2016年6月23日木曜日

'16 交流戦、まとめ。


◇パ・リーグ 交流戦60勝締め 導入から12年で11度目の勝ち越し スポニチアネックス 6月21日 7時1分配信

 日本生命セ・パ交流戦は20日、全日程が終了。既に7年連続で、05年の導入から12年目で11度目となる勝ち越しを決めているパ・リーグが通算60勝47敗1分けとした。

 ソフトバンクが13勝4敗1分けで2年連続の最高勝率チームとなり、セ・リーグでは広島だけが11勝6敗1分けで勝ち越した。

 ▽交流戦の順位決定方法 勝率が優先される。複数チームが同率となった場合、(1)勝ち数(2)直接対戦の成績(3)1イニング当たりの得点率と失点率の差(TQB)(4)1イニング当たりの自責点による得点率と失点率の差(5)チーム打率(6)前年の交流戦順位――に従う。3チーム以上が並んだ場合は(2)を除いた項目で決定。今回は西武、巨人の2チームが9勝9敗で並び、(2)により2勝1敗と巨人に勝ち越した西武が6位で巨人が7位。中日、DeNA、阪神が7勝11敗で並び、(3)により8位中日、9位DeNA、10位阪神となった。


☆改めて、最終順位。


順 チーム名   試 勝 敗 引 勝率 差
① ソフトバンク 18 13 4 1 .765 ー
② ロッテ    18 12 6 0 .667 1.5
③ 広島     18 11 6 1 .647 0.5
④ 楽天     18 11 7 0 .611 0.5
⑤ 日本ハム   18 10 8 0 .556 1
⑥ 西武     18 9 9 0 .500 1
⑦ 巨人     18 9 9 0 .500 0
⑧ 中日     18 7 11 0 .389 2
⑨ DeNA   18 7 11 0 .389 0
⑩ 阪神     18 7 11 0 .389 0
⑪ ヤクルト   18 6 12 0 .333 1
⑫ オリックス  18 5 13 0 .278 1


☆セ・リーグ1位、セ・リーグで唯一の貯金5ですから、言うことなし、ですわ。


☆続いて、表彰選手。


◇交流戦の表彰選手が発表 13年目の苦労人がMVP!日本生命賞は94年世代の若武者に ベースボールキング 6月22日 15時30分配信


◆交流戦の表彰選手が発表

 日本野球機構(NPB)は22日、「日本生命セ・パ交流戦」の表彰選手を発表。最優秀選手賞(MVP)は、現在13年目の大ブレイク中・ソフトバンクの城所龍磨が受賞した。

 かつては“守備の人”だった城所であるが、この交流戦で打撃開眼。今では最強チームのレギュラーとして君臨している。

 交流戦の打率.415は全体トップの成績。昨年までの12年間で通算1本だった本塁打は、出場した15試合で5本も記録。1試合2発に満塁弾など、印象に残る一発も多かった。

 13年目の“大ブレイク中”――。交流戦が終わっても城所から目が離せない。


 また、各リーグから1名ずつ優秀な成績を残した選手に贈られる「日本生命賞」も同時に発表され、日本ハムの大谷翔平と広島の鈴木誠也が選ばれた。

 大谷は交流戦で3戦3勝。防御率は0.38と驚異的な数字を記録し、勝数と防御率の二冠を達成。奪三振も1位と1個差の2位につけており、日本最速となる163キロを連発したことでも話題を集めた。

 セ・リーグから選出された鈴木は、何と言っても交流戦ラスト3試合で見せた勝負強さが印象的。サヨナラ、サヨナラ、勝ち越しの3戦連発でチームをセ最高位の3位に押し上げる原動力となった。

 数字的にも、打率.381は全体3位タイでセの選手ではトップ。安打数(24)、長打率(.714)も全体3位と大暴れを見せた。

 大谷も鈴木も同じ1994年生まれ。球界の将来を背負う2人の若武者が交流戦を彩った。


◆交流戦・表彰選手まとめ

最優秀選手賞(MVP)

・城所龍磨(ソフトバンク)
[交流戦成績] 15試 率.415(53-22) 本5 点12
☆打率は交流戦全体のトップ!本塁打や盗塁数(6個)も全体トップ10に入るなど、走攻守すべてにおいてチームを支えた。


