2016年7月29日金曜日

巨人15回戦(京セラドーム)。


 ▽スタメン

【巨人】
① 9 長野
② 8 橋本到
③ 6 坂本
④ 3 阿部
⑤ 5 村田
⑥ 7 ギャレット
⑦ 4 山本
⑧ 2 小林
⑨ 1 菅野

【広島】
① 6 田中
② 4 菊池
③ 8 丸
④ 5 ルナ
⑤ 7 松山
⑥ 9 鈴木
⑦ 5 安部
⑧ 2 會澤
⑨ 1 福井


☆先発は、巨人が菅野、カープが福井。さて福井くんがどんなピッチングを見せるか、菅野相手に勝てるかどうか。ひとつ取るのは同じ、これまで通りの野球を。


(C)1回表
①田中セカンドゴロ、②菊池セカンドフライ…田中くんは外角高めスライダー、菊池は真ん中高めストレート。
 2死
③丸 センターへスリーベース…フルカウントから内角ストレート。さあチャンス。
 2死3塁
④ルナ ファーストゴロ、この回無得点。…外角低めボール球ストレート。う~ん。


(G)1回裏
①長野ショートゴロ、②橋本到見逃し三振…長野は外角高め144㎞ストレート、橋本はカウント2ー2から8球目、外角高めカーブ。
 2死
③坂本 センターへツーベース…初球外角低めストレート。
 2死2塁
④阿部 四球…最後は低めカーブ。
 2死1・2塁
⑤村田 見逃し三振、この回無失点。…カウント0ー2から外角143㎞ストレート。これは村田もノーマーク。数字以上にストレートが来てる感じがします。


(C)2回表
⑤松山見逃し三振、⑥鈴木三振、⑦安部セカンドゴロ、この回三者凡退、無得点。…松山は外角低めフォーク、4球一度もバットを振らず、誠也くんは外角ワンバウンドのスライダー、安部は外角低めワンシーム。


(G)2回裏
⑥ギャレット サードファウルフライ…内角ストレート。
 1死
⑦山本 センター前ヒット…カウント3ー0から真ん中高め144㎞ストレート。
 1死1塁
⑧小林誠 三振…内角高め146㎞ストレート。
 2死1塁
⑨菅野 ライト前ヒット…外角カットボール。う~ん(-_-;)
 2死1・2塁
①長野 ピッチャー福井のグラブを弾くもセカンドゴロ、この回無失点。…内角高め144㎞ストレート。ストレート勝負でしたね。


(C)3回表
⑧會澤・⑨福井連続三振…会沢は外角低めボール球スライダー。
 2死
①田中 右中間スタンドへ先制ホームラン カープ先制、巨0-1広。…外角スライダー。田中くん、やりましたね。
 2死
②菊池 ライトフライ、この回1点。…外角低めワンシーム。先制しました。


(G)3回裏
②橋本到セーフティバントを試みるもピッチャーゴロ、③坂本見逃し三振…坂本はフルカウントから9球目、内角高めフォーク(笑)。
 2死
④阿部 レフトへツーベース…2球続けた真ん中低めボール球カーブ、レフトへポトリ。
 2死2塁
⑤村田 つまったショートゴロ、この回無失点。…内角低め144㎞ツーシーム。きっちり抑えました。


(C)4回表
③丸センターフライ、④ルナファーストゴロ、⑤松山ショートゴロ、この回三者凡退、無得点。…丸は初球外角カーブ、ルナは外角高めボール球ストレート、阿部ダイビングキャッチ、松山は外角低めストレート。菅野もきっちり制球してきてます。


(G)4回裏
⑥ギャレットレフトフライ、⑦山本レフトフライ、⑧小林誠セカンドフライ、この回三者凡退、無失点。…ギャレットは外角ツーシーム、山本は外角低めカーブ、小林は真ん中つり球は145㎞。


(C)5回表
⑥鈴木三振、⑦安部見逃し三振、⑧會澤つまったセカンドゴロ、この回三者凡退、無得点。…誠也くんは外角低めボール球スライダー、安部は外角低めストレート、会沢はフルカウントからど真ん中カットボールにどん詰まり。誠也くんは同じパターンでやられてますね。


(G)5回裏
⑨菅野見逃し三振、①長野サードゴロ、②橋本到見逃し三振、この回三者凡退、無失点。…長野は内角高めツーシーム、橋本は外角低め144㎞ストレート。これは完全に「投手戦」。


