頭・中谷を右飛に抑えると、北条を内角をえぐる144キロの速球で見逃し三振に仕留めた。続く大和も右飛に打ち取り、三者凡退。九回に逆転し、3月27日のDeNA戦(マツダ)以来となる白星をつかんだ。
「野手の皆さんのおかげだと思っています。自分の球を信じて投げ込みました。結果を残して、勝ちパターンに投げられるように頑張ります」と前を見据えた。
☆彼もメンタルがコントロールできれば、持ってる球自体は、すばらしい。クロスファイアも、フォークも良かったですよ。貴重な左腕ですし、十分1軍の戦力になると思います。
☆…やっぱり今村くんなんですよね、ポイントは。こういう展開の時、今村くんが今日のようなピッチングをしてくれれば、チームが勝つ確率はうんと高くなる。スライダーとか、まだ微妙ですけど、まだまだやれるはず、こんなもんじゃない、今村というピッチャーは。
☆先程も言ったように、同点までは、今のチームの力。
◇広島落球サヨナラ…奇跡の裏に石井コーチの神助言 日刊スポーツ 6月27日 7時58分配信
<広島4-3阪神>◇26日◇マツダスタジアム
ミラクル・カープだ! 広島がサヨナラ勝利で9連勝を飾った。1点を追う9回、丸が出塁し「神ってる」鈴木がつないで好機を拡大。2死満塁から会沢の適時打で追いついた。最後は松山が打ち上げた左中間への平凡な飛球を阪神守備陣が激突して落球。球団初、セ・リーグタイ記録となる今月5度目のサヨナラ勝利を決めた。9連勝は、98年以来18年ぶりだ。
3万を超える観衆が、グラブから落ちたボールを指し、大きな口を開けて驚いた。突然のサヨナラ勝利に一塁側ベンチは全員が飛び出し、慌てて持ったペットボトルで歓喜の儀式を行った。ミラクル・カープの締めくくりは同点の9回2死満塁だった。代打松山は平凡な飛球を左中間に打ち上げた。「やってしまったと思った」と、1度は下を向いた。スタンドも延長戦へと気持ちを切り替えようとしたその瞬間、阪神の左中間が激突し落球。中堅の失策で勝った。
緒方監督 信じられない形でね。何て言ったらいいんだろう。信じられない幕切れになった。やっぱりホームでやっているアドバンテージ。相手に相当なプレッシャーがかかって、こういう結果につながったんじゃないかな。
意識の徹底が激勝を呼んだ。8回に1点を勝ち越された直後、異例のタイミングで円陣が組まれた。それまで阪神岩貞の前に放った安打は2回の新井のソロだけ。チェンジアップにバットが止まらず、好調打線も不発だった。輪の中心で石井打撃コーチは「もう1回我慢してつないでいこう」と呼び掛けた。試合前に伝えた見極めを再確認した。
奇跡は円陣通り、つないで起こした。9回。先頭丸が左前打で出塁。1死一塁から、緒方監督が勝負強さを「神ってる」と表現する鈴木が中前打でつないだ。新井が敬遠で、下水流はフルカウントから直球を見逃し三振。2死満塁としてから、会沢が左前に同点適時打。3球続いたチェンジアップをカットし、浮いたところを仕留めた。自身25打席ぶりの安打に「前の打席でやられた。意識はかなりあった。いける、いくんだという気持ちだった」。指示の徹底で追い付き、ミラクルで勝った。
今月5度目のサヨナラ勝利は、球団史上初でセ・リーグ最多タイ記録だ。貯金を14とし、18年ぶりの9連勝とした。さらに81年以来35年ぶりの本拠地10連勝と記録ずくめの快進撃だ。
それでも、緒方監督は「連勝よりも(交流戦明けで)阪神に3つ勝てたことが大きい。でもミスもある。見逃さないよう1戦ずつ。一丸で戦っていくだけ」と引き締めた。神懸かり的な予期せぬ結末。運までも味方につける強さが、広島には宿っている。【池本泰尚】
▼広島はサヨナラ勝ちで9連勝。広島が相手外野手の落球エラーでサヨナラ勝ちは、99年9月4日中日戦(左翼福留が落球)以来、17年ぶり。今季のサヨナラ勝ちは6度目だが、そのうち5度は6月に記録。サヨナラ勝ちの月間最多記録は55年7月阪急の6度で、5度以上は史上7度目。セ・リーグでは68年7月巨人、93年5月ヤクルト、15年4月中日に並ぶ記録で、球団史上初の月間5度のサヨナラ勝ちとなった。
