2016年6月21日火曜日

先週のカープ、今週のカープ~'16.6.20。


▽6/14(火)(C1-0 マツダ)
○広島 3 - 2 西武
勝 中崎 1勝3敗13S
敗 増田 3勝3敗11S
本塁打 エルドレッド16号 メヒア22号 森2号

【L】菊池、バスケス、武隈、増田
【C】戸田(7回自1)、ジャクソン(1回自0)、中崎(1回自1)

◇4回裏 鈴木 レフト前先制タイムリーヒット 広1-0西
◇6回裏 エルドレッド 左中間へホームラン 広2-0西
◇9回裏 赤松 センター前サヨナラヒット 広3-2西


▽6/15(水)(C2-0 マツダ)
○広島 6 - 2 西武
勝 ジョンソン 7勝5敗0S
敗 武隈 3勝2敗0S
本塁打 鈴木7号

【L】高橋光、バスケス、武隈、大石、中崎
【C】ジョンソン(7回自1)、ジャクソン(1回自0)、ヘーゲンズ(1回自0)

◇2回裏 鈴木 左中間へ先制ホームラン 広1-0西
◇3回裏 エルドレッド サード中村ファンブル、3塁ランナー勝ち越しのホームイン 広2-1西
◇7回裏 新井 レフト前勝ち越しタイムリーヒット 広3-2西
     松山 ライトへ2点タイムリースリーベース 広5-2西
     鈴木 センター前タイムリーヒット 広6-2西


▽6/16(木)(C3-0 マツダ)
○広島 6 - 0 西武
勝 野村 8勝2敗0S
敗 バンヘッケン 0勝4敗0S
本塁打 菊池8号②

【L】バンヘッケン、大石、小石、中崎
【C】野村(6回自0)、ヘーゲンズ(1回自0)、今村(2回自0)

◇3回裏 丸 押し出し四球 広1-0西
◇4回裏 下水流 レフト前タイムリーヒット 広2-0西
◇5回裏 丸 ライトへタイムリーツーベース 広3-0西
     ルナ ライト前タイムリーヒット 広4-0西
◇8回裏 菊池 レフトスタンドへ2ランホームラン 広6-0西


▽6/17(金)(C1-0 マツダ)
○広島 6 - 4 オリックス
勝 ヘーゲンズ 3勝1敗0S
敗 比嘉 0勝1敗0S
本塁打 クラーク1号 T-岡田14号 鈴木8号②

【B】東明、吉田一、佐藤達、平野、塚原、海田、比嘉
【C】黒田(6回自2)、オスカル(1回2/3自1)、一岡(1/3回自0)、九里(1回自0)、中崎(1回自0)、ジャクソン(1回自0)、ヘーゲンズ(1回自0)

◇8回裏 松山 ライトへ2点タイムリーツーベース 広2-4オ
◇9回裏 ルナ レフトへ同点2点タイムリーツーベース 広4-4オ
◇12回裏 鈴木 レフトスタンドへサヨナラ2ランホームラン 広6-4オ


▽6/18(土)(C2-0 マツダ)
○広島 4 - 3 オリックス
勝 今村 2勝3敗0S
敗 平野 1勝4敗12S
本塁打 鈴木9号③

【B】山田、山崎福、吉田一、佐藤達、平野
【C】岡田(8回自2)、今村(1回自1)

◇5回裏 會澤 ライトへ先制の犠牲フライ 広1-0オ
◇9回裏 鈴木 左中間へ逆転サヨナラ3ランホームラン 広4-3オ


▽6/19(日)(C3-0 マツダ)
○広島 5 - 4 オリックス
勝 ジャクソン 2勝3敗0S
敗 山崎福 1勝1敗0S
S 中崎 1勝3敗14S
本塁打 モレル6号② 下水流1号② 鈴木10号

【B】ディクソン、比嘉、海田、白仁田、山崎福
【C】中村恭(3回自4)、九里(2回自0)、一岡(1回自0)、ヘーゲンズ(1回自0)、ジャクソン(1回自0)、中崎(1回自0)