日本生命賞

・大谷翔平(日本ハム)
[交流戦成績] 3試 3勝0敗 奪三30 防0.38
☆勝利数と防御率は二冠。奪三振も2位。圧巻の投球でその力を見せつけた。

・鈴木誠也(広島)
[交流戦成績] 16試 率.381(63-24) 本4 点13
☆セ・リーグ最高の打率.381をマーク。ラスト3試合でサヨナラ、サヨナラ、勝ち越しの3戦連発を放つなど、「神ってる」活躍でチームをセ最高の3位に導いた。


☆で、誠也くん。


◇広島鈴木誠也が交流戦日本生命賞100万「光栄」 日刊スポーツ 6月22日 17時56分配信

 広島の鈴木誠也外野手(21)が22日、「日本生命セ・パ交流戦」の日本生命賞を受賞した。交流戦期間中、特に活躍が目立った選手が各リーグから1人ずつ選出され、賞金として100万円が贈られる。

 鈴木は交流戦16試合に出場し、打率3割8分1厘、4本塁打、13打点の好成績。特に最後のオリックス3連戦では、2本のサヨナラ弾を含む3戦連発決勝弾と強烈なインパクトを残した。

 球団初受賞に「うれしいです。光栄なことですが、僕でいいのかなという気持ちです」と謙虚に喜びを語った。


☆個人成績は、こちら。


◇108試合の激闘に幕…交流戦の個人成績・各部門ランキング ベースボールキング 6月21日 10時0分配信


◆交流戦の全日程が終了

 6月20日、雨のため中止となっていた交流戦の残り2試合が消化され、今年のセ・パ交流戦の全日程が終了した。

 今年も圧巻の強さを見せたソフトバンクが2年連続で最高勝率に輝き、リーグとしてもパ・リーグが7年連続で勝ち越し。順位表を見ても上位6チーム中5チームをパのチームが占めており、セのチームは今年も苦戦を強いられる結果となった。

 ここでは、3週間に渡って行われた交流戦の個人成績に注目。交流戦だけのタイトルというものはないのだが、一体どんな選手たちが活躍を見せたのか、部門別にランキングでまとめた。

 まずは投手部門から。

投手部門

<防御率>
1位 0.38 大谷翔平(日本ハム)
2位 0.72 則本昂大(楽天)
3位 0.82 メッセンジャー(阪神)
4位 0.92 吉見一起(中日)
5位 0.95 松葉貴大(オリックス)
6位 0.96 釜田佳直(楽天)
7位 1.00 野村祐輔(広島)
8位 1.17 大野雄大(中日)
9位 1.25 ジョーダン(中日)
10位 1.31 東浜 巨(ソフトバンク)
10位 1.31 石川 歩(ロッテ)

<勝利>
1位 3勝 大谷翔平(日本ハム)
1位 3勝 則本昂大(楽天)
1位 3勝 吉田一将(オリックス)
1位 3勝 野村祐輔(広島)
1位 3勝 石川 歩(ロッテ)
1位 3勝 二木康太(ロッテ)

<奪三振>
1位 31個 菊池雄星(西武)
2位 30個 大谷翔平(日本ハム)
3位 27個 メッセンジャー(阪神)
4位 25個 則本昂大(楽天)
4位 25個 千賀滉大(ソフトバンク)
4位 25個 高橋光成(西武)

<セーブ>
1位 7セーブ サファテ(ソフトバンク)
2位 6セーブ 沢村拓一(巨人)
2位 6セーブ 松井裕樹(楽天)
4位 5セーブ 西野勇士(ロッテ)
5位 4セーブ 中崎翔太(広島)


 日本ハムのエース・大谷翔平が本領を発揮。防御率と勝利数でトップの数字を叩きだした。期間中には自己最速を更新し、日本歴代最速となる163キロを複数回計測するなど、その勢いは天井知らず。3試合・24イニングを投げて自責はわずかに1という圧巻の投球を見せた。

 さらに、投げるだけでなく3試合すべて「5番」で先発。セの本拠地でなく札幌ドームで行われた阪神戦でもDHを解除して5番に座るなど、“二刀流”を極めようとしている。

 ただし、奪三振部門では花巻東高の先輩である菊池雄星に一歩及ばずの2位。交流戦の“投手三冠”とはならなかった。


野手部門

<打率>
1位 .415 城所龍磨(ソフトバンク)
2位 .382 森 友哉(西武)
3位 .381 デスパイネ(ロッテ)
3位 .381 鈴木誠也(広島)
5位 .361 長野久義(巨人)
6位 .360 秋山翔吾(西武)
7位 .355 西川遥輝(日本ハム)
8位 .352 田村龍弘(ロッテ)
9位 .346 宮崎敏郎(DeNA)
10位 .344 鈴木大地(ロッテ)