▼広島の9連勝は98年4月11~21日以来で、00年以降のセ・リーグで広島だけが9連勝をしたことがなかった。この9連勝はすべてマツダスタジアムで記録し、同球場では6月5日ソフトバンク戦から10連勝。広島が本拠地球場で2桁連勝は、広島市民球場時代の80年5月31日~8月19日の19連勝、81年9月11日~10月3日の11連勝に次いで35年ぶり3度目。
☆今年のチームを作り上げたのは、間違いなく緒方監督であり、タクローコーチ、東出コーチであり、河田コーチであり、畝コーチ、その他首脳陣。もちろん選手の起用を決めているのも、首脳陣。今日で言えば、岩貞を打てない打線、終盤失点するリリーフ陣、起用した首脳陣が、もし負けていれば「敗因」として批判されてたんでしょうが、それでも勝ったってことは、「勝因」は、もっと他のところにある、ということ。
☆そうなんですよ、今日勝ったのはそれこそ「結果論」であって、球団批判、首脳陣批判、采配批判をしている人には、最後まで貫いてほしいんですよ、自分の言動に責任を持って。人のことをあれだけ散々言うからには、それなりの覚悟と信念を持って言ってるんでしょうから。
☆最後まで批判して下さい、たとえ優勝しようとも。監督もオーナーも首脳陣も、何も変わってないんだから。
☆いやいやそれにしても、やっぱりおかしい。あんなミス、あんなところで、まず起こりませんからね。「誠也くんが打って勝った」は、まだ分かる(それでも3試合連続はおかしい)。でもこの阪神3連戦、また改めて振り返りますが、藤浪・能見・岩貞を相手に、3連勝で、都合9連勝。運がいいったって、そんなに続く訳がない。
☆ジョンソンが勝ち越され、岡田くんが勝ち越され、一岡くんが勝ち越されても、負けない。勝つんですよ、これが。
◇セ・リーグ
▽ヤクルト 5 - 4 中日 (S7-5 神宮)
ヤクルトがサヨナラ勝ちで同一カード3連勝。ヤクルトは初回、雄平の3ランで先制する。その後4-4で迎えた延長11回裏、1死満塁の好機から代打・三輪の適時打で試合を決めた。投げては、6番手・村中が今季4勝目。敗れた中日は9回に追いつくも、5番手・小川が誤算だった。
勝 村中 4勝2敗0S
敗 小川 0勝1敗0S
本塁打 雄平6号③
▽DeNA 4 - 9 巨人 (De6-4-1 横浜)
巨人は2回表、ギャレットの3ランなどで4点を先制する。その後は4回にギャレットのソロで追加点を挙げると、5回にはギャレットの3打席連続本塁打となる3ランでリードを広げた。先発・内海は今季3勝目。敗れたDeNAは、打線が終盤に追い上げを見せるも及ばなかった。
勝 内海 3勝2敗0S
敗 モスコーソ 4勝6敗0S
本塁打 ギャレット10号③ ギャレット11号 ギャレット12号③ 村田7号
☆中日、オンドルセクから3点取って追いついたんですけどね。巨人ギャレット、すごかったですね~。内角、強いわ。
順 チーム 試 勝 負 分 勝率 差
① 広島 74 43 29 2 .597 ー
② 巨人 71 33 35 3 .485 8.0
③ 横浜 73 33 37 3 .471 1.0
④ 中日 73 32 38 3 .457 1.0
⑤ 阪神 74 32 39 3 .451 0.5
⑥ ヤクルト 75 33 41 1 .446 0.5
☆貯金14、ゲーム差は8のまま。阪神ともどっこいどっこいの対戦成績だったのにねぇ。やっぱ連勝すると大きいですな。ただ、最下位ヤクルトも2位と3ゲーム差まで戻しましたから、まだまだどうなるか分かりません。
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source : K.Oのカープ・ブログ。