2017年3月11日土曜日
'17 WBC 1次ラウンド B組 日本 対 中国(東京ドーム)。
◇スタメン
【日本】
① 6 田中(C)
② 4 菊池(C)
③ D 山田(S)
④ 7 筒香(De)
⑤ 3 中田(F)
⑥ 8 鈴木(C)
⑦ 9 平田(D)
⑧ 5 松田(H)
⑨ 2 小林(G)
先発 武田(H)
【中国】
① 3 チュ・フジャ
② 6 ジョイ・ウォン
③ 5 レイ・チャン
④ D ナ・チュワン
⑤ 7 ヤン・シュンイ
⑥ 8 ル・チェンホン
⑦ 2 ワン・ウェイ
⑧ 9 シュ・グイウェン
⑨ 4 トゥ・シャオレイ
先発 ガン・チュエン
(中)1回表
先頭①チュ フジャ 1球目を打ってライト前ヒット
無死1塁
②ジョイ ウォン 1球目を打ってショートゴロ、ランナー2塁へ。
1死2塁
③レイ チャン 4球目を打ってセンターフライ、ランナー3塁へ。
2死3塁
④ナ チュワン カウント3-2から見逃し三振、この回無失点。
(日)1回裏
先頭①田中(C) 4球目を打ってセンター前ヒット
無死1塁
②菊池(C) カウント3-2から三振
1死1塁
③山田の時、田中盗塁、キャッチャー送球エラー、田中は3塁へ。
1死3塁
③山田(S) 4球目をライトへ先制の犠牲フライ 日本先制、日1-0中。
2死
④筒香(De) 2球目を打ってライト前ヒット
2死1塁
⑤中田(F) 5球目を打ってライトフライ、この回1点。
(中)2回表
⑤ヤン シュンイカウント3-2から三振、⑥ル チェンホン2球目を打ってセカンドゴロ、⑦ワン ウェイカウント1-2から三振、この回三者凡退、無失点。
(日)2回裏
⑥鈴木(C)カウント3-2から三振、⑦平田(D)3球目を打ってセンターフライ
2死
⑧松田(H) 1球目を打ってレフト前ヒット
2死1塁
⑨小林(G) 3球目を打ってレフトスタンドへ2ランホームラン 日3-0中。
2死
①田中(C) 5球目を打ってサードファウルフライ、この回2点。
(中)3回表
先頭⑧シュ グイウェン 6球目を打ってレフト前ヒット
無死1塁
⑨トゥー シャオレイ 3球目を打ってライトフライ
1死1塁
①チュ フジャの時、1塁ランナーシュ グイウェン牽制アウト
2死
①チュ フジャ カウント3-2から四球
2死1塁
②ジョイ ウォン 2球目を打ってセンター前ヒット
2死1・2塁
③レイ チャン 2球目を打ってライト前タイムリーヒット、日3-1中、1塁ランナー3塁へ。
2死1・3塁
④ナ チュワン 2球目を打ってショートゴロ、この回1失点。
(日)3回裏
②菊池(C) 2球目を打ってセンターフライ
1死
③山田(S) カウント3-2から四球
1死1塁
④筒香(De) 4球目を打ってショートゴロ
2死1塁
⑤中田(F) 2球目を打ってレフトスタンドへ2ランホームラン 日5-1中。
2死
⑥鈴木(C) 7球目を打ってレフトフライ、この回2点。
(中)4回表、投手藤浪(T)。
⑤ヤン シュンイ1球目を打ってセカンドフライ、⑥ル チェンホン1球目をマウンド付近にセーフティーバントするもピッチャーゴロ
2死
⑦ワン ウェイ カウント1-2から死球
2死1塁
⑧シュ グイウェン カウント3-0から四球
2死1・2塁
⑨トゥー シャオレイ カウント0-2から三振、この回無失点。
(日)4回裏、投手モン ウェイチャン(中)。キャッチャーリ ニン。
⑦平田(D)6球目を打ってショートゴロ、⑧松田(H)2球目を打ってサードゴロ、⑨小林の代打内川(H)3球目を打ってファーストゴロ、この回三者凡退、無得点。
(中)5回表、⑤中田に代わりキャッチャー大野(F)、⑨小林の代打内川(H)そのままファースト。
①チュ フジャカウント1-2から三振、②ジョイ ウォンカウント2-2から三振、③レイ チャンカウント0-2から見逃し三振、この回三者三振、無失点。
(日)5回裏
先頭①田中(C) カウント3-1から四球
無死1塁
②菊池(C)2球目を打ってセカンドゴロゲッツー、③山田(S)5球目を打ってサードゴロ、この回無得点。
(中)6回表、投手増井(F)。
④ナ チュワン 1球目を打ってピッチャーゴロ
1死
⑤ヤン シュンイ 5球目を打ってライト前ヒット
1死1塁
⑥ル チェンホン2球目を打ってサードゴロ、⑦リ ニン1球目を打ってファーストゴロ、この回無失点。
(日)6回裏
④筒香(De)3球目を打ってファーストゴロ、⑤大野(F)カウント3-2から三振、⑥鈴木(C)カウント1-2から三振、この回三者凡退、無得点。
(中)7回表、投手松井裕(E)。④筒香に代わりセンター秋山(L)、センター鈴木がライト、ライト平田がレフト。
⑧シュ グイウェンカウント2-2から三振、⑨トゥー シャオレイカウント2-2から三振、①チュ フジャカウント0-2から三振、この回三者三振、無失点。