<本塁打>
1位 8本 山田哲人(ヤクルト)
2位 7本 ウィーラー(楽天)
3位 6本 松田宣浩(ソフトバンク)
3位 6本 メヒア(西武)
5位 5本 城所龍磨(ソフトバンク)
5位 5本 内川聖一(ソフトバンク)
5位 5本 レアード(日本ハム)
5位 5本 T-岡田(オリックス)
5位 5本 中田 翔(日本ハム)

<打点>
1位 21点 山田哲人(ヤクルト)
2位 20点 内川聖一(ソフトバンク)
3位 17点 メヒア(西武)
4位 16点 ウィーラー(楽天)
5位 15点 筒香嘉智(DeNA)

<出塁率>
1位 .466 城所龍磨(ソフトバンク)
2位 .460 森 友哉(西武)
3位 .459 田中広輔(広島)
4位 .448 秋山翔吾(西武)
5位 .433 平田良介(中日)

<安打数>
1位 27本 秋山翔吾(西武)
2位 26本 長野久義(巨人)
3位 24本 デスパイネ(ロッテ)
3位 24本 鈴木誠也(広島)
3位 24本 今宮健太(ソフトバンク)
3位 24本 陽 岱鋼(日本ハム)

<盗塁>
1位 9個 糸井嘉男(オリックス)
2位 8個 金子侑司(西武
3位 6個 城所龍磨(ソフトバンク)
4位 5個 田中広輔(広島)
4位 5個 茂木栄五郎(楽天)


 つづいて野手部門。ソフトバンクの“伏兵”が驚きの大ブレイク。13年目にして見事に覚醒した。

 開幕当初はレギュラーという感じでもなかったものの、1試合4安打の固め打ちを見せた6月7日のDeNA戦から2番に固定。以降の12試合で無安打だったのは2試合しかなく、複数安打が6回、猛打賞は3回も記録した。

 また、本塁打と打点ではヤクルトの山田哲人が二冠達成。打率ランキングを見てもトップ10のうちセの打者は3人だけと、軒並みパの好投手たち相手に苦しんだ印象が強い中、この人はさすがの成績を残している。


☆ピッチャーでは野村くん、バッターでは誠也くんなんですが、K.O的には1番の役割をしっかり果たした田中くんが、ポイントが高い。


☆続いて、里崎さんの交流戦総括が面白かったんで、それを。


◇広島救援助っ人2人◎…交流戦セ通信簿/里崎評論 日刊スポーツ 6月22日 10時35分配信

 元ロッテの里崎智也氏(野球評論家)の「ウェブ特別評論」を掲載中。15回目は「交流戦勝手に通信簿」のセ・リーグ編です。攻撃面とディフェンス面に分けて、4段階評価(◎非常に優秀、○優秀、△もう少し、×改善急務)します。

【3位 広島=攻撃面◎、ディフェンス面○】

 勝率1位のソフトバンクに3連戦で1勝1敗1分け、唯一負け越さなかったことをまず評価したい。昨年までの交流戦通算成績は11位だったが、今季は3位とジャンプアップ。打撃から見る。61得点(12球団中8位)15本塁打(同3位)20盗塁(同1位)打率2割4分9厘(7位)と“お家芸”の盗塁数(走力)はさすが。だが、打率、得点などは目を見張る数字でもない。好成績の要因は、足を絡めた作戦で少ないチャンスをものにしてきた結果ではないかと思う。

 印象深いのは14日の西武戦。史上初となるコリジョン適用のサヨナラ劇となった。試合後のコメントで緒方監督もコリジョン導入で、足のある広島に有利に働くと想定。春季キャンプから走塁を重視し、選手の利き足まで調べる念の入れようで、捕手のタッチをかいくぐるスライディング練習など徹底してきた。地道な努力が実を結んだ1勝で、走塁意識の高さが呼んだサヨナラ勝ちだった。

 交流戦滑り出しはパの難敵ロッテ(1勝2敗)ソフトバンク(1勝1敗1分け)と続き、つまずき感はあったが、西武、オリックス戦の6連勝で突き抜けた。15本塁打(同3位)も多い。鈴木誠也の3試合連続V弾は強烈。足を絡めて1発で試合をものにし勢いも出てきた。