◇5回裏 菊池 サード奥浪エラー、3塁ランナーホームイン 広1-4オ
     丸 押し出し四球 広2-4オ
◇6回裏 下水流 左中間へ同点2ランホームラン 広4-4オ
◇8回裏 鈴木 レフトスタンドへ勝ち越しホームラン 広5-4オ


□6試合6勝0敗 勝率1.000 [先週6試合3勝3敗 勝率.500]
 得点30(5.0 先週3.2) 失点15(2.5 先週2.3)
 本塁打7(1.2 先週1.0)
※( )内は1試合平均

◇先発
    試 勝 敗 S 回 自 防御
戸田  1 0 0 0 7 1 1.29 (1.50)
ジョンソン
    1 1 0 0 7 1 1.29 (4.50)
野村  1 1 0 0 6 0 0.00 (0.00)
黒田  1 0 0 0 6 2 3.00 (0.00)
岡田  1 0 0 0 8 2 2.25 (0.00)
中村恭 1 0 0 0 3 4 12.00 (4.76)
計   6 2 0 0 37 10 2.43 (1.63)

◇中継ぎ
    試 勝 敗 S 回 自 防御
ジャクソン
    4 1 0 0 4 0 (7.36)
中崎  3 1 0 1 3 1 (2.25)
ヘーゲンズ
    4 1 0 0 4 0 (4.15)
今村  2 1 0 0 3 1 (3.00)
オスカル
    1 0 0 0 12/3 1 5.40
一岡  2 0 0 0 11/3 0 0.00
九里  2 0 0 0 3 0 0.00
計   6 4 0 1 20 3 1.35 (4.20)

投手計 6 6 0 1 57 13 2.05 (2.35)

※( )内は先週

◇打点
鈴木  9(4)
松山  4
丸   3(3)
下水流 3(1)
ルナ  3
菊池  2(2)
エルドレッド1(2)
新井  1(1)
赤松  1
会沢  1


☆…まずは先週の6戦を、簡単に振り返ってみます。


▽14(火) 西武1回戦(マツダ)
 西武先発雄星くんに対し、誠也くんのタイムリー、エルさんの一発で2ー0とリード、1点リードの9回、中崎くんが同点の一発を浴びるも、その裏赤松がサヨナラタイムリー、3ー2のサヨナラ勝ち。


▽15(水) 西武2回戦(マツダ)
 2ー2の同点の7回裏、武隈から新井さんタイムリー、松山2点タイムリースリーベース、誠也くんタイムリーで一挙4点。6ー2で勝ち。


▽16(木) 西武3回戦(マツダ)
 丸押し出し、下水流タイムリー、丸タイムリーツーベース、ルナタイムリー、菊池2ランと着実に得点、投げては野村・ヘーゲンズ・今村が完封リレー、6ー0で勝ち。


▽17(金) オリックス1回戦(マツダ)
 先発黒田さん、オスカルくんが失点、打線は相手先発東明に手こずり、8回表まで0ー4とビハインド。8回裏松山が2点タイムリーツーベース、9回にはルナが2点タイムリーツーベースで同点。延長12回裏、誠也くんのサヨナラ2ランホームランで6ー4のサヨナラ勝ち。


▽18(土) オリックス2回戦(マツダ)
 カープ岡田、オリックス山田の両先発の投げ合いは5回裏、会沢の犠牲フライでカープが先制、1ー0。ところが7回、好投の岡田くんが代打モレルに逆転2点タイムリーツーベースを浴び、9回には今村くんも失点、1ー3のビハインド。その裏、誠也くんの逆転サヨナラ3ランホームランで4ー3とサヨナラ勝ち。


▽19(日) オリックス3回戦(マツダ)
 先発中村恭が2回までに4失点、0ー4のビハインド。5回、相手エラーと丸の押し出しで2点、6回には下水流が同点2ラン、さらに8回には誠也くんの勝ち越しホームランが出て1点リード。リリーフ陣は3回以降1安打無失点に抑え、5ー4で逆転勝ち。




