2017年3月2日木曜日
'17 カープ・キャンプリポート(27)~3/1、沖縄キャンプ打ち上げ・サード争い・西山さんコラム。
☆さて、早いもので、沖縄キャンプも打ち上げ。
◇広島がキャンプ打ち上げ 緒方監督も「いいキャンプ」と手応え デイリースポーツ 3/1(水) 12:55配信
「広島春季キャンプ」(1日、沖縄)
沖縄での1軍春季キャンプを打ち上げた。緒方孝市監督(48)は「出遅れた選手もいるなかで、いいキャンプを送ることができた。実績のある選手はまた1つ段階を上げることができたし、若い選手の中ではいままでやってきたことを実戦で発揮できていた。やってきたことを3月のオープン戦で出してもらいたい」と充実の1カ月を振り返った。
最終日は雨が降る中、ノックや打撃練習などで汗を流した。最後は選手全員でランニングし、緒方監督、首脳陣、スタッフらが内野に集まり一本締め。代表としてあいさつした丸佳浩外野手(27)は、関係者への感謝の言葉を口にし「開幕にチームとして100パーセントで入っていけるようにこれからみんなで頑張りましょう」と気持ちを高ぶらせた。
◇広島・丸「開幕に100%で入れるようにみんなで頑張っていきましょう」 春季キャンプ打ち上げ サンケイスポーツ 3/1(水) 15:01配信
広島が1日、沖縄市内で行っている春季キャンプを打ち上げた。午前の練習後、メーングラウンドの内野に首脳陣、選手陣、スタッフ陣が集まって、中央で丸佳浩外野手(27)が手締めのあいさつを行った。
「沖縄市協力会の皆様、球団関係者の皆様のおかげで充実したキャンプを送ることができました。開幕に100%で入れるようにみんなで頑張っていきましょう」
丸の「ヨー」の掛け声を合図に全員が手を「パチン」と鳴らした。約1カ月間のキャンプを完走した選手に対して、スタンドからねぎらいの拍手が起こった。
☆ここからはオープン戦、そして開幕。早いですなぁ。
◇広島・安仁屋臨時投手コーチ 九里をMVPに挙げる デイリースポーツ 3/1(水) 18:39配信
「広島春季キャンプ」(1日、沖縄)
春季キャンプを打ち上げ、2年連続で臨時投手コーチを務めた安仁屋氏は、MVPに九里を挙げた。
今キャンプは、昨年と異なり沖縄にも帯同。オープン戦など、実戦をその目で見て気が付いたことを助言してきた。開幕ローテの一角を狙う九里は、キャンプ序盤からアピールし、2月27日の韓国・ネクセンとの練習試合でも3回2安打無失点と好投した。
「去年と腕の振りが違う。去年は菅野(巨人)をまねして腕を途中で止めていたけど、今年は最後までしっかり振り切っている。スタミナもある。いい状態だと思う」。
開幕ローテが確定しているのはジョンソンと野村。九里が、安仁屋臨時投手コーチの期待にも応えられるか、注目だ。
☆期待の大瀬良くん、福井くんは出遅れてるし、先発ピッチャーは足りている訳ではありません。「何でも屋」としての働きも捨てがたい九里くんですが、今年はローテ目指して、頑張ってほしいですね。
☆その福井くん、キャッチボールを再開。
◇広島・福井、キャッチボール再開「(開幕に)合わせている」 サンスポ 2017.3.1 14:03
広島春季キャンプ(1日、沖縄)
背中の張りで別メニュー調整していた福井がキャッチボールを再開した。約45メートルの距離で、状態を確かめながら球を投じ「怖さはあるけど、大丈夫。問題ない」と息をついた。
開幕ローテーション入りが不安視されるが「そこに合わせている。しっかり結果を出して、つかんでいくだけ」と強い意思を示し、沖縄2次キャンプを締めくくった。
☆まあ開幕には間に合うでしょう。大瀬良くんの方が、状態が気になります。
☆さて今日は、西山さんのコラム。
◇地力問われる今季、黒田ロスの克服は!? 広島連覇のカギをOB西山秀二氏に聞く スポーツナビ 2017年3月1日
◆「キャンプの雰囲気が変わった」
25年ぶりのリーグ優勝に沸いた広島の街。2016年9月10日の歓喜から、はや半年が過ぎようとしている。新シーズンを迎え、今度は1979年&80年以来のリーグ連覇、そして昨季届かなかった日本一を目指すことになるが、果たしてそれは実現可能なのだろうか。
戦力的には前年から大きくは変わらない。だが、春季キャンプでは「チームの雰囲気が今までとは違った」と、元正捕手である球団OBの西山秀二氏は語る。
「今まで25年間勝てていなかったし、どこか『勝たなきゃいけない!』という意識があって、ピリピリとした雰囲気でキャンプをやっていた。特に最近は選手たちが力をつけてきていながら勝てなくて、かなりのプレッシャーがあったと思う。でも去年ついに優勝して、その余裕からか、今年のキャンプは雰囲気がちょっと変わっていた」
この“変化”がペナントレース開幕後に、どう反映されるのか。燃え尽き症候群とまでは言わないまでも、去年の優勝で達成感を味わったのは確か。この達成感が、チームにどう影響するのか。西山氏は「これが良い方向にいけばいいと思うけど、悪い方向に向かってしまうこともあるかもしれない」と期待半分、危惧もしている。
◆精神的支柱を失った影響は?
