☆いやいや、寒くなって参りましたな。
◇黒田「試合に負けた方が大きい」2度目先発なく引退 日刊スポーツ 10/30(日) 8:01配信
<SMBC日本シリーズ2016:広島4-10日本ハム>◇第6戦◇29日◇マツダスタジアム
さらば男気(おとこぎ)右腕-。「SMBC日本シリーズ2016」の開幕前に今季限りの現役引退を表明していた広島黒田博樹投手(41)は、シリーズ2度目の先発登板を果たせぬまま、最後の瞬間を迎えた。チームは本拠地に戻ってきた第6戦で日本ハムに敗れた。2勝4敗で敗退し、32年ぶり日本一はならなかった。第7戦で先発する予定だった黒田のプロ人生は、日本ハムの胴上げシーンとともに幕を下ろした。
球場からは、歓声と落胆の入り交じる大音量が聞こえてくる。黒田は球場内の選手食堂の椅子から立ち上がることはできなかった。29分間、その場を離れようとはせず、静かにみつめてかみしめた。勝利を信じて調整を続けた第7戦の先発マウンドは巡ってこなかった。現役20年の幕は、チームの敗退とともに下りていった。
「野球人生が終わるということよりも、試合に負けてしまった。そっちの方が大きかった」
壮絶だったプロ人生を思えば、幕切れはあっけなかった。それでも最後までチームを思った。20年目のシーズン、41歳は満身創痍(そうい)で走り抜けた。7年連続2桁勝利を達成し、25年ぶり優勝に貢献。復帰した広島で何より望んだ目標を成し遂げ、現役引退を決めた。この日も登板前日の調整を行い、前回から中4日で登板に備えた。
セレモニー終了後、黒田の表情は晴れやかだった。「自分がどうなっていくのかという楽しみもあります。あまり体のことを考えずにオフを過ごすことがなかったので、いろんなことをしてみたい」。背負い続けた重圧から解放された安堵(あんど)感がにじむ。無趣味だったが、以前、引退後の自分を思い描き「ゴルフ、スノボ、サーフィンとかめっちゃやりたいな」と笑っていたことを思い切り楽しめる。理由も黒田らしい。「ケガしても誰にも迷惑がかからない」。ようやく黒田博樹という看板を下ろすことができる。
引退後については以前「監督をやってみたいとか、現時点で全くそんなことは思わない」と言い、こう続けた。「監督は新井の方がふさわしい。新井が監督をやるなら投手コーチをやってもいいかな。あいつなら全力でサポートする。そして陰でサインを出しとくよ」。笑顔での話は冗談なのか、本心なのか分からない。ただもう1度、赤いユニホームに袖を通す可能性を打ち消すことはなかった。
昨季、再び動きだした黒田と広島の夢は、25年ぶりリーグ優勝という形で結実した。「最後にこういうマウンドに立てた。今まで一生懸命野球をやってきて良かったなと思います」。32年ぶり日本一も、本拠地マツダスタジアムで最後の勇姿を見せることもできなかった。それでも、黒田がファンとチームと一緒に見た夢の輝きは色あせない。
☆シリーズ前に引退を発表するのは、ちょっとどうなのかな、と思ったりもしたのですが。
◇広島ナイン、黒田へ“男気”寄せ書き 新井「不世出のエース」 スポニチアネックス 10/30(日) 8:30配信
◇SMBC日本シリーズ2016第6戦 広島4―10日本ハム(2016年10月29日 マツダ)
引退する広島・黒田への思いを、チームメートが色紙に記した。
長きにわたる戦友の新井は「不世出のエース」と表現。女房役だった石原は「永遠のエース“感謝”」と記し、「常にチームが勝つために…という人。自分の勝ち星なんて眼中にない。ボクの中で黒田さんはエースです」と話した。
松山は「漢(おとこ)」の一字に黒田の大きさを凝縮。黒田の影響によって最も成長した最多勝投手・野村は「感謝」と書き、「メンタルを成長させてもらった。黒田さんのためにも、今年だけで(好成績が)終わらないようにしたい」と決意を新たにしていた。
☆シリーズ前に言え、っていうのは、この人が進言したそうですが。
◇広島・新井、黒田に惜別メッセージ「第3戦の6回、あの姿を一生忘れない」 スポニチアネックス 10/30(日) 9:23配信
◇SMBC日本シリーズ2016第6戦 広島4―10日本ハム(2016年10月29日 マツダ)
黒田さんには夢のような2年間をもらった。チームメートとして、そして、子供の頃からのカープファンとして「ありがとうございます」の言葉では言い尽くせない。
今年が最後になるかもしれないと開幕前から感じていた。昨年から肩や首など不調を抱えながら戦っていた。今年はもっとつらそうだった。注射を何本も打っていた。朝早く球場に来て、治療なのか、トレーニングなのか見分けがつかないような準備をしながら登板に臨む姿を間近で見てきた。