☆そもそも西武戦、第3戦のバンヘッケンはまだしも、第1戦は雄星くん、第2戦は光成くんと、まあ打てんだろうな、という相手。第1戦はリードしたのに中崎くんが9回に痛恨の同点の一発を浴びた。にもかかわらず、その裏すぐに赤松(赤松ですよ)のサヨナラタイムリーで勝ち。第2戦は、牧田が実はケガ、ということで武隈を引っ張った、というのはありましたが、7回に一挙4点で勝ち。


☆まあでも、今にして思えば、びっくりしたのは赤松のサヨナラぐらいで、まあまあ理解できる範疇の出来事。この辺はしかも戸田くん・ジョンソン・野村くんと、先発がしっかり試合を作ってました。




☆ところがですよ。おかしいのは、オリックス戦ですわ。誠也くんの「神ってる」は、もう明らかにおかしいので触れませんが(笑)、先発が崩れても、中継ぎが失点しても、つまりどう見てもこりゃ負けゲームだろ、という流れの中でも、ズルズル行かない。第2戦は誠也くんの3ランで一挙にひっくり返したので論外として(笑)、第1戦、8回の松山の2点タイムリーツーベース、9回ルナの2点タイムリーツーベースが、既におかしい(笑)。というのは、松山のタイムリーツーベースの後、1死2塁で安部・代打新井さんが倒れて、結局2点止まり。9回は抑えの平野が出てくることは確実、点差は2点。これまでだったら、この時点でもう白旗なんですよ。


☆9回、先頭西川くんがせっかくヒットで出ても、田中くん・菊池が打ち上げて、2死1塁。何で上げるかな~、ランナーも進められねぇのかよ、だから負けるんだよ、なんて愚痴ってたら、丸がヒットでつないで、ルナが同点の2点タイムリーツーベース。丸のホームインの時のガッツポーズが印象的でした。


☆第3戦、0ー4とリードされ、相手はディクソン、こりゃ負けだわ、と思ってたら、5回にエラーと押し出しで2点。で、5回でディクソンが降りてくれたのが運のツキ、6回下水流が同点2ラン、打った瞬間文句なし、本人ドヤ顔で走り出す一発でした。この辺からして、精神的に余裕を持って戦っていることが窺える。




☆で、誠也くんなんですが。


◇広島25年ぶりVの使者になる!“追い込まれるほど強い男”鈴木誠也 ベースボールキング 6月20日 12時0分配信


◆交流戦からはじまるスター街道へ

 日本を代表するアーチスト・中村剛也(西武)や、世界に誇る安打製造機・青木宣親(現マリナーズ)、最近では昨年トリプルスリーを同時に成し遂げた柳田悠岐(ソフトバンク)と山田哲人(ヤクルト)もそう。このスター選手たちには、ある共通項が存在する。

 彼らは皆、交流戦でブレイクのきっかけを掴み、そのままスター街道を駆け上がっていた選手たちなのだ。

 中村は2005年の交流戦で35試合に出場し、12本塁打を記録。前年までプロ通算2本塁打だった男はその長打力で定位置を掴み、その年22本塁打を放つなどブレイクした。

 青木も前年までは10試合の出場で、打率も.200に留まっていたが、2005年の交流戦では.382の高打率を残し、全体トップの55安打をマーク。その年202安打を放ち、大きく羽ばたいていった。

 今やリーグの顔となった山田と柳田も、2014年の交流戦で打率ワンツー(山田.378/柳田.371)に入るなど活躍。2015年にはともにトリプルスリーを成し遂げ、リーグMVPに輝いている。

 このように若手選手たちの“登竜門”的な存在となっている交流戦。その中で今年開花の兆しを見せたのが、広島の鈴木誠也だ。


◆2ストライクでも追い込まれない!?