前年からの変化といえば、黒田博樹が引退したことである。日本球界復帰後は2年のみの在籍だったが、その存在は絶大で、多くの投手陣に数々のアドバイスを送り、自らもグラウンド内外でプロとしての姿勢を見せた。このレジェンドの抜けた穴は大きいと、西山氏も認める。
「精神的な柱という意味では、黒田の代わりはいない。彼がいてくれるだけで、かなりの存在感があった。永久欠番にまで選ばれた選手ですし、本当、何十年に一人しかいないぐらいの存在なわけですからね」
ただ、野球は一人でやるスポーツではない。チームとして、「誰かが抜ければ必ず違う誰かが出て来る」と強調する。そして若手投手たちの“自立”を促す。
「でも、柱が一本抜けたからといってチームというものはすぐにガタガタになる訳ではない。マエケン(前田健太)が抜けて野村(祐輔)が出てきたみたいに、今度はまた違う投手が必ず出て来る。福井(優也)や大瀬良(大地)、岡田(明丈)とか、能力的にはもっと勝てるはずのピッチャーはいますからね。黒田投手が残していってくれたものを、投手一人一人が生かして、自立して行くことによって、黒田の穴が埋まる」
現状、今季の先発ローテ候補は、ジョンソン、野村の2本柱への信頼が厚く、3番手以降を福井、岡田、大瀬良が担い、さらに九里亜蓮、戸田隆矢、薮田和樹、中村恭平、塹江敦哉らがチャンスをうかがう形となっている。
昨季10勝を挙げた黒田の穴を誰が埋めるのか。キャンプを視察した西山氏は、ルーキーながら日本シリーズ第4戦に先発して6回4安打1失点と好投した岡田、そして昨季はけがで出遅れて17試合登板(先発1試合)に終わった大瀬良の、2人のドラフト1位右腕の成長に期待を寄せる。
「岡田と大瀬良。2人とも自分の課題にしっかりと取り組んでいた。大瀬良はけがで離脱してしまったけど、秋から取り組んでいたスプリットがいい具合になってきていたし、それが使えれば投球に幅が出せると思う。ガラッと変わる可能性はありますね。岡田はフォームの悪い部分を改善しようと取り組んでいた。間違ってないと思うし、それがうまくいけば、昨年以上にブレイクした姿を見せてくれるんじゃないかなと思う。そして岡田か大瀬良のどちらかが、黒田の穴を埋めるような活躍をしてくれないかなと期待しています」
◆難しいモチベーションの維持
選手個々の自立と2人の右腕による黒田の穴埋めが完了すれば、連覇に近づく。だが、それだけでは足りない。西山氏は「選手全員の気持ちをまとめることが大事になる」と訴える。
「去年までとは違う雰囲気が出てきたチームを、緒方孝市監督がどう締めていくのか。かつて黄金時代の西武を率いた森祇晶監督が、連覇しているときに何が難しいかと聞かれて、『選手のモチベーションを上げること』だと話していた。緒方監督がもう一度、チームを一つにできるのかどうか。それが何よりも大切になってくる」
どの組織でも同じ。長いシーズンの中でモチベーションを維持し続けるのは非常に難しい。その中で、やはり指揮官の役割も大切になる。
「去年は放っておいても選手のモチベーションが上がりやすい環境があった。新井(貴浩)さんの2000安打とか、黒田の200勝、引退っていうのもあったし、長いシーズンの中でも節目が多くて、チームみんなの目標が自然と優勝という方向に向かっていった。でも、今年はそれがない。去年とまったく同じような戦いは難しいでしょう。ただ、チームとしての力は十分にある。あとは、“今年も”っていう方向に、いかに持っていくか。緒方監督の役割も去年以上に重要になってくる」
16年の広島は、世間の後押し、機運というものもあった。今年はその目に見えないパワーがないかも知れないが、だからこそチームとしての地力が問われることになる。どのチームにとっても連覇は難しい。だが、それを成し遂げたとき、カープが真の強さを手に入れるのだろう。
筆者 = ベースボール・タイムズ