(日)7回裏
先頭⑦平田(D) カウント3-2から四球
無死1塁
⑧松田(H) 5球目を打ってショートゴロ、2塁ホースアウト、セカンドの送球エラーによりバッターランナー松田は2塁へ。
1死2塁
⑨内川(H) 2球目を打ってセンターフライ
2死2塁
①田中(C) 5球目を打ってセカンド内野安打
2死1・3塁
②菊池の時、1塁ランナー田中盗塁
2死2・3塁
②菊池(C) 3球目を打ってショートへタイムリー内野安打 日6-1中、さらに2塁ランナー田中もショートの送球エラーによりホームイン 日7-1中、バッターランナー菊池は2塁へ。
2死2塁
③山田(S) 3球目を打ってライトフライ、この回2点。
(中)8回表、投手平野(B)。
②ジョイ ウォンカウント1-2から三振、③レイ チャン2球目を打ってサードゴロ、④ナ チュワンカウント0-2から三振、この回三者凡退、無失点。
(日)8回裏、投手クゥン ハイチョン(中)。
先頭④秋山(L) 2球目を打ってレフト前ヒット
無死1塁
⑤大野(F) 3球目を打ってセカンドゴロ
1死1塁、投手チェン クン(中)。
⑥鈴木(C)6球目を打ってセンターフライ、⑦平田(D)カウント1-2から三振、この回無得点。
(中)9回表、投手秋吉(S)。
⑤ヤン シュンイ7球目を打ってショートライナー、⑥ル チェンホン2球目を打ってレフトフライ、⑦リ ニン3球目を打ってファーストゴロ、この回三者凡退、無失点、ゲームセット(/--)/
3/10(金)19:00 1次ラウンド B組 東京ドーム
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 安
中 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 5
日 1 2 2 0 0 0 2 0 X 7 8
勝 武田 1勝0敗
敗 ガン・チュエン 0勝1敗
ホームラン 小林1号(2回裏2ラン)、中田2号(3回裏2ラン)
【中】ガン・チュエン、モン・ウェイチャン、クゥン・ハイチョン、チェン・クン - ワン・ウェイ、リ・ニン
【日】武田(H)、藤浪(T)、増井(F)、松井(E)、平野(B)、秋吉(S) - 小林(G)、大野(F)
【中国】
打率 打 安 点
① 3 チュ・フジャ
.222 3 1 0
② 6 ジョイ・ウォン
.200 4 1 0
③ 5 レイ・チャン
.167 4 1 1
④ D ナ・チュワン
.000 4 0 0
⑤ 7 ヤン・シュンイ
.182 4 1 0
⑥ 8 ル・チェンホン
.000 4 0 0
⑦ 2 ワン・ウェイ
.000 1 0 0
2 リ・ニン
.333 2 0 0
⑧ 9 シュ・グイウェン
.200 2 1 0
⑨ 4 トゥ・シャオレイ
.125 3 0 0
合計 .161 31 5 1
【日本】
打率 打 安 点
① 6 田中(C) .667 3 2 0
② 4 菊池(C) .308 4 1 1
③ D 山田(S) .167 2 0 1
④7筒香(De) .364 3 1 0
8 秋山(L) 1.000 1 1 0
⑤ 3 中田(F) .250 2 1 2
2 大野(F) .000 2 0 0
⑥89鈴木(C) .200 4 0 0
⑦97平田(D) .000 3 0 0
⑧ 5 松田(H) .545 3 1 0
⑨ 2 小林(G) .500 1 1 2
打 3 内川(H) .000 2 0 0
合計 .267 30 8 6
【中国】
回 球 安 三 四 失
ガン・チュエン
3 62 5 2 1 5
モン・ウェイチャン
4 62 2 2 2 2
クゥン・ハイチョン
1/3 5 1 0 0 0
チェン・クン
2/3 9 0 1 0 0
【日本】
回 球 安 三 四 失
武田(H) 3 47 4 3 1 1
藤浪(T) 2 30 0 4 2 0
増井(F) 1 9 1 0 0 0
松井(E) 1 14 0 3 0 0
平野(B) 1 9 0 2 0 0
秋吉(S) 1 12 0 0 0 0
◇侍全勝で2次R12日オランダ戦 1次MVP筒香 日刊スポーツ 3/10(金) 21:50配信
<WBC:日本7-1中国>◇1次ラウンドB組◇10日◇東京ドーム
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で既に1次リーグB組1位通過を決めている侍ジャパンは10日、同最終戦となる中国を7-1で下し3戦全勝で2次リーグ(12日開幕)にコマを進めた。
1次ラウンドMVPはキューバ戦、オーストラリア戦で2試合連続本塁打を放った筒香嘉智が選ばれた。