(C)6回表
⑨福井 三振
 1死
①田中 レフトスタンドへホームラン 巨0-2広。…外角低め153㎞ストレート。いやいや、これはよく打ちました。
 1死
②菊池セカンドゴロ、③丸つまったショートゴロ、この回1点。…菊池は外角低めスライダー、丸は内角低めボール球スライダー。


(G)6回裏
先頭③坂本 センター前ヒット…外角高めストレート。
 無死1塁
④阿部 ストレートの四球…う~ん、ここは最大の踏ん張りどころですかね。
 無死1・2塁
⑤村田 三振…真ん中ワンバウンドのフォーク。
 1死1・2塁
⑥ギャレット ファーストゴロ、ランナーそれぞれ進塁。…外角低めフォーク。
 2死2・3塁
⑦山本 ライトフライ、この回無失点。…真ん中低め143㎞ストレート。いやいや福井くん、ここも凌ぎました。


(C)7回表
④ルナショートゴロ、⑤松山センターフライ、⑥鈴木三振、この回三者凡退、無得点。…ルナはフルカウントから外角高めストレート、松山は内角高めストレート、誠也くんは外角低めカーブ。


(G)7回裏、レフト赤松。
⑧小林誠レフトフライ、⑨菅野の代打松本セカンドゴロ、①長野三振、この回三者凡退、無失点。…小林はフルカウントから真ん中高め145㎞ストレート、松本はフルカウントから真ん中低めボール球146㎞ストレート、長野はフルカウントからど真ん中145㎞ストレート。福井くん、ここまで106球、球威全く落ちず。むしろ速くなっとるがな(笑)。今日は完封と行きましょう!


(C)8回表、投手田原誠(G)。
⑦安部三振、⑧會澤サードゴロ、⑨福井の代打岩本三振、この回三者凡退、無得点。…安部は外角ボール球ストレート、会沢は外角カーブ、岩本は真ん中高めカーブ。


(G)8回裏、⑧會澤に代わり投手ジャクソン(C)。⑨岩本に代わりキャッチャー石原。
②橋本到 ファーストゴロ…初球真ん中高めストレート。
 1死
③坂本 四球
 1死1塁
④阿部ライトフライ、⑤村田キャッチャーファウルフライ、この回無失点。…阿部は内角高めストレート、村田は真ん中低めスライダー。


(C)9回表、投手戸根(G)。
①田中 サードゴロ…外角低めスライダー。
 1死
②菊池 ライト前ヒット…真ん中つり球。
 1死1塁
③丸 三振、菊池盗塁…外角ボール球ストレート。
 2死2塁、投手矢貫(G)。
④ルナ 敬遠ぎみの四球
 2死1・2塁
⑤赤松 ライト前ヒット…外角低めストレート。今年の赤松は、うまい。
 2死満塁
⑥鈴木 センター前2点タイムリーヒット 巨0-4広、バッターランナー鈴木は2塁に向かうもアウト、この回2点。…カウント0ー2から外角フォーク。いやいや、大きな2点が入りました。誠也くんに出たのも大きい。


(G)9回裏、投手中崎(C)。
先頭⑥ギャレット ショート内野安打…カウント2ー2から真ん中高めストレート。
 無死1塁
⑦山本真ん中低めツーシームにショートゴロゲッツー、⑧小林誠の代打相川真ん中低めボール球フォークにライトフライ、この回無失点、ゲームセット(/--)/


巨人 対 広島 (巨8勝7敗0分 18時00分 京セラドーム大阪 32756人)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
C 0 0 1 0 0 1 0 0 2 4
G 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
勝 福井 8試合2勝2敗
敗 菅野 18試合6勝5敗
ホームラン 田中10号(菅野) 田中11号(菅野)

【広島】
     打 安 点 打率 本
① 6 田中 4 2 2 .273 11
② 4 菊池 4 1 0 .310 8
③ 8 丸  4 1 0 .280 12
④ 3 ルナ 3 0 0 .297 3
⑤ 7 松山 3 0 0 .275 6
  7 赤松 1 1 0 .385 0
⑥ 9 鈴木 4 1 2 .321 14
⑦ 5 安部 3 0 0 .280 3
⑧ 2 会沢 3 0 0 .233 3
  1 ジャクソン
     0 0 0 ---- 0
  1 中崎 0 0 0 ---- 0
⑨ 1 福井 2 0 0 .059 0
打 岩本 1 0 0 .444 0
  2 石原 0 0 0 .164 0
計    32 6 4 .272 96