 1994年8月18日生まれの21歳。高卒4年目を迎えた鈴木誠也は、交流戦最後の3試合で3戦連続本塁打を記録。それも最初の2本はサヨナラ弾だったという“劇的”さも相まって大きく話題となった。

 しかし、印象面だけではない。交流戦を通して安定した活躍を見せ、期間中の打率.381は全体3位タイ(※6月19日時点)。セの打者の中ではトップの数字を叩きだしている。

 今季は開幕を二軍で迎え、昇格後も投手の左右によって起用される日とされない日に分かれることが多かったが、交流戦に入ってからはほぼほぼスタメンに定着。今や打線の中核を担う。

 そんな鈴木が残した成績の中で特に目を引くのが、「2ストライク後の成績」だ。結果を欲しがってしまうあまり、追い込まれた後は打撃が小さくなってしまう選手も多い中、この男は追い込まれてからも自身の持ち味である思い切りの良さを貫く。

 その結果、パの並み居る好投手たちからも安打を量産。交流戦の2ストライク後の打率は.405を叩き出し、本塁打も3本放った。ちなみに、交流戦最後に見せたサヨナラ、サヨナラ、勝ち越しの3試合連発も、いずれも2ストライクと追い込まれてから放ったものである。

 追い込まれても追い込まれないという強みは、相手チームにとって大きな脅威となっている。


◆逆境に強い男

 また、劇的な一発に注目が集まるように、ここぞの場面で打つことができているのも魅力のひとつだ。鈴木の交流戦での「状況別の成績」を見てみると、これもすごいことになっている。

【鈴木誠也・交流戦の状況別成績】
・優勢時:打率.174(23-4) 本0 点2
・同点時:打率.571(21-12) 本3 点8
・劣勢時:打率.421(19-8) 本1 点3

 チームがリードしている時はあまり力を発揮できていないが、同点か負けている時では驚異の打棒を発揮。放った4本の本塁打はいずれも同点か負けている時で、チームを救う一撃となっている。

 ちなみに、交流戦に限らずともその不思議な力は健在。これまでのキャリアで放った本塁打は16本にのぼるが、本塁打を記録した15試合はすべてチームも勝利している。そんな星の下に生まれた男なのだ。

 25年ぶりVへと突き進む広島に現れたラッキーボーイ。鈴木誠也が悲願への使者となる。


【鈴木誠也・成績詳細】

▼ シーズン
57試 率.315(203-64) 本10 点39
四球16 死球1 三振31 盗塁7 盗塁死4
長打率.586 出塁率.367 OPS.953

▼ 交流戦
16試 率.381(63-24) 本4 点13
四球4 死球1 三振10 盗塁2 盗塁死2
長打率.714 出塁率.426 OPS1.140


☆昨シーズンから、「レギュラーになる」と、自分から出た本気の言葉で言っていた、誠也くん。その気持ちが本物だったことを、結果で証明しているんだと思います。もちろん、各方面が認めている素質のすばらしさもある。2ストライク後も粘れているのは、打つ時の「間」ができたからで、まさに「呼び込んで」打ってるんですね。ここが堂林との、一番の違い。堂林はボールに向かっていって、自分のポイントと合った時にしか打てないので、打てるポイントが限られてくる。


☆やはり、その「間」は、内川さんとの出会いが大きいんでしょうね。




☆で、今年、誠也くん同様、春先から「レギュラーのことしか考えてない」と言い続けていた、この人。


◇広島安部が休日返上「やるしか」ルナ&鈴木に負けん 日刊スポーツ 6月20日 17時32分配信

 広島安部友裕内野手(26)が20日、休日を返上し、マツダスタジアムで練習を行った。

 19日までの交流戦最後の6連戦は2試合の先発出場にとどまった。全選手に休養が与えられたこの日も「結果が出ていないので、やるしかない。疲れていませんから」とウエートトレーニングと素振りで汗を流した。

 5月終了時に3割台だった打率は現在、2割7分8厘にまで下降。16日にはルナの1軍再昇格もあり、先発出場が減った。3戦連続決勝弾の後輩鈴木の活躍を刺激にし「『すごい、すごい』と言っている場合じゃない。しっかりやらないといけない」と自らを奮い立たせた。