この日は理想的な試合運びで得点を奪った。初回、今大会初めて3番に入った山田哲人の右犠飛で先制。2回には小林誠司の2ラン、3回には中田翔の2試合連続アーチとなる2号2ランで着実に加点した。4点リードで迎えた7回にも足を絡め、菊池涼介の内野安打でダメ押しの2点を奪った。また、藤浪、松井、秋山らここ2試合で出場機会のなかった選手も登場させる余裕も見せた。
2次リーグE組は東京ドームで行われる。日本は12日にオランダ(1次リーグA組2位)と初戦。オランダには、ヤクルトのバレンティンや昨季オールスターにも出場したレッドソックスのザンダー・ボガーツ内野手、昨季25本塁打を放ったオリオールズのジョナサン・スクープ内野手らメジャーリーガーもおり、日本は2大会ぶり世界一奪還に向け強豪との対戦が続いていく。
☆いやいや、全勝突破は初めてだそうで。小久保監督と、筒香選手の、一問一答。
◇小久保監督「これだけの本塁打は想定外」 日本vs.中国の試合後会見 スポーツナビ 2017/3/10 23:55
第4回ワールド・ベースボール・クラシックの日本代表は10日、1次ラウンドB組第3戦となる中国戦に7対1と勝利した。これで3連勝とし、1次ラウンド1位通過を決めた。試合後、日本からは小久保裕紀監督、筒香嘉智、中国からはマクラーレン監督が会見に出席し、試合を振り返った。
◆「投手陣はある程度形が見えてきた」
以下は小久保監督の一問一答
――今日の試合を振り返って?
順位が決まってからの試合だったのでちょっと入りが難しかったが、オーダーを入れ替えて、休ませる選手は休ませて、ピッチャーにしても投げていない投手を投げさせた。その中でも、しっかりといい働きをしてくれたと思います。
――1次ラウンド3試合を総括した上で投手を含めた守備面の収穫は?
投手陣がある程度、形が見えてきた。しっかりとピッチャーがいい状態になったというのが一番の収穫。そして大きいのが、やっぱりキャッチャーの小林(誠司)ですね。本人はまだ慣れないと言っていますが、非常に落ち着いてリードしている。バッテリーが非常に良かった。あと、内野では菊池(涼介)がさすがだなというプレーが多々見られたと思います。
――攻撃面を振り返って?
筒香のダメ押しのホームランもありましたし、正直、これだけホームランが出るとは思っていなくて少し想定外のところはありましたけど、中田(翔)に今日も1発出た。これから厳しい戦いに入って行くので、その中で好調な選手はキープしてほしいと思います。
――1次ラウンドMVPの4番・筒香のここまでの働きは?
4番にはサインはない、しっかりとランナーを還してくれと、このWBCに入る前に本人には伝えていた。その通りの活躍をしてくれたなと思います。
◆「予備登録の入れ替えはしない」
――2次ラウンドへ向けて何が大事になってくるでしょうか?
やっぱり先発ピッチャーでしょうね。次は(球数制限が)80球になるので。ある程度5回ぐらいまでというイメージにはなると思いますので、その後のつなぎも大事になってくると思います。
――2次ラウンドへ向けて先発陣を代える考えはありますか?
武田(翔太)が今日投げて、次に投げるところまでは頭が回っていない。まずはオランダ戦に向けて準備したいと思います。
――今大会の3試合の中で小林選手の成長は?
肩の強さは誰もが認めるところだったと思うんですけど、昨年の強化試合から含めて、彼のキャッチャーとしての振る舞いを含めて、彼を中心で行こうというところで落ち着いた。まぁ、ホームランを打つのはまったくの予定外のことですけど、うれしいことですね。
――今日2番手で登板した藤浪投手の評価と今後の起用法は?
そんなに暴れることなく投げた。少しストレートが抜けた感じはありましたけど、あれも持ち味の一つ。起用法はこれから考えます。
――確認ですが、2次リーグへ向けて指名投手・予備登録枠を活用した選手の入れ替えは?
ずっと申し上げているように故障以外の入れ替えはしない。故障者がいないので入れ替えはありません。
◆筒香「勝ちに貢献するだけ」
1次ラウンド3試合で11打数4安打2本塁打5打点、打率3割6分4厘の成績でB組MVPに輝いた筒香嘉智の一問一答
――この3試合を振り返って、自身のバッティングについては?
結果は出ましたけど、これから厳しい戦いが続いて行くと思いますので、もう1次ラウンドは終わったので、次の戦いに向けて準備をしたいです。
――先制タイムリーに加えてホームランが2本出たことについては?
順調にここまで来ることができましたし、自分の感覚的にはだんだん良くなってきているなという感じです。
――4番の筒香選手から見て日本打線の強みは?
これだけすごい選手の集まりです。走れる選手もたくさんいるし、長打を打てる打者もたくさんいる。点を取るのはなかなか難しいですけど、全員がひとつになって相手に立ち向かっていけば、いい試合ができるんじゃないかなと思います。
――これまでの試合と違ってWBCの大舞台での打席は違ったか?