【巨人】
     打 安 点 打率 本
① 9 長野 4 0 0 .282 6
②8橋本到4 0 0 .242 2
③ 6 坂本 3 2 0 .321 16
④ 3 阿部 2 1 0 .306 6
⑤ 5 村田 4 0 0 .305 12
⑥ 7 ギャレット
     4 1 0 .260 15
⑦ 4 山本 4 1 0 .257 0
⑧2小林誠3 0 0 .205 2
打 相川 1 0 0 .229 0
⑨ 1 菅野 2 1 0 .256 0
打 松本 1 0 0 .216 0
 1田原誠0 0 0 ---- 0
  1 戸根 0 0 0 ---- 0
  1 矢貫 0 0 0 ---- 0
計    32 6 0 .247 77

【広島】
    試 勝 敗 S 回 安 三 四 自 防御
福井  8 2 2 0 7 5 8 2 0 4.99
ジャクソン
    45 3 3 0 1 0 0 1 0 1.52
中崎  40 2 3 18 1 1 0 0 0 1.54

【巨人】
    試 勝 敗 S 回 安 三 四 自 防御
菅野  18 6 5 0 7 3 8 0 2 1.69
田原誠 42 3 2 0 1 0 2 0 0 4.58
戸根  26 1 0 1 2/3 1 1 0 1 4.63
矢貫  8 0 0 0 1/3 2 0 1 1 2.61

◇盗塁 菊池(9回)
◇走塁死 鈴木(9回)
◇試合時間 2時間44分


☆いやいや、菅野相手に、福井くん、投げ勝ちましたな。


◇【広島】緒方監督「やっぱり今日は福井でしょう」復活右腕を激賞 スポーツ報知 7月28日 22時14分配信

◆巨人0―4広島(28日・京セラドーム大阪)

 広島は投打がかみ合い快勝した。打っては田中が、東海大相模高、東海大の同級生・菅野から3回に右中間へ先制の10号ソロ。6回にも左翼席へ11号ソロを放ち、自身初の1試合2本塁打と気を吐いた。9回には鈴木の2点打でダメを押した。

 投げては、不振による2軍落ちを経て5月8日以来の登板となった先発の福井が7回5安打無失点。4月10日以来の今季2勝目をあげた。

 2位・巨人との差を再び10ゲームに広げた緒方監督は「やっぱり今日は福井でしょう。彼自身にもチームにも、この1勝は大きい」と復活星の右腕をたたえた。

 ヒーローインタビューを受けた福井は「昨日負けていたので、今日はチームのために投げたいという気持ちだった。ゼロで抑えられるとは思っていなかったが、試合をつくれて良かった」とほっとした表情だった。


☆恭平くんとの意識の差は、このあたりでしょうか。


◇“後半戦のキーマン”広島・福井 109日ぶり勝った「輪の中に入りたい」 スポニチアネックス 7月28日 21時6分配信

 ◇セ・リーグ 広島4―0巨人(2016年7月28日 京セラD)

 広島の福井優也投手(28)が7回を5安打無失点、8奪三振で4月10日の阪神戦(甲子園)以来109日ぶりの2勝目(2敗)を挙げた。

 持ち味の強気の投球が生きた。3人から3球三振を奪うなど8奪三振。バックの好守にも助けられ、7回を無失点と役割を果たした。「昨日、負けていたし、きょうはチームのために投げたいと思っていた。ゼロに抑えられるとは思ってなかったが、ゲームを作れたのがよかった」。5月8日のDeNA戦(横浜)以来、約2カ月半ぶりの1軍マウンド。2軍での調整が続き「(チームの躍進を)素直に応援できない自分もいたが、その輪の中に入りたいと思って準備してきた」と胸の内を明かした。

 緒方監督からは「後半戦のキーマン」に指名されている。右腕は「これから貢献していきたい」と25年ぶりリーグ優勝への使者になる。


☆昨年ローテを守り、9勝を挙げたことで、「チームに貢献する」「チームで戦う」ことの楽しさ、快感を知ったんでしょうね。実績のあるピッチャーっていうのは、その快感を知ってるからこそ、チームに役立ちたいと思う。自分がチームに貢献できるところにいないと、いくらいい結果を残しても、満足できない訳です。


☆恭平くんはまだ、まず自分のことが口をついて出るレベル。それだけの違いだと思います。




☆いやいや、それにしても、野球っちゅうのは、分からないから面白い。


◇広島、G菅野攻略!今季まだ3連敗なし、30日にも「M36」点灯 デイリースポーツ 7月28日 22時11分配信

 「巨人0-4広島」(28日、京セラドーム大阪)

 広島が巨人の先発・菅野を攻略し、またも連敗を「2」で止めた。今季8度の連敗後はいずれも阻止(引き分けを含む)。連敗そのものも6月11、12日の楽天戦(コボスタ宮城)以来だったが、3連敗がないのはセ・パを通じて広島だけで、2位とのゲーム差を再び10に広げた。首位独走の大きな要因となる。