第3戦の6回。治療で戻ったベンチから再びマウンドに立った。右足をガクガクと震わせながら3球投げた後、「無理だな…」と言って降りていった。普通なら最初に引きあげた時点で交代だったと思う。わずかな可能性にかけて投げ続けようとした。あの投球を、あの姿を一生忘れることはない。野球人として、一人の人間として、もう二度と出てこない「不世出のエース」だと思う。常に「最後になってもいい」というポジティブな悲壮感が伝わってきて周りも自然と引き締まる。そんな投手だった。
この2年の時間を一緒にやった選手には絶対に忘れないでほしい。道に迷ったら、黒田さんの姿勢、言葉、背中を思い出してほしい。それがきっと道しるべになるから。次の世代の選手にも伝えていってほしい。それが必ずカープの伝統になっていくから。僕を含めて残った者の使命だと思う。 (広島東洋カープ内野手)
☆かく言う新井さんも、体調は万全じゃなかったんじゃないかと想像します。
☆その、黒田さん。
◇黒田の「15」カープの永久欠番に 山本、衣笠に続く球団3人目のレジェンド デイリースポーツ 10/31(月) 6:04配信
今季限りで現役を引退した広島・黒田博樹投手(41)の功績を称え、球団が背番号「15」を永久欠番にすることが30日、分かった。球団では山本浩二氏の「8」、衣笠祥雄氏の「3」に続き3人目。15年に復帰し、今季は日米通算200勝や25年ぶりのリーグ制覇に貢献。レジェンド右腕が球団史に新たな1ページを刻んだ。
黒田が背負い続けた代名詞が永遠に語り継がれる。広島で通算13年間つけてきた背番号「15」は球団の宝物。松田オーナーは「広島に帰って来て2年。単純に成績だけではない。社会への影響があったし、価値観を覆した。球団として歴史に残し、功績を伝えないといけない」と話した。
15年に古巣復帰。前年の14年にはヤンキースで5年連続2桁勝利となる11勝をマーク。メジャーからは20億円超の巨額オファーを受けた。それでも右腕は「カープで投げた方が1球を投げる重みが感じられる。今度は僕がファンの心を動かしたい」。年俸は米国の約5分の1となる4億円ながら、広島を愛する心で野球人生最後の舞台にカープを選んだ。
「お金だけではないということ。それ以外の価値観という意味で一石を投じた」と同オーナー。「男気」という言葉が世間をにぎわせた。実力もさることながら、その言動がチームやカープファンだけではなく、社会全体に大きな反響をもたらした。
現役生活最後となった今季は7年連続2桁勝利となる10勝を挙げ、日米通算200勝も成し遂げた。体は満身創痍(そうい)。右肩や右足首に消炎剤の注射を打ちながら、25年ぶりのリーグ制覇に導いた。32年ぶりの日本一には輝けなかったものの、「残してくれたものはたくさんある。粘り強く投げることへの考え方、先発投手のプライドを(周囲の投手に)感じさせたことも大きい」と同オーナー。レジェンドが示し続けた野球への妥協なき姿勢は、後輩たちに着実に受け継がれていく。
球団では、ミスター赤ヘル・山本浩二氏の「8」、鉄人・衣笠祥雄氏の「3」に続いて3人目の永久欠番。ファンの記憶、そして記録にも残り続けるであろう不世出の大エース。プロ20年間で黒田が歩んできた一歩一歩の道のりが伝説になり、後世に語り継がれていく。
☆この2年間で、黒田さんから得たものは、たくさんあるでしょう。そのために帰ってきた、ということでしょうから。
☆ま、黒田さんがいない中で日本一になった時、初めてチームは自立した、と言えるのかも知れません。
◇広島・松山、レギュラー奪取へ秋季キャンプ志願 日本Sから休日わずか1日 デイリースポーツ 11/1(火) 9:00配信
広島の松山竜平外野手(31)が31日、主軸として来季のレギュラー獲りを誓った。「もう十分です」と日本シリーズ敗退後、1日だけ休んで再始動。「1年間スタメンを張れるようにしたい」と、筋力アップを重点に汗を流した。
「もう来年は始まっている」。練習後、オフ気分を出すことなく、決意に満ちた表情で語った。課題と収穫を手にした2016年。今季は103試合に出場し、3年ぶりに10本塁打に達した。だが、先発は58試合。「まだできる」と前を向く。
日本シリーズでは、6試合のうち5試合でスタメン出場。第1戦で大谷から本塁打を放ったが、計15打数3安打と苦しんだのも事実だ。飛距離アップを目指すとともに、41打点からの大幅アップが目標。1年間戦える体力作りに励んでいる。
「もっともっと、打点を取っていかないと。悔しい思いもしたので1年間、主軸を張れるように努力したい」
来年で32歳になるが、秋季キャンプにも志願参加する。「しっかりとバットが振れると思う。僕はその方がいい。まだベテランじゃないので」。覚悟を持ってオフを過ごす。来季のリーグ連覇に向けて、各選手のレベルアップは必須。定位置奪取へ一切の妥協はない。