僕の中で試合に大小を付けるという感覚があまりないので、どの試合も変わらずという感覚です。
――2次ラウンド以降の戦いに向けて?
侍ジャパンのチームが勝つことが一番ですので、ただ勝ちに貢献する、それだけです。
☆戦前には、メンバーがどうだの、采配がどうだのと、いろいろ声が出てましたが、K.Oは十分戦えるメンバーだと思いますよ。
◇「リザーブ侍」たちの献身があってこその快進撃。日本がWBC3連勝 webスポルティーバ 3/11(土) 12:01配信
「僕はこういうところで結果を出さないといけないですし、そういう役割なので。準備だけはしっかりしたいと思います」
田中広輔はそう言い残して、報道陣が群がるミックスゾーンをあとにした。WBCではキューバ戦、オーストラリア戦ともに出番なし。3戦目にしてようやく巡ってきた出場機会は「1番・遊撃手」という重要なポジションだった。
すでに1次ラウンドの1位通過を決めた消化試合とはいえ、チームとしては12日から始まる2次ラウンドに向けて弾みをつけたい試合でもあった。そんな中国戦で田中は素晴らしいパフォーマンスを見せつけた。
1回表の守備では、無死一塁からヒットエンドランを仕掛けてきた中国打線に対し、逆をつかれながらも落ち着いてゴロを処理。ピンチの芽を摘むと、1回裏の攻撃では先頭打者として投手の足元を抜く安打を放って出塁した。
「1番打者ですし、チームに勢いを与えられるような打撃をしたいと思って、初回入ったので、そういったなかでヒットを打てたのでよかったです」
さらに2番・菊池涼介の打席ではスチールを敢行。捕手・王偉(ワン・ウェイ)の悪送球もあって三塁に進むと、3番・山田哲人の浅いライトフライでタッチアップ。好判断で貴重な先制点をもたらした。
「最初は行かないつもりだったんですけど、(ライトが)伸びて捕ったので、これは行けると思って行きました。(三塁コーチャーの)大西さん(崇之コーチ)も行けと、ゴーサインも出ましたので」
キューバ戦、オーストラリア戦の2試合で計22安打を放った侍ジャパンは、スタメン9人全員が安打を記録しており、今のところ短期決戦にありがちな「ブレーキ」の選手は見当たらない。それだけにベンチに控える選手にとって、いつ来るかわからない出番に備えることは至難の業だろう。まして、侍ジャパンに選出されている選手はみな、所属先では主力に君臨しているのだから。
中国戦で7番・右翼手としてスタメン起用された平田良介は、キューバ戦で守備固めとして起用されたものの、打席に入るのはこの日が初めてだった。
「プレーボールからしっかりゲームに入っていこうと思っていました。絶対に緊張していると思ったので、初球から思い切り振って、緊張を解こうと」
その言葉通り、平田は第1打席のファーストストライクから豪快にフルスイングして、場内をどよめかせた。結果的にこの日はヒットこそ出なかったが、「感触としては悪くなかった」と振り返る。
そして、この日の平田は守備で「らしさ」を見せた。3回表、無死一塁の場面で9番・杜暁磊(トゥ・シャオレイ)が放ったライトへのフライに対して、平田はグラブを持った左腕を高く上げ、抜かれるような仕草を見せた。
「(一塁)ランナーが飛び出したので、うまいこと引っかけられたと思った」
平田の左腕を上げる動作はダミーであり、平凡なフライを捕球した平田は、一塁に向かって大遠投。一塁手・中田翔の足がベースから離れたため併殺とはならなかったが、トリッキーかつ豪快なプレーで場内を大いに沸かせた。
平田にとって、スタメンで出るか、ベンチに控えるかは大きな問題ではないという。
「スタメンだろうとベンチだろうと、変わらず準備をしっかりしていたので、試合に問題なく入っていけました。国際大会ではスタメンもベンチも関係ない。ベンチで試合を見て感じることもありますし、常に試合に集中していれば、試合の疲れはベンチでもありますからね」
勝負強いだけでなく、チーム打撃も厭わない平田の存在は、今後よりクローズアップされていくかもしれない。
中国戦の8回裏にようやく「初打席」を迎えたのは、パ・リーグを代表するアベレージヒッターである秋山翔吾だった。秋山はファーストストライクをきっちりとらえ、レフト前に運ぶ安打を放ってみせた。
「(1次リーグの)順位も決まっていましたし、試合に出た時もすでに点を取ってくれていたので、そんなにピリピリした場面ではありませんでした。もっと緊張する場面でやらなきゃいけないんだなと想定してやっていました。まず1本(ヒットが)出たのと、守備にもつけて景色を見られた。出させてもらって、ありがたかったですね」
秋山は強化試合で足に死球を受けた影響が尾を引き、3月6日の全体練習を欠席している。万全ではないなかでWBCを戦っているが、それを言い訳にするつもりはない。
「シーズン中も全力でできることばかりじゃないですし、なるべく早くいい状態に治ってくれたらいいなと。あと、いきなりパッと力が入った時にケガをしないように、いろんな準備をしながら試合に入れるようにしたいです」