 試合を決めたのは1番の田中だ。自身初の1試合2発、2打席連続本塁打の活躍。東海大相模-東海大で同学年の盟友撃ちだった。三回、右中間スタンドに10号ソロを運ぶと、六回には左翼スタンドに11号ソロ。自己最多本塁打を更新し「見てたら打てないと思ったので、どんどん振っていった。思い切って踏み込んでいきました」と振り返った。

 投げては先発の福井が7回5安打無失点。5月8日のDeNA戦(マツダ)以来の1軍登板で、4月10日の阪神戦(甲子園)以来の2勝目を手にした。緒方監督は「広輔の2本も大きかったけど、きょうは福井でしょう」と絶賛。後半戦のキーマンに挙げていただけに「彼自身にも、チームにとってもこの1勝は大きい」と喜んだ。

 29日からは本拠地に戻って、3位・DeNAとの3連戦。連勝すれば最短で、30日に優勝マジックナンバー「36」が点灯する。


◇広島・田中「奇跡」の連発 7年間一緒にプレーした菅野撃ち スポニチアネックス 7月29日 5時36分配信

 ◇セ・リーグ 広島4―0巨人(2016年7月28日 京セラD)

 首位・広島は28日、2位・巨人を4―0で下し、10ゲーム差に引き離した。田中広輔内野手(27)が東海大相模、東海大で同期だった菅野智之投手(26)から3回に右中間に先制の10号ソロ。プロ3年目で初の2桁本塁打に乗せると、6回にも自身初の2打席連発となる11号ソロを左翼席に運んだ。「初もの尽くし」の同期撃ち。負ければ今季初の3連敗を喫した試合で勝利をもたらし、最短で30日にもマジックが点灯する。

 かつて、7年間も一緒にプレーした。田中は、菅野の背中をいつも守備位置から見守っていた。今や、敵。優勝を争うライバル。ならば遠慮はいらない。好調なカープ打線のけん引役である1番打者が、痛烈な一発を見舞ったのは3回だ。2死走者なし。1ボールから128キロの外角スライダーを振り抜いた。自身初の2桁本塁打となる先制10号ソロが、右中間スタンドに飛び込んだ。

 「何とかしようという気持ち。最高の結果になった」。ベンチに戻った菅野が、グラブを叩きつけて悔しがった一撃。強烈なパンチは1度では終わらない。6回1死。相手は力勝負で来た。内角に153キロ直球が2球。2ボールからの3球目は、外角低めへの153キロのワンシームだった。厳しいボールを今度は左翼に流し打った。「奇跡です!うまく打てた!」。自身初の1試合2発&2打席連発。チームは菅野からは3安打。まさに値千金の田中の2本塁打だった。

 「対戦するのが楽しい」。東海大相模、東海大のチームメート。「食事や野球の話を一番よくした」という「同期の桜」だ。田中は大学卒業後、JR東日本で2年間プレーしてプロ入り。社会人だった13年3月に結婚もしている。一方の菅野は、11年ドラフト会議で日本ハムから1位指名されたが入団を拒否。1年間の浪人のすえに巨人に入団した。昨季の対戦は18打数7安打、打率・389と田中の圧勝だった。この日が初アーチ。本人は「自分の中で苦手意識はない」と言い切る。今やリーグを代表する投手。いかに攻略するのか。

 「悪いなりに抑えられるのが菅野の長所。そこは昔からずっと変わっていない。見てみて…じゃなく、積極的にいかないとやられる。甘い球をどんどんいくしかない」。まさに有言実行。2本ともファーストストライクを果敢に打ちにいった。相手が見せた、ほんのわずかな隙を突いた。

 負ければ今季初の3連敗となる一戦。はるか眼下の敵ながら、2位・巨人との差を再び10ゲームとした。今季から、かつて高橋慶彦や東出輝裕ら名内野手が背負った背番号「2」に変わった田中は「まだまだ試合は続く。気を引き締めていく」。最速で30日に優勝へのマジックナンバーが点灯する。真夏。もうすぐ7月が終わる。真っ赤に染まったカープの夏は、ここからさらに熱くなる。

 ◆田中 広輔(たなか・こうすけ)1989年(平元)7月3日、神奈川県生まれの27歳。東海大相模では2年春の甲子園に出場し、2回戦の清峰(長崎)戦で敗れた。東海大4年秋に首都大学リーグ首位打者。JR東日本では12、13年と都市対抗で準優勝し、12年には新人賞にあたる若獅子賞を受賞した。13年ドラフト3位で広島入団。1メートル71、81キロ。右投げ左打ち。