☆第6戦終了後に誠也くんが打ち込みをしていた、というのはテレビでも報道されてましたが、その誠也くんも、安部も、「レギュラーしか考えてない」と公言し、今年ブレイクしました。1年を通して1軍にいる、スタメンで出る、そして、シーズンを通して結果を出す。技術や体力はもちろんのこと、やはり一番大事なのは、気持ちの強さなんですよね。
☆この人も、抑えをやる、と言って、抑えの座を獲得しました。
◇柳田&中崎が侍強化試合辞退 中村&大瀬良が代役 スポニチアネックス 11/1(火) 7:01配信
NPBエンタープライズは31日、11月10~13日にメキシコ、オランダと対戦する侍ジャパンの強化試合(東京ドーム)で日本代表に選出されていたソフトバンク・柳田悠岐外野手(28)、広島・中崎翔太投手(24)が出場を辞退すると発表した。柳田は今季終盤、昨年11月に手術した右肘痛が再発。「右肘関節炎」のため辞退となった。中崎は日本シリーズで3試合に登板も、「右腰および右股関節痛」でメンバーを外れた。
代わってソフトバンク・中村晃外野手(26)、広島・大瀬良大地投手(25)が追加招集。背番号は中村晃が7、大瀬良が29となった。
☆まあギリギリのところでやってたんでしょうね、彼も。代わりに出る大瀬良くんには、何かをつかんでほしいですね。
☆さて、来季に向け、外国人たちにも動きがありました。
◇【広島】途中入団のデラバーが帰国 来季契約不透明も「1軍で投げられるなら戻ってきたい」 スポーツ報知 11/1(火) 11:28配信
広島のスティーブ・デラバー投手(33)が1日、米国へ帰国した。今季途中の入団で2試合に登板。メジャー通算190試合登板の実績を誇っていたが、チームは今季、ジョンソン、ジャクソン、ヘーゲンズ、エルドレッド、ルナの5選手で外国人の4枠を活用したため、出番は巡ってこなかった。2軍では19試合に登板し、0勝1敗、防御率は6・52だった。
「自分の持っている力を出せた。2軍ではいい成績ではなかったが、日本への適応の仕方はわかった。2試合ですが、1軍での結果も良かったですし」と振り返った。来季の契約は不透明な状況だが、「1軍で投げられるなら是非、戻ってきたい。自分の力を出す自信はある」と残留への意欲を見せた。
◇広島・ヘーゲンズ 残留熱望「戻ってくること以外考えられない」 東スポWeb 10/30(日) 17:49配信
広島のブレイディン・へーゲンズ投手(27)が日本シリーズ終了から一夜明けた30日、婚約者のターシャさんと帰国した。
広島駅で取材に応じた助っ人右腕は「ファンや我々の望む結果にはならなかったが、素晴らしいシーズンだった」とニッコリ。契約交渉はこれからだが「自分の気持ちとしてはカープに戻ってくること以外考えられない。カープというチームはファンに支えられて成り立っていると痛感した」と残留を熱望した。
来日1年目の今季は先発、中継ぎでフル回転し7勝5敗、防御率2・92。来季に向けては「黒田さんの穴は大き過ぎるので自分が埋めたいとか軽々しくは言えない。仮に戻ってくることができたなら、チームに要求されたところでやるだけ」と意気込んだ。
◇広島 エルドレッドに来季残留要請「チームのためにプレー」姿勢評価 スポニチアネックス 10/31(月) 6:43配信
広島がブラッド・エルドレッド内野手(36)に来季残留に向けた条件提示を行っていたことが30日、分かった。
来日5年目の今季は打率・294、21本塁打、53打点。日本シリーズではシリーズタイ記録の3試合連続本塁打を放ち、球団首脳は「長打力はもちろんだが、チームのためにプレーするという姿勢が見て取れる」と評価。今季年俸1億2495万円からのダウン提示となった見込みだが、リーグ連覇を狙う上で、必要な戦力として残留を要請した。
☆ジョンソンは来季から3年契約、ジャクソンも残留は濃厚で、投手はジョンソン・ジャクソン・ヘーゲンズ、野手はエルさん。今季投手3、野手1が一番はまっており、黒田さんが引退することもあって、ヘーゲンズの力も必要になりそう。デラバーはどうでしょうね~、「1軍で投げられるなら」、でしょうね、そりゃ。
☆ただ、来季、新井さんは40歳、エルさんは37歳。理想としてはこの2人がファースト、レフトは松山と、右バッター。下水流あたりに期待したいところ。今年誠也くんがブレイクしましたが、広瀬が引退、右の野手が手薄です。内野手では小窪・堂林始め、美間あたりに出てきてほしいし、外野では下水流・高橋大あたり。美間・高橋大は今季ファームでも微妙で、そろそろ本気にならないと、ヤバいことになりそうです。またキャッチャーでは磯村も1軍では今ひとつ、船越くんあたりが脅かしてくれると、会沢もうかうかしていられません。
☆…何気にドラ4坂倉くんに期待してるんですけどね。彼のバッティングはいいですよ。
☆黒田さんが抜ける投手陣の話は、いずれまた。
P.S. 今日もたくさんアクセス・クリックを頂きました。本当にありがとうございます。
にほんブログ村
source : K.Oのカープ・ブログ。