5日の強化試合・オリックス戦で9回二死から代打起用され、勝ち越しの2点適時三塁打を放った打撃を本戦でも披露すべく、秋山は絶えず準備を整えている。
正捕手の小林誠司に代打が出た関係で、5回表からマスクを被ったのは大野奨太だった。マウンドには前のイニングから藤浪晋太郎が上がっており、捕手として試合途中から投手をリードする難しさを感じてもおかしくない場面だった。
「初めて試合に出る機会だったのでド緊張したんですけど、アドレナリンを出しながら入っていきました」
すると、前のイニングではストレートが抜けるなど荒れていた藤浪に対して、比較的コントロールできていたカットボールを中心に要求。見事な手綱さばきで三者連続三振という結果を引き出した。
「(ブルペンで)何回か受けさせてもらっているので、藤浪のいい球を出しながらやっていました。カットボールは主になるボールだと思っていましたし、そのなかでツーシームを使ったり、真っすぐを使ったりバランスよく投げさせれば抑えられるだろうと。普段はどうかわかりませんが、今のボールに対する藤浪は、それが合っていると思いました」
今大会は戦前に不安視されていた捕手陣のなかから、小林が正捕手として目覚ましい活躍を見せている。必然的にリザーブとなる大野や炭谷銀仁朗の出番は限られるが、大野は「誰が出てもいい」と断言する。
「僕も銀仁朗も誠司を助けられることがあればやっていきたいと思うし、キャッチャーにしかわからない部分も多いので。それを3人で協力しながらやっていけたらいいなと思っています」
試合中も3人で密にコミュニケーションを取り合い、情報を共有しているという。
1次リーグを3連勝と、これ以上ない好スタートを切った侍ジャパン。その快進撃の裏では、プロとして当たり前のように準備を重ね、献身的にチームに尽くす男たちの存在があった。
☆WBCの日本代表に選ばれた以上、その選ばれた選手が、ベストを尽くそうとしないはずがない。野球選手というのは、て言うかどのスポーツでもそうだと思いますが、プロスポーツ選手というのは、そういうものだと思います。
☆戦う前から、今回のメンバーでは力不足だの何だのと批判をするのは、戦意を削ぎ落とすことはあっても、決して力になんかならない。選ぶのは、我々ファンじゃない。選ばれた以上、その選ばれた選手を応援すればいいだけの話。
◇一次ラウンドの“MVP”筒香「ただ勝ちに貢献する、それだけ」 ベースボールキング 3/11(土) 0:05配信
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で王座奪還を目指す侍ジャパンは10日、プールBの最終戦で中国代表と対戦。すでにプールBの首位通過を決めていた日本が、中田翔や小林誠司の本塁打で7-1の勝利を収め、1次ラウンドを3連勝という最高の形で締めくくった。
試合後、今大会の1次ラウンド(プールB)を通したMVPが発表され、同ラウンド3試合で打率.364、2本塁打、5打点と「不動の4番」として存在感を示した筒香嘉智が選ばれた。
その筒香について、小久保裕紀監督は「4番にはサインはない。しっかりランナー返してくれとWBC前に本人には伝えた。その通りの活躍をしてくれたと思う」と称賛。キューバ戦、オーストラリア戦ともに、追加点が欲しいところで本塁打を放ち、4番の役割を果たした。
特にオーストラリア戦で放った本塁打は圧巻。稲葉篤紀コーチが「あそこできれないのは凄い」と振り返った本塁打は、左腕・ケネディが投じたチェンジアップに「反応で打った(稲葉コーチ)」もの。おそらく狙ったボールではないと振り返った同コーチは「あっ、と思ってもとらえられる。それが彼の凄さ」と賛辞を惜しまない。
筒香は自身の状態について「順調にここまで来ることができた。自分の感覚的にはだんだん良くなってきている」と手ごたえを感じている様子。しかし、「結果はでたが、これから厳しい戦いが続いていく。1次ラウンドは終わったので次の戦いに向けて準備していきたい」と語り、オランダやイスラエルといった難敵と対峙する2次ラウンドを見据えた。
今後に向けて大事なことを問われた侍の主砲は、力強くシンプルなメッセージを残した。
「侍ジャパンが勝つことが一番。ただ勝ちに貢献する。それだけです」
☆先程のコメントにもあったように、筒香にはちゃんと、他の代表選手に対するリスペクトがある。それだけでも、彼の人間性のすばらしさは表れているし、こういう選手が代表で活躍できるんだと思います。
☆その後ろの、中田。
◇【WBC】2戦連発の侍・中田、苦手の蘭バンデンに“頭”で挑む「データたたき込む」 Full-Count 3/11(土) 0:14配信
◆12日の2次R初戦、先発予想されるソフトBバンデンハークに昨季8打数1安打
侍ジャパン・中田翔内野手(日本ハム)が10日、WBC・1次ラウンド(R)B組の中国戦(東京ドーム)で2試合連続弾を放った。2点リードの2回2死一塁、左翼スタンドギリギリへ運び、1次R3連勝へ導いた。
またも価値ある一発を放った。3点リードから2点差に迫られた直後の打席だった。