 ≪菅野からマルチ本塁打は田中が初めて≫田中(広)が初の1試合2ホーマー。今季の本塁打は11本となり、14年の9本を上回る初のシーズン2桁本塁打になった。この日の2本塁打はいずれも菅野(巨)から。試合前までの通算対戦成績は31打数7安打、0本塁打、1打点で打率.226と抑えられていたが、12試合、38打席目で初アーチを放った。また、菅野からマルチ本塁打を記録したのは田中が初めてだ。なお、チームには早ければ30日にもマジックが点灯する。条件は広島がDeNAに連勝、巨人がヤクルトに連敗でM36が出る。


☆結局菅野は打ててないじゃないか、などという批判をする人は、やっぱりまだ「野球」というものが分かってない。野球というのは、相手より多く点を取れば勝てるゲーム。フィギュアスケートのように、芸術点や技術点がある訳じゃない。単純に、得点差で勝敗が決まるもの。


☆菅野と福井くんを比較したら、そりゃ菅野の方が圧倒的にすごいピッチングをしてる。菅野は7回を3安打8奪三振無四球、一方福井くんは、7回を5安打8奪三振2四球。菅野の最速が155㎞だったのに対し、福井くんはK.Oが見た限り、146㎞。


☆唯一、福井くんが菅野に勝ったのが、失点0。菅野の2失点は、かつての同僚、田中くんの2発によるもの。


☆さて、その田中くん。バッターというのは面白いもので、試合展開によって、本能的にバッティング内容も変わるもの。菅野から点を取ろうと思ったら、連打はまず無理。制球も安定しているので、四球も望めない。となると、一発しかない。意識的に狙った訳ではないでしょうが、無意識の内に、ホームランを打とう、というバッティングになったんだと思います。


☆で、たった2点でも、0点に抑えれば勝てる。福井くんは2点リードをもらい、ピンチを迎えながらも7回を0点に抑え、菅野はすごいピッチングを見せながら、ソロ2発で2点取られた。で、福井くんの勝ち。10ー8でも、2ー0でも、勝ちは勝ちです。




☆さて、巨人側から見てみたら、10ゲーム離されてしまった首位との2連戦、第1戦を取り、エース菅野を立てた第2戦、是が非でも取らなければならなかったはず。不調で2軍へ落ち、久々に1軍で投げるピッチャーから1点も取れず、完封負け。この1敗は、いろんな意味で痛い。


☆で、カープを除いた残り5球団は、こういう感じがずっと続いているからこそ、カープの独走を許している訳です。




◇セ・リーグ

▽中日 15 - 2 DeNA (D7-9-1 ナゴヤドーム)

 中日は初回、工藤の適時三塁打などで3点を先制する。その後は、2回裏にエルナンデスと平田の適時打が飛び出すなど攻撃の手を緩めず、終わってみれば先発野手全員安打で15得点を挙げた。投げては、先発・バルデスが7回2失点で今季5勝目。敗れたDeNAは、投手陣が崩れた。

勝 バルデス 5勝3敗0S
敗 熊原 1勝1敗0S
本塁打 エルナンデス5号②


▽阪神 10 - 5 ヤクルト (T9-6-1 甲子園)

 阪神が4連勝。阪神は1点を追う4回裏、原口の適時打などで4点を挙げ、逆転に成功する。続く5回にはゴメスの2ランが飛び出すなど、一挙5点を追加した。投げては、先発・青柳が6回途中4失点で今季3勝目。敗れたヤクルトは、先発・小川が試合をつくれなかった。

勝 青柳 3勝2敗0S
敗 小川 4勝5敗0S
本塁打 ゴメス16号② ゴメス17号②


☆中日は久々に打線が爆発。DeNA熊原くん、先発として試合を作れませんでした。阪神は、打線が元気になってきましたね。ライアン小川くん、今年はなかなか波に乗れない。石川・館山と、去年軸になったピッチャーが踏ん張れないと、やはり苦しい。


順 チーム  試 勝 負 分 勝率 差
① 広島   95 57 36 2 .613 ー
② 巨人   92 45 44 3 .506 10.0
③ 横浜   96 46 47 3 .495 1.0
④ 中日   96 41 52 3 .441 5.0
  阪神   96 41 52 3 .441 0.0
⑥ ヤクルト 97 42 54 1 .438 0.5


☆貯金は21、ゲーム差は、再び10。20はキープしたい。


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source : K.Oのカープ・ブログ。