 ディフェンス面では、57失点(同5位)防御率3・06(同6位)とまずまず。目立ったのは、ジャクソン、へーゲンスの助っ人中継ぎの安定感だ。へーゲンスは10試合に登板し1勝1敗6ホールド、防御率1・58。ジャクソンも9試合に登板し2勝5ホールド、防御率2・53と勝利に貢献できている数字だ。

 不安材料は、エルドレッドの負傷離脱。しかし、16日から復帰したルナが交流戦最後の4試合で打率3割1分3厘。エルドレッドの穴を埋めてくれれば25年ぶりのリーグ優勝も現実味を帯びてくる。

◇ここから下は失点が得点を上回ったチーム◇

【7位 巨人=攻撃面○、ディフェンス面×】

 ディフェンス面の改善が急務だ。78失点(同11位)11失策(同9位)防御率4・18(同11位)は悪すぎる。とはいえ、交流戦9勝9敗の勝率5割はセ2位。5連勝、5連敗と大波小波があったものの、交流戦は同一リーグで何位かが大事。何だかんだ言いながら踏みとどまった印象だ。失策数の多さもさることながら、菅野以外の先発投手に安定感がない。マイコラス復帰のニュースは好材料。防御率4点台を超えたのは巨人とヤクルトだけ。投手陣の整備が最優先課題となる。

 攻撃面では阿部復帰で打線に厚みが出たのは言うまでもない。負傷者の早期復帰が優勝に不可欠。64得点(同7位)13本塁打(同5位)5盗塁(同12位)打率2割6分2厘(同5位)の攻撃項目をみると盗塁が最下位。足を絡めて得点できていないため、得点力が低い点も気になる。

【8位 中日=攻撃面×、ディフェンス面◎】

 49失点はソフトバンクに1点届かず12球団2位でセ1位。防御率2・31(同1位)と投手力はすばらしい。

 しかし、打てなければ話にならない。46得点(同11位)12本塁打(同7位)8盗塁(9位)打率1割9分5厘(同12位)。打率が2割に届かない球団は中日だけ。投手は最少失点でいかねば負けるという重圧がかかる。開幕から手の付けられなかったビシエドのバットが“梅雨入り”したことが痛い。主砲のバットが湿るとともにチーム順位にも反映。交流戦前まで3割9厘あったビシエドの打率が現在2割7分6厘。交流戦打率は1割8分2厘とブレーキだった。ナニータも交流戦1割9分4厘。パ・リーグの投手が良すぎたせいか? リーグ戦再開で2人の打撃復活に期待は大きい。

 バットがだめなら機動力、といきたいが、足の速い大島も交流戦打率2割4分3厘。走者が塁上に出ないと作戦は立てられない。ベンチも打つ手が限られるだけに谷繁監督も頭が痛いところ。とはいえ12球団1、2位を誇る投手力がある。攻撃面の改善さえできれば上位進出の芽は十分にある。

【9位 DeNA=攻撃面△、ディフェンス面△】

 序盤の勢いに陰りが出てきた。ロペスの離脱が痛い。60得点(同9位)13本塁打(同5位)8盗塁(同9位)打率2割4分5厘(同8位)。交流戦前に補強したエリアン内野手も打率1割9分と慣れるまでには時間がかかりそうな気配。選手層が薄いだけに上位進出の鍵は主力がそろえば、が最低条件。ロペスの早期復帰が待たれる。

【10位 阪神=攻撃面×、ディフェンス面△】

 72失点(同9位)9失策(同7位)防御率3・85(同9位)。ディフェンス項目のすべてが下から数えたほうが早い状況。メッセンジャーが交流戦3試合2勝1敗、防御率0・82と藤浪は3試合1勝1敗、防御率1・96と奮闘も後ろが続かない。6回以降の逆転勝ち、逆転負け(5回時で同点の試合除く、6回以降逆転の逆転となった試合は除く)を調べて見ると、逆転負け2敗と中継ぎ以降に不安があり、接戦で勝ちきれない。また打線が本調子からは程遠い状況で、投手に勝ち星がつきにくい状況となっている。