「本当に追加点が早く欲しかった。いってくれ、と願っていた。これだけの声援を受けて、勇気づけられている。(2回に2ランを放った)小林がいい所で打ってくれた。いい流れに乗っていけた」
東京ドームを埋めるファンの大歓声を力に変え、中国の息の根を止める一撃となった。
今大会では4番・筒香嘉智の後の5番を任されている。「頼れる打者」という後輩スラッガーの後を打つことが、結果につながっている。
「変にプレッシャーを感じることもないし、楽に打たせてもらっている。打席では自分のスイングだけを心がけている。自分の良さを出せているのが結果につながっている」と、うなずいた。
1次RのB組1位で、12日にA組2位のオランダと対戦する。相手先発は昨年8打数1安打と苦しんだバンデンハーク(ソフトバンク)と予想されている。
「感覚はあるが、いい投手に変わりはない。簡単には打たせてくれない。(東京ラウンドで)誰がどう見ても一番いい投手。データを頭にたたきこんでいきたい」
1次Rは打率.250、2本塁打、3打点。このラウンドでのMVPは筒香に譲ったが、「絶好調とは言えないが、自分のスイングはできていると思う」という中田翔も、十分頼れる打者だ。
☆ピッチャーも人間、バッターも人間。試合当日に向け、いい準備ができた方が勝つと思います。
☆小林は、一発も打ちましたね。
◇侍J小林、2回に完璧な2ラン「2次Rからはしっかりバントを決めていきたい」 ベースボールチャンネル 3/10(金) 22:47配信
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のプールBの1次ラウンド最終戦である侍ジャパン対中国代表が10日に東京ドームで行われ、侍ジャパンが7対1で勝利した。この試合の2回に本塁打を放ち、チームに流れを呼び込んだのが、読売ジャイアンツの小林誠司だ。
「2ボールでバッティングカウントだったので、思い切って行こうと思っていました」と試合後のインタビューで語った小林誠司。中国の先発のガン・チュエンのストレートを振り抜き、完璧な弾道でスタンドまで運んだ。
しかし、本塁打を打つのは小林の仕事ではないようだ。「自分としては自分の仕事をするだけだと思っているので、2次ラウンドからはしっかりバントを決められるようにやっていきたいと思っています」と答え、観客を和ませた。
しかし、初戦は3打数2安打1打点、2戦目は2打数0安打も2犠打、そしてこの日が1打数1安打1打点と、1次ラウンドの3試合で6打数3安打としっかり打撃でも結果を残している。この調子の良さを2次ラウンドで、ホーム球場でもある東京ドームで維持できれば、侍ジャパンの勝利の可能性はぐっと近くなるだろう。
最後に「世界一に向けて負けられる試合はないので、チームが一丸となって、ファンの皆さんと一緒に世界一を掴み取りたい」と抱負を語った小林。侍ジャパンの命運を握っている小林の活躍に期待がかかる。
☆指名打者制でピッチャーは打席に入らないので、打線のつながり、ということで言えば、バントは重要。スコアリングポジションにランナーを進めて、9番から上位へとつながるかどうかは、小林のバントに懸かっています。
☆一方、投手陣。
◇侍武田「ボールの質よかった」3回1失点次回も先発 日刊スポーツ 3/10(金) 23:41配信
<WBC:日本7-1中国>◇1次ラウンドB組◇10日◇東京ドーム
侍ジャパンの武田翔太投手(23)が中国戦に先発し、3回を1失点に抑えた。白星を手にし、チームを1次ラウンド3連勝へと導いた。3回には3安打を許し、1点を失ったが、大崩れせず。「少し緊張したけど、ボールの質はよかったと思う」と、笑みを浮かべた。
この日は47球で降板。ルール上は中1日で12日の2次ラウンド初戦となるオランダ戦から登板が可能だが、小久保監督は「中(継ぎ)では考えていない」と話しており、次回登板も先発で起用されることになりそうだ。
☆継いだ藤浪くんも、2回を無失点。
◇侍藤浪4連続K!2回0封も四死球「よくなかった」 日刊スポーツ 3/11(土) 0:20配信
<WBC:日本7-1中国>◇1次ラウンドB組◇10日◇東京ドーム
侍ジャパンの藤浪晋太郎投手(22)が4者連続三振を奪うなど2イニングを無安打無失点に抑えた。
4回から2番手としてWBC初のマウンドに上がると、2死から死球、四球と大荒れ気配。ところが変化球主体の配球に切り替えると、そこから4者連続三振と一変した。
藤浪は「死球と四球は良くなかったですけど、球自体は悪いとは思わなかった。力んだので、その辺はしっかりとやりたい」と話した。
☆さらに。
◇侍J最年少・松井が圧巻投球…三者連続三振に「強化試合から調子良かった」 ベースボールキング 3/10(金) 23:20配信
侍ジャパン最年少の左腕が圧巻の投球で中国打線をねじ伏せた。
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で王座奪還を目指す侍ジャパンは10日、1次ラウンド最終戦で中国と対戦。7-1で勝利し、1次ラウンドを全勝で終えた。
