マリーンズの伊東監督が野球殿堂入りを果たしました。
現役時代はキャッチャーとして西武黄金時代を支え、西武監督時代は2004年に日本一を達成。マリーンズ監督就任後は4年間でAクラス3回という昔なら考えられない成績を残したことが評価されたようです。
シーズン前から縁起がいいですね。この快挙で波に乗り、念願のパ・リーグ1位を達成したいものです。
ロッテ・伊東監督、野球殿堂入り!川上氏からV9のDNA継承(サンスポ)
2017年の野球殿堂入りが16日、東京・文京区の野球殿堂博物館で発表された。競技者表彰のプレーヤー部門は、西武の捕手として黄金時代を築いた現ロッテ監督の伊東勤氏(54)、エキスパート部門は中日のエースとして活躍し、監督として中日、阪神、楽天をリーグ優勝に導いた現楽天球団副会長の星野仙一(69)と、大洋(現DeNA)で通算201勝を挙げた平松政次(69)の両氏。殿堂入りは特別表彰の2氏を含め計197人となった。
晴れの舞台で胃がキリキリと痛んだ。伊東監督は大試合でも経験がないほど緊張していた。
「本来ならキャンプのことを考える時期ですけど、それどころじゃない。本当に自分がもらっていいのか。そんなことばかり考えていました」
現役監督としては、昨年の工藤監督(ソフトバンク)に続く2年連続の殿堂入り。受賞スピーチで熊本工高の大先輩である故川上哲治氏、西武時代の監督だった広岡達朗、森祇晶の両氏、コーチの故与那嶺要氏と恩師の名前を挙げたが、西武入団時の編成管理部長だった故根本陸夫氏を飛ばしてしまった。
「自分をこの世界に導いてくれた方。“しまった”と思ったら、よけいに焦った。頭の中が真っ白だった」
伊東監督にとっては、支えてくれたすべての人への感謝しかない。中でも“打撃の神様”川上氏への思いは深い。
「プロアマ規定が厳しかった時代。大きな声では言えないけど…」。実は高校時代、川上氏から機会があるごとに、こっそりと指導を受けていた。すでに“時効”だが、川上氏も伊東監督の素質を見抜き、ほれ込んでいたという。
2004年、西武の監督に就任した伊東監督のもとに、川上氏から2通の手紙が届いた。就任のお祝いと激励に監督心得。さらには「奥さんを大事にしてください」という文面だった。この2通は、いまだに“家宝”として大切に保管している。
「勝つことでしか認められなかった西武時代。広岡さん、森さんが築かれたものですが、その源流はV9巨人にあったと思います」
V9巨人の監督は、もちろん川上氏。伊東監督にはそのDNAも宿る。「昨年5月、故郷の熊本は大地震で被害を受けた。今回の受賞が明るいニュースとして伝わってくれたらうれしい」。この言葉を、天国の川上氏も喜んでいるはずだ。(西村浩一)
現役時代の好敵手、解説者時代の仲間、ロッテOBとしてお祝いスピーチを行った村田兆治氏
「捕手として分析力、判断力、決断力にたけていた。同じチームでバッテリーを組みたかった。(ロッテは)戦力のないチームだが、どう知恵を絞るかが監督の仕事。日本一をお願いします」
西武でバッテリーを組んだソフトバンク・工藤公康監督
「一緒にプレーさせてもらった強い西武の時代の選手が、また一人殿堂入りされることとなり、とてもうれしく思います。配球の大事さ、勉強することの必要性を感じることができたのも伊東さんのおかげです」
★将来は政治家!?
「熊本地震」で大きな被害を受けた伊東監督の故郷・熊本市。「復興の役に立ちたい」と日々、テレビのニュースや一般紙で政治も勉強中だ。もともと政治に関心がないわけではなく、評論家時代の2008年には、ある市長選に「自民党公認」で出馬を打診されたこともある。「お声をかけていただくというのはありがたいこと。でも、もう少し野球をやらせてよ」。殿堂議員? 殿堂知事? 殿堂市長? 近い将来、伊東監督に何かが起きてもおかしくない。
【ロッテ】伊東監督、殿堂入りスピーチで故郷・熊本への思い語る(報知)
野球殿堂入りしたロッテ・伊東勤監督(54)は16日、発表会見でのスピーチで昨年地震に見舞われた故郷の熊本への思いを述べた。
「熊本に大惨事が起きまして、現在も多くの皆さまが苦しまれています。郷土の代表として、今回の殿堂入りという明るいニュースが少しでも郷土の皆さまに明るい希望とこの先の未来に役立って頂ければと思います」
熊本工出身の同監督の実家は、震度7を観測した益城町から車で30分の距離。家族が車中泊を強いられ、震災後にはファンの励ましに涙を見せていた。「うちはおかげさまでそんなに被害を受けなかったけど、5分、10分歩くと悲惨な状況。僕らは野球を通じてしか(支援)できないから」と1日も早い復興を願っていた。
ロッテ・伊東監督「本当に自分でいいのか」(サンスポ)
野球殿堂博物館は16日、今年の殿堂入りのメンバーを発表し、競技者表彰のプレーヤー表彰で西武黄金時代の捕手として活躍したロッテの伊東勤監督、エキスパート表彰で監督として3球団でリーグ優勝を果たした星野仙一氏、大洋(現DeNA)のエースとして活躍した平松政次氏が選ばれた。
伊東監督は先輩方を前に恐縮した様子を見せながらも、素直に喜びをかみしめた。
――率直な感想は。
「本当に自分でいいのかという気持ちが正直なところ」
――喜びは。
「恩師の人たちと少し肩を並べられたのはすごく光栄に思う。野球を一生懸命にやっていて良かったなというのは実感としてある」
――西武の黄金期に主力であり続けたのは。
「勝つことを宿命付けられているというか、そのためだけに必死にやっていたというのはある。やってきたことは間違いじゃなかったと改めて思う」
――プロの世界に導いた根本陸夫さんには。
「道をつくっていただいたのも、根本さんのおかげ。喜んでくれていると思う」
――今後については。
「優勝とか良い思いを少しでも次の世代に伝えていければ。僕の場合、1年間、韓国で異国の地でもコーチとして勉強させてもらったので、日本だけでなく、野球を志している人がいれば(どこでも)今後、指導できたらいいなと思う」
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source : マリンブルーの風