 攻撃面を見る。44得点(同12位)3本塁打(同12位)9盗塁(同8位)打率2割2分3厘(同11位)。足技にしても鳥谷が交流戦序盤で4個を記録したものの、ほかに足が使えそうな高山2個、大和1個、西岡ゼロ、横田ゼロといった具合で、相手の脅威となっていない。中日同様、塁に出ないため作戦も立てようがないという悪循環だ。バント失敗も目についた。練習次第ではミスを減らせるバントだが、小技でミスしているようでは貧打線で勝てるはずがない。再度、足、バントなど基本動作をしっかり見直す必要があるようだ。

【11位 ヤクルト=攻撃面◎、ディフェンス面×】

 打撃成績は12球団トップクラスでその破壊力は色あせていない。84得点(同2位)14本塁打(同4位)11盗塁(同6位)打率2割7分5厘(同2位)と数字が示す通り。見ている限りここ3年間、打線はすばらしい。しかし6勝12敗に終わった。

 ディフェンス面で失策は5個(同2位)で問題なしだが、投手力が弱い。104失点(同12位)防御率5・90(同12位)はぶっちぎって悪い。いくら強力打線でも、相手に点を取られ放題では、どこまでいっても勝てない。昨年はロマン、バーネットでリリーフ陣が盤石だったが今年はいない。中継ぎ3枚の方程式が崩れたことで、先発を引っ張らねばならない。しかし、先発もライアン小川の防御率4・95が12球団38位。勝ちが計算できる先発もいない状況となった。先発、中継ぎ含め投手陣の整備が課題となる。

 ◆里崎智也(さとざき・ともや)1976年(昭51)5月20日、徳島県生まれ。鳴門工(現鳴門渦潮)-帝京大を経て98年にロッテを逆指名しドラフト2位で入団。06年第1回WBCでは優勝した王ジャパンの正捕手として活躍。08年北京五輪出場。06、07年ベストナインとゴールデングラブ賞。オールスター出場7度。05、09年盗塁阻止率リーグ1位。2014年のシーズン限りで引退。実働15年で通算1089試合、3476打数890安打(打率2割5分6厘)、108本塁打、458打点。現役時代は175センチ、94キロ。右投げ右打ち。

(ニッカンスポーツ・コム/野球コラム「サトのガチ話」)


☆ま、防御率は爆上げしてる人が何人かいるので(笑)、基本、2点台で抑えた、と言っていいと思います。




☆で、そのカープの話。


▽5/31(火)QVCマリン
●広島 0 - 5 ロッテ
勝 石川 敗 ジョンソン

▽6/1(水)QVCマリン
○広島 4 - 2 ロッテ
勝 野村 敗 大谷 S 中崎

▽6/2(木)QVCマリン
●広島 4 - 13 ロッテ
勝 二木 敗 九里


▽6/3(金)マツダスタジアム
●広島 1 - 6 ソフトバンク
勝 東浜 敗 黒田

▽6/4(土)マツダスタジアム
△広島 1 - 1 ソフトバンク (5回コールド)
先発 C 岡田 H 千賀

△6/5(日)マツダスタジアム
○広島 2 - 1 ソフトバンク
勝 ジャクソン  敗 サファテ


▽6/6(月)試合なし


▽6/7(火)旭川
○広島 3 - 2 日本ハム
勝 戸田 敗 有原 S 中崎

▽6/8(水)札幌ドーム
●広島 2 - 4 日本ハム
勝 高梨 敗 ジョンソン S 増井

▽6/9(木)札幌ドーム
○広島 4 - 2 日本ハム
勝 野村 敗 バース S 中崎


▽6/10(金)Koboスタ宮城
○広島 6 - 0 楽天
勝 黒田 敗 塩見

▽6/11(土)Koboスタ宮城
●広島 1 - 2 楽天
勝 金刃 敗 ヘーゲンズ S 松井裕

▽6/12(日)Koboスタ宮城
●広島 3 - 4 楽天
勝 福山 敗 中崎


▽6/13(月)試合なし


▽6/14(火)マツダスタジアム
○広島 3 - 2 西武
勝 中崎 敗 増田

▽6/15(水)マツダスタジアム
○広島 6 - 2 西武
勝 ジョンソン 敗 武隈

▽6/16(木)マツダスタジアム
○広島 6 - 0 西武
勝 野村 敗 バンヘッケン


▽6/17(金)マツダスタジアム
○広島 6 - 4 オリックス
勝 ヘーゲンズ 敗 比嘉

▽6/18(土)マツダスタジアム
○広島 4 - 3 オリックス
勝 今村 敗 平野

▽6/19(日)マツダスタジアム
○広島 5 - 4 オリックス
勝 ジャクソン 敗 山崎福 S 中崎


☆ロッテ戦1勝2敗、第3戦に大敗、ソフトバンク初戦も敗れ連敗、大丈夫かいな、と思ってたら、第2戦は姑息に引き分け(笑)、第3戦はサファテを丸が打って勝利。思えばこれが最初の「嘘やろ」(笑)。