4点リードの7回、4番手・松井が今大会初のマウンドに上がった。先頭の8番シュ・グイウェンをカウント2-2から149キロのストレートで空振り三振に仕留めると、9番トゥ・シャオレイは131キロのチェンジアップを振らせる。最後は、1番チュ・フジャを145キロの直球で3球三振に。三者連続三振で中国打線を封じた。
今大会初登板となった松井は「緊張しましたが、嫌な感じの緊張感ではなかった。久しぶりの緊張感でした」と笑顔をのぞかせた。
2015年の『プレミア12』では、準決勝の韓国戦で9回無死満塁の場面で登場し、押し出しの四球と苦い経験をした若侍。「最初、東京ドームにきた時に思い出しました」と話すが、「強化試合から調子が良かったので」と嫌な思い出を拭い去った。
「球のキレも良かったし、低めに投げられた」と手応え。指揮官も「中継ぎ陣は最後まで良いピッチングだったと思います」と満足気だ。
壮行試合、強化試合と課題を残した中継ぎ陣だったが、若侍の活躍もあり、2次ラウンドへ向けて光明が差し込んできた。
☆2人とも、突如崩れるのが心配ではあるのですが、素材的には、世界に通用するピッチャー。
◇<WBC>藤浪、松井裕…三振の山 初登板の救援陣本領 毎日新聞 3/10(金) 23:45配信
○日本7-1中国●
日本の一番の強みを、小久保監督は常々「投手力」と繰り返してきた。2次リーグ進出を決めて迎えた中国戦。WBCのマウンドに初めて立つ救援陣3人が好投し、その言葉を改めて証明した。
まずは四回から2番手で登板した藤浪。四回は2死から連続四死球でピンチを招いたが三振で切り抜け、続く五回はカットボールが決まり3者連続三振に仕留めた。六回を増井が危なげなく抑えると、力強い投球で中継ぎの主役となったのが4番手・松井裕だ。
一昨年秋の国際大会「プレミア12」の準決勝では同じ東京ドームで救援に失敗。「少し思い出したし、久しぶりの実戦で緊張もあった」と先頭打者にこそボールが上ずったが、球威ある直球で空振り三振。次打者は追い込んでからチェンジアップを振らせ、最後は直球で3球三振にねじ伏せた。「しっかり腕を振れた。スライダーでカウントを作れれば怖くない」。強打者が増える2次リーグに向けて大きな収穫を得た。
野手も直前に合流した炭谷を除く全選手がグラウンドに立った。1次リーグの全勝通過を総力戦でつかみ取った意味は大きい。小久保監督も「全部の選手を見極めることができた」と手応えを口にする。世界一奪回に向け、まずは良い内容で第一関門を突破した。【角田直哉】
☆いやいや、松井くんのスライダーは、そうそう打てませんよ。左腕ですから、彼もポイントになりそう。
☆一方、我らが「カープ侍」も活躍(笑)。
◇侍の広島コンビが躍動 田中が好機広げて菊池が適時内野安打 デイリースポーツ 3/10(金) 21:35配信
「WBC・1次リーグB組、日本-中国」(10日、東京ドーム)
広島コンビで貴重な追加点を奪った。
4点リードの日本は七回2死二塁から田中(広島)が二塁内野安打で一、三塁とし、続く菊池(広島)の初球に田中がこの試合2個目となる二盗を決め二、三塁としてチャンスを広げた。
ここで菊池の遊撃内野安打と敵失もあり2点を追加した。
☆誠也くんがちょっと心配ですが、まあ修正してくるでしょう。
☆さて、2次ラウンドへ向けて。
◇「2次ラウンドはベンチの采配が問われる」/西本聖 日刊スポーツ 3/10(金) 23:19配信
<WBC:日本7-1中国>◇1次ラウンドB組◇10日◇東京ドーム
侍ジャパンが無傷の3連勝で2次ラウンド進出を決めた。野球評論家の西本聖氏に中国戦のポイントと2次ラウンドへ向けての課題などを聞いた。
-中国に快勝して3連勝
西本氏 中国とは力の差があったが、3連勝していい流れを作れたのは間違いない。ただ、2次ラウンドを考えれば先発の武田に不安が残った。高めを狙って高めに行ったのなら問題ないが、低めを狙ったボールが高めに抜けていた。予想では2次ラウンド第1戦(12日=対オランダ)は石川、14日の第2戦(対キューバ)は菅野が先発。15日のイスラエル戦に誰を投げさせるか。順番なら武田、あるいは則本だろうが、今日の武田の内容は勝ったけれど15日に向けて不安材料が残った。
-打線は
西本氏 主軸に関しては問題ないが、鈴木と平田が心配。ボール球を振り過ぎ。フォームを崩しているから自分の打撃ができていない。2次ラウンドまであと1日しかないが修正して欲しい。
-2次ラウンドのポイントは
西本氏 1次ラウンドに比べ対戦相手のレベルが一段高くなる。一つのミスが命取りになる。いかに1点を取り、いかに1点を守るか。今まで以上にベンチの采配が問われることになる。2次ラウンドでは球数制限が65球から80球に増える。でも、増えたからといって先発を引っ張り過ぎてもダメ。先発をどこで代えるか-。球数にとらわれ過ぎず勇気を持って早め、早めに代えていくこともポイントになるだろう。
-1次ラウンド3試合を見て使える投手、使えない投手の見極めは