☆彼もようやく出てきた人のひとりですが、重要なんですよこれから、安部あたりの活躍は。


☆ようやく出てきた、と言えば、この人。すいません、世間的にはどうでもいいかも知れませんが、K.O、好きなもので。


◇下水流プロ1号 孝行息子が大仕事 デイリースポーツ 2016年6月20日

 「交流戦、広島5-4オリックス」(19日、マツダスタジアム)

 快音と同時に高々と舞い上がった白球に、3万1295人の視線が奪われた。広島・下水流昴外野手(28)が待望のプロ初本塁打を本拠地に打ち込んだ。

 2点を追う六回。2死二塁で代打をコールされた。暴投で走者の新井が三塁に進み、白仁田の3ボール1ストライクからの5球目、高めに浮いた141キロ直球を逃さなかった。打球は左中間スタンドへ。同点2ランで試合を振り出しに戻した。

 「打った瞬間入ったと思った。カウントが良かったので、真っすぐを狙って思い切っていきました。1打席1打席積み重ねた結果が本塁打になった」。プロ4年目、1軍通算38打席目での一発。大歓声を浴びながら、ゆっくりとダイヤモンドを一周した。

 16日以来、2度目のお立ち台は同期入団の鈴木と一緒。「誠也は本当にすごい。今は鈴木さんと呼ばせてもらっています」と笑いを誘った。緒方監督は「場(1軍)の雰囲気に慣れてきた。持ち味であるパワーを発揮して魅力ある打撃をしている。落ち着いて本来の力を見せてくれた。今日は最高のものを見せてくれた」と称えた。

 今季は、初の開幕1軍入りを果たしたが4試合で6打数無安打。4月6日に2軍降格し、今月10日に再昇格するまで打撃フォームを見直した。「今までは上体でタイミングを取っていたのですが、下半身でタイミングを取ることでボールを長く見られるようになった」

 父の日に輝いた孝行息子。「全国のカープファン、球場に来てくれたお父さん、あしたから仕事頑張ってください。僕たちも頑張ります」。記念ボールは実家に送る予定だ。

 交流戦を終え「ここからのリーグ戦が大事になってくる」と前を見据えた。2カード連続の3タテ。今季初の6連勝に導いた下水流の躍進が始まる。


◇広島下水流「ダメならクビ」覚悟のプロ1号 日刊スポーツ 2016年6月20日7時52分

<日本生命セパ交流戦:広島5-4オリックス>◇19日◇マツダスタジアム

 わたしも神ってる下水流です。広島の4年目下水流昂(しもずる・こう)外野手(28)がプロ初本塁打となる1号同点2ランを放った。2点を追う6回2死三塁から直球をたたくと、打球は左中間スタンドへ一直線。大学、社会人を経て、鈴木と同期入団した苦労人。「2軍の帝王」とささやかれた逸材が、ついに開花のときを迎えた。

 「プロ初より、いいところで打てたのがうれしい。同期ですけど、鈴木さんと呼ばせてもらっています」

 今季は開幕スタメンを勝ち取ったが、6打席で4三振して2軍落ち。「本当に落ち込んだんだよ」と振り返る。「このままじゃだめだ」と映像を何度も見返し、打撃を一から作り直した。「2軍でやってきたことを出せたことがうれしい」。野球の神様は見ていた。

 「ラストチャンスだと思っている。ダメならクビ」。1軍に合流した10日の仙台で言った。気付けば28歳。「年も年。そう何回もチャンスは与えられるものじゃない。しがみつくしかないんだ」。逆に肩の力が抜けた。同日の楽天戦で7番左翼で先発し適時打を放つなど、再昇格後は15打数7安打で4打点。先発でも代打でも存在をアピールしている。緒方監督も「やっと魅力のある打撃を見られた。場の雰囲気になれたというか。もともと力がある子だからね」と笑った。

 ケガの連続だった。シーズンを離脱せずに完走したのは昨季が初めて。右足のクッションになる「種子骨」は除去し、足には痛みが出ることもある。そのたび「1人じゃない。生活の安定感が違うから」とオフに結婚した夫人が倍以上の力で支えてくれた。下水流は決して「神ってる」ような男ではない。だが他でもないヒーローに、ついになった。【池本泰尚】

 ◆下水流昂(しもずる・こう)1988年(昭63)4月23日、神奈川県生まれ。横浜-青学大-ホンダから12年ドラフト4位で広島入団。高校3年時センバツ優勝、大学で2度ベストナイン、社会人で2年連続都市対抗出場の実績。178センチ、88キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸810万円。


☆一発もあり、打点を稼げる、右の外野手。広瀬が使われなくなった今、誠也くんとともに、カープの主力になってほしいんですよね。1軍にも慣れてきたでしょうから、平常心で、その実力を発揮して下さい。




☆さて、とりあえず今回は、起こった事実を顧みる、というところに留めました。ここ最近強さの分析は、じっくり考えて、阪神戦の前あたりに書けたらいいかな、と。


☆…書けたら、ですよ(笑)。




☆今週のカープ、先発予想はしません。


▽6/20(月)試合なし

▽6/21(火)試合なし

▽6/22(水)試合なし

▽6/23(木)試合なし

▽6/24(金)阪神 (マツダ 18:00)

▽6/25(土)阪神 (マツダ 14:00)

▽6/26(日)阪神 (マツダ 13:30)




◇交流戦

▽DeNA 2 - 5 日本ハム (De0-3 横浜)

 日本ハムは1-2で迎えた6回表、無死一塁からレアードの2ランで逆転に成功する。続く7回には、陽の適時打と中田の犠飛で2点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・バースが6回2失点の好投で今季5勝目。敗れたDeNAは、打線が5回以降2安打と振るわず、泥沼の6連敗を喫した。

勝 バース 5勝5敗0S
敗 砂田 1勝2敗0S
S マーティン 1勝0敗3S
本塁打 レアード22号②


▽阪神 2 - 0 オリックス (T2-1 甲子園)

 阪神が投手戦を制した。阪神は0-0のまま迎えた8回裏、1死一塁から原口が値千金の2ランを放ち、試合の均衡を破る。投げては、2番手・藤川が今季3勝目。最後はドリスが締めて、今季3セーブ目を挙げた。敗れたオリックスは、先発・西が好投を見せるも打線が沈黙し、4連敗を喫した。

勝 藤川 3勝4敗2S
敗 佐藤達 0勝4敗0S
S ドリス 2勝2敗3S
本塁打 原口6号②


☆そうそう、交流戦のまとめもしなきゃね。


順 チーム  試 勝 負 分 勝率 差
① 広島   71 40 29 2 .580 ー
② 巨人   68 32 33 3 .492 6.0
③ 中日   70 32 35 3 .478 1.0
④ 阪神   71 32 36 3 .471 0.5
⑤ 横浜   70 31 36 3 .463 0.5
⑥ ヤクルト 72 30 41 1 .423 3.0


☆交流戦終了、順位が確定。


順 チーム名   試 勝 敗 引 勝率 差
① ソフトバンク 18 13 4 1 .765 ー
② ロッテ    18 12 6 0 .667 1.5
③ 広島     18 11 6 1 .647 0.5
④ 楽天     18 11 7 0 .611 0.5
⑤ 日本ハム   18 10 8 0 .556 1
⑥ 西武     18 9 9 0 .500 1
⑦ 巨人     18 9 9 0 .500 0
⑧ 中日     18 7 11 0 .389 2
⑨ DeNA   18 7 11 0 .389 0
⑩ 阪神     18 7 11 0 .389 0
⑪ ヤクルト   18 6 12 0 .333 1
⑫ オリックス  18 5 13 0 .278 1


P.S. いやいや、今日はほんとにたくさんのアクセス・クリックを頂きました。本当にありがとうございます。

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