☆難敵ソフトバンクを1勝1敗1分の五分で乗り切り、続く日本ハム戦、これも難敵有原から勝ったと思ったら高梨は打てずジョンソンでまさかの負け、と思ったらバースは打って勝ち。日本ハム戦は2勝1敗と勝ち越し、ここで4勝4敗1分の五分へ。何気に第3戦をきっちり取ったのが大きかった。


☆楽天戦、初戦を黒田さんで快勝したと思ったら、まさかの連敗。ヘーゲンズ・中崎くんと打たれ、打線も湿りがち。これで気合いが入ったのか、西武・オリックス戦は、神ってる6連勝(笑)。


☆西武・オリックスとの差は、やはり投手力ですかね。打線は向こうの方がいいですから。ここぞのところで仕事をすべきピッチャーが仕事をするかどうか。


3位 広島
18試合 11勝6敗1分 勝率.647
得点61⑧ 失点57⑤ 本塁打15③
打率.249⑦ 防御率3.06⑥ 盗塁20①


☆巨人なんかもそうですが、数字は微妙でも、要はその試合で相手より多く点を取れば、勝てる。勝った11試合のうち、3点差以上で勝ったのは、僅か3試合。おお、接戦に強いカープ(笑)。


☆続いて、個人成績。


【交流戦 打撃成績】

    打 安 点 打率 本
赤松  4 2 1 .500 0
下水流 15 7 4 .467 1
鈴木  63 24 13 .381 4
西川  18 6 1 .333 0
ルナ  16 5 3 .313 0
丸   66 20 7 .303 0
田中  65 19 4 .292 3
新井  59 16 5 .271 2
菊池  66 16 8 .242 3
エルドレッド
    47 10 6 .213 2
松山  43 9 6 .209 0
安部  38 7 1 .184 0
小窪  13 2 0 .154 0
磯村  7 1 1 .143 0
土生  8 1 0 .125 0
石原  31 3 0 .097 0
会沢  18 0 1 .000 0
天谷  3 0 0 .000 0
野間  3 0 0 .000 0
堂林  1 0 0 .000 0
庄司  1 0 0 .000 0


☆K.O的には、何と言っても、下水流。猛打賞に同点2ランにタイムリーと、大活躍でした。後は、菊・丸も頑張りましたね。田中くんもお見事。ルナ・西川くんも3割をマーク、おっと忘れちゃいけない、サヨナラの赤松(笑)。一方で下の方の打率の低い人たちは、ちょっと心配。頑張れ、会沢(泣)。


【交流戦 投手成績】

    試 勝 敗 S 回 自 防御
一岡  2 0 0 0 11/3 0 0.00
野村  3 3 0 0 18 2 1.00
岡田  3 0 0 0 20 3 1.35
ヘーゲンズ
    10 1 1 0 111/3 2 1.59
中崎  8 1 1 4 10 2 1.80
戸田  4 1 0 0 17 4 2.12
ジャクソン
    9 2 0 0 102/3 3 2.53
黒田  3 1 1 0 21 7 3.00
今村  7 1 0 0 9 3 3.00
ジョンソン
    3 1 2 0 19 7 3.32
オスカル
    2 0 0 0 22/3 1 3.38
中村恭 3 0 0 0 131/3 8 5.40
九里  3 0 1 0 50/3 8 14.40
西原  1 0 0 0 3 5 15.00


☆昨年は9勝9敗、先発で5敗、中継ぎで4敗したのですが、今年は先発で4敗、中継ぎで2敗。先発の4敗のうち、3敗はジョンソンと黒田さん。いかにそれ以外の先発が頑張ったかということと、里崎さんご指摘のように、勝ちパターンのピッチャーが安定したのが大きい。打撃成績は、昨年の方が良かったですからね。


☆ま、明日、「神ってる」の特集記事を組もうと思うのですが(笑)、どうもこうやって数字や成績を眺めていると、数字や成績に表れない何かが見えてきそうです。


☆…多分(笑)。


P.S. 今日もほんとにたくさんのアクセス・クリックを頂きました。本当にありがとうございます。

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