西本氏 先発陣では石川と菅野は大丈夫。武田と則本にやや不安が残ったがダメと言う状態ではない。リリーフでは牧田、秋吉を抑えに使うようだが、2人とも力でねじ伏せるというよりもタイミングを外しながらかわす投球スタイル。外国人にはいないタイプということで小久保監督も抑えで使いたいのだろうが、これからの戦いでは力対力というところもポイントになってくる。三振を取りたい場面で三振を取る、ということを考えれば平野や増井あたりを使う手もあるのかもしれない。
-嶋の離脱で不安視された捕手だが、小林で落ち着いてきた
西本氏 今日の試合で本塁打も打ったし気分的にも乗ってきている。ただ、リードには注文を付けたい。右打者に対して9割が外角という偏った配球。たまに内角にボールが行くと相手打者が飛び避けるシーンを何度か見た。外角球が多いから打者は内角に意識がない。これからの戦いではいかに内角を意識させるかが勝負。配球を変えていくことも必要だろう。オランダ、イスラエルの打者はバットの振りが鋭い。本当の勝負はこれからだ。
☆内角内角と簡単に言いますが、確かに内角を突くことも必要、でも不用意な一発を浴びないことは、もっと重要。内角は「意識させる」ことが大事で、数の問題ではありません。
◇【石井一久の目】大味にならず2次Rへ緊張感と勢い、ロスへの道は打線の奮起必要 スポニチアネックス 3/10(金) 22:39配信
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は10日、東京ドームで第1次ラウンドB組の日本代表が中国と対戦。7―1で勝ち、第1ラウンド初の3連勝を飾った。スポニチ評論家の石井一久氏が侍ジャパン第3戦を分析した。
◇試合結果
中001 000 000|1
侍122 000 20X|7
試合前にも言ったが、中国戦は勝利は当然であって、勝ち方が大事だった。2次ラウンド初戦まで中1日。一番避けたかったのは、2連勝で1位突破を決めていたことで、大味で、だら~とした試合をしてしまうこと。
序盤の3回までに2本の本塁打などで5点。4回以降は2番手の孟偉強に打線が沈黙したが、これは気の緩みではなく、相手投手が良かった。2次ラウンド以降も、好投手に当たれば、試合は膠着(こうちゃく)状態になる。その意味では、7回に相手のミス絡みとはいえ、機動力を使った攻撃で追加点を奪った。5―1のまま試合を終えなかったことで、次のラウンドに緊張感と勢いを持ち込むことができる。
この試合は田中、平田、内川、秋山に打席の機会を与えた。2次ラウンドは、負けている展開なら当然、小林に代打というケースが出てくるので、試合勘を鈍らせないように、5回から5イニング、大野にマスクをかぶらせたのも良かった。
青木は休養的な意味合いで出場しなかったが、打順は3番よりも、つなぎ役の2番の方が適していると、僕は思う。ただ、それには菊池との兼ね合いがある。守備力のある菊池をそのまま2番で起用するなら、9番・青木という選択肢もある。
オランダ、キューバ、イスラエルの順番で対戦する2次ラウンドは、厳しい戦いが予想される。いずれも打撃がいいチームなので、投手陣はある程度の失点は覚悟しないといけないかもしれない。ロサンゼルスへの道を切り開くには、打線の奮起が必要となる。
☆基本的には、昨年カープのやった野球が、日本の野球になると思います。いかに「1点を取る野球」ができるか、「投手を中心とした守りの野球」ができるか、控えも含め、いかにみんなで戦っていけるか。場合によっては誠也くんや平田、内川あたりもチームバッティングが必要になってくるし、足を使う場面も出てきます。山田・坂本あたりも走れるし、筒香・中田らの長打力とうまく織り交ぜて攻撃ができれば、活路は開けると思います。
☆K.Oは2次ラウンドへ行っても、いかに失点を防ぐかがポイントになってくると思います。リザーブの選手の話が先程ありましたが、みんなで知恵を出し合って、どうすれば勝てるのか、考え、それを実行してほしいなと。
☆そのひとりひとりの考えが、チームの中でひとつになっていく。いいチームになりつつあると思いますよ。
▽3/9(木)19:00 東京ドーム
中国 0 - 11 オーストラリア
(8回コールド)
▽3/10(金)12:00 東京ドーム
キューバ 4 - 3 オーストラリア
B組
順 国・地域 勝 負 得 失
① 日本 3 0 22 8
② キューバ 2 1 16 14
③ オースト 1 2 15 8
④ 中国 0 3 1 24
2017年3月10日22時21分更新
日本とキューバが勝ち抜け
日本 キュ オー 中国
日本 ----- 11◯6 4◯1 7◯1
キューバ 6●11 ----- 4◯3 6◯0
オーストラリア1●4 3●4 ----- 11◯0
中国 1●7 0●6 0●11 -----
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source : K.Oのカープ・ブログ。