☆やれ25年の恨みだの(笑)、1回優勝したくらいでいい気になるなだのと、まあほんとにファンなんですか、と問いたくなるようなことを言う人もいますが、昔からのファンも、昨日カープのファンになった人も、同じファン。会社組織じゃあるまいし、ファンに序列やヒエラルキーはありません。それに、今の選手に、25年間優勝できなかったことなんて、関係ない。今年優勝して、日本一になることしか、選手は考えてないと思います。
☆で、戦力的に言えば、昨年のマエケンの穴がほとんど影響がなかったように、黒田さんの穴は、誰かが埋めると思います。また野村くんが16勝もできたのは、中継ぎがしっかりして、打線の頑張りで投打が噛み合ったからであって、重要なのは結局、チームが全体として機能するかどうか。その形はある程度昨年でできたと思うので、全体としては黒田さんがいなくなったことは、そんなに影響はないと思います。
☆ただ、精神的に、ということになると、これは相当影響があるでしょうね。前々から言っているように、カープにはここ数年主力にベテランがおらず、なかなかチームがまとまらなかったのですが、黒田さんと新井さんの存在は、間違いなくチームをひとつにまとめました。今年は新井さんはいますが、タナキクマルを筆頭に、かなり選手が大人にならないと、例えば負けが込んだりチームが苦しい時に、ずるずる行ってしまう可能性は十分にあります。
☆打てない時にどうするか。勝てなくなった時に、どうするか。その辺でチームの精神力が試される。昨年はそういう意味では、首脳陣がうまくプレッシャーのかからないようにチームを持っていき、余裕のある戦い方ができましたが、ペナントレースが接戦になった時、果たして昨年のように優勝できるのかどうか。
☆その辺は、チームが成長したかどうかに懸かってくると思います。
☆さてお次は、サード争い。
◇ペーニャ“来日1号”両打ち助っ人まずは左のスイッチ入った デイリースポーツ 2017.3.1
「練習試合、広島12-7サムスン」(28日、コザしんきんスタジアム)
広島の新外国人、ラミロ・ペーニャ内野手(31)が、“来日1号”を放った。四回、松山の一発に続き、2者連続本塁打となるソロを右翼席へ。まずは左打席でのパンチ力を証明した。
「入団会見でも言ったけど、僕はホームランバッターじゃないんだ」。そう言って謙そんしたが、打った瞬間、誰もが本塁打を確信した。高いミート力に加え、柵越えできるパワー。チームにとって大きな武器になる。
2月上旬に獲得が発表され、チームに合流したのは中旬の第4クール。遅れを取り戻そうと急ピッチで進めた調整は、順調に進む。沖縄では4試合に出場した。試合勘も問題なく、打撃状態は上昇カーブを描いている。
実力を発揮するためには、チームから信頼を得るのも重要な要素だ。「アメリカでは週に1度くらい」というベースランニングは、日本では毎日のように行われる。「みんなに溶け込まないといけないからね」。日本流の練習にも手を抜かない。チームメートとの一体感は、日を追うごとに高まってきた。
「左打席の感覚を右打席でも出していきたい」。連覇を狙うシーズンの開幕まであと1カ月。両打ちの正三塁手筆頭候補が、最高の形で今キャンプ最後の実戦を締めくくった。
☆ペーニャがオープン戦でそこそこの成績を残せば、ペーニャを使うんでしょうか。
◇広島ペーニャ 左打席で実戦初アーチ 正三塁手争いし烈 スポニチアネックス 3/1(水) 7:00配信
◇練習試合 広島12―7韓国・サムスン(2017年2月28日 コザしんきん)
沖縄キャンプ最後の実戦となる韓国・サムスンとの練習試合で、広島の新外国人・ペーニャが実戦初アーチ。左打席から140キロ直球を右越えへ運んで「甘い球を捉えることができた。甘い球を振り切れば長打が出ることを示せた」と振り返った。
正三塁手を爭う安部も3安打をマーク。WBC代表の菊池、田中らが不在で遊撃や二塁での出場機会も増えているが「チャンスなので、どこで出ようと自分ができることをやろうと心掛けている」と話した。
☆いやいや、安部ちゃんもいいんですよね。
◇安部が3安打 5試合驚異の打率・550 超激化!正三塁手争い デイリースポーツ 2017.3.1
「練習試合、広島12-7サムスン」(28日、コザしんきんスタジアム)
広島の安部友裕内野手(27)が28日、3安打を放ち今キャンプの実戦を終えた。初回、三回に右前打を放つと、五回には中前にはじき返した。対外試合5試合の成績は20打数11安打で、打率・550を記録した。
三塁のレギュラー獲得へ向け、はずみをつけた。キャンプ初日の打撃練習から、速球に打ち負けない打撃を心がけてきた。「甘い球を全部、スイングできた。結果が出て素直にうれしい」。成果を示した打席に自然と表情は崩れた。
ペーニャの“来日1号”に勝るとも劣らない打撃は、首脳陣に大きなインパクトを与えた。3月からはオープン戦が本格化する。自身もここからが正念場。「アピールして結果を残したい」と前を見据えた。
☆昨年も内容の濃い打席の多かった安部ですが、今年はさらにレベルアップしている印象。ペーニャの場合、外国人枠との兼ね合いもありますが、純粋にどちらをサードで使うか、となると、う~ん、これは相当悩むことになりそう。K.Oも正直、どちらがいい、とは言えません。
☆また西川くん、下水流も目立ってますし、堂林くんも頑張ってるし、庄司や土生も、そこそこ結果を出しています。この辺の選手が1軍の試合で使われた時にきちんと結果を出せるかどうかは、チームの優勝を左右する、と言っていい。昨年もそうでしたからね。
☆ピッチャーも、どれだけ新しいピッチャーが出てくるか。
◇広島D1・加藤、開幕ローテへ3回0封!実戦4試合で9回無失点 サンケイスポーツ 3/1(水) 7:00配信
(練習試合、広島12-7サムスン、28日、沖縄市)
広島のドラフト1位・加藤拓也投手(22)=慶大=が28日、韓国サムスンとの練習試合(コザしんきん)に2番手で登板。3回1安打無失点と好投した。今キャンプでは実戦4試合で9回無失点と安定したパフォーマンス。緒方孝市監督(48)は開幕ローテーション入りを期待した。
沖縄での2次キャンプ最後の対外試合で、ドラ1、加藤が韓国の雄・サムスンをゼロ封。開幕ローテ入りに前進した。
「前回は浮き足だっていたけれど、今回は落ち着いて投げることができました。自分のフォームで投げることができて、良かったです」
0-3の四回から2番手でマウンドへ。一死から中前打を浴びたが、二盗を試みて飛び出した一走を仕留めて、冷静さを取り戻した。その後は最速147キロの直球、スライダー、カーブ、フォークを四隅に散らして、3回1安打無失点。課題の制球も3イニング目の六回に1四球与えたのみ。成長した姿をみせた。
投げるたびに評価はうなぎのぼりだ。2月14日、19日の紅白戦、前回24日のロッテとの練習試合は、いずれも2回無失点。実戦計4試合で9回無失点と“完封”だ。
黒田が引退し、開幕投手候補のジョンソン、野村に次ぐ先発投手の台頭は急務。大瀬良が右脇腹の違和感、福井も背中の張りで離脱した中、加藤の存在が際立つ。開幕ローテ入りについて、緒方監督は「そこを目指して頑張ってくれたら」と大きな期待を寄せた。
「けがもなかったのでいいキャンプができたと思います」と加藤。キャンプの最後の関門を突破し、さらなるステージへ進む。
☆今村くんが「自分を持ってる」と褒めてましたが、精神的にちょっとのことでは動じないんでしょうね。制球を乱しても、大崩れしない。
☆いやいや、床田くんにもまだまだチャンスはあるし、これからはオープン戦が勝負の場になります。オープン戦で抜群のピッチングを見せれば、首脳陣も使わざるを得ない。
☆まだまだ試合で結果を出せていない選手もいます。試合で結果を出すには、何が必要なのか、今の自分に、何が足りないのか。技術だけではなく、人間ですから、心や体も大事になってきます。
☆プロの選手ですから。そして、日本一を目指すチームですから。まずはオープン戦で、勝負して下さい。
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source : K.Oのカープ